哲学・憲法学の研究者である、いるかさんの研究室から。 「lookism(ルッキズム)」ボクらのコミュニティにおいての。(1回目/全3回)
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1.ルッキズムが問題になりうる事例
A) あいつはなよなよしているから、警察官には向いてない …… 外見に基づく不利益な別異取扱い(いわゆる差別)
B) あいつの外見が好みじゃないので、遊びたくない …… 外見至上主義
C) あいつが社会的に成功してるのもイケメンだからだろ? …… ある主体の価値をルックスに還元する
それぞれ重なる部分はあるが異なる問題 。
…… AとCの悪さはわかりやすいのに対して、B外見至上主義はそれほどでもない?
2.外見至上主義は悪いのか
(1)外見至上主義を支持する理由
問い:どういう理由があるだろうか。…… それぞれ検討していく
【🐬の想定する回答】
① 人間は他者の外見に対して快不快を感じるのだから、人間関係の構築において他者の外見が影響 するのは当然かつ正当ではないか。
← 関係あり説
② 人間関係の構築の際に、他者のどのような点を重視するかは、人によって異なるし、そうあってもよいのではないか
← 自由説
③ もし仮に外見至上主義に何か悪いところがあるとしても、それは我々の思考様式に分かちがたく組み込まれている以上は、それを克服しようとするのは無益な試みではないか。そもそも低く評価される外見を持っているのが悪いのではないか。
← しょうがない説
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43:13
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