この番組は、アナウンサーになりたいという方に向けて、就職活動に関連した、ちょっとしたコツをお伝えしていきます。
元局アナで話し方講師、早坂まき子と申します。よろしくお願いいたします。
さて、アナウンサー試験を受ける方ならば、一度はこの壁にぶち当たったこと、あるのではないでしょうか。
エピソードが思いつかないというお悩み、ぶち当たったことはありませんでしょうか。
アナウンサー試験って、フリートークとか、パネルトークとか、必ずと言っていいほど、試験中出されるんですよ。
アナウンサー以外の就活でも、面接であなたの人隣を知るために、あれやこれや質問されるじゃないですか。
例えば、学生時代頑張ったことは何ですか。
これまでの人生で一番悔しかったことを教えてください。
最近大笑いしたことは何ですか。みたいな王道の質問から、好きな色は何ですか。
自分を文房具に例えると何ですか。
無人島に一つ持って行けるとしたら、何を誰を持って行きますか。みたいな。
斜め上からのおとっぴな質問まで、いろんな質問されるんですよ。就職活動の面接って。
このような質問をあれこれされるのは、就活生の皆さんは分かっているので、対策として準備しますよね。
私、準備した方がいいよって、非常勤講師をやっている大学でも、もちろんアナスミでも言っています。
アナウンサー試験業界だと、よく講師の人ね、多分どこのアナウンススクールでも、あとOG、OBの人たちも、
自分に関するエピソード100個考えておこうねってアドバイスする人多いわけ。
多いんですよ。私の時代21年前もそうでした。
でも初めて就活というものに向き合う、特に大学3年生の皆さんからすると、
え?100個も?そんなにたくさんエピソード無理だよ。ないないないとかなるわけ。
で、私もなってました。いやそんないっぱいあるかな私のエピソードって。
そうなってたけど、でも結果私、昔を振り返ると、100個ぐらい作っておいた方が良かったなって思います。
これはね、脅しでも何でもなく、特に大学3年生のうちでしたら、夏のうちに100個エピソード用意しておくと、
後々安心材料になるよっていうのは、きれいごと抜きの現実、事実ですので、
もうそのエピソードの作り方についてヒントを今回お送りします。
では、エピソードの出し方、思い出し方。
小さい頃から声優目指して声優スクール通ってたっていうのだってアピールになるんじゃないの?みたいなのも。
友達同士で言い合っていく、ティーアップしていくっていう。
仲のいいお友達とか、なんでも言い合えるね、兄弟姉妹とか。
できたらお兄ちゃんお姉ちゃんとかね、年上の人がもしいるのであればズバズバ言ってくれたりするんだよね。
そのトークネタ面白くないよとかね。それよりはこっちの方がいいんじゃない?みたいな。
言い合える人がいたらいいなーなんですよね。
これ弱点としては自分一人じゃできないので、誰か心許し合える他者がいないとダメなんだよね、そもそも。
そういう人がいればできるっていう方法ですね。
アナウンススクール通ってる人は、これを結構仲間と共にできるっていうのが強みかなーって思います。
歴代のアナウンサー志望の学生さんたち見ていると、やっぱりね、一人で黙々と考えたり悩んだりっていうよりも、
仲間と共に励まし合ったり、意見言い合ったり、協力し合ったりしてさ、切磋琢磨していくと、
共に一緒に上昇気流乗っていける、みたいな傾向にあるなーって。
それは令和の今ももう21年前も同じだなって思います。
おすすめは一人じゃなくて、誰か就活仲間を作って一緒にエピソードを考えてみる。
思い出してみる、アウトプットしてみるっていうことをやってみてください。
で、その3です。自分史を作る。
これはですね、一人でも複数人とでもどっちでもいいんですけれども、自分史作ってみるのいいですよ。
幼稚園、保育園の頃とかね、記憶がなくても、
例えばお父さんお母さんに、小さい頃って私どんな性格だった?とか、
いやーすごい人見知りする子だね。すぐにお母さんの城隠れちゃう子だったのよ。
なのか、すごく誰とでもすぐ仲良くなって、もう全然知らない子でも、
公園でお友達になって、砂場で遊んでるような子だったわよ、みたいな。
そういう些細なところからでいいんですよ。
そういう子供の頃の性格とか、あと習い事を何歳から始めた?とかね、こんな事件とか出来事があった?みたいな。
っていう、何か語れそうだなというトピックスを、まずは過剰書きでいいから、自分史書き出してみてください。
で、小学生、中学生、高校生、大学生、現在とそれぞれ書いてって、
その経験とか出来事からどんなことを考え、それをちゃんと言語化し、