1. となりの弁護士放送局
  2. 世界のディズニー史上最大の失..
世界のディズニー史上最大の失敗、東京だった?#27
2026-04-23 33:45

世界のディズニー史上最大の失敗、東京だった?#27

今や「夢と魔法の国」の代名詞となった東京ディズニーランド。

しかし、その設立の裏には、米国ディズニー本社が後に「史上最大の失敗」と後悔することになった、複雑怪奇な契約のからくりがありました。


なぜ東京だけが世界で唯一「直営」ではないのか?

1円の出資も拒んだディズニー社が、なぜ日本で「ノーリスク・ハイリターンの錬金術」を仕掛けたのか。

そして、その過酷な条件が、いかにしてオリエンタルランドの大逆転劇へと繋がったのか。


今回もインターン生と共に、現代のビジネス実務にも大きな影響を与えた「プロジェクトファイナンス」の萌芽と、知財・資本を巡る日米の熾烈な法務・経営戦略を徹底解説します。

■参考

・有馬哲夫(2011),『ディズニーランドの秘密』,新潮社

 https://www.shinchosha.co.jp/book/610428/

・ホリテーマサロン テーマパーク研究会(2014),『ディズニーランド 成功のDNA』,PHP研究所

 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-81843-6

・野口恒(1991),『「夢の王国」の光と影』,CEメディアハウス

 https://books.cccmh.co.jp/list/detail/2089/


■その他の媒体

となりの弁護士放送局は、YouTubeでも配信中

http://www.youtube.com/@tonaben2509


■目次

「夢と魔法の国」を裏で操る契約と知財

東京だけが「ディズニー直営」ではない

なぜ東京だけが特別な契約なのか?

大逆転:リスク負担で利益の独占を実現した

1800億円の壁‐「実績なき企業」の資金調達

「スポンサー契約」の活用

「TDS創設」から学ぶ契約の本質


■お便りフォーム

https://prospire-law.notion.site/2f023c21bcd58017a664f65bcf615325?pvs=105

お便りはこちらから!


■プロフィール

【弁護士 光股 知裕(みつまた ちひろ)】

・X / @CMitsumata

 https://x.com/CMitsumata

・プロスパイア法律事務所(東京弁護士会)

 〒102-0082東京都千代田区一番町6-1 ロイアル一

A202

 https://prospire-law.com/

 TEL:03-5357-1763

 FAX:03-5357-176

 メール:contact@prospire-law.com


【インターン生 笹本(ささもと)】

・プロスパイア法律事務所のインターン生

・法律勉強中

・またディズニーの話か、、と思っている。


※コメント欄での法律相談には対応しておりませんので、お問い合わせは、プロスパイア法律事務所ホームページのお問い合わせフォームからお願いします。

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:07
佐藤さん、テーマパークといえば何が思い浮かびます?
やっぱり一番最初にパーって出てくるのは、ディズニーランドとかディズニーシーですね。
そうですよね。テーマパークと遊園地って何が違うんでしょうね?
正確にはわかんないですけど、なんとなく遊園地の方がアトラクションメインっていうイメージがあります。
ジェットコースターとか観覧車とかですよね。ディズニーランドとかって街並みみたいなのが結構良かったりしますもんね。
何が違うのかって正確にはわかんないですけど、明らかにディズニーランドって遊園地じゃなくてテーマパークって感じがするし、
テーマパークといえば普通に出てくるのはやっぱりディズニーって感じがしますよね。
そうですね。
圧倒的にみんなの中にディズニーランドイコールテーマパークっていうのがあると思うんですけど、
この日本における東京ディズニーランドで、設立までに複雑な契約上のやり取りがあって、
しかもそのやり取りっていうのが、ただその端末で終わったものじゃなくて、
現代の契約リズムにすごく大きな影響を与える転換点だったんですよ。
そうなんですね。
契約っていうものを取り扱う場合には、実はこのディズニーランド設立っていうところっていうのを学ぶべきものが非常に多くあって、
今日はその話を紐解いていこうかなというふうに思います。
ありがとうございました。弁護士の三又です。
インターン生の笹本です。
今回は東京ディズニーランドについてお話をしていきます。
今でこそテーマパークっていうと、今ディズニーランドしか出てこなかったんですけど、
USJとか、あとはピューロランド、サンリオピューロランドとか、最近だとジャングリが沖縄の。
あとポケパーク関東、この間できましたよね。知ってます?ポケモンのテーマパーク。
なんかちょっとSNSで見たかなくらいです。
そんな感じで遊園地っていうよりはテーマパークっていう感じの施設ってどんどんできてるんですけど、
ただこれってディズニーランドができるまでは日本にはなくて、ディズニーランド始まりっていう形なんですよ。
その日本における元祖テーマパークって言っていいような存在。
どのようにして日本にできたのかみたいなお話をしていこうかと思うんですけど、
世界中のディズニーランドの中で、東京ディズニーランドだけが実は決定的な違いがあるというようなお話があります。
ディズニーランドを運営している会社、ディズニーランドって誰のもの?っていう印象はあります?
オリエンタルランドでしたっけ?株主と言いますか、っていうイメージがあります。
オリエンタルランドってこと、社名自体が結構有名ですよね。
ディズニーの持っているのはオリエンタルランドみたいな。
でもディズニーって、ディズニーっていう会社があるわけじゃないですか。
そうですね。
ディズニーとオリエンタルランドってどういう関係なの?っていうふうにちょっと疑問に思いません?
確かに言われてみたらそうですね。
簡単にもう種明かしをしてしまうと、実はカリフォルニアとかフロリダのディズニーランド、それからパリとか香港とか上海とかにもあるみたいなんですけど、
これらの世界中のディズニーランドって全部ディズニー社、ちゃんと言うとアメリカのウォルトディズニーカンパニー会社が運営をしているんですよ。
03:07
ただ日本だけはウォルトディズニーカンパニーの直営ではなくて、株式会社オリエンタルランドが運営をしている。
ウォルトディズニーカンパニーの間でオリエンタルランドが運営をしているというような契約をしているという、そういう構造なんですよ。
そんなことできるんですね。
なんで実はアメリカのカリフォルニアのディズニーランドとか、フロリダのディズニーランドと東京ディズニーランドって系列展じゃないんですよね。そういう意味では。
系列展という言い方をすると分かるんですけど、グループじゃないっていうお話が実は東京ディズニーランドだけ唯一の問題というようなお話だったりします。
これってどういう契約だと思います?契約の性質上というか。
そうですね。
結構むずいよね。
はい。著作権系の契約は絶対あるでしょうし、商標関係もそうでしょうし。
餃子のグッズを作っていいかなときにちょっとやりましたよね。
餃子のものを作るときにお店の名前を使って、そのお店の餃子というふうに表示するには商標の話が必要だみたいなやつやりましたけど。
当然そのテーマパークとしてディズニーランドという名前を使うからには、ディズニーの元々の権利を持っているウォルト・ディズニー・カンパニーの許可が必要なはずで、
それは契約上に含まれてそうという話ですよね。
あとはキャラクターのミッキーマウスとかミニマウスとかその他キャラクターを使うので、著作権関係の契約も必要そうだなっていうのは思いますね。
実は私、撮影に参加してないしまだ編集もできてないんですけど、まさにその話をついこの間やってたという話ですね。
どういう言い方をすればいいのかな。内容を知らないからあれだけど。ミッキーの著作権みたいな感じですか。
その話ともしかしたら紐づくかもしれないというようなことですよね。
当然そのディズニーランドができたときはまだ著作権切れる前の話なので、当然そのあたりの契約も必要そう。
なのでこういう契約を一般的にライセンス契約って言い渡せますよね。
知的財産を使っていいですよと、その代わりにお金を払いますというライセンス契約というのがあるんですけど。
ライセンス契約で名前を使わせてもらっている、キャラクターを使わせてもらっているというのがオリエンタルランドとウォルト・ディズニー・カンパニーの契約内容というお話です。
この名前を使わせてもらいますよ、使わせてもらった名前で大元のカルフォルニアとかフロリダのディズニーランドと同じようなテーマパークを運営していきますというようなものと全く同じ構造のものが他にもあって
コンビニってそうですよね。フランチャイズって聞いたことないですか。
あ、あります。
フランチャイズってどういうものか、正確なものじゃなくて簡単に説明できます?
大元のフランチャイズ本部とフランチャイジが契約してフランチャイズ本部が行っているのと同じような業務形態をフランチャイジが独立して行う。
例えばコンビニでセブンイレブンの場合だとセブンイレブンの大元の会社セブン&アイホールディングスがやっているセブンイレブンと同じように自分もセブンイレブンを運営することができる。
06:05
というのがフランチャイズ契約じゃないですか。
ちょっと分解するとどういうものかというと、まずセブンイレブンという名前を使わせてもらいますという話。
それからコンビニの場合にはセブンイレブンの仕入れ元との物流関係に載せてもらいますとか、研修マニュアルみたいなものを使わせてもらうとかそういうのがいろいろあるんですけど
例えば制服がセブンイレブンの制服を使います。看板とか店名もセブンイレブンという名前を出せます。
というところでディズニーランドと同じように使わせてもらいます。
キャストの制服とかも揃えます。というのと同じじゃないですか。
なので要はフランチャイズ契約的にディズニーランドを運営するというのが東京ディズニーランドの特徴というようなお話です。
じゃあなんで東京ディズニーランドだけが世界のディズニーランドの中で唯一直営ではなくてフランチャイズという形になっているのかというと
東京ディズニーランドができた時の時代的背景というところが実は影響しているんですよ。
というのも東京ディズニーランド前にディズニー本社の方でフロリダのディズニーランドを開発した時にものすごく莫大な資金を通していて
当然ディズニーランドみたいな施設を作るのってめちゃめちゃお金かかるじゃないですか。
莫大な資金を投資してすごくお金を出した後キャッシュというか現金がない状態だったんですよ。
しかも東京ディズニーランドができた当時って創業者のウォルト・ディズニーが亡くなった直後
ディズニー社自体が今後どうなっていくんだという見通しが見えない中だったんですよね。
あんまり景気が良くなかったと言ってしまえば。
という中で当時の東京ってそんなにどうなのというところがあって。
東京でディズニーランドというものをやったらどれくらい人が来るのかというのが
さっきも言ったように日本ではテーマパークというものがそれまでなかったので
見込みが立たないというのがあって
そこにリスクを負ってディズニー本社の方から出資という形で立てるというものがあんまり望ましくないというような形だった。
ただ逆に東京ディズニーランドを設立したオリエンタルランド側は
自分たちで誘致をして前浜に大きいテーマパークを張りたいんだという気持ちがすごく強くあった。
交渉はしたんだけれどもまとまらなかったというのが一つのお話。
そこで言われたのがライセンス契約という形で
あなたたちが勝手にやるんだったらいいですよというのが
ディズニー社側の方からオリエンタルランドの方に提案をされて
直営ではなくてフランチャイズだったらいいですよという形になったという話なんです。
フランチャイズでやるのか、それとも特営でやるのかって
ディズニー社にとってどういう違いがあるかってわかります?イメージつくから。
そうですね。
あんまり法律の話というよりはビジネス的な話なのかもしれないんですけど。
でもフランチャイズの方がフランチャイジ側に結構大きな裁量権があるといいますか
ある程度の枠にさえ収まっていれば
09:00
あとは何をしてもいいよみたいな感じのイメージがありますかね。
それって何でだろうか。
フランチャイズ本部の方が運営していないから。
結局その東京ディズニーランドを運営するのが誰っていう話。
ディズニー社が運営をしてオリエンタルランドに運営を任せているという形の場合には
それって結局雇われている形だから
ディズニー社が全力で決める権限があって
一方でライセンス契約の場合には
ライセンス契約とかフランチャイズに近い形の場合には
オリエンタルランド自身が運営しているわけだから
あまり口出される理由はなくて
ただ知的財産の使い方にだけ口出せるという形のように見えますよね。
じゃあライセンス契約の方がいいのかというと
そんなこともないのもわかりますかね。
だって今回ってディズニー社側の都合でライセンス契約になってるんですよ。
確かに。
ディズニー社にも旨味がないとライセンス契約提案してこなくないですか。
そうですね。確かにそうですね。
いまいちイメージつかないですかね。
でも使用料みたいなのは結構半永久的に入ってくる形にはなるんですかね。
そうですね。結局その裁量がないってことはどういうことかというところで
一つは使用料が半永久的に入ってくるんじゃないかという話もその一部なんですけど
ライセンス契約の場合には使用料という形で
とにかくお金がもらえるだけなんですよ。
だって知的財産を貸しているわけだから
貸している対価としてお金をもらい続けることができる。
一方で自分で運営する場合には赤字というリスクがあるわけじゃないですか。
確かに確かに。
自分たちで費用を支出しているわけだから赤字リスクを置くことになるんですよね。
だから経済的な意味であったりとか
ウォルト・ディズニーがなくなって低迷期になった本国のディズニー社
というのはこのタイミングではリスクを置いたくなかった。
なので一定の金額を払うという形で使わせてあげるという
ライセンス契約という形を取り上げたという形があります。
ごちゃごちゃ言ったんですけど
簡単に言ってしまえば本国のディズニー社のほうがあまり景気が良くなかったので
リスクが少ない形でやりたかったと。
日本のオリエンタルランドとしてはリスクをこちらが取るとしても
どうしてもやりたかったので
じゃあライセンス契約であるのはしょうがないんだけど
それでもやらせてくださいと。
という形で進行したのが東京ディズニーランドだけの
特異な契約というか特別な契約になったゆえんという形だったりとかします。
ただこの時の契約の内容を見ると
結構厳しい契約の内容を付け付けられていて
結局そのディズニー社側からすると
東京ディズニーランドなんていうものを作りたいという気持ちは
そんなに強く持っていないわけなんですよ。
一方でオリエンタルランド側というのは
どうしてもディズニーランドを作りたいという気持ちは結構強くあったんです。
よく普段の業務でもお話ししてますけど
契約の交渉の力関係というのは
どっちがより契約を結びたいかというところに依存していて
契約を結びたいと思っている側の交渉力というのは
どうしても弱いというお話をしているじゃないですか。
結局契約を結びたいから飲まざるを得ないみたいな話。
12:00
そこに付け込むんじゃないですけど
結構ディズニー社は強い要求を出してきている。
それが具体的になるのかというと
一つは徹底的な品質管理というもので
パーク内のデザインはこういう形にしてくださいと。
それからキャラクターはこういう風に扱ってくださいと。
ディズニーって結構有名ですよね。
そうですね。
同じパーク内にミッキーは同時に2箇所に出ないとか
聞いたことがあるじゃないですか。
世界単位で管理されているイメージが。
それも本当なのかな。都市伝説的に聞いたことがあるけど。
そういう噂もあったりしますよね。
なんかありますよね。
同時に出なければ一瞬で移動してもいいのかとか
ちょっと思うことがあるけど。
そういう品質管理みたいなところ。
キャストのホスピタリティもものすごいみたいな話だったりとか。
そういうあたりっていうのもこの時の契約で
ディズニー側から課せられた義務を果たすために行っている
というような側面もあるみたいです。
もちろん全部がそうではなくて
オリエンタルランドとかディズニーランドが素晴らしいから
という側面もあるのかもしれないですけど
このあたりについてかなり厳しい義務を課せている
というようなお話。
それからお金の問題なんですけど
基本的に通常こういう時のライセンス契約って
得た利益の何%みたいな形になるか
月いくらっていうような定額か
どちらかでやることが多いんですよ。
ただこの時オリエンタルランドが課せられた契約は
利益じゃなくて売上げいくらに対して
その何%っていう形で条件を提示されたというような話があります。
これなかなかやっぱり実際にビジネスをやっていないと
イメージしづらいかもしれないんですけど
利益ベースか売上げベースかってものすごく違うんですよ。
そもそもの話なんですけど
利益と売上げの違いって何ですか?
まあそうですよ。
結構これって難しいというか
意識して考えないとわからない話なんですけど
単純に言えば売上げっていうのは
ディズニーの場合にはチケットを売ったら
売れたチケットの合計の金額
単純に一回お金が入ってきたらその金額
利益っていうのはコストを差し引いた後の金額が利益です。
なのでその従業員への給料であったりとか
土地をもしくは借りているのであれば土地代であったりとか
何かパークの新しい設備を建設するんだったら
その建設にかかった費用とかを差し引いて
いくら儲かりましたかっていうのが利益の部分。
ディズニーランドとかだと難しいんですけど
物を売る八百屋とかだとわかりやすいですよね。
リンゴを50円レシートで100円で売りました
っていう形に100円は売上げで
その差額の50円の部分が利益っていう
そういうお話です。
考えた時に利益の何パーセントか売上げの何パーセントか
っていう風に考えると
利益の何パーセントをロイヤリティとして
ディズニー社本社に支払います。
っていう時って儲けが少なくなることはあるんですけど
儲けがマイナスになる
つまり赤字っていうことってないじゃないですか。
一方で売上げの何パーセントの場合って
全然儲からなかったと
利益が足りないみたいな時に
その何パーセントを持っていかれると
結局ディズニー社本社にロイヤリティを払うことで
ギリギリ黒字だったのが赤字になるみたいなことがあり得る。
さっきのリンゴを仕入れる時のお話のように
15:03
1個のものを仕入れて売る
その差額みたいな話だけじゃなくて
その家賃とか
最近で言うとシンデレラ城とは別に立った
美女と野獣の城を建設するために
かかった費用とかを差し引くんで
1回売る時に1回ごとに利益が出るという話じゃなくて
全体を通した時にそのかかった費用を割って
利益がいくら出るかみたいな話だから
売上げが少ないと利益が出ないみたいなことがあり得るんですよね。
なんで売上げに連動するロイヤリティっていうのは
一言で言えば常に赤字であってもお金を取るっていう話
売上げさえ立っていれば赤字であってもお金を取るっていう
よりリスクを取らない方法っていうのをディズニー社が提供していて
逆に言うとオリエンタルランド側っていうのは
売上げに連動するってことはつまり
そのせいで赤字になる
もしくは赤字なのに払わなきゃいけないってことで
よりリスクを取って運営をするということを提案されていた
っていうのがかなりライセンス元である
本国のディズニー社に有利な内容を提案された
っていうことがわかるかと思います
ただ最初に言った通り
ディズニー社とオリエンタルランドの契約交渉の立場の違い
っていうところで言うとどうしても契約したかった
オリエンタルランド側としてはこれを飲むしかなかった
っていうのが一番最初のお話
というようなところでした
しかしですね
だから厳しいです
オリエンタルランドはとか東京ディズニーランドっていうのは
結構かわいそうな状態で運営しているんですよ
というようなお話では実はない
ということで
1983年に開演したらしいんですけど
東京ディズニーランドって当然私たちも知っている通り
ものすごく流行ったというような形になります
要はリスクを取らなかったっていうお話の一方で
リスクを取った側っていうのは当然たくさん
成功した場合のリターンは得るというような形になっているので
ディズニー側から見れば成功したことによって
毎年数百億円のロイヤリティというものが入ってくる
というような形だったんですけど
逆にオリエンタルランドは
その数百億円のロイヤリティさえ払えば
それ以外は全部自分たちのものになるという状況だったんですよ
これもし他のディズニーランド
要は香港とかの他のディズニーランドと同じように
直営にした場合には
オリエンタルランドっていうのは運営管理費みたいな形で
いくらかもらえるかもしれないけど
残りの金額が全部入ってくるということはなかった
そういう意味で成功したということは
結果的にオリエンタルランド側が非常に得をしている
というような形になっています
当然自分たちの会社じゃない
自分たちの子会社という形ではないので
そのお金をどう使うかというのも一切口出しができない
ということでオリエンタルランドというのは
東京ディズニーランド
それから東京ディズニーシーを運営する
という専用の会社ではなくて
例えば自分たちで他のテーマパークを運営したりとか
もしくはテーマパークじゃない全然違う事業をやっているとか
お金を何かに投資に回して運営したりとか
ということを自由にできるような形になった
ということで一番最初はリスクを取らされたという形で
非常にひどい契約というかきつい契約を結ばされているんですけど
18:00
結果的にそのことがきっかけで
オリエンタルランドというのは非常に大きな利益を
上げることができた
先が見えないから分からなかった話ではあるんですけど
結果的に大逆転という形になったという話ですね
笹本さんって東京ディズニーシーが開院しますみたいなのって
物心ついてからの話ですか
それとも全く物心ついた頃には両方ありました
物心ついた頃には多分あったと思います
でも記憶にはない
そうですね
単純に生まれるのとどっちが早いですか
そういう話というよりは
単純に東京ディズニーシーという新しい設備ができます
という騒ぎは記憶にない
記憶にはないですね
私はまだ結構もちろん子供の頃ではありますけど
東京ディズニーシーというのが新しくできます
という騒ぎを覚えているんですよ
実際東京ディズニーシーって行ったことはありますよね
もちろんあります
普通にランド側と同じというか
むしろシーの方が豪華なぐらい
普通にすごい設備じゃないですか
あの東京ディズニーシーを建設するときって
基本的にオリエンタルランドは自己資金で
借金とかせずに建てているんですよ
そうなんですね知りませんでした
3,350億円を支出しているそうです
莫大すぎて
3,350億円をポケットマネーから出せる会社なんてないですよ
普通は
そうですよね
お話で
これだけ莫大なお金を持っていたのは何でかというと
もともとのライセンス契約というのが
ライセンスフィーとして本国に払うお金を除いた
他の残りの部分を全部自分たちの利益にすることができたので
新しい東京ディズニーシーを建設することができた
ようなお話だったりしますね
ただこれって20年近く経って
結局それくらい成功しましたということは分かったんですけど
建設をしている当時
1983年の開園なので
1970年代後半かな
のあたりの時点では手元にお金はなかったわけなんですよね
ディズニーシーは3,350億円かかりましたという話なので
東京ディズニーランドもものすごい莫大な金額がかかっているわけじゃないです
具体的に言うと1,800億円がかかったそうです
そう考えるとやっぱりディズニーシーの方がすごいなという感じがしますね
しかもあそこって舞浜じゃないですか
あそこ埋め立て地なんですよね
確かにそうですね
だから普通のただ広い土地に新しくテーマパークを建てるの以上に
お金がかかるんだと思うんですよ
建設のことは分からないですけど
1,800億円どうやって出すんだという話が結局あったと
当然オリエンタルランドというのは
埋め立て地を使って新しい事業をしようという
一つの会社でしかなくて
テーマパークをずっとやっていた会社ではないので
これをどうやって払うのかという準備がないと
つまり東京ディズニーシーを建設するときは
それまでの東京ディズニーランドのノウハウと
それから貯めた資金という形で一気に作るぞとなったんですけど
東京ディズニーランドを建設しているときは
テーマパークをやっている会社なんか世の中に存在しないので
21:00
ノウハウもなければお金もないという状態だった
じゃあどうしようというところで考えられたのが
プロジェクトファイナンスというような仕組みです
これ聞いたことあります?プロジェクトファイナンスって
いや聞いたことないと思います
全く聞いたことない
プロジェクトファイナンスっていうのは聞いたことありますかね
金融みたいな意味ですよね
それをプロジェクト単位で行うというようなお話なんですけど
それまでの日本ではプロジェクトファイナンスというような概念が一切なくて
基本的には会社に対してお金を貸す
貸すときには担保として取れる不動産はいくらあるのかとか
それからその会社が返せる見込みがどれくらいあるのか
というような資産と経営能力というところから審査をした上で
融資を下ろすというような
普通のお金を貸すというのが基本だったんですけど
今回のお話というのは
オリエンタルランドという会社がお金を返してくれそうかとか
オリエンタルランドが持っている財産で
担保に取れそうなものがどれくらいかというお話ではなくて
オリエンタルランドがお金を使って
これから始めようとしている東京ディズニーランドというプロジェクト
ここからお金がどれくらい取れそうか
というような発想でお金を貸すもしくは投資する
ということが行われたんですよ
今そういう形での投資って
実は結構普通に行われているじゃないですか
例えば令和の虎とか知りません?
あれをプロジェクトファイナンスって言っていいかどうかわからないですけど
あれってその人の信用力とか
その人の担保をどれくらい持っているかとかじゃなくて
これからこのお金を使って何をやりたいかというのを聞いた上で
お金を出したり出さなかったりするじゃないですか
あれが一種のプロジェクトファイナンスの一例というか
あれをもっと大きいレベルでやっていたというのが
ディズニーランドの設立の時のお話ということです
じゃあそのプロジェクトファイナンスって
新しい仕組みでお金を貸してくれた?
というのは誰が何で貸してくれたのかという話なんですけど
当然この規模の金額のお金を動かせるというのは
銀行とか金融機関という形になるんですけど
現在の瑞穂銀行である日本工業銀行というところが中心となって
資金を調達したというところだそうです
その日本工業銀行も結局新しい設備をやりますと
要は遊園地を新しく建てるのでお金を貸してくださいというのは
どうしても貸してくれなくて
レジャー施設の建設というものではなくて
ディズニーランドというのはもっと今までになかった大きなものなんだと
ということで当時のキャッチフレーズとして
心の産業であってレジャー施設ではないんだと
いうような定義をした上で他の銀行に対して
一緒にローンを組みませんかと
一緒に貸しませんかという形で
こういうのをシンジケートローンといったりするんですけど
一緒に組織を組成した上でみんなで貸しましょうというようなプロジェクトが
こっちはこっちはプロジェクトを進行していたと
さらに言うと行政側としてさっきも言ったんですけど
結局あそこって埋め立て地なので
埋め立て地を効率的に運用していこうという気分が高まっていたらしくて
千葉県の企業庁が主導する埋め立て事業の中で
設立されたというようなところがあるので
24:00
千葉県も賛同している国の公式のプロジェクトだというような
信用力があった
お金を貸したら返してもらえるという意味の信用力じゃなくて
社会的な意味での信用というのもあったと
だから公共事業の側面というのが若干あって
かつ金融機関としても
こういうもので新しい国民の支えになるような
新しいものを作り上げていこうという
みんなが一丸となって作り上げたというのが東京ディズニーランド
というような形だったりします
ここもこのプロジェクトファイナンスというようなスキームというのは
スキームというか考え方といってもいいかもしれないです
考えた上で新しく進行していた
今では普通に行われている資金調達の手法である
というようなところの影響としては非常に大きいものがある
というのが東京ディズニーランドの
後の契約実務に与えた影響の大きさというところだったりしますね
持っていた以上に壮大なことが起きていますね
ここをどうやってディズニーランドを東京に持ってくるか
千葉ですけど
持ってくるかというようなお話もそうですし
それを実現するためにどうやってお金を調達するかというところも
結局大勢の大人がものすごく頭の知恵を絞って
こういう形でこういう枠組みであればお金を貸していい
貸してもおかしくないというようなことを考えて
みんなで考えたというところが結構大きいのかもしれないですね
そうやってお金が1800億円集まりましたということがあったんですけど
それでもお金が足りない
そこまでしても
1800億円でなくともテーマパークが立ちました
ただ日本にはそれまでテーマパークというものがまだなかったので
待ってても来てくれないわけですよ
例えばたくさん宣伝をしてこういう場所だよという話
今でこそみんな夢の国というキーワードが頭の中にありますけど
当時はそんなキーワードもなかったので
ディズニーランドというすごい施設ができるよと
テーマパークといってこういうところで皆さん来てください
というような宣伝を打ったりとかしなきゃいけないですし
その宣伝の結果人が来るというのもすぐに来るわけではなくて
その間経営的に厳しい状態を乗り切らなければいけないというところがあったので
そこをどうするのかというところでやったのが
スポンサー制度というものを導入しました
スポンサーとディズニーっていまいち結びつかないというか
ディズニーってやっぱり夢の国の感覚があるので
スポンサーとかそういうんじゃないというか
感覚ってなんかある気もするんですけど
その一方でたまにアトラクションの看板の横に
スポンサードバイどこどこみたいなのってあったりとかしません?
大一生命とか
なんか意外と書いてありますよね
スポンサーにお金を出してもらうということをしたりとかします
このスポンサー契約というものも
もちろんスポンサー契約自体は昔からある契約ではあるんですけど
これをテーマパークの施設を使うアトラクションを作るのに使うと
アトラクションの名前の横にスポンサードバイどこどこってやる
みたいなスキームっていうのもディズニーランドが初めてのところで
そうなんですね
今のと似たようなお話で結構テーマパークに行くと
27:02
このジェットコースターはここの教さんとか
みたいなアトラクションごとにあったりとか
あとフェスとかに行くと
このステージはどこどこの教さんで作られたステージとかあったりとかしますよね
なんかあるかもしれない
結構このスキームってよく使われているものではあるんですけど
ディズニーランドは結構ここにも強い影響を与えている
ようなお話だったりとかします
なんかあれですよね
ディズニーシーではお酒は売ってますけど
東京ディズニーランドの中で唯一お酒が飲める場所っていうのがあるの知ってます?
あれ聞いたことない?
聞いたことないかもしれないです
今はコロナの後ぐらいから
普通にビールとか出すようになったっぽいですけど
それまでは東京ディズニーランドではお酒が出なかったんですけど
唯一東京ディズニーランドでもお酒が出る場所っていうのがあって
クラブ33っていう名前なんですよ
東京ディズニーランドの中にあるバーで
普通の人は行くことができなくて
スポンサーなどのVIPというか
一部の人だけが入れるお店
バーというかレストランみたいなところで
そういうところをわざわざ作って
一般のお客さんが入れないそういうものをわざわざ作って
そこにスポンサーの人たちを招待するというようなやり方
スポンサーというものになる旨味みたいなものもきちんと用意している
それは知らないはずですよ
本当ですか?結構有名な話ですよ
そうなんですか?
クラブ33っていう存在自体は
行ってみたいな、どこにあるんだろうみたいな幻の存在として
ペラスみたいなところから
パレードとかもすごくよく見れる場所にあるらしいですね
ここがクラブ33の入り口らしいっていうのを
写真撮ってSNSに上げてる人とかよくいます
そうなんですね
実際に入った人の話とかはなかなか聞けないですけどね
そんな形で東京ディズニーランドっていうのは
もともと非常に厳しい条件をつけられていたんですけど
銀行の中でシンジケートローンという形で
銀行たちで一つの組織を組成した上で
プロジェクトファイナンスという新しい座組で
何とかお金を調達しようというところで
みんなで協力をして何とか設立をした
設立後の運営に関してもスポンサーという制度を作って
そこに特別な旨味を持たせることで
何とか資金を調達することによって
やっぱり手元に資金があるっていうのは
それだけいろんなコストをかけられるということなので
充実したサービスを提供することができる
経営状態ギリギリのところで
ボロボロのジェットコースターに乗せられるって
やっぱりひどいものになって
やっぱり余裕を持って作られているところで
クオリティの高いサービスを
ということを実現することで
唯一無二のテーマパークになっていったと
いうような側面があるというところです
これってやっぱり
アメリカのディズニー本社からすれば
東京ディズニーランドっていうのは
子会社に運営させればよかったと
オリエンタルランドを買収した上で
ディズニーの子会社であるオリエンタルランド
もしくは単純に子会社
ディズニージャパンみたいな
ディズニーランドジャパンみたいな会社を作った上で
そこに運営をさせれば
莫大な利益が得られたのに
というような後悔の元となった可能性が
高いんじゃないかなというふうに思われていて
その後に作られたパリのディズニーランド
30:01
それから香港のディズニーランド
それから上海のディズニーランド
というのは全部自らリスクを取って
単独の子会社ではないんですけど
共同で作った会社
現地のオリエンタルランド的な会社と
本国のディズニーランドで株を投資して
一定程度の割合で投資をした
共同の会社というところでやっていくというような
契約戦略に180度転換をして
フランチャイズ型ライセンス型の契約というものは
今後はしないというような形になったという話があったりします
そういう点で東京ディズニーランドは
唯一の特立したテーマパークという形になっています
そうです
ディズニーの一番最初の失敗例というか
見通し間違えた例みたいな形です
ちなみにその感じで
じゃあ今度は他では資本を入れて
リスクを取りつつリターンも得ようと
リスクは取るんだけど
ハイリスクハイターンの方式に転換した直後に
パリのディズニーランドが非常に赤字を垂れ流すことになったと
そうなんですね
踏んだり蹴ったりという話です
要は結局のところディズニーランドというものを作ればいいわけではなくて
やっぱり充実したサービスをやらなければいけなくて
そこにはオリエンタルランドであったりとか
日本のディズニーに関わっていたいろんなスタッフたちの
オスピレーションの高さみたいなものが実は寄与していて
パリではそれが再現できなかったみたいな話なのかもしれないですね
確かにそうですね
今のは結構適当なことを言っていますけど
調べたわけじゃなくてそうなのかと思って適当なことを言っていますけど
そうなのかもしれないなというお話だったりします
ということで結局リスクを取るとかリスクを取らせるというのは
一種では当然取らせる側というのは強いわけではあるんですけど
そのおかげでリターンを逃すみたいなこともあるので
結構やっぱりどういう構造で契約をするかというのは
ビジネス的な意味でやっぱり判断として難しいものがありますよね
入りそうなのか入らなそうなのかというところの見極みみたいなものが
結構重要だったりすると
いうところでは学ぶところはあるのかなという感じですね
また東京ディズニーランドの設立の一連の影響というものは大きいよというようなお話で
一つはテーマパークという座組み自体というものが今後はやりやすくなった
当時はテーマパークというものがなかったから読めなかったけど
ディズニーがこれくらい成功しているんだから
同じようにやればこうという見通しが立てやすくなって
それからテーマパークというものが日本にある意味乱立するような形になった
言わなかったですけどレゴランドとかね
レゴランドとかジャングリラとかというのは
作ったはいいけどあまりうまくいかなかったテーマパーク
というのかもしれないですけど
そのあたりとかも含めてとにかくテーマパークというものがたくさんできるようになった
契約実務というところにおいては
プロジェクトファイナンスというような仕組みで
お金を貸すということが行われたりとか
それからスポンサー契約というようなものが確立するというようなところにも一助になって
非常にいろんな方面に影響を与えている
その影響というものはディズニー本国にまで届いて
また別の方向での失敗のきっかけにもなるというようなところで
東京ディズニーランドって実は設立のときに周りに与えた影響が
ものすごく大きい存在というような話になっている
というのがちょっと調べていて面白かったなという話だったりとかします
33:02
こんな形でやっぱり大きい設備ができるときというものは
学ぶべきことというのがたくさん起きている可能性が高いので
実はこういうものを一つ一つ調べていくと
ケーススタディーから学べるものというのはたくさんあるのかもしれないですね
じゃあ今日はこのあたりで終わりにしましょう
皆さんもこの動画がいいと思ったらチャンネル登録・高評価
それから感想のコメントお待ちしております
ディズニー関係で気になるところってさっきのクラブサーティスティーとかもそうですけど
多分いろいろあると思うので
もしよかったらコメントとかお便りフォームのほうに
残していただけると幸いです
それではまた次回の動画でお会いしましょう
ありがとうございました
33:45

コメント

スクロール