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case⑰エンハンストゲームの開催・結果を受けて
2026-05-30 50:18

case⑰エンハンストゲームの開催・結果を受けて

エンハンストゲームが終わりました。それについて話をしています。 #エンハンストゲームズ #アンチドーピング

感想

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00:06
はい、それではみなさん、こんばんは。 こんにちは、おはようございます。ゼロラジのお時間ということで、始めさせていただきたいと思います。
私、一般社団法人ドーピング0会代表理事の吉田です。
内会のからすやまです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
この番組はですね、世界で起きているアンチドーピング関連のニュースを取り上げて、
現場で何に気をつけたらいいの?とかですね、私たちはどう考えればいいんだろう?というところまで一緒に考えていく、そんな番組になっております。
はい。
はい、ということで、早速テーマに入っていきたいんですけど、吉田さん、今日のテーマ、先日アメリカンのラスベガスで開催された、あのエンハンストゲーム、取り上げていきたいと思います。
はい、ありがとうございます。そうですね、ついに行われてしまいました。
ドーピングを容認した、史上初めての国際的な競技大会になりますね。
私たちドーピング0会としましては、大会前に正式に反対の立場というものを表明させていただいたわけなんですけども、実際に開催されて、結果も出そろったということで、
今日はですね、その結果っていうものを一緒に振り返りながら、もう少し踏み込んだお話ですね。そもそもなぜドーピングはいけないのかというところまで少し、からさやま先生と一緒に考えていけたらと思います。
ありがとうございます。
SNSの方でもですね、弁護士の方の投稿がちょっと話題になってて、それが資産に富む議論だったりもしてますので、そのあたりも後半で紹介していきたいなと思っております。
ありがとうございます。
なので早速、基本の確認からしていきたいんですけど、そもそもエンハンスドゲームっていうものをですね、知らない方のために、改めて吉田さんから説明していただきたいなと思うんですけど、よろしいですか。
はい、ありがとうございます。先ほどもお伝えしたんですけど、一言で言うと、ドーピングを容認した世界で初めての国際競技大会っていうことになります。
これオーストラリアの出身の実業家、アロン・デスーザっていう方が立ち上げて、人間の限界に挑戦するであったりとか、FDAの承認役を医師含めた医療管理課で使って、人はどこまで行けるのかっていうところですね。そういったコンセプトを掲げているっていうような大会になります。
ありがとうございます。今回は2026年の5月24日にラスベガスのリゾートワールドで開催されて、競技は3つということでよかったですよね。
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もう少し遅くすると、5月の21日から24日が厳密に開催日でして、24日が決勝の日だったので、この日が一番盛り上がったので、24日っていうニュースも多いんですけど、実際には予選とか含めて21日から24日、ラスベガスで行われたっていうことになります。
陸上と競泳、あと重量上げの3競技ですね。これが一番特徴なんですけども、まず出場した選手自体にお金が出るっていうことが特徴としては挙げられます。
これはオリンピックっていうものに対しての挑戦というところにはなるんですけども、オリンピックって当たり前ですけど、それに出るだけで名誉だし、逆に言うとそこまでってお金とか一切出ないですよね。
国からはもちろん出ますよ。でも国際的な、オリンピックからは出ないっていうことなので、そういったところで、そんだけ収益があるのに選手に行き渡ってないじゃないかっていう声も確かにあるんです。
なので、そういったところから利益が上がっているものを選手に還元するという縦前でですね。いい文で、エンハンスドゲームズに出ている選手には出場するだけでお金が出ますし、あとは世界記録を出した人は100万ドル、日本円にして1億6千万。
で、種目の優勝者には25万ドルなので、だいたい4千万ですね。こういうような高額の賞金というものが用意されていました。
いやー、なので、そういったこともあって、結構話題にもなってましたけど、オリンピックの実力者も参加してた感じですもんね。
そうですね。まあですので、エンハンスドゲームズっていうものが事前に取り上げられたっていうのは、やっぱり過去に金メダルを取ったり、オリンピックでメダルを取った人たちがこの大会に出るよっていうことをですね、表明してくるタイミングでニュースにはなってたような認識があります。
はい。ですので、先日の、先日って言ってもあれですけど、ちょっと前に収録したゼロラジでもお話ししましたけども、パリの2024ですね、2024で金メダル取った陸上のアメリカのですね、フレッド・カーリーであったりとか。
はい。あとはですね、重量上げデッドリフトのブーでいくと、アイスランドのハフソー・ジョルンソンですね。これは世界の世界記録保持者であったりとか。
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もう一人、私はちょっと認識なかったんですけど、カナダのミッチェル・フーパーっていう、この世界最強の男同士の長女決戦みたいなものがですね、ショーとして組まれてたっていうところもありましたね。
はい。いやー、なので、これだけのメンバーが揃って、しかも薬物がOKで賞金も破格ということで、話題にもなってというところで、結果としても世界記録が来るだろうというのが事前の触れ込みだったという感じですよね。
そうですね。エンハンスドゲームズの大会の売り文句としては、人類の限界が更新される瞬間を見届けようということを言ってましたし、24日の決勝のオンラインの視聴チケットみたいなのもそれで売られてたような記憶がありますね。
なるほど。おそらくご存じの方も多いと思うんですけど、残念ながらというか、結果が皆さんの思惑通りにはならなかったというところなので、ちょっと具体的に結果を見ていくところに進みたいなと思うんですけど、よろしいですか。
そうですね。まず、そもそもの前提なんですけど、メディアが世界記録っていうふうに言ってるんですよ。この世界記録っていう言葉を使ってしまうと、もうこの競技大会っていうものがスポーツっていうことともう無茶苦茶になってしまうので、ものすごく僕はここに違和感があるんですよね。
メディアの方には本当にそこの言葉の一つ使うだけで、そこがもう逸脱してしまうっていうことは本当に認識していただきたいなって僕は思うんですけど、その上でですね、大会、このエンハンスドゲームズっていうものが世界記録と優勝している、言ったら自分たちで言ってるっていうだけなんですけど、これで今のスポーツの世界記録を超えたと。
勝手に言ってるのはたった一種目だけっていうことですかね。
一種目ですね。
これがですね、競泳の50m自由形っていうので、ギリシャのゴロメウフ選手ですよね。この選手もともと結構話題になったんですけど、この方が20秒81っていう記録を出して、スポーツの世界記録ですね。スポーツの方の公認世界記録っていうのは20秒88なので、
これを上回ってるっていうことを言ってるっていうことですね。
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確かにそれだけ切り取ると、ドーピングのおかげというか、オークアルジャンみたいな形にも捉えられるという。そう捉える方もいるかなというところですよね。
そうですよね。だから世界記録で20秒88を上回るって言っちゃうと、世界記録20秒81をマークみたいなことを言っちゃうとですね。
もうこれスポーツみたいに見えるじゃないですか。
そうですね。
ここが本当に良くなくて、当然ながら一つ目は禁止薬物使ってるんで、まずね。記録じゃないんですよ。公式な記録では全くないっていうことと、
あとは実はですね、これドーピングってもちろん飲んだりとか注射したりみたいな皆さんイメージあると思うんですけど、あとは水着も使ってるんですよね。
ドーピングって色々あって、自転車のメカニカルドーピングとか、ギアですよね。ユニフォームとか。そういったところのドーピングっていうのもあるんですけど、そこでいういわゆるギアですよね。今回で言うと水着。
昔、皆さん聞いたことないですかね。サメ肌水着とかね。聞いたことあると思うんですけど、あいつですよね。
例のポリウレタン素材のものですね。
そうですよね。でその後、ルール上、一回その記録が出て、ルール上禁止になったっていうことなんですけど、今回あれ着用OKってことだったんで、
なんでこう言ったら2つ使ってるって言われるんですけど、そっちも使ってて、全部やってるんですよ。薬だけじゃなくて、薬物禁止薬物だけじゃなくて、装備ギアも使って全部回帰の状態で、ようやくこの0.07秒っていうものを更新できたっていう見方もできる。
そうですね。そういうと、象徴的というか、0秒07だけっていうのがちょっと印象に残る数字ではあるんですね。
なので、そこがね、どう捉えられるかっていうのは人次第なんですけど、まあまあね、これぐらいにしようかな。
でもう一つね、象徴的っていうか話題になってたのは、やっぱりこう事前に言ってたフレッドカーリーですよね。男子の、陸上男子100mのフレッドカーリーさん。この人は何か話題になってたっていう感じですね。
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なるほど。その結果とかはちなみにどうだったんですか。
えっとね、彼は9秒97かな。
おー。まあ、9秒台は出したという感じですね。
一昔前はね、やっぱり100mで10秒切るっていうのはもうそれだけですごい記録だったんですけど、やっぱり今どんどんどんどん記録ってやっぱり更新され続けていて、この9秒97ってやっぱりちょっと早いように見えるんですけど、
24年のパリゴリンの100m決勝で言うと、もう最下位になるぐらいのタイムなんですよね。
最下位ですもんね。この大会の事前の話題性からすると、かなり最下位かみたいな感じですね。
で、このカーリーっていうのは、自分で何も取らないよっていう、ドーピングせずに走るよっていうことを言ってるんですよ。そういう意味で事前に話題になったっていうところもあるんですよね。
そこでね、大会自体に検査がない大会で、それを言ってもあまり意味はないっていうこともあるんですけど、一応彼の言うことを信じるとすれば、自称クリーンな選手だっていうことなんですけど、
それからすると、難しいんですけど、そもそもカーリーの自己ベストって9秒76なので、自己ベストにも届いてないっていうような記録にはなっちゃってますよね。
かなりカタスカ主的ではありますね。
で、デッドリフト。さっきのね、2人が世界記録保持者の方々がやってるっていう話だったんですけど、やっぱり揃ってね、一番重い515キロかの世界記録に挑戦したんだけど、両方失敗。
こちらもですね、結局世界記録更新ならずっていう結果だったんですよね。
事前の盛り上がり、事前情報からするとかなり物足りなさは感じる。
大会側としてはもうそうだとは思うんですけど、そもそも世界アンチドーピング機構WADAだったりとか、ワールドアスレティクスですね、WAとかですね、世界リクレみたいな団体も一切認めませんよっていうことを言ってますし、
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世界スイレンに関しては、もう出たらもう永久追放ですよっていうことも事前に言ってるので、なのでそういったある意味で、もう元には戻らないっていうか、元の団体からはもう出ていくっていう覚悟を持って出ていったっていうことももちろんあるんですけど、
それに対しては、そのあたりがね、大会としては期待してたものになってないんじゃないかなっていうふうには私は捉えてます。
そうですね。本当に今吉田さんからもお話ありましたけど、自称クリーン選手という、自称をつけさせていただく、一応表現上はそれしかないんですけど、やっぱりその選手たちが結構勝ってるというところも大会のものかなと思うんですけどね。
ありがとうございます。そこがね、自称というものを信じた上にはなるんですけど、大事なポイントかなと思ってて、今回の大会3種目で自称クリーンな選手っていうものが勝ってるっていうところになります。
例えばさっきの男子100mフレッドカーリーは自称クリーンで優勝してますし、女子100mの女子も自称クリーンで11秒25かな、優勝してたりとか、50mの背泳ぎの選手も自称クリーンで優勝してたりみたいな。
っていうのが実際にある。信じるのであれば。
本当に結果、さっきのカーリーのタイムの話もありましたし、自称をクリーンの選手が勝ったということを考えると、大会の前提からしてもですね、なんかちょっとポンポンからちょっと変わっちゃったような結果ではあるという感じですね。
そうですね。
そもそもこの競技会の売りって、薬物を使ったら人類の限界を超えられるっていうような事前の触れ込みだったはずなんだけど、
蓋を開けてみたら3種目で、実際自称クリーンな選手が薬物使用している選手たちを打ち破ったみたいな見え方にもなるので。
薬物を使ったら強くなって勝てるみたいな、ちょっとその大会の結構そういう部分が否定されたというか、ちょっと思ってたのと違っちゃったみたいなところがあるかなというところですね。
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そうですね。
なんていうんすかね。カーリーがね、さっき言ってたんですけど、走った理由、なんで自称クリーンで走ったのかみたいなことなんですけど、カーリー結構複雑な事情があって、今ね、違反中なんですよね。
違反起こしてて、視覚停止処分かな。受けてる最中の話なんで、これもややこしいんですけど、彼は言ったら自分がクリーンで薬物のやつを打ち倒すみたいなことを言ってるんですよ。
難しいんですけど、彼の主張を信じるとすると、クリーンでやっているやつがそういう横島のやつを倒すみたいな言い分では、一応走ってるようには捉えられるので、それを信じるとね。
なので、エンハンスドゲームズっていうものには出てるけど、薬は使わないっていう選択をしたっていうのは、複雑なんですけどね。私から言うと複雑なんだけど、その選択肢をエンハンスドゲームズっていうものに残してくれたっていうか、いうことに対しては、ある意味では一つ大きな役割だったのかなとは思います。
なぜならやっぱり、出る限りはみんなやってるんで、ある意味で使わないと不利になるっていうことがなるじゃないですか。それをしないっていう、なぜっていう話がなるので。そういう意味では重要な選択肢を残してくれたようには私は捉えてます。
なるほど。クリーンに戦うことを一応表明してくれた選手がいるという。
これが後ほどの、実は権利の話っていうところにもちょっとつながってくるのかなと思ってて。そういう意味では本当に一石は投じてくれたんじゃないかなって僕は思ってます。彼がクリーンだっていうことを信じるとしてるんですけどね。そして戻れるかっていうのはかなり厳しいんじゃないかっていうのは思ってはいるんですけど。
ただ彼がそういった、3人の選手もそうですけど、使ってないっていうことを言ってるっていうことをね。言ってる選手が何人かでもいてくれたっていうね。40何人いた中で。ニュースによってなんか人数がちょっと若干ぶれるんですけど、2位から4位みたいな感じなんですけどね。
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その人たちが結果をある意味で出したっていうことが、なかなか良かったんじゃないかっていうか。良かったって言ったら語弊があるんだけど、意味を残してくれたっていうふうには思います。
なるほど。ありがとうございます。そういった部分から先ほど冒頭述べさせていただいたSNSで話題になった弁護士の方の議論につながるというところですかね。
そうですね。議論というか投稿されてたやつを私がすごく面白いなと思ってたんですよね。エンハウスゲームズってやっぱりいろんなところでいろんな方が発信してくださってまして、そこで私も結構見てたんですけど、弁護士の方がとある弁護士の方が連登されてまして、すごくこれが整理されてたんですよね。
勉強になったので、せっかくなのでシェアしようと思ってですね。
具体的にはどういった話になってくるんでしょうか。
ありがとうございます。これすごくいいというか根幹の問いなんですけど、一番最初にその方が投げた問いとして、
ドーピングがなぜいけないのかっていう問いですね。これはすごく深いっていう話です。
深いですね。
これ私たちは普段ドーピングはダメって当たり前に話してるんですけど、もちろんアンチドーピングの専門家ですし、ドーピングゼロ界という社団法人の長としてもやっぱり当たり前に話してるんですけど、じゃあなぜドーピングはダメなのかっていうことを改めて説明しようとすると、実はものすごく難しいんですよ。
確かによく言われるのは、その選手の健康のためだったり公平性のためとかっていう部分にはなりますよね。
ここの2つにスポーツの価値を壊すとかね。
大体この3つかな。私もよく言いますしね、この選手の健康のためとか公平性のためとかスポーツの価値を壊すであったり、それってもちろん言ってるんですけど、でもその弁護士さん曰く、今回は選手の健康のため公平性のためっていうことだけ喋りますけど、それぞれ強力な反論材料があるっていう話なんですね。
反論材料ですか。
はい。これ最初の選手の健康のためだからダメですよねっていうことに対しては、自分の体をどう使うかっていうのは、自分で決める権利があるっていうこの自己決定ですよね。自己決定権っていうのがまず反論としてあります。
24:17
なるほどですね。例えばタバコとかお酒っていうのも別に健康に悪いけど、別に本人の選択としては別に認められているみたいな感じですかね。
そうですね。その通りですね。公平性のため、2つ目の公平性のためについては、じゃあルールとして全員にドーピングを解禁したらそれで公平じゃないかっていうことなんですね。という反論がある。
エンハウスドゲームズっていうのは特にこのコンセプトっていうのは全員に解禁はしてるよ。じゃあそれでこのルールの中では公平じゃないかっていう言い分をしてるっていうことですね。
なるほど。公平なドーピングの要因であるという感じですね。
そうですね。なので、これまでの2つの説明だけでいくと、エンハウスドゲームズっていう発想は論理的に否定しきれない。
ドーピングはなぜダメなのかっていう等に対して否定できないっていうのが、弁護士さんのまず問題提起として挙がってたっていうことですね。
確かにちょっとそう言われると、ちょっと厄介な問いになってくる気がしますね。
ここからが弁護士さんの議論の核心で、すごく説得力があるなって思ったところなんですけど。
お願いします。
仮にドーピングっていうものに本当に有意な、有意っていうかプラスになるっていうパフォーマンスを上げる競技力を上げる効果があるとするじゃないですか。
で、ドーピング容認した世界で何が起きてくるかっていうと、何ができると思います?
使わないと勝てないみたいな感じになってくるってことですかね。
じゃあドーピングしないと勝てないよねっていう世界が出来上がってくるじゃないですか。
そうすると事実上それって選手に対してドーピングを強制しているよね、それって。
同じ意味を持つよねっていうことになると思いません?
まあ確かにそう言われてみると、容認という言葉ではなくて、強制という感じになってくるという。
それって実質的に強制だよねっていう。
これってさっきも実は喋ってたんですけど、エンハンスドゲームズの話にもまるっきり一緒なんですよ。
ドーピング容認っていうものは、結局出る人がほとんど使ってるんだったら、自分も出るんだったら使わないといけないよねっていうことで、
27:10
ドーピングの容認とは言っているんだけど、実はそれは強制的なものに変わっていくっていうのは、もうすぐにわかると思うんですよ。
たしかにね。
その話をね、今同じことを言ってるって感じなんですけど、
もしその容認が強制に変わっていってしまったときに、
ドーピングをせずに健康的にスポーツに参加したいっていう、そもそもの選手の権利ですよ。
アスリートの権利っていうものが踏みにじられていいのかっていうのが、弁護士さんの問いだったんですね。
なるほどですね。だからちょっとそう言われると、全く違う角度の話にはなってくる感じですね。
なんで、なんかね、そのドーピングする本人をどう扱うかみたいな、本人ベースの話だったんだけど、
どっちかというと、これが他の選手がクリーンに競う権利っていう、その人から離れていくっていうかね。
他者の権利にも話が映っていくなっていうところがありまして、
なんでしょうね。どこまで言ってもね、さっきの話にも一回出てきたんですけど、
自己決定権とかね、自分の体はどう使うか自分で決める権利があるっていうのはもちろん、それはあるんだけど、
一回これ、バズーカ岡田先生とも話したことがあって、ボディービルも先行してそういう世界になっちゃってるので、
そこで話をした時に、面白い話があって、ボディービルの大会とかでも、もう真っ二つに言われてるんですよね。
ありなしっていうので。ありの方でいくと、言ったらね、やってもいい人がいたとしても、
それをね、無人島でね、一人だけでやってくれと。
それだったら別に誰も文句は言わないだろうみたいな話があったんですよ。
でも、そういう人たちって絶対に複数の人たちの前で、自分がこんだけ大きくなったバルクがすげえだろうっていうことを言うでしょ、絶対って言ってたんです。
何が言いたいかっていうと、自分の体をどう使うかは自分で決める権利がある。確かに。それは間違いない。
だけど、それを第三者の前とかSNSとか何かに出てきてしまうと、もうそれって自分から他者への影響っていうところって、全然考えてないじゃないですか。
他者決定権に対しての影響っていうのは絶対ありますよね。出てくるでしょ。
30:02
間違いなくそうですね。
子供たちとかっていう知識がない子たちに対してその影響が渡ってしまったときに、それってどうなんだろうっていうのが僕が考えてる。
人間って絶対社会的な生き物だし、何か自分の中で言いたいことって絶対あるじゃないですか。
そういったところが僕はすごく気になってしまう。どうしても。
なので、私としてはそこの他者への影響っていうところが、僕自身はすごく意味が出てくるんじゃないかっていうことになります。
なるほどですね。自分自身が薬を使うけど、それで隣でいわゆるライバルたちが持つべき、あるいはそういう権利みたいなものが奪われてるみたいな構想になってくると。
どこまでいっても自分本位で自分だけのことを考えていくと、確かにこれまでの議論っていうところになるんだけど、
これがドーピングをせずに健康にスポーツに参加したいっていう軸にしていくと、これって多分広がっていくっていうか、
影響がここの議論の中に入ってくる。他者への影響っていうところが入ってくるなって思っていて。
そうしていくと、その弁護士さんが続けてたのは、アンチドーピングっていうものはスポーツそのものが壊滅するっていうか、なくなってしまうっていう。
っていうことに対してのスポーツ側、だからスポーツ側って言ったら全体になるんですけど、健康に僕たちは競いたいんだっていう、
アスリート選手一人一人からの自分を守るための最終的な装置、最終的な取り組みっていうことになるんじゃないかなと思っていて。
なので選手っていうものは、選手アスリートはクリーンなスポーツに参加する権利っていうものを保証されないといけないっていうことを言ってるんです。
本当に確かに。その通りで。
僕自身ね、やっぱりアンチドーピングの啓発活動ずっとしてますけど、健康のリスクの話だけでは説明することの限界を感じてるんですよね。
そこの中で、このクリーンに競う権利を守るっていう、この視点を加えると、これまでの議論っていうのが少しずつ変わっていくんじゃないかなっていうちょっと思ってまして、それもあって今回取り上げさせていただきました。
33:07
なるほど。ありがとうございます。
そういう今お話ししたところも踏まえて、今回の結果を見直すと、ちょっとまたいろいろ気づきがあるという感じですね。
ありがとうございます。さっきね、紹介したカーリー選手ですね。
つまり、エンハンスドゲームズっていう、そういうドーピング容認の大会で、自分は使ってない、むしろ次の五輪に出るんだっていうことも言ってるんですよ。
そのために自分は絶対薬物やるわけがないみたいな、そういう論理なんですけど。
そこのエンハンスドゲームは、全員がドーピング容認なんだから、薬を使ってやっと公平だみたいな話にはなってるんですけど、建前はですね。
建前というか立て付けはそうなってるんですけど、蓋を開けてみたら別にトップの選手の何人かっていうのは、薬を使いたくないんだみたいな。
彼らの言い分を信じるのであれば。っていうことがあったわけですよ、実際にね。
そうですね。さらにその選手たちが勝ってしまったという。
そうですね。3種目でそういった話が起こっている。
これってもしそのエンハンスドゲームズっていうものが仮に定着してしまったとしても、してしまうと、カーリーさんたちのクリーンで競いたいっていう選択肢が今はあるんだけど、中長期的には消えてってしまうっていうことではあるじゃないですか。
そうですね。使わないと勝てない世界にもうなってしまうと、結局カーリー選手たちの言葉も信じて考えるとすれば、勝ちたいなら使うしかないみたいな感じにはもうなってしまうということですよね。
そうなんです。なんで自称クリーン選手が勝ったという結果は、エンハンスドゲームズにとって面白くはないとは思います。
ただ、この1回目に自称クリーンの選手が出たことによって、クリーンに起走権利っていうアンチドーピングの土台っていうものが、エンハンスドゲームズにもちゃんと影響を与えてるっていうことを、ある意味で証明した出来事ではあったなとは私は思ってるんです。
なるほどですね。この大会を我々のような医療者側からも考えられる部分もありますよね。
36:17
エンハンスドゲームズって、アメリカでやってるんですけど、FDAの承認薬を医療管理課でって言ってるんですよ。実はホームページを見ると白黒のページになってて、ドクターであったりとか、いろんな医療スタッフみたいなのがバーって名前挙がってるんですよ。専門家と言われるような人たちがね。
FDA承認薬を医療管理課って言ってるんですけど、これ少しミスリーディングなところがあって、あくまでも薬って特定の疾患に対する治療目的の用法用色って当たり前ですよね。決まってるんですよ。
これ決まってるんだけど、これあくまで、今回の人たちってその病気の人じゃないわけですよね。当たり前ですけど。疾患ということじゃない。健康な人が、協議力向上のために複数の薬を組み合わせて長期的に使うってことをしてるわけですよね。
これって当たり前なんですけど、薬って病気の人のためのものを健康な人に使うっていうことであったり、こういう用法用色とか全部無視してるんで、当然ながら適用外、承認されている枠外になるってことですね。
だからFDA、承認と言いつつ、それが安全を担保してるみたいな意味合いで捉えがちですけど、それは全然違うよという。
なってないですね。むしろ添付文書から外れた使い方してるんだから、何が起こるかわからないし、当たり前ですけど、それで起こった副作用に対して救済措置とかないですよね。
誰もわかんないですもんだって。そんな使い方するって想定してないですからね。
だから、医療管理家っていうことで免罪符みたいに使ってますけど、こんな安全っていう、そんな使い方なんか存在しないんですよ。
なるほどですね。だから、我々の視点から言うと、治療とかそういうものではなくて、もはや人体実験的な要素になってしまうという。
人体実験ですよね。近いというか、人体実験ですよね。実際これも言ってますしね。
医療の知識を使って実験をするって言ってますから。不老長寿とかそういうところに対してこの知見が生きるんだっていうことをエンハンスドゲームズ側は言ってるので。
短期的に何も起こなかったとしても、絶対にこれって中長期的に何年何十年追跡しないとわかんない。
実際それで、やっぱりアンチドーピングのルールができたっていうのは、そもそも昔、過去にドーピングを取り締まるルールがなかったときに、行き着く先って結局選手が死んでいくことなんですよね。
39:15
これを防ぐためにそもそもアンチドーピングのルールができているのに、それでルールを作ってその組織、ワダ、世界アンチドーピング機構を作ったのに、それをまた自分から抜けて、また同じことを繰り返すの?っていうことですね。
大人だからもはや自己決定だからとかで言う、ちょっと片付けられない。
そうですそうです。同じワダチをまた踏むの?って。
過去の選手たちのアスリートの死っていうものに対して、同じことを繰り返すの?っていうことですよね。
なるほどですね。ありがとうございます。
吉田さんに話題がまた変わっちゃうんですけど、あと気になるのは、来年もやるんかっていうところですよね。
これね、どうだったんだろうっていうのは僕もわかんないんですけど、計画はまだ出てないと思うんですよね。ちょっとわかんないんですよね。
だからそこがビジネス的にも2回目あるんかっていう、それでどんな感じにこうなっていくのかみたいなところですね。
ありがとうございます。
これ実はですね、背景として知っておかないといけないのは、エンハンスド社っていうのがあるんですよ、会社が。
会社があって、言ったらサプリメントとか、そういう違法のものですよね。っていうのを販売してたりするんですよ。
しかも、あっちのアメリカの上場会社なんですよ、これ。だから、ドーピング容認大会を推進しているものに対して、投資家が投資対象としてお金を入れるっていう環境なんですよ。
まずそれは知っておかないといけなくて。それを踏まえてですね、今のところですよ、彼らが言ってた、ドーピング容認したことによって世界記録がバンバン更新されますよみたいなことを言ってたけど、そうじゃなかったっていうことで言うと、商業的には結構厳しいスタートになったんじゃないかなっていうふうには考えてます。
それで言うと、さっきご紹介した通り、世界記録更新っていうのは一種目だけですよね。彼らが言う世界記録ね。バンバンバンバン出たわけではなくて、さっきのカーリーみたいに、次のゴリ目指すんだみたいな、よくわからんやつが、俺はクリーンなんだみたいなことを言い出しながら出て勝ったみたいな感じの、やったので。
42:20
ある意味で、それを否定してくれたっていうところもある。世界スイレンみたいに、出たら終わりだよっていうことを言っているっていう選手を締め出す方向に行ってるので、今後トップの選手のリクルートっていうのはますます難しくなっていくっていうこととか、2回目はやっぱり面白く、やっぱり1回やったことに対してのインパクトはなくなってしまうんで。
そことかも行くと、本当に観客が継続的に興味を持つのか不透明っていうのは思います。が、やっぱね、優勝賞金があるので、ここは多分僕自身はなくならないんじゃないかなって、1回やっちゃったんで、これは残念ながら残っていくのかなっていうふうには思ってます。
出てきている選手のほとんどがお金のためっていうふうに言ってるんですよね。もう戻らないって覚悟を決めてエンハンスに来てるので、そういう理由を見ていると、やっぱり現役が難しくなった人たちがこっちに流れてきたりとか、いう可能性は十二分にあるかなと思ってます。
なるほどですね。だからまあそういう世界スイレンみたいな内気を作っているところが増えてくるけど、その賞金のところとか、別にそこのカテゴリーでも戦わなくていいみたいな選手もちょっとずつ出てくるかもしれないと。
とはいえクリーンで戦う場ではもう戦えないけどっていうところをどう捉えるかみたいなところですね。
だからまあ、2回目があったとしても、希望っていうものは同等ぐらいになるんじゃなくて、少なくとも拡大になるのかなっていうのはちょっとイメージがついてないですね。
逆にエンハンスとゲームが続くほど、そのクリーンを選ぶ選手の方がどんどん目立っていくという可能性もありはするんですかね。
あんまり私としてはね、それ続いてほしくないんですけど、だからそうはなってほしくないなとは思いながらね。今回の大会をやってる人っていうのはやっぱり投資家なんですよね。
資産家が出したりするんで。だから続けようっていうふうにはなってくると思うんですよね。皮肉なことにはなっていくかもしれないんですけど、なんとかやっぱりなくしていく方向にはしたいなとは思ってます。
45:08
コンセプトはね、やっちゃったんでなくならないんですよね。
そうですね。だからこそ、やっぱりなぜドーピングがいけないのかっていうところは教え続ける必要がある。
もう絶対そうしないといけない。特にエンハンスとゲームダメだよっていうことを思った人が言ってってほしいですよね。私たちだけじゃなくて。
ありがとうございます。
なんかエンハンスとゲームについて語ってしまうと、多分皆さん本当に自分の考えもあるでしょうし。
そうですね。これは本当にいろんな考え方あります。多分アスリート側とかアマチュアスポーツの方とか、そういった方々はやっぱりこうどうやって食っていくのかみたいなところも正直あるので、私たちはそういう議論はできないですよね。やっぱりその立場には立てないですし。
でも、だからこそそれでいいのかっていうと、やっぱりいろんな立場の方とドーピングはなぜいけないのかっていう議論であったりとか、この大会についてどう思いますかっていうことに対しては議論をしていかないといけないなっていう思います。
ありがとうございます。今日はもう本当にエンハンスとゲームの結果を振り返りつつ、なぜドーピングはいけないのかというところを改めて再考させられる、根本的なそこ問いですから、そこも踏み込んで私自身もちょっといろいろ考えさせられる話だなと思います。
ありがとうございます。
今日ね、一つだけ持って帰っていただきたいなっていうところがありまして、そこが何かっていうと、なぜドーピングがいけないのかっていうことに対して、実はその本人の健康を害するからとか、公平性を守るからっていうことだけでは説明しきれないっていうのは実はあるんだっていうことは知っていただきたくて、
ただ、弁護士さんの話の中で私もハッとしたのは、やっぱり他の選手がクリーンに戦う権利であったりとか。私はそう戦いたいし、他の人たちもクリーンで戦ってくれないと、そもそもスポーツで成り立たないじゃないですか。
自分だけじゃなくて他者っていうところが出てきているっていうその観点であったり視点であるとか、私がお伝えしたように、他人に与える影響ですね。ドーピングをしたことに対して自分で済めばいいけど、それでは済まないだろうっていうのがこのご時世じゃないですか。
他者への影響っていうところ、そこ辺のですね、その辺の観点が僕は今後なぜドーピングがいけないのかっていう中に入ってくるんじゃないかな。それが結構本質的な答え、アスリートがアスリートの権利っていうところの答えに近づいていくんじゃないかなっていうのはなんとなく思ってます。
48:22
もし議論したいとか、こういう考え方があるよっていう方はぜひ一緒に話をしたいなと思ってます。
ありがとうございます。
本当僕としても、FDA承認のところとかの話も非常に、今日はお話ししていただいてよかったなというか、治療目的の承認であって、協議云々は全然違う話だよっていうのは、それもちょっとしておいていただきたいなっていうところではありましたね。
はい、ありがとうございます。もうそもそも対象者が違うっていうことでも、ダメですよねってことですね。ありがとうございます。
はい、ドーピングゼロ界としてもですね、これからもクリーンに競いたいっていうね、当たり前の欲求ですよね。選手の当たり前の欲求、当たり前の権利っていうものを守るために地道に啓発やっていきたいなって思います。
そうですね。そういう啓発もしていきますし、このゼロラジでもですね、これから継続的なアンチドーピングとかクリーンスポーツに関するトピックをできるだけ現場目線で、ちょっとたまには哲学的な角度からもお届けしたいなと思います。
はい、今日の内容、ちょっとディープになっちゃったんですけど、現場でですね、選手を支える皆さんとか、スポーツを愛するすべての方にですね、参考になればと考えております。また今日の感想をぜひお聞かせいただけたらなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
それでは今日はこのあたりで失礼したいと思います。川島先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
またの機会にお会いしましょう。ありがとうございました。失礼します。
50:18

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