「悪者」を作り出す現象とその背景
ワイドショーなどで話題になる悪者探し。
仕方ないのはわかるんですが、どこまで本当なの?
加害者って本当に悪いの?
…って疑問に思うことがよくあります。
思考は完成させなくていい。
TheThinkingTrackﻞ気になったテーマを深掘り。
改めまして、今回は悪者は結果だけ見れば簡単に作れる、をテーマに進めてまいります。
そこに至るまで積み重なる原因がたくさんあって導かれる。
そういうことって多いんです。
ただその過程を後悔せず、結果だけ披露して、
こんなひどい扱いを受けました、みたいなことを周囲に話して、周囲を味方につける人います。
そもそもその原因を作ったのはその本人であって、
それに長いこと積み重なり、積み重なり苦しめられた被害者が給与の策として強行してしまった結果であったとしてもです。
こういうことって実際よく見かけますし、身の回りでも皆さんあるんではないでしょうか。
このような状態を端的に表す言葉や理論ってあるんでしょうか。
今回はそういったものを5つ整理して、概念ですね、話していきたいと思います。
被害者ポジションの獲得とDARVO
1つ目が被害者ポジションの獲得とか、被害者ムーブって言われるやつ。
本来は原因を作った側が悪いのに、その原因を作った繰り返した経緯を伏せて、最後に起きたことだけで、
こんなことされたって被害者だって結果だけ提示するパターン。
SNSとか人間関係の文脈の中では被害者ポジションを取るとか、被害者ムーブとか言われたりするやつです。
これただ俗語のようなので、分析する専門用語ではない。ただよくありますよね。
そもそもお前が悪いんじゃねえの?みたいな話。
2つ目。DARVO。心理学対人問題の文脈で出てくる言葉。
ジェニファー・フリードが提唱した概念だそうで。
何の略かというと、デニー、否認、アタック、攻撃。
リバース、ビクティム&オフェンダー。被害者と加害者の逆転。
この頭文字を取ってDARVOみたいなんですけども。
つまり、加害行為とか原因を作った側が、その加害した責任を否認して相手を攻撃して、最終的に自分が被害者だと見せかけること。
冒頭申し上げた、原因を非公開にして結果だけ語ってね。
例えば、最後殴られた。殴られたことだけを、殴るまでにあったいろいろな経緯は関係なく、殴った結果だけを語って周囲を味方につけるってやつ。
これがリバース、ビクティム&オフェンダー。被害者、加害者の逆転というやつのようです。
コンテクスト・リッピングとリアクティブ・アビューズ
3つ目。コンテクストリッピング。文脈の切り取り。
もうちょっと表現を変えると、印象操作です。
結果だけ見ると、原因とか時系列とか、相互作用、背景や事情、それが削除されちゃいますよね、結果だけだと。
だから結果しか聞かない人は、「そんな扱いを受けたんだ!?ひでぇな、あの野郎!」みたいな。
そういうふうに受け止められてしまう。しょうがないですよね。そこしか聞いてないんだから。
議論の論法で言うと、コンテクスト欠落、文脈欠落、あるいはチェリーピッキング、都合のいい部分だけを提示するパターンです。
4つ目。リアクティブ・アビューズ。これは対人支配とかモラハラ文脈で出てくる言葉だそうです。
被害者が繰り返し長期的圧迫され、迫害され、いろいろひどい周知を受けた末に、ついには耐えきれなくなって怒鳴ってしまう。
怒鳴りますよね、それはね。繰り返し丁寧に丁寧に言ったっていうことを聞かなかった。
あるいは強い言葉を使ってしまったり。関係を断つ。もう耐えられない。とか、とにかく強行手段を取る。
そういった場合に、その最終的に取った手段だけを、その反応した部分だけを切り出して、こんなことされたって、見てください、この相手ひどいでしょって。
加害者が本来その言っている本人なのに、加害している本人が相手がひどいから自分が被害者っていうような構図を見せる。
被害者が給与の策として強いられてやってしまったこと。そこだけをね、背景を語らずに主張するやつ。
5つ目。哲学とか社会心理的に言うと、結果主義的評価による因果の隠蔽っていう言葉があるそうです。
結果主義的評価と思考の過程の重要性
ちょっと言葉難しいですよね。
プロセスを隠してアウトプットだけで道徳評価を誘導する構造。
さっきから繰り返してますけど、まさにそうです。
言い換えるならば、結果だけ見れば悪人。でも、経緯まで見るとちょっと話違うよって変わってくる。そういう問題。
いかがでしたでしょうか。思い当たるしありませんか。
はい、今回はこの辺りで。最後にお断りです。
この配信では身の回りでセイラーGが感じたことを基に、ネットやAIなどから得た情報を参考に構成しています。
正確性についての保証はいたしかねますので、くれぐれもご自身で最終判断をしてください。
無駄晒しき情報やお気づきの点がございましたら、お知らせいただけると助かります。
The Thinking Trap
思考は途中にこそ価値がある。悪者がいるから壊れる関係もちろんあります。
でも、誰も悪くない。悪者がいないのに壊れそうになる関係もあります。
とにかく私は、結果だけ聞いて、悪者決め、そっちに走らないように気をつけています。
The Thinking Trap