作問者の誘導にきれいにのっかり解答していけばいい学校英語の類とは違い、英作文や英会話には枠組みがありません。自由で楽しい反面、すべてを自分でつくっていかなければならないため、必然的にハードルは高くなります。この動画では、まっさらなゼロの状態から英作文や英会話をうまくやっていくためのヒントを、「直感」というキーワードを用いて紹介しています。
英会話と英作文の難しさ / インプットとアウトプットの違い / 0から言葉を組み立てる難しさ / 学校英語との対比 / 誘導された問題と、自由に話すことの違い / 英会話・英作文に必要な「クリエイティブさ」 / 論理より直感が重要になる理由 / 将棋にたとえた会話・作文の思考 / 直感を鍛えるには何が必要か / 便利な定型表現と直感的表現の違い / 学校英語と実践的英語の役割の違い / 英会話・英作文は直感重視で鍛える
プロフィール:
フリーランス産業翻訳者。新潟県新潟市生まれ。東京工業大学(現:東京科学大学)大学院修了。2019年よりフリーランス産業翻訳者として開業し、現在に至る。専門は技術、IT全般。愛称は「そっちゃそ」。副業として語学指導や発音指導も手掛ける。趣味はキャンプ、登山、ドライブ。ご意見・ご感想は公式HPのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
テキストによるまとめはこちら:
https://note.com/trans_souta/n/n80df61a3d026
YouTubeはこちら:
感想
まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!
00:03
では、そっちゃそです。この番組、そっちゃその語学ラジオでは、語学学習というテーマを軸に、 その本質やあり方について、哲学的に考えていきます。
ここで扱うエピソードは、もともとYouTubeで公開した内容をもとに、 音声コンテンツとして再構成したものです。
映像がなくても理解できるように設計していますので、 通勤中や採用中など、長ら時間でもぜひお楽しみください。
それでは、今回のテーマに入っていきましょう。
こんにちは。今回も英語学習系のネタを、 ラジオチックにしてお届けしたいと思います。
今回は英語技能の内訳、一番よくあるやつ4技能ってやつですよね。
リーディング、ライティング、リスニング、スピーディングの 4技能で分けるやつ、よくありますよね。
もしくはインプット、アウトプットみたいに、 各話すみたいな出力をする能力と、聞くとか読む、
インプットする能力で分けるとか、 いろいろありますよね。
分け方はいろいろのうちの1つ、英作文と英会話、 要するにコミュニケーションって言ってもいいと思うんですけど、
ゼロから何か自分で何か言って、 それでうまくやり取りをしていくっていう、
英作文って手紙とかもそうじゃないですか、 自分で何か言う、英会話もそうですよね。
自分で何か言って相手に伝えるっていう、 そういうやつですよね。
これって1つ共通する特徴があって、 さっきもチラッと言ったんですけど、
ゼロからっていうのがまず特殊なんですよね。
英語学習っていうと、教材を読む、英文を読む、 英語音源、リスニング音源を聞くとか、
何かがまずありきで、要するに 素材ありきで情報を摂取するっていうのが結構多数派なんじゃないかなって僕は思うんですけど、
そういう何かありきっていうのとは対照的で、 ゼロを待ったらノートの白紙みたいな、
そういう状態から何かクリエイティブにするっていうのが 英作文と英会話ですよね。
テーマとかも全くなくて、 これについてある場合もありますけど、
基本的に自分が好きなように好きな順番で 好きな文量でやっていくっていうのが英作文と英会話ですよね。
自由で面白そうじゃないですか。
ただ一方、多くの方が感じるように、 英作文も英会話も難しいんですよね、自由な文。
03:03
素材ありきの話の場合って、言われたことを読むとか、 言われたことを解釈するとか、書いてある通りに読むっていう、
構造ありきで、文の流れありきで、それを誘導というか、 こんな順番で読んでくださいという、
きれいに整備された状態で読むっていうのが すごく快適というかやりやすいんですよね。
もう自分で何か組み上げるって必要はないですから。
それがあるのが嬉しいんですけど、インプットの場合ですよ。
ただ、ないのが黒いようですけど、 英作文とか英会話なんですよ。
特段難しい、英語はそこそこできるっていう、 自負がある人でも英作文とか英会話に苦手の意識があるっていう人はいると思うんですけど、
今回はこの話、つまり、 なんで英作文や英会話が難しいのかっていう話を冒頭で言ったんですけど、
難しいなりにどうやってやっていけば良さそうかっていうのを話したいと思います。
英作文も英会話も難しいですねって言って、 はいおしまいだったらどうしようがないじゃないですか。
だから難しいなりに何とかしなきゃいけないのは事実ですから、
そこを何とかするためにどうすればいいかっていうのを話をしたいと思います。
さっき文章、もうすでに目の前にある文章や音源を 生成するとは違いますよっていう話をしたんですけど、
こういったいわゆる学校英語でやってきたことと 対比すると分かりやすいと思います、もっと。
なんでかっていうと、さっき冒頭の話で誘導っていう話をしたんですけど、
誘導っていうのは作者、著者がこんな風に読んで欲しいっていう意図があって、
その誘導された場所に作者や著者のメッセージがあるわけですよね。
それに綺麗に乗っかっていけば、 特に負担を読者側に強いることなくメッセージが伝わりますよね。
これは作者側の工夫なんですけど、 これのもっと丁寧バージョンが学校英語な感じなんですよね。
学校英語の場合って、こんな風にテストや試験の回答をしてくれっていうのを、
作文者側の願いみたいなのがすごく露骨に出てくるんですよ。
作文をする人って、別に意地悪をして難しい問題を 話すことは目的じゃないんですよね。
作文をする人って何がしたいかっていうと、 この分野のこの部分を分かってますよねっていうのを聞きたいんですよ。
ここの時勢を何にすればいいか、あなたは分かってますか? 分かってますよねっていうのを聞きたいんですよね。
それを確認するのがテストじゃないですか。
06:00
それの確認の仕方がすごく丁寧すぎるというか、 誘導が過ぎるくらいに綺麗なんですよね。
言われた順番で探っていけば正解にたどり着くという感じですよね。
それが学校の英語ですよね。
これって何が特徴的かっていうと、 学校英語の語句の問題って単文の入れ替え、語句の入れ替え。
選択肢があって、アーマルマル、イーマルマルみたいな語句があって、
アイウエオの順番を、例えばアイウエオの5つ後として、 アーオイウエみたいな感じで適当に並べ替えて、
ついつまのような単文を作るとか、もしくは単語1個分だけ空欄になってて、
そこに最も適切な語句を選んで入れて、 それが正解かどうか判断するというのはよくありますよね。
これってそういうのありましたね、そういうのあったなというふうに、 もっと多くの人に思ってくれると思うんですけど、
ここに誘導というのがあるんですよね。
空欄の入れ替え、空欄穴埋めとか語句の入れ替えって、 それ以外の部分ありますよね。
文章とか単文の空欄になってない側、 それはお膳だったというか、完璧に整備されてるんですよね。
そこまで、例えば仮にですけど、8割完璧な英文が与えられて、
1割とか2割とかそれぐらい空欄だったり、 順番が定まってなかったりするんですけど、
そこだけを作文させる側、問題を解く側の人が 処理すればいいんですよね。
要するにまさに誘導されてるんですよ。
最後の一試合だけ、最後の一塗りだけしてほしいという 作文者の意図があって、
そこをしてもらおうとして、 この人はこの部分を分かってますねというピンポイントで、
その人が理解しているかどうかというのを 判断しているわけですよね。
これまさに誘導じゃないですか。
ポイントのもう一つというか、 この話で注目する点って、
欲しいところ、確認したいところ、 ここの時制は何ですかとか、
その確認したいところ以外については もう出来上がってるから、
そこは問題を解く人は何もケアしなくていいんですよね。
楽であってシンプルであると言えばそうなんですけど、
自分で構築するという、 もうすでに目の前に構築済みの文があるわけですから、
自分で構築するというチャンスというか機会は よくも悪くも奪われちゃいますよね。
ここがポイントなんですよね。
学校英語の対比で説明を試みましたけど、
学校英語というのは基本的にもう作文をする人が 作ってくれてることがほとんどなんですよね。
自分で何かするという機会がないんですよ。
09:00
英作文は亡き道もあらずですけど、やっぱり限定的じゃないですか。
全体のウェイトから見た場合、 ゼロから作るという機会はほぼないですよね。
今、学校で何かスピーキングをするみたいな試みも たぶんあると思うんですけど、
やっぱり限定的だと思うんですよね。
そこなんですよね。
ゼロからというポイントが量的問題ですよ。
量的問題でゼロから何かするという機会が あんまないというのがまずあります。
これは学校の対比で説明しましたけど、仕方ないことで、
学校というのは数十人の生徒に同時に教えなきゃ、
しかも定まった時間、定まったカリキュラムで 教えなきゃいけないという都合がありますから、
一人一人にクリエイティブな仕事をさせようとすると、 たぶん大変ですよね。
リソースを取られますよね。
だからどうしても儀式的になるのは仕方ないんですよ。
空談に正しい語句を言ったら、その人がその用法を 理解しているとみなすという、
みなすというその儀式的用法が使われてしまうのは、 これは仕方ないことなんですけど、
とはいってもその結果としてやっぱりゼロから 何かするという機会が少なくなって、
結果的に英作文と英会話、さっき最初に言った、
ゼロからクリエイティブに何かするという チャンスがない分、
やっぱりトレーニングの機会がないとなってしまって、 結果的に苦手になるわけですよね。
ただやっぱりやらないといけないじゃないですか。
世の中の景色を見るとやりにくいという景色はあるんですけど、
それでもだから機会がないからやりませんって変ですよね。
でもやっぱりなんだかんだやっていかなきゃいけないんですよ。
そこで何とかしなきゃいけないことがあります。
ここからの流れなんですけど、
クリエイティブに何かするという仕事を、
英作文、英会話をそういうふうに捉えて、
じゃあそれをどのようにやっていけばいいかなという話になります。
基本的には学校英語でやるような、
与えられた構造物に人塗りを加えるという感じじゃないのは すぐに分かりますよね。
ゼロからやっていくわけですから。
同時にゼロからやっていくにしても、
適当に思いついたままにベタベタ喋っても良くないのは何となく分かりますよね。
日本語でもそうですけど、
秩序立てないで何か喋るとわけの分からないことを言う、
わけの分からない人になってしまうじゃないですか。
だから全体としてマクロ的にもミクロ的にも
ちゃんと秩序だった英語を作らないといけません。
これがすごく大変なんですけど、大変なんですよね。
大変なんですけど何とかしなきゃいけないと。
これって何だろう、長々と説明したんだけど、
このように、このようなアルゴリズムというか手順とかいうか、
このようなステップを踏めば合理的に
ついつまのあった英文ができますよとか英作文ができますよとか、
12:00
このような思考のフローを踏めば英会話が進むといけますよとは言えないんですよね。
そうですよね。日本語でもそうですけど、
別にアルゴリズムがあるわけないですから、
合理的判断で何かをやってみたら無理なんですよ。
合理的判断を要するに端的に言うと知ってなきゃいけないんですよね。
直感的に会話する、直感的に言葉を選んで、
言葉を選んで、次にまた言葉を選んで、言葉を選ぶ、
その次にその言葉に成語する、また別の言葉を選ぶ、
選ぶ、選ぶ、選ぶっていうのを延々と繰り返すのが英会話や英作文じゃないですか。
ここで論理とか理屈を入れちゃうとどうしてもスピードが落ちるんですよね。
英作文はスピードが落ちても論理なくなりますけど、
英会話に関してはスピードが落ちると致命的じゃないですか。
目の前に人がいますし、WPMが極端に低いと、
なんかこの人大丈夫かなって思われますよね。
そのスピードっていうのもやっぱ大事なんですけど、
そこで論理を重視しすぎて、ここで止まっちゃうと、
やっぱ相手を不安にさせますから、直感でボンボン動くを配置していくっていう、
理屈で説明できない部分を鍛える必要があるんですよ。
これはクリエイティブですよね。直感でやっていく。
クリエイティブって言ったんですけど、これに似てるのが、
もちろん芸術とかもそうですけど、
ボードゲームとか将棋とかチェストもそうですよね。
将棋とチェストって別に合理的にパターンを使って
コンピューターのように将棋をするわけないですよね。
僕もよくわからないですけど、多分直感を使ってますよね。
直感、要するに1点、2点、3点とどんどん局面が進むに従って、
全体として辻褄があって整合性の高い流れになるじゃないですか。
あれに似てて、英会話も直感を使って
次の極を選択していくっていう作業の繰り返しなんですよ。
これまさに将棋ですよね。
その1点1点の間に何か極を選択するわけですけど、
それって理由があってその極を選択しましたって感じじゃないですよね。
やっぱ直感ですよね。
これが英会話とか英作文をよくしていく手がかりというか、
良い流れの1つになると僕は考えています。
選択肢って、これ将棋とのアナロジーがあった方が
選択肢ってたくさんあるじゃないですか。
どのコマをどこに動かすかみたいな感じで、選択肢って膨大ですよね。
単語を1つ選ぶにしても単語のプールって数千から数万ありますから、
数千から数万の中からの1つを自分のその局面で将棋の1点を打つように
パッて出すわけですよね。
これってすごく直感的ですよね。
これを何度も繰り返すと。
だからそういうのがまず必要になります。
これって何だろう、理屈じゃないんですから
15:02
やっぱ直感を磨くっていうその感覚的要素はどうしても必要になりますし、
何か分かりました、今日から直感を使って英会話しますねって
すぐできるわけでもないんですよ。
直感っていうのはやっぱ地道に鍛える必要があるじゃないですか。
他人を観察して、こういうふうに多分考えて感じてるんだろうな
っていうふわっとした感覚を他人から回収したり
もしくは自分で喋って、この局面だとこういうふうに言いたくなるなっていう
ふわっとした感覚を鍛えるっていうのがやっぱ必要になるんですよね。
これってまさに繰り返したトレーニングで
将棋を上手くなりたかったら将棋をたくさん打つみたいなのと全く同じで
英会話作業したくなったら上手くなりたくなったら
自分でクリエイティブに自分でたくさんやっていくっていうのが必要になります。
もちろん量をたくさんやれば必ず英会話、英作文が上達するというわけではありませんけど
少なくとも英会話をしたことがないのに英会話が上手くなる人とか
英作文をしたことがないのに英作文が上手くなった人ってゼロじゃないですか。
だからそれは言えますよね。
少なくともやらないと確実に伸びないっていうのは言えますよね。
トレーニングをするとこの局面はこうっていう状態
この局面、この条件下に見たらこの単語が出てくるっていう直感が鍛えられるんですよね。
それってたぶんですけど別に能力とかスキルに依存しないですよね。
トレーニングで仕込むっていうやつは。
だからセンスとか才能とか頭がいいとか悪いとか関係なしにできるんじゃないかなっていうふうに僕は考えています。
最後なんですけど、ここまでの説明した直感
要するにこういう状況の場合はこの言葉が出てきちゃうっていう状態に持っていくのって
順番としては状況やシチュエーション、伝えたい概念がまず先に先頭にきて
その次に表現や語句が引っ張られるっていう関係ですよね。
全語関係としては。
これってよくある表現、テンプレ表現、便利な表現を頑張って覚えて
それを臨機応変に引き出しから引き出すように使うっていうのはちょっと対照的じゃないですか。
僕はどっちかというと直感兄貴で表現を後から引っ張るっていうのが好きなんですけど
なんでかというと表現の束、便利なフレーズ何千、便利なフレーズ50千、100千とかを覚えて
それを臨機応変に使うっていうのはその便利なフレーズ中のフレーズの数が少なければ少ない場合は
何とかあるんですよ。5とか10とか使い分け苦労してるんですけど
それが例えば50とか100になるとその表現を吟味してどの表現を使えばいいかなとか
18:06
どの単語を使えばいいかっていう作業がどんどんどんどん負担になるじゃないですか。
こういった量が増えるほどつらいですよね。だからどんなに頭のいい人でも
表現丸暗記によるパターンでやっていくとどこかでパンクするはずなんですよ。
どんなに頭のいい人でも。対して直感の場合って何か着想が出てきたら
無意識的に語句が引っ張ってくるっていう感じですよね。
次の一手がふわっと目の前に浮かんでくるっていう感覚ですよね。
これって別に量に限界はないじゃないですか。直感ですから。
直感っていうのはさっきも言ったようにパターンを添えたり吟味する感じじゃないですし
ふわっとそこそこいい一手が2つ3つ出てきてそこからふわっと選択するっていう感じですよね。
こっちの方が楽なんですよ。多分その状況に応じて語句が湧いてくる場合って。
量が増えても負担にはならないと。
最後なんですけど、今回キーワードに合理的に決めるっていう話と
直感的に決めるっていう話をしたんですけど
英会話とか英作文、今回の言葉で言うとクリエイティブな英語の使い方をする場合は
直感に重きを置いた方がいいのではないかなっていうのが今回の話になります。
対象的なのが学校英語ですよね。
学校英語はもう目の前に何かあって
合理的に理由付けをして並べ替えたり語句を選択したりできるっていう
そういう作文者の配慮があるから合理的な方法だけでできるっていうのがあるんですよね。
今までいた場所がすごく特殊な環境であったら仕方ないんですよね。
それは儀式的なのは仕方ないんですけど
特殊な環境だったからそれで良かったっていう認識の方がいいと思います。
だから別に論理的に考えることがダメとかそういう話じゃなくて
論理っていうのは役に立ちますし
合理的に考えられる部分で処理するのがすごくいいんですけど
それだけでは立ち打ちできないっていうのが英会話とか英作文にあります。
クリエイティブって言いましたけど
クリエイティブって別に合理性ないですよね。
クリエイターセンスが問われてないですか。
そんな感じですよね。
今回の話は以上になります。
また抽象的な話になったんですけど
また次回の動画もぜひご覧ください。
よろしくお願いします。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
noteやkindleでもこのラジオで扱っている内容をより体系的に整理したコンテンツを発信しています。
さらに深く学びたい方は概要欄からぜひチェックしてみてください。
21:04
それではまた次回お会いしましょう。
21:13
コメント
スクロール