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今日は、日曜日ということで、日曜特集をお届けしていきたいと思います。
1週間毎日、宇宙の話をするだけの超マニアックなポッドキャストチャンネルですが、
毎日聞いてもちょっと理解できないなぁとか、
あとは、1週間聞ききれなかったっていう人のために、1週間振り返る日曜特集をお届けしていきたいと思います。
今週は結構いろんな話題を触れさせてもらったかなぁと思うので、
こちら楽しんでいただけるんじゃないでしょうか。
そして、発売した書籍、やっぱり宇宙はすごいになんと、
直筆のお手紙をいただいたっていう、なんかそんなね、ちょっと嬉しいお話もあったんで、
合間にお話ししていきたいと思います。
それでは、いきましょう。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1589話目を迎えてます。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になるところからぜひぜひね、聞いていただけたら嬉しいと思います。
はい、ということで、1週間早いですね。
なんかこの間、日曜特集やったような気がするのに、なんかもうかーっていう感じですね。
いやでも、それだけ毎日いろんな宇宙のニュースがあるのも幸せなことだなぁと思うし、
あとなんかわかんないけど、今週めちゃめちゃ疲れてるんですよね。
なんでですか?
火曜日休みだった気がするんだけどなぁ。
どっと疲れましたね。
で、まぁ土日はちょっとね、今日日曜日は2月26日大阪のイベントを登壇させていただいてますんで、
ちょっとね、そちらもあるのでバタバタな1週間がまた続きそうですが、
体調だけ気をつけてポッドゲスト毎日更新していこうかなと思います。
ぜひぜひ楽しみにしておいてください。
はい、ということで、じゃあ早速本題いきましょうか。
ということで、今回は日曜日、日曜特集をお届けしていきたいと思います。
1週間毎日宇宙のニュースを更新している宇宙話ですが、
まぁ1週間の内容で把握しきれなかったところだったり聞けなかったところを総ざらりできる、そんな回になっておりますんで、
まずは日曜日から聞いてみてください。
で、今週は1583話から1588話までお届けさせていただいた、そんな1週間になっていました。
1、2、3、4、5、6ですね。
で、1週間どんなの話したか、まずざっくり振り返っていくと、
月曜日、こちらが去年2ヶ月だけ月が2つになったのは、実は月の破片だったっていうところのお話です。
これは去年の2024年の10月ぐらい、9月10月ぐらいですね。
月が2つ一応あるみたいな、地球の重力にトラップされた状態で存在している天体があるので月が2つだみたいな話題をかっさらった天体が、
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なんと詳細な観測をしてみたら、月と同じ成分を結構持ってるっていうことが分かった。そんなニュースですね。これ面白かったな。
そして、1584話火曜日ですね。こちらは月の巨大渓谷がわずか10分でできた月面グランドキャニオンを一瞬でということで、
こちらはネイチャーコミュニケーションズに掲載されたアメリカの月探査機、月観測衛星が導き出した研究結果ですね。
月の表面にはグランドキャニオンみたいな全長何百キロみたいな渓谷が実はあるんですけど、それが天体の衝突の勢いで、
ブワーって地盤の流れみたいな波紋みたいなのがバーって広がって、それの影響で10分でグニャンって作られたのがグランドキャニオン。
月のグランドキャニオンですね。という感じになっていたと。
ここで渓谷っていう言葉、バレーですよね。谷みたいな。っていうので紹介しましたけど、
実際なんか水がめちゃめちゃ流れてたかっていうよりはその地盤がゆるゆるになって、
なんかこう砂というかそういった地盤の土みたいなのが流れたっていう意味での渓谷なので、
もしかしたらこう地球上での水が流れていく渓谷ととは少し違う感覚として捉えられるんじゃないかなと思うような感じですね。
そして1585話、水曜日。こちら火星と木星の間に大量の隕石の種があるっていうのを、
宇宙の果てを見ようとしているジェームス・エップ宇宙望遠鏡が観測したと。
これ130個ぐらい新しい小惑星見つかって、
昨日とかに小惑星の話しましたけど、そういったのがどんどん見つかってくると、
その小惑星自体を観測して、調査して見えてくる太陽系の歴史もあれば、
これだけの小惑星があるんだったら、過去にこういう太陽系のフェーズがあったんじゃないかみたいな、
そういう話もできるっていうね、なんかかなり面白い流れなのかなと思っておりますので、
こちらも結構注目の研究ですね。
そして1586話、木星の月イオは思ったよりカチカチというので、
地球の成り立ちにつながる大発見があったかもしれない、そんなお話しさせていただきました。
今はね、太陽系の中の衛星です。
惑星の周りを回っている、なので月みたいなものですね。
これに対する注目度、ものすごく上がってます。
理由はNASAが、例えば太陽系の中で、木星の衛星、
ヨーロッパか、ヨーロッパに探査機飛ばして、
ヨーロッパクリッパーのミッションをスタートさせましたし、
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日本のミッションとしてMMXっていうのがあるんですけど、
これは火星の衛星、火星にとっての月にアプローチしていくっていうような感じで、
太陽系の中の月へのアプローチっていうのが、
もちろん僕たちの地球にとっての月に対して降り立っていくっていう流れもそうだけど、
注目度めちゃめちゃ上がってるんですよね。
なのでちょっとここも、イオっていう、
新しくあんまり紹介してこなかった木星の月に対するお話がいろいろできたのは、
結構面白いポイントだったんじゃないかなと思いますね。
そして一昨日、1587話はとうとう僕のフルスですね、
日本のX先天文学の世界を牽引している衛星、クリズム、これがネイチャー論文を発表してきたと。
銀河の塊、銀河団の持つ謎のガスの動きっていうので、
研究内容自体は正直めっちゃ地味なんですよ。
X先天文学の研究って、ガスの動きとか、
そういったのが多かったりするから意外と地味だったりするんですけど、
これは地味ながらやっぱりインパクトの強い研究だったなっていうところで、
かなり面白いポイントだったんじゃないかなと。
僕的には熱量もかなりこもってしゃべれてるから、
これ聞き返すんだったらこれ聞いてほしいかなって感じですね。
そして昨日、昨日はアメリカ版ハヤブサミッション、
オシリスレックスが言ったベンヌが200年後に地球にぶつかるかもしれないっていう話をさせていただいてます。
これはもうね、地球の環境を変えうる超巨大衝突になるっていうリスクがあるんで、
絶対に知っておきたい。
ひまごとか、自分のひまごとか、やしゃごぐらいで関わる可能性があると思ったら、
意外と他人事じゃないなっていうそんな内容なので、
ぜひぜひ聞いてみていただけたら嬉しいですね。
今ざっくり紹介しましたけど、
結構深掘るんだったらどれかなと思うと、やっぱりクリズムの話ですかね。
1587話、金曜日のエピソードです。
バレンタインにフルスの最高の研究を紹介できてよかったですね。
で、これネイチャーに掲載されて、
本当にこれまでの人工衛星の観測、ないしは地上の、
X線って地上で観測できないので人工衛星での観測だけになるんですけど、
これまでの観測では絶対にできなかった、
その性能の壁を超えた測定っていうのが、
本当に花開いた瞬間っていう感じなんですよね。
もちろん発論文ではないので、これまでもいろんな研究出てますけど、
やっぱネイチャーに乗るようなインパクトのあるでかいのが1個残せるっていうのは、
研究チームの成果としてもものすごい良い流れなんですよ。
だからこれまでのエネルギーを分解する能力の30倍とかっていうの性能を持っていて、
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天文学の世界ではこの10倍っていう単位で、
物事が改善したり違いが見れないと、なかなか確かなことが言いづらいっていう、
実はそういう感覚っていうのがあるんですよね。
だからなんか2倍3倍ってでかく感じるじゃないですか。
4倍とかって言われても、なんかうーんみたいな。
業界の人で言うと、ファクターで違うだけだよねみたいな。
ファクターとオーダーっていう言葉があって、
ファクターっていうのは2点いくつとか、
例えば200っていう数字が400になったってなったら2倍じゃないですか。
それだと2倍だからファクターで違うだけじゃんみたいな話をする。
で、その一方でオーダーっていう言葉があって、
オーダーっていうのは0が1個違うとか、
0が1個つくつかないとか2個3個つくぐらいの、
とにかく全然違うよっていう規模の違うものオーダーっていうので、
オーダーで違うんだみたいな、相当でかいよね、相当ちっちゃいよねみたいな、
全然違うねみたいな感覚で話がされる。
もちろんここに統計的なエッセンスが入ってきて、
確かかどうかっていうのはまたどんどん検証が必要にはなってくるんですけど、
それでもそういう会話があって、
特にオーダーでの違いっていうのが出てくると、
研究者たちはおってちょっと目を輝かせるというか、そんな感じですね。
だからなんかこう、
例えば、書籍、やっぱり宇宙はすごいの中でも書いた、
第一章で書いたスーパーフレアとかハイパーフレアとかっていうその基準も、
よくよく見返してもらえればわかると思うんですけど、
太陽の最大規模のフレアの10倍以上大きいもの、これをスーパーフレアと呼びますよとか、
で、それらの塊よりもさらに10倍、20倍、100倍とか、
っていうふうにでかい爆発のことをハイパーフレアって呼びますよとか、
なんかそういったやっぱ10倍、100倍、1000倍っていうのはゼロがつくような世界で、
じゃないとなんか宇宙って広いし、でかいし、
逆に遠くて情報が乏しいからこそその情報量が少ないってことは、
2倍の差って実は本当に確かな差だっていうふうに言えない可能性が結構高かったりするんですよね。
不思議な話ですよね。
人間の身長が倍違ったら相当違うけど、
なんか1センチとかだったらなんだろうな、
誤差じゃね?みたいな表現するじゃないですか。
それがそのファクターで違うっていうのは、
言ってしまえばいやそんなん誤差でしょって言ってるのにちょっと近いみたいな感じ。
でもそれがクリズムは30倍精度が高くなって、
それのおかげで30倍細かく見れるようになったから、
見える世界っていうのがガラッと変わってるっていうところなんですよね。
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それによってガスの細かい動きっていうのが見えるようになってみたいな。
でもこの30倍性能が上がったっていう装置、カロリーメーターってやつなんですけど、
このカロリーメーターが実運用に入るまでの時間っていうのは、
本当に10年とかじゃ効かないぐらいの右よ曲折というか苦悩の日々があったわけですよ。
もともとは3世代ぐらい前のX線天文衛星とかからテストがスタートしていたぐらいなんですよね。
それなのにやっぱ失敗に次ぐ失敗っていうところで、
もうなんかこれができないんだったらもう無理じゃねみたいな雰囲気になってきたところで、
クリズムがうまく成功させてくれたっていうかなりいい流れで、
それがネイチャーの論文でしっかりと出たっていうのが、
僕はもう本当に感動ものだなと思っているので、
そういう目線でちょっとみんなに見てもらえたら嬉しいなと思いましたね。
あとは論文の著者名。
これがクリズムコラボレーションズっていう風になっていて、
クリズムチームみんなで書いたよっていう風になってるんですよ。
名前順なんですよね。
しかも外国人も含めでAからスタートしてZまでっていうので、
ファミリーネームで相当させられるんですよ。
だからいつもこの人前にいるなみたいな人とかもいるし、
その中には僕が大学院の頃ね、
違う大学だけど同期として頑張ってたメンバーとかの名前も載ってるし、
指導教授の名前も載ってるし、
お世話になった方々の名前もたくさん載っていたので、
その人たちの仕事が報われたっていう感じが形として出てるのが論文だと思うんで、
いや最高だなと思いましたね。
なのでぜひその融資というか、
っていうので注目が上がってほしいので、
もし今週1個聞き返すとしたら、
1587話ジャックサのクリズムの話聞いてみてください。
よろしくお願いいたします。
ということで日曜の振り返りは以上とさせていただきたいと思います。
明日ですね、明日月曜日、いつも通りの論文紹介いきたいと思うんですけど、
今回お話ししようと思ってるのはニュートリノですね。
これはもう2010年近くの頃に、
日本人がノーベル賞を受賞したニュートリノの検出、
これがなんと新しい時代を迎えてきたなと。
先日本にも書かせていただいたカミオカンデですね、
スーパーカミオカンデを超える性能を持つ装置が結果を出してきたんですよ。
スーパーカミオカンデのおかげで、
お笑い芸人のね、銀シャリのお二人のポッドキャストで、
僕の本の話10分ぐらいガーってしてくれるっていうそんな回ありましたけど、
それをさらに超える装置の話を今回はしていこうかなと思ってるんで、
銀シャリのお二人のご紹介から聞いてくれた人とかは、
また楽しんでもらえる内容になってくるんじゃないかなと思います。
ぜひぜひ明日も楽しみにしておいてください。
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アフタートークでーす。
はい、ということでいかがでしたでしょうか。
なんか日曜特集は結構ね、数字とかを見てもみんななんか楽しんでくれてる?
日曜だったら聞くかみたいな感じになってるっぽいので、
これからもちょっとね続けていこうかなと思います。
そして一つものすごい嬉しい話があったので最後これだけさせていただきたいんですけど、
書籍をね、出させていただいて、やっぱり宇宙はすごい出させていただいて、
それの感想をなんと直筆のお手紙で高校生が送ってくれたっていうそういうことがありました。
で、こちらは広島県にあるノートルダム精神高校っていうところで、
え、俺これこの話してない?した?した?した?マジ?わかんない。
まあ嬉しかったからいいや2回話そう。
そう、直筆で書いていただいて、その国語の授業の中で、
その手紙を書く、著者に手紙を出そうみたいな。
で、本を読んで手紙を出そうってなって、生徒さん1人が僕の本をピックアップしていただいたと。
で、なので授業で読んでその内容を書いて、
で、それで直筆の手紙として出版社に送ってくれたので、
それが出版社の方からこう届いたというような形で、
いやーなんかめちゃめちゃしみる。
今、今ほらあの直筆のものってあんま見ないじゃないですか。
だから、でしかも高校生がその時間を使って、
そうやって読んでくれたっていうのは本当に嬉しいことだなと思うので、
本当ありがたい限りですね。
ちょっとこっからもう1回頑張ろうかなと思いました。
ポッドキャストもね、その流れで聞いてくれてたら嬉しいなと思うんで、
これからもポッドキャストも更新も頑張っていきたいと思います。
ということで、もしね、あの学校とかに入れたいよとかっていう話あったらぜひ、
ぜひあのポッドキャストとかでコメントだったり、
DMとか送っていただけたら編集者の方と相談とかするので、
なるべく多くの方に本を届けられるように、
これからも頑張っていきたいなと思っております。
よろしくお願いいたします。
ということで、今回は以上にしていきましょう。
今回の話も面白いなと思ったら、
ポッドキャストのアプリでフォロー、レビュー、
そしてXだったりインスタグラムでハッシュタグ宇宙話つけて
つぶやいていただけたら拾いに行きますので、
ぜひぜひよろしくお願いいたします。
書籍やっぱり宇宙はすごい絶賛発売中ですのでよろしくお願いします。
それではまた明日お会いしましょう。
バイバイ。
大阪のイベント来てね。
