1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2023-07-20 16:39

1015. 地球温暖化でもインドネシアの緑は増えている【衛星データ】【SDGs】

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は20年間インドネシア全体を人工衛星で監視したその結果について紹介していきたいと思います。
20年間の探索の結果、問題視されていたインドネシア全体での森林の状況っていうのが悪化しているんじゃないかっていうところに
マッタをかけるような。むしろインドネシアは植生っていうところに関してはかなり改善している。 むしろどんどん良くなっていっている。そんなお話ですね。
していきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。 そして今回の本編はいつもとちょっと違うマイクを使ってます。
旅するマイクトラックM2という企画に参加させていただいていて ズーム社から出しているM2マイクトラックっていうものを使ってですね
いつもの収録をお届けしていこうと思っておりますので、ちょっといつもと違う感じ出てくるかもしれません。 そちらもちょっと楽しんでいただけたら嬉しいなぁと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。
佐々木亮の宇宙話
2023年7月20日始まりました。佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1015話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック気になるタイトルからですね
ぜひ聞いていただけたら嬉しいなぁと思っております。 前回、昨日はちょっとタイトルふざけましたね。
見えないものを見ようとしてスーパーコンピューターを覗き込んだというような、僕今29、今年で30になるんですけど、まさにド世代バンプオブチキンの曲をパクるというね。
そんなタイトルになっておりましたし、その前とかもなんかこう浦島太郎みたいな話とか、遠くでは時間が遅く進むみたいな、そんなところのお話もちょっとさせていただいたので
ぜひ気になるところからね聞いていただけたらというふうに思っております。 最近みんな大好きなブラックホールの話がねあんまりできてないかなと思うんで
まあ近々していけたらいいかなと思います。 そんな感じで今回は本題はブラックホールではなくて、結構近めのお話ししていきたいと思います。
なんならこれ宇宙分野の研究として出ていたものではないんですけど、宇宙を活用したかなり面白い取り組みだなぁと思って紹介させていただきたいと思います。
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今回の研究はインドネシア全体で20年間でその植生指標で呼ばれるような、自然が増えているのか減っているのかみたいなところに関する研究
これが出ていたので紹介していきたいと思います。 で今回のこの研究なんで紹介しようと思ったか
なんで宇宙話でっていうところで言うとこれね 人工衛星のデータがめちゃめちゃ役に立ってるからっていうところなんですよね
この人工衛星のデータを使うっていうのがまさに今の宇宙開発だったりとか 宇宙ビジネスっていうところではめちゃめちゃ重要になってくる
でそれに対して学術研究でもこういうの出てるんだっていうのを見つけて これは面白いなぁと思ったのでお話しさせていただこうかなというところで話しております
でですね今回のこれは まあ地球温暖化っていうところの中でやっぱりすごい重要視されているのって
緑の数が云々とかっていう話よくされるじゃないですか ただあれってなんか結局全部ずっと下がっていってるみたいな
なんかそんな印象を持ちません そこに対して実はそんなことなかった
特にインドネシアではっていうようなそんな研究が出ていたっていうところでインパクトとしてもね
昨日紹介させていただいた太陽フレアの研究と一緒でサイエンティフィックリポートというような
ネイチャーっていうめちゃめちゃ権威あるインパクトのある論文の姉妹雑誌というようなところに掲載されているっていうところで
これはなかなかインパクトとしてもいいんじゃないかなというところで紹介させていただこうというようなところですね
僕は今回のこの研究を知るまでそこまでインドネシアの自然とかっていうところに注目したことがなかったんですよ
ただインドネシアっていうのは人口も今2.7億人いるからもう日本よりも全然多いし
世界有数規模の熱帯林と生殖の多様性っていうところを持っている つまり生き物とかそういったところを持つ国であって
その森林の減少とか生態系の劣化っていうところは世界的に懸念しないといけないなっていうふうに言われている場所として認識されているのがまさにインドネシアらしいんですね
まあ確かにっていうインドネシア行ったことありますか皆さん 僕はインドネシアはバリ
バリ島だけ行ったことあって2回行ってるのかな バリは僕普段サーフィンしたりするので大学生とか大学院生の頃とかかな
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なんかね研究サボって1週間とか2週間ぐらい インドネシアのバリにサーフィンしに行ってみたいなことをやっていたりもしました
でそれでなんかこうバリに遊びに行ってってなってるとやっぱり 確かに感じたことのない自然の強さというか
マジで自然なんだなみたいなところを実感できるタイミングっていうのはやっぱりあったと思うので
そういったところからちょっとだけは実感できたかなっていう ただまあバリなんて甘いよその自然をインドネシアの自然を見る上でっていう意見もあると思ってて
ちょっとねそのあたりは皆さんのご意見とかも伺いたいですね バリってこんなイメージだよねみたいなバリじゃないやインドネシアか
インドネシアってこういうイメージだよねみたいなそんな話ですね ぜひねちょっと聞かせてくれたら嬉しいです
で そうやって世界有数規模の熱帯雨林とかそういった植物生物っていうのを持っているにも関わらず
まあこうねなかなか厳しい状態にあるんじゃないかっていうところが世界的な懸念として上がっていました
ただまあその一方で一部の地域の研究では高地荒れてる部分ですねだったり 油屋市とかっていうようなプランテーションつまり植生していくっていうところですね
することだったり農地に植林するようなところで植生の部分ではむしろ改善されてるんじゃないかっていう意見も出ていた
っていうところだったしインドネシアの政府も森林保護政策っていうのをどんどん進めてるんだけどやっぱりその全体傾向っていうのをつかむような方法が今まであまりなかったというか
全体傾向をつかむことができていなかったんですよね それに対してもう手段ソリューションとして
宇宙じゃんっていうことになったっていうのが今回の研究で何をするかっていうともう簡単に言うと人工衛星のデータを使って
インドネシア全体の植物の量とかっていうのを見ながらインドネシア全体がその植生指標って言われるいわゆる緑がどれぐらいあるか
みたいなところの傾向としてどんな数値になってるかを2001年の1月1日から
2020年の12月19日までっていうようなほぼ丸々20年っていうところのデータを分析したっていうようなそういう研究結果が出てきたんですよね
そうするとこれ人工衛星のデータってやっぱ処理が難しいっていうところが参入障壁の一個にあったりして
あとは学術研究じゃなかったりするとお金も高かったりするのかなと思うんですけど
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そんな中で今回はインドネシア全都市全県に対する513の自治体ごとに分けて
でそこにあるこの植物の量ってどうなってるんだろうっていうところを包括的に
そして20年間でどう変わってきたのかっていうところを研究してあげたそんな研究結果になってます
でもこれ結論言っちゃうと2001年から2020年までを見ると自治体の90%で植生は植生指標というところが増加している
つまり植物が植生が活性化しているっていうところをちゃんとデータで示すことができたっていうのが今回の研究の面白いところの一つですね
でそれでさらにただこれって2001年から2020年とかで比べた時にねこれよく隣のデータ分析屋さんっていう僕がもう一個やってるポッドキャストの方でも言ってるんですけど
たまたまねたまたま2020年がめちゃめちゃ良かったとかそういったところも全然あり得たりするからちゃんと年次ごととかに時間が増えるとそれだけ
指標が上がっていってるとかっていうところが見えるのかっていうところも含めでちゃんと研究が行われてそこがしっかりと確認されたというようなところが今回の研究でも明らかになっているというところで
これつまり20年間で問題視されていたインドネシアの植生緑に関してはむしろスコア良くなってるじゃん
っていうようなそういうところがちゃんと全体として明らかになったっていうところがかなりやっぱインパクトもあるし良いニュースですよね
っていうところがまさかこう宇宙からっていう手法を使うことで完結してくるんだっていうところは結構嬉しいポイントに一つだったかなというふうに思っております
でこれ 全体でもうちょっと詳しく見てみると逆に8.4%
全体の8.4%の自治体は減少していたんですよ
そこつまり結構たくさん全体では結局86.2%かなんかちょっと分析いろいろやってみると86.2%の自治体では上がっていた
ただ8%残りね15%ぐらいあるじゃないですか14とかかってなってきた時に残りの14%とかのうちの8%とかは減少していた
つまり緑少なくなっちゃってたんですねで残りの5%は別にそんなに変わらんねみたいな感じになっていたというところになっていて
まあこの減少していた部分とかっていうのはいわゆる都市部だったりとかインドネシアの中でのっていうところがあったので
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国全体で見たらやっぱり結構いい感じに伸びていってるっていうところが明らかになったっていうところが今回の研究の面白い部分だったんじゃないかなというふうに思ってるんですね
でこれこの研究をやられた方っていうところはインドネシアの地域性とか植生とかっていうのをずっと研究していた方らしくて
で今までフィールドワークとか言ってたけどフィールドワークだとやっぱり見えるのって目の前の状況だったりとか
ってなるところに対して共同研究者に話を持ちかけるといや宇宙から全体見ちゃえばいいんじゃないみたいな話に発展していったと
ここにプラスしてまあパンデミックとかがあった中でもやっぱ衛星データとか宇宙っていうのは基本あまり影響を受けてなかったので
開発が止まるとかはありましたけどねでもそういうのがあったから大規模データっていうのを使って
人間が足を運んで20年間の差を見るっていうところではなくてデータとしてそしてどんどん広い範囲で衛星データ使って
そういった地球温暖化とかにもつながるような植生指標で呼ばれるところをしっかりと見ていけるのはすごい良い取り組みだったし
良い研究なんじゃないかなと個人的に思って今回は紹介させていただいたというような感じになっております
で今回の論文のタイトルですねインドネシアにおける植生被覆変化検出のための衛星画像時系列解析というところで
もうねまさに衛星データの使い方ど真ん中なそんな研究結果でしたのでぜひ皆さんも衛星データ使う時には
こんなところ参考にしてみてはいかがでしょうかというようなところと人工衛星こうやって使えるから
地球温暖化とかに対しても結構いろんな意見言えるんだよっていうところですね
宇宙話のリスナーのみんなには覚えておいていただけたら嬉しいなと思っております
そんな感じで今回のお話は以上にしていきたいと思います
いいですねなんか行ったことある国だし
しかも宇宙も絡むしっていうのでなかなかいい研究だったのかなと個人的には思っております
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マークからレビューいただけたら嬉しいです
番組の感想や宇宙に関する質問についてはツイッターのハッシュタグ宇宙話または概要欄にあるお便りコーナーから
じゃんじゃんを寄せいただけたら嬉しいです
冒頭にもお話ししましたが今回のこのエピソードですね実はいつもと違うマイクを使っていました
今回はコーヒーさん電気屋ウォーカーのコーヒーさんからいただいた企画になっていて
旅するマイクトラックM2というようなところでズーム社が出しているマイクこちらを使ってちょっと収録をさせていただいている
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このマイクがですねハンドマイクのような形をしたレコーダーっていうところになっていて
ほんとねなんかお手軽に使える普段僕はあのシュアーっていうところのマイク使ってるんですけど
カラオケにあるようなマイクですねこういうの使ってるんですけど例えば僕
ポッドキャストのおかげでいろんなこうカンファレンスとかっていうところの取材とか行かせてもらうとき多いんでそういうときにこれ使えたらいいなっていう
でただまぁいつもとのポッドキャストの音とはちょっと違うからそういったところのスポットで使いながらいろんなところ生の声とかっていうのをお届けできるような流れが作れたら
これ面白いんじゃないかなと個人的な思っていたりするのでもしですねこれいいなっていうのあったらぜひコメント下さい
そのコメントによってはもしかしたら僕買っちゃうかもしれませんということでねあの取材の幅を広げれるっていうところでかなり面白い取り組みかなと思って
今回はちょっと企画に乗っからせていただきましたかなり面白い取り組みだったのでぜひですね概要欄に貼ってある取り組みのページ
皆さん見に行っていただけたら嬉しいなと思っておりますということで今回のエピソードは以上になります
それではまたお会いしましょうさよなら
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