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トマトだけ「特別扱い」な法律の謎#28
2026-04-30 35:53

トマトだけ「特別扱い」な法律の謎#28

あのトマトが法律で特別扱いに?

様々な野菜がある中で、実は日本の「食品表示基準」において、トマトジュースやケチャップ、ピューレなど、トマト加工品だけが他の野菜にはないほど細かく、12個もの厳格な区分でルール化されています。

なぜトマトだけがこれほど突出して細かく規定されるようになったのか。

その裏には、ナポレオン戦争から始まる保存技術の進化や、かつて横行した有害な化学物質による品質偽装、そして世界的なルール策定へと繋がる深い歴史のからくりがありました。

今回も弁護士の光股とインターン生の笹本が、トマトにまつわる食品表示基準の謎と、身近な食品の裏に潜む奥深い歴史を徹底解説します。


■参考

・カゴメ株式会社,「カゴメの歴史」

 https://www.kagome.co.jp/company/ir/invester/history/

・全国トマト工業会,「トマトの知識」

 https://japan-tomato.or.jp/knowledge/knowledge.html

・日本缶詰びん詰レトルト食品協会,「缶詰の歴史」

 https://www.seikan-kyoukai.org/history.html

・Andrew F. Smith(1996),『Pure Ketchup: A History of America's National Condiment, with Recipes』,University of South Carolina Press

 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1971149384742177153

・食品表示基準

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/

・FAO・WHO(2025),『CODEX Alimentarius(国際食品規格)』,コーデックス委員会

 https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius

・UNECE(2025),『FFV-36: Standard for Tomatoes』,国連欧州経済委員会

 https://unece.org/sites/default/files/2023-07/36_Tomatoes_e.pdf

・Smithsonian Magazine,「How Ketchup Revolutionized How Food Is Grown, Processed and Regulated」

 https://www.smithsonianmag.com/innovation/how-ketchup-revolutionized-how-food-is-grown-processed-regulated-180969230/

・National Geographic,「How Was Ketchup Invented?」

 https://www.nationalgeographic.com/culture/article/how-was-ketchup-invented

・Science History Institute,「Harvey Wiley's Fierce Pursuit of Food Safety」

 https://www.sciencehistory.org/stories/magazine/harvey-wileys-fierce-pursuit-of-food-safety/


■その他の媒体

となりの弁護士放送局は、YouTubeでも配信中

http://www.youtube.com/@tonaben2509


■目次

トマトだけ特別扱いしてない?

食品表示基準の「トマト加工品」

トマト以外の定められ方

ナポレオン戦争と保存技術の発明

トマトケッチャプの誕生と食品汚染

偽装の横行と規制の誕生

トマト加工品と第二次世界大戦

国際基準と食品表示基準の制定

まとめ


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■プロフィール

【弁護士 光股 知裕(みつまた ちひろ)】

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【インターン生 笹本(ささもと)】

・プロスパイア法律事務所のインターン生

・法律勉強中

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00:08
日本の法律って、野菜の中でもトマトを特別扱いしてますよね?
いや。感じたことないですけど。
そうですか。
トマト。
え?あんまり聞いたことないですか?
聞いたこともないし、実感としても感じたことないですね。
えぇ、完全に特別扱いされてますよ。
トマトか?
はい。例えば、これから紹介する食品表示基準の中でも、
トマトだけ独立で、いろんな規定がいっぱいあったりとか、
ジャス規格でもトマトだけ独立した区分があったりとか
日本標準規格
そうなんですよ
あと景品表示法もトマトだけ特別な規定がいっぱいあるとか
別に産地偽装とかされやすいわけでもなければ
アレルギー食材って感じもしないし
なんでっていう感じだけど
そうなんですよ
私もそこが気になって調べてみたら意外と深かったので
いろいろと紹介していこうと思います
なんか変な感じですけどね
改めまして弁護士の三又と
インターンの笹本です
よろしくお願いします
今回は何をするんですか
今回はトマトに関する規定をいろいろと調べてきたので
紹介していこうと思います
たまにある笹本さんの変な着眼点数です
餃子に続きトマト
何を話すのか全く想像がつかないんですけど
今回はトマトに関する規定の中でも
特に食品表示基準で
トマトに関する規定がいっぱいあったのが気になったので
食品表示基準から広げる形で紹介していこうかなと思います
食品表示基準はあんまり取り扱うことないんで
よくわかんないですね
そんなにどういうものが規定されているのかっていうのが
まず食品表示基準とはというところから
説明していこうと思うんですけど
食品表示基準っていうのは
加工食品の容器包装などに
栄養成分とか熱量に関する表示とか
あと原材料とか名称とかが記載されているときに
参考にされる基準のことを言います
なんかあれですよね
大体パッケージの裏とかに四角に囲って書いてあるやつですよね
今日具体例でもできて
私このめっちゃ固いグミ好きなんですけど
この裏の四角の部分
例えばこの裏に何が書いてあるかというと
名称としてグミキャンディーっていうのが書いてあって
あと原材料名として水飴
括弧国内製造
砂糖 ゼラチン 食物油脂
肝原パラチノ酢 ソルビトール 酸味料 ゲルカ剤
括弧 増年多糖類
香料 着色料
着色料として何個か
光沢剤 甘味料
今タフグミの原材料を紹介している
はい
みたいなのが書いてあるもののときに
参考にされる基準を言います
全くこのトマトは使われていないように見えるけど
これを選んだんですね
手元にあったのがそれだったら
03:02
食品表示基準というのは
なんとか法という名前はついていないんですけども
法的拘束力があるもので
それはどうしてかというと
食品表示基準は食品表示法という法律に基づいた
具体的なルールなので守らなければ
行政指導を受けたりとか
最悪の場合は景品表示法違反として
罰則罰金とか懲罰の対象となります
なので広い意味では法律という名称の中に含まれます
具体的には基準のようにやらなきゃいけませんよという話ですね
そういうことです
では次食品表示基準の中で
トマトに関する規定はどんなのがあるかというのを
見ていこうと思うんですけど
トマトに関する規定としては
トマト加工品という括りで規定されていて
トマト加工品として規定されている項目は
全部で12個になります
トマト加工品というのは
トマトそのものを売る時じゃなくて
トマトが原材料に入っているけど
もはやトマトじゃないもの
そうですね
トマト加工品というものそれ自体も
食品表示基準の中に定義が規定されていて
具体的に言うと
トマトジュース トマトミックスジュース
トマトケチャップ トマトソース チリソース
トマト果汁飲料 固形トマト トマトピューレ
およびトマトペーストを言う
というふうに規定されています
ケチャップとかチリソースとかも
トマト加工品の中に含まれているということなんですね
そうなんです
トマトピューレに該当するものだったら
商品名が何であろうとも
名称はトマトピューレと書かなきゃいけませんよ
みたいなそういうことですね
はいそういうことです
具体的に何個か見ていこうかと思うんですけれども
例えばトマトジュースの場合だと
2個定義規定があるんですけど
1個目がトマトを破産して削除し
または裏ごしし
皮趣旨等を除去したもの
またはこれに食塩を加えたもの
というのが1個目の規定の仕方
はトマトジュースに当たります
だからトマトジュースをおいしくするために
別の食塩以外のものを混ぜたら
もうそれはトマトジュースとは呼んではいけません
みたいなそういう使い方ってことですね
はいそういうことです
今聞いていて何か思い出しましたけど
食品表示基準は結構
法律上トマトジュースって何なの?
っていうのを調べる時とかに出てきますよね
はいそういうことです
それってどういう時に使うの?っていう話なんですけど
結構小竹正義館のYouTubeチャンネルとかネタとかを見ると
食品表示基準とか出てくることが多かったりしますよね
そうなんですね
これって法律上何が定義なのかみたいな
マイクの定義はとか
これ職員じゃないから職員表示基準じゃないけど
そういう話をしようとすると
職員表示基準に行き着くとか
が結構多かったりしますよね
はいそういうことです
2つ目の定義としては
濃縮トマトを希釈して削除の状態に戻したもの
またはこれに食塩を加えたもの
なので濃縮還元のトマトジュース
濃縮還元のトマトジュースもトマトジュース
はいそういうことです
ちなみにこの濃縮トマトっていうの自体にも定義が設定されていて
なるほど
それはどういうものかっていうと
トマトを破産して削除しまた裏ごしし
06:01
皮出汁等を除去した後濃縮したもの
で無塩化溶性固形分が8%以上のもの
っていうものを言います
かなりレシピ的ですよね
冷静に考えると
破産して削除しとか書いてあったっけ
そうですね
確かに結構手順が書かれている感じ
それ以外の方法で汁状にしたら
トマトジュースじゃないっていうことなのか
厳密に言えばそうなりますけど
それ以外の方法って何かあるんですかね
破産して削除する
確かに
それ以外の方法で汁にできるかどうか分からない
例えばフリーズドライとかをやることによって
粉々にした上で
粉々にしたものは濃縮トマトじゃないから
それに水分をさらにもう一回加えてとかをしても
多分トマトジュースじゃないんじゃないかな
確かにそうかもしれない
科学的な新しい手法とかで
ジュース化した場合トマトジュースに当たらないから
名称をトマトジュースとすることができない
法律上トマトジュースとして売ることはできない
みたいなそんなことがありそうな気がしますよね
そうですね
ないかな分かんないけど
起きてもおかしくないなとは思う
そうですね
今紹介したトマトジュースとか濃縮トマトとか含めて
トマト加工品と既定されている項目は全部で12個あるんですけど
それぞれちょっと似たものとかがあるので
どういう点で違いがあるのかというのを見ていこうと思います
トマト加工品の中での話ですか?
はい、そういうことです
例えばトマトジュースとトマトミックスジュース
というものがそれぞれ別で区別されているんですけど
トマトジュースの場合は先ほど紹介したように
原材料がトマト、濃縮トマトを含むトマトに食塩のみ
加えられたものがトマトジュース
それ以外のトマトジュースにセルリーとかニンジンなど野菜類を絞ったものとか
これに食塩とか香辛料、砂糖類とかちょっと味付けをしたもの
はトマトミックスジュースという区分に入ります
トマトジュースとして売れないというのは
トマトミックスジュースとしては売れる可能性もありますということだね
はい、そういうことです
次にちょっとややこしいのが
トマトケチャップ、トマトソース、トマトピューレ、トマトペースト
これがそれぞれ別で規定されているんですけど
ケチャップは明らかに違う感じはするけど
ソース?ピューレ?ペースト?
そうです
ピューレってなんだ?並べられるとピューレってなんだ?って思っちゃうな
確かに何が違うのかって言われるとよく分からないかもしれない
ちなみにこれらの区別はどういうところにあると思いますか?
ケチャップは明らかに違うものじゃないですか
そもそも根本的に違う気がする
ケチャップが何かは分からないけど
味も酸っぱくてトマトの味だけじゃないし
ペーストは私のイメージだと
なんだろうな、ドロドロしてる感じ
液状じゃなくて
割と水分が抜けているというか
そうだね、水分少なめというか
粘土って言うと言い過ぎだけど
っていうイメージかな、ペースト
ペースト状とか言ったりしますもんね
ピューレとソース
ソースはトマトジュースとは違うんだもんな
ソースはでも結構水っぽいですよね
ベチャベチャの感じ
09:00
ピューレはちょっと果肉感というか
まだゴロゴロちょっと残っている
みじん切りというか
ちょっと残っているのがピューレかな
そんなイメージです
結構ややこしいですよね
言語化しようとすると
意外とうまくいかないと言いますか
そうだね
イメージ的にはこういうものがあるけど
それを食品記録時期順になると
どういうふうに言語化しているのか
例えばトマトピューレが目の前にあったとして
このトマトペーストをとか
このトマトソースをっていうふうに言って
いやいやピューレでしょうとは言わない気がする
それぐらいの違いでしかないイメージはある
そうなんですよね
それぞれの違いを見ていこうと思います
例えばトマトピューレとトマトペーストは
主な原材料としては
トマトジュースと同じで
トマトのみともしくはこれに少量の塩を加えたものになります
原材料の違いか
これは言えたな
それに対してトマトケチャップとトマトソースは
トマトの濃縮物に加えて糖類とかオスとか
味付けをしたもの
それぞれ味付けの仕方が違うんですけど
味付けしてもOKなのが
トマトケチャップとトマトソースになります
塩しか加えちゃいけないみたいな
トマトジュースの時点で
原材料としてどこまで追加をしていいかどうか
みたいな軸があるっていうのは思いつけたな
次の区別として
無塩化養成固形分っていう項目がありまして
無塩化養成固形分っていうのは
食品に含まれる成分のうち
水に溶けている物質の総量から
添加された食塩を除いたもののこと
つまりこの値を見ることで
塩分を除いたトマトそのものの成分がどれだけ濃いか
っていうのを正確に把握することができるものです
追加する材料の話じゃないのか
無塩化養成固形分が何パーセントかっていうことか
そういうことです
割合の話ね
この指標があることで
塩をたくさん入れて濃そうに見せかけるっていうことを防いで
純粋なトマトの濃さで品質を比較できるようになっています
塩が入ってると濃く感じるんですか?
それもよくわかんないんだけど
トマト食べるとき塩かけて食べる人とかいません?
って考えると味を増幅させたりとか
そういう要素があるじゃないですか
トマトのときは純粋に塩の味が欲しくて塩かけてる気がするけど
スイカでよく言いますよね
スイカに塩をかけると甘みを感じやすくなるみたいな
あの理屈か
トマトピューレとトマトペーストの違いっていうのは
トマトピューレの場合は
無塩化養成固形分が5パーセント以上24パーセント未満が
トマトピューレ
これに対してトマトペーストは24パーセント以上
っていうふうな区別になっています
無塩化養成固形分ってことは固形分だから
固形分の割合24パーセント以上ってことは固形分が高い
だからピューレよりもペーストの方が濃い
12:02
ドロドロしてる
そういうことです
さっきの感覚は別に合ってたってことですよね
そういうことになります
濃いっていう言い方になるのか
成分が少ないっていうよりは
トマトケチャップとトマトソースの違いは
無塩化養成固形分ではなく化養成固形分の違いにありまして
トマトケチャップの場合は25パーセント以上
トマトソースの場合は25パーセント未満
っていうふうに分けられています
めっちゃ細かい話ですけど
切れ目が違うのが気になりますね
確かにそうですね
なんでとかはないんだろうけど
ちなみに調べたところ
24パーセントの境目
先ほどのトマトピューレとトマトペーストの境目としては
なんかあるの?
はい、あるみたいで
ちゃんと調べてきました
何ですかって聞いても
なるほど
この24パーセントの境目っていうのは
ピューレとペーストの境目ですよね
トマトの物質としての性質が変わるポイントに基づいていて
24パーセント未満のピューレの場合だと
鍋を傾ければ流れる
あるいはスプーンでスクーッと滴る
とろみのあるソース状の状態でいるのが24パーセント未満
24パーセント以上になると水分が非常に少なくなって
ジャムとか味噌のように形を保つ
半固形状になる
ペーストだからペースト状っていうのは
説明としてなってないからだけど
言ってしまえばペースト状
はい、そういうことです
ってことか
この境目が24パーセントにあるみたいです
なるほど
ちなみにこの食品表示基準に違反した場合
つまり本当は要素的にはトマトピューレだけど
トマトペーストと名称に表示して販売した場合には
まずは行政指導として
行政からの指示とか公表がなされるようになって
さらにこれに従わない場合は
差し止めとか改善命令がなされることになります
さらにこの差し止めとか改善命令に
従わなかった場合は刑事罰の対象となって
具体的には個人の場合は1年以下の公金
または100万円以下の罰金
法人の場合は1億円以下の罰金が課されることになります
一瞬重いなと思ったけど
でも食品の問題ですからね
そうですね
例えばこれを見ていることによって
アレルギーに気づかなかったとかあり得ますよね
そうですね
今食塩とかの話だからあんまりあれですけど
例えば食塩アレルギーだったら
食塩が入ってないっていう知識で
買うとかありますもんね
そうは言っても
他にもいろいろ細かく定められてるものって
あるんじゃないかってちょっと思ったりしますよね
トマト以外にも?
言うて大げさに言ってるだけだろうみたいな
思ったりするというか
食品表示基準ってそういう水準で
定められてるものってことじゃないの?
っていう風には今うっすら思ってますけど
そうですよね
でも確かにトマト以外の細かい特殊な
ルールがある品目として
漬物とか乾燥野菜とか
ジャム類とかがあるんですけど
これは全部野菜の漬物全般とか
乾燥の野菜全般とか
ジャム類も野菜とか果物全般で
15:02
細かく定められているので
トマトっていう1個の野菜だけを
独立して定めている基準は他にはないんですよね
そうなんだ
ちょっと思ったのは
トマト加工品の中に
チリソースとかケチャップが入っていることに
違和感が結構私の中では強くて
トマトの形を変えたものだけで
いっぱいあるっていうよりは
要はケチャップとかって
トマト加工品って言ってるけど
たぶんいろんなものが入ってますよね
何が入っているんですか?
大平 食塩香辛料、お酢、砂糖類
玉ねぎ、ニンニクを加えて調理した
玉ねぎとかでもいいわ
玉ねぎ加工品の中に入ってもいいわけじゃないですか
ケチャップって別に
大平 確かに言われてみればそうかもしれないですね
例えば
トマトが入っていれば
トマト基準で考えるっていう
カレー粉を入れれば何でもカレーだ
話と同じで
トマトを変えたものが細かく区分されてもあるし
結構遠いものも
トマト加工品としてまとめているっていう
見方もできますよね
大平 確かに言われてみればそうかもしれない
そういう方向はあるような気もする
あとはピューレ、ペースト、ケチャップ、ソース
っていうのが
柔らかさとかどろどろ具合によって
全然違うものになるんだよっていう
そういうお話か
大平 そうですね
で、細かく決まってるっていうことなのかな
他の野菜は違うの?本当に?
っていう感じがあっても
そういうものないか確かに
大平 そうなんですよね
例えば大根おろしって
別に大根の切り方というか
料理の仕方であって
一つの食品かって言われると
なんかそんな違和感はあるけど
トマトはそうか
加工の仕方によって別のものになるのか
大平 そうなんですよ
なんかだんだんそんな気がしてきたな
大平 そうなんですよ
トマトが他の野菜と決定的に違うのは
ジュースとかソース、ペースト、ケチャップと
加工のバリエーションが非常に多くて
それぞれが独立した巨大な市場を持っている点が
このような細かい規定がされている
由来なのかなっていう点もちょっと一つあります
そうか市場を持っているは確かにそうだな
今私が言った大根おろしとかも
売ってるは売ってるけど
大根おろしを買うっていう機会ってそんなないけど
トマトペーストを買うとかトマトピューレを買う
は全然普通に買いますもんね
なんでわざわざ自分でトマトをそういう風に
加工しないでお店で買うのって思わないもんね
別に
確かに
大平 という点も一つの理由となっています
他にもどうしてトマトだけこれだけ
突出した扱いを受けているのか
っていう点を調べてみたら
理由の一つとして品質の偽装防止
間買い物の排除っていう点が出てきました
でもトマトってそんなに
長いものを入れられやすい
そんなイメージがないけど
大平 歴史的に見ると結構多かったみたいです
なのでこの点について
トマト加工品の歴史をざっくりと
紹介していこうかなと思います
トマト加工品の歴史?
何それ
大平 あるんですよ
トマト加工品の歴史をさかのぼると
19世紀初頭のナポレオン戦争にたどり着きます
18:00
ナポレオン戦争当時
遠征する軍隊にとって最大の課題は
食料の腐敗でした
これを解決するために
ナポレオンが新しい食品保存方法に
懸賞金をかけて
募集をかけたところ
ニコラ・アペルっていう人が
ビン詰めっていう技術
ビン詰めって普通にビン詰め?
大平 ビン詰めっていう技術を開発して
これが後にイギリスで
缶詰めへと進化しました
ナポレオン戦争まで
ビン詰めがなかったってこと?
大平 そういうことだと思います
そうなんだ
ビン詰めってナポレオンの命で開発されたってこと?
そうなの?
大平 そうなんですよ 結構意外ですよね
イメージをもっと
例えばナポレオン戦争って
大航海時代後だから
大航海時代の時に作られました
長い船旅のために
とかだったら なるほどって思うんですよ
確か大航海時代の時って
ビタミンが不足して倒れるみたいな
解決病とかが
流行ったみたいな話があったんで
ビタミン不足を補うために
生鮮食品を持っていく必要がある
ただ長持ちさせる必要がある
だからビン詰めのピクルスとかが流行ったんですよ
って言われたら なるほどって思うんですけど
ナポレオン戦争まで
ビン詰めがなかったっていう
結構違和感がありますね
大平 そうですね 私も調べててびっくりしました
このビン詰めとか缶詰めの技術が
後にトマトケチャップの普及につながった
っていう形になります
ビン詰めのトマトってことですか?
大平 おそらくそういうことだと思います
昇活すると 直接的にナポレオンが
トマトを加工したわけじゃないんですけど
ナポレオン戦争っていう極限状態がなければ
トマトケチャップとかを長期保存して
世界中に流通させるための
加熱殺菌とか密閉容器
ボトルとか缶の技術の発展は
大幅に遅れていたと考えられます
言いたいことが分かってきました
だからナポレオン戦争で
保存技術が発展したことによって
野菜を料理をする
っていうお話じゃなくて
事前にある程度のところまで
トマトを調理済みにした上で
それをパッケージ化するみたいな
風潮が生まれてきたと
それがなければさっき言った大根おろしを
家でおろしたとしてみたいな話と同じように
トマトっていうものを
家でピューレ化させたりとか
ペースト化させるっていうのが一般的で
ピューレとかペーストの状態で
売ることがなかったから巨大な市場ができなくて
わざわざ食品表示基準にする必要なくて
トマトでよかったみたいな
そういうことですかね
大平 そういうことにだんだん繋がっていきます
なるほど
ただしこういう保存技術の確立が
腐敗を隠すための偽装
保存量の過剰添加などを生むきっかけにもなりました
腐敗っていうのは
単純にトマト自体が腐るっていう意味の腐敗ですか
大平 そういうことです
なんでそんなことを聞いたかというと
腐敗を隠蔽するっていうのが
本当に腐っているものを隠すときに使うので
だいたいその
汚食とかを
大平 そういうことです
ここからトマトケチャップの
誕生に進んでいこうと思うんですけど
19世紀にトマトが
主原料となったんですけど
保存技術が未熟だったため
市販のケチャップは非常に不衛生で
危険なものとなっていました
21:01
具体的には腐敗を隠して見た目を
良くするために石炭タオルなどの
有害な化学物質が
石炭タオルを塗るの
石炭タオルっていう有害な化学物質が
使用されていました
さすがにこれやばいってなって
化学物質の排除を訴える活動家とか
それに応じたヘンリー・J・ハインツ
っていう人の取り組みが
現代の
ヘンリー・J・ハインツ?
ハインツってあのハインツ?
ケチャップでハインツって言ったら
あれでしょ?
そのハインツ?
そのハインツです
の取り組みが現代の安全なケチャップと
食品規制の基礎を築きました
そうなんだ
ハインツって結構ケチャップを作った人に近い?
そうなんですよね
安全なケチャップを作った人が
ヘンリー・J・ハインツ
19世紀末
有害の保存量をめぐる
論争が起こって
高品質な原材料と衛生管理によって
化学物質を不要とした
ハインツの成功が
後の純粋食品薬品法
純粋食品薬品法
っていう海外の法律なんですけど
法規制を後押しする形となりました
今度は戦後の話になるんですけど
戦後の大量消費社会において
トマト加工品の需要が爆発的に増加した結果
偽装の手口は
不衛生な環境の隠蔽から
経済的利益を最大化するための
化学的な手法と
巧妙化しました
ペースト状にしちゃえば分からないでしょう
っていうことだよね
具体的にどういうのがあったかっていうと
原材料の薄利多倍が生んだ
増量偽装として
ケチャップとかソースが世界的に有名な
標準な調味料になると
メーカー間で激しい価格競争が始まりました
ここで登場したのが
トマト以外の安価な原材料で
ボリュームを増やす手法
先ほど先生がおっしゃったような
増粘剤の使用
例えばトマトの固形分を減らして
代わりに澱粉とか
濃厚な食感を偽装するための
増粘剤ってあれか
増やす粘着の
剤です
水で薄めつつ
そうするとシャバシャバになっちゃうから
澱粉とかで固めて
ちょっとねっとり感を出す
安価な野菜の混入
例えばトマトペーストなのに
人参とかカボチャとかリンゴなどの
安価なペーストを混ぜて着色料で
色を調整したり
確かにトマトってちょっと高いもんね
高級っていうことじゃないけど
産地のロンダリング
安価な原材料をブランド産地に書き換える手法
例えば
第三国経由の輸出
例えば中国の安価なトマトペーストを
一回イタリアに輸入して
そこで加工とか再梱包することで
イタリア産トマトの使用
として世界に輸出する手法
イタリア産トマトを使用
っていうのは完全にあれだけどね
イタリア産のトマトペーストだったら確かに
嘘じゃないっちゃ嘘じゃないから
ってことだよね
とか健康価値の偽装とか
例えば消費者の健康意識が高まると
24:00
今度は成分数値の偽装が始まりました
例えば
栄養成分の誇張
実際には高温加熱で減量している
リコピンの数値を高く表示したり
糖度を上げるために
砂糖を大量に使用しながら
砂糖を不使用と歌うなどの
ケースがあります
全然関係ないけど
幼稚園の時の友達の谷口くんが
考えた
オリジナルポケモンの名前が
リコピンだったんですよね
これはすごい覚えてるんですよね
それトマトに何か関係あったんですか?
全く関係なかったので
リコピンという名前
結局自分たちでオリジナルポケモンを
考えると既存のポケモンの
ちょっと動かしたやつしかできなくて
完全に世の中にない名前を
考えるのは無理だったから
リコピンというものを知らなかったので
すごいクリエイティビティが
すごいなと思うのを覚えてます
実際はトマトの栄養素から
栄養素からリコピンという名前を
何かで見て
多分使えるなと思ったんだと思う
全然関係ない話です
リコピンとしか関係ない
今ご紹介した感じで
偽装の横行が広がったことによって
奇声が誕生するに至りました
今度時代は
第二次世界大戦と移っていくんですけど
第二次世界大戦とトマト加工品
特にケチャップの関係は
ナポレオン戦争時のような
技術の誕生とかは異なって
世界的な浮遊と
併食としての定着という側面が
非常に強くあります
例えば米文の補給物資
Cレーション
の一部として
世界中に持ち込まれたことが
戦後の食文化に決定的な影響を与えました
具体的には
米軍のレーションとしての採用として
トマトケチャップは米軍兵士の
標準的な調味料として採用されました
単調で
味の薄い保存食に
風味とか栄養そして故郷の味を与える
重要な役割を果たしました
野菜感が強くなるとかそういう話なのかもしれないですね
どうして他の野菜じゃなくて
トマトがレーションに選ばれたのかというと
まず劣悪な食事を
食べられる味に変えるため
まあまあ
おいしいからだけど
その言い方はたぶん
元にしたものを書いた人が本当にまずかったっていう
恨みつらみが
残っている言い方ですね
レーションなどは保存性を優先するために
単調で脂っこくって
兵士の食欲を減退させることが
問題として挙げられていたので
ケチャップはこれらを劇的に改善する
魔法の調味料だった
アメリカの
軍用食って言いましたっけ
そうですよね
言い回しがアメリカのジョークっぽいですよね
トマトはおいしくしたんじゃないぜ
劣悪なものを増やしただけだ
母みたいな感じが
見て取れますよね
家庭の味による式の維持
戦場の兵士にとって
どこでも同じ味がするブランド
特にハインツなどのケチャップは
単なる調味料じゃなくて
国境アメリカを思い出させる精神的な支え
だったそうです
27:00
それに加えて
さっき名前で使ったみたいに
リッコピンとかビタミンの高い栄養価
当時からトマトは
健康にいい野菜だと考えられていたので
新鮮な野菜が手に入らない戦場において
濃縮されたトマト加工品は
貴重なビタミン源となっていました
かつてあれですよね
ヨーロッパの国で
食器に鉛が入った合金が使われていることがあって
それでトマトを食べると
トマトの酸で鉛が溶け出して
中毒者が続出したことから
トマトを食べると人が死ぬぞという話になって
一時期悪魔の野菜として
トマトが毒があるんじゃないかと
考えられていた時代があるみたいな
話をクイズノックの伊沢さんが
言っていたんですけど
伊沢さん それも調べている中で
出てきました
それから一転して
この時代には完全にいいものとされていたということですよね
伊沢さん そういうことです
他にも大量生産と物流への
適合性という点もあって
19世紀末から先ほど
敗逸者などが進めていた企画化によって
ケチャップは品質が一定で
かつ大量に輸送しても腐らない
軍需品として
完璧な工業製品になっていた
ということも
トマトがレーションとして採用された
理由となっているそうです
塩っぱいのってもしかしたらそういうのもあるのか
腐りにくいために
高鮮度とかが入って
これによって
日本における養殖文化への
影響とかもあって
特に日本においては戦後の
GHQによる占領期を通じて
ケチャップを用いた料理が一般的に
浸透しました
そこからナポリタンとかオムライスといった
和製養殖の発展にも
つながりました
伊沢 濃いですからね
ケチャップとかマヨネーズかけていれば
という話ですよね
ここから基準の
制定の話にだんだん移っていくんですけれども
ここまでは基準がしっかりしていない中で
の話か
歴史ですもんね
先ほど紹介したように
19世紀から20世紀にかけて横行した
有害な添加物の混入とか
品質のばるつきという混乱を収束させて
国際的な貿易を
円滑かつ安全にするために
CODEXなどの
基準が策定されました
CODEX
CODEXというのは
国連食料農業機関である
FAOと
世界保険機関
WHOが合同で設立した
国際食品企画委員会
通称CODEX委員会が
制定した
国際社会で
共有される食品企画を
言います
ちなみにCODEXというのは
食品企画を意味するラテン語
CODEX alimentariusを略したもの
だそうです
コーデックスの中で
トマト加工品に関する規定は全部で
6個ありまして
名称としては生鮮トマト
生の鮮やかなトマト
加工トマト濃縮物
保存用トマト
トマトケチャップ
トマトジュースチリソースとなります
30:01
ここでもチリソースは
トマト加工品に入っているんですね
このくらいだったら違和感ないですよね
確かに加工トマト濃縮物
っていいよね
なんかその
濃さに限らず
日本の
食品表示基準も
CODEXを元に作られているんですけど
CODEXは各々の国でちょっとずつ
手を加えていいことになっておりまして
実際これって多分食文化の
問題もあるし
食文化以上にスーパーにどういう形で売っているか
っていう多分国ごとの問題が
大きいですもんね
CODEXと
食品表示基準をちょっと比較してみてみると
CODEXにはないけど
食品表示基準にある項目としては
飲料
例えばトマトジュースとかトマトミックスジュース
トマトピューレ
トマトペーストっていう独立した区分
CODEXの場合は
全部加工トマト濃縮物
っていうふうな区切りで
規定されています
これを見るとCODEXの方が
分類が後半だったりとか
ケチャップの定義について
CODEXでは
ケチャップの全成分からなる固形物
ここには砂糖とか塩を含むものが
25%以上であればいいのに対して
水分は
75%未満
日本の基準は
トマト由来の固形分だけで
25%以上を要求しています
添加物の扱いについても
CODEXは国際的に認められた添加物を
広く許容しているのに対して
食品表示基準は
極めて限定的になっていて
特にトマトジュースは
食品以外禁食禁止となっております
この辺は保存食由来という
お話が
日本に来た時になくなったみたいな
イメージっぽいですね
添加物がないと保存食としては
いまいちだと思うので
日常よりの基準によっていると思います
ということで今回は
トマト加工品に関する食品表示基準の
歴史的とか世界的な背景があったということについて
いろいろお話ししてきました
ナポレオンが絡んでいるのはちょっと意外でしたね
そうですよね結構意外でした
そしてハインツが
要は結局これって基準策定前の
石炭タールとかを
使っている時代にもハインツだけは
しっかりしていたという話ですね
ハインツのおかげでいまの
トマト加工品があるという感じですね
実は私ハインツのケチャップがあるときは
ハインツにしているんですけど
形が下に蓋が付いていて
下からかけるタイプじゃないですか
あれをやるとテンションが上がるので
いつもあれを使っているんですけど
入れ物の良さで
これを見るとハインツのケチャップが
質が良さそうだなという気がしますよね
本当にそうですよね
ちなみに油断なんですけど
日本にはトマトの日というものがありまして
10月10日が
トマトの日ということになっているそうです
これは
例の
一般社会法人日本記念日協会のやつですか
33:00
じゃないんじゃないですか
これはどこに書いてあるんですか
その10月10日というやつは
10月10日のやつは
一般社団法人全国トマト工業会の
ホームページに書いておりました
なるほど
ちょっと待ってくださいね
今検索したところ
やはり一般社団法人日本記念日協会に
申請をしてトマトの日と
策定してもらってましたね
まさに今言っていただいた
一般社団法人全国トマト工業会
が申請をして
トマトの日にしてもらっているみたいです
何の話をしているか
分からない方は
記念日に関しての動画の中で
説明をしているんですけど
一般社団法人日本記念日協会にお願いをすると
15万円を支払うことで
記念日として登録ができるというようなもので
それを使って
トマトの日として登録をしているという形だそうです
今検索ができるので
それで検索をしてみたら
トマトの日がきちんと登録されていました
トマトの語呂合わせ
プラスかつてのスポーツの日
体育の日との関係で
食生活改善普及月間なので
健康のためにトマトを食べようということで
10月10日にしているということです
いろんな動画で
記念日の話が出るたびに
日本記念日協会の話に行くんですけど
びっくりマンの動画の中で
びっくりマンの日というのが
エイプリルフールでびっくりするからびっくりマンの日
ということで4月1日になっていたんですけど
結構他の記念日ありきで
記念日を決めているパターンがすごく多いですね
今回の話も結局
旧体育の日のスポーツの日
10月10日というのがあって
トマトの日にしますみたいなことが書いてあるんで
大雑把といいますか
という感じなんですね
今日はこんなところですかね
今日はこれで終わりにしましょう
この動画もしよければチャンネル登録
高評価それから感想のコメントお待ちしております
概要欄にお便り本もありますので
お便りの本もお待ちしております
よろしくお願いします
それでは本日はこれで終わりにしましょう
ありがとうございました
見た目を良くするために
石炭タオルなどの
石炭タオル?
なんで驚いているの
なんで驚いているの
石炭とタオルなのか
石炭タオル
もう一回行きます
今の面白かった
腐敗を隠して
ちょっと待って
潰っちゃいました
最初にダイジェストを流すタイプの
チャンネルだったら
今の石炭タオルを
石炭タオルから始めてもいいぐらいです
これあれで使ってください
最後のやつ
NG集的な
ないけどそんなコーナー
35:53

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