■概要
「転売ヤー」は本当に悪なのか?という点について、そもそもなぜ嫌われているのか?法律的にはなにか問題があるのか?他の観点からはどうか?といった多角的に検討をすることで、転売ヤー問題の本質を探っていきます。
■参考
・「ブロックチェーン」に関するプロスパイア法律事務所の解説記事
https://prospire-law.com/articles_internetit/24082101/
■その他の媒体
となりの弁護士放送局は、YouTubeでも配信中
【YouTube】
http://www.youtube.com/@tonaben2509
【転売ヤーは悪か?なぜ嫌われるのか?【BR2】#8】
■プロフィール
【弁護士 光股 知裕(みつまた ちひろ)】
X / @CMitsumata
プロスパイア法律事務所(東京弁護士会)
〒102-0082東京都千代田区一番町6-1 ロイアル一番町A202
TEL:03-5357-1763
FAX:03-5357-1764
メール:contact@prospire-law.com
【インターン生 笹本(ささもと)】
プロスパイア法律事務所のインターン生
法律勉強中
転売ヤーが正義だ、とまで思っているわけではない
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感想
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00:08
そういえば先生、スイッチ2手に入れるのに、転売ヤーとめっちゃ戦ってましたよね。
まあまあ、別に転売ヤーと直接撲滅運動とかしてたわけじゃないけど、相当転売ヤーのせいでスイッチ2が手に入らなかったんで、
1次抽選、2次抽選、3次抽選で結構大変でしたね。 私の中では結構転売ヤー許すまぜみたいな、そういう感じですね。
確かに転売ヤーって良くないっていうのはよくわかるんですけど、なんで良くないかって、私あんまり言語化できないんですよね。
あ、用語派ですか?転売ヤー。
用語派っていうか、そこまで責められないんじゃないか派ですね。
いやいや、許せないでしょ。どう考えても。
そこまで悪じゃないと思うんですよね。
確かに何が悪いのかっていうのは結構実は難しい場面はあって、法律に違反するのか、それとも法律には違反しないけども何か許せないような理由、
こういうところが許せないのかっていうのは結構確かに議論をされているところではありますよね。
そこで私今回法的観点から転売ヤーが何がダメなのかっていうのを調べてきたので、ちょっとお話ししていきたいと思います。
面白そうですね。
よろしくお願いします。
改めまして、弁護士の三又と私の事務所でインターンをしている笹本さんです。
笹本です。よろしくお願いします。
このチャンネル、隣の弁護士放送局では、普段は知的財産の専門家である弁理士のつい先生をお呼びして、
弁護士と弁理士の間で互いの専門分野について雑談をしているというようなチャンネルになるんですが、
今回のこのシリーズ、隣の弁護士放送局ブレストルームでは、
法律勉強中のインターン生の自分の気になるトピックを持ち込んでもらって、そのトピックについてお話をしていきます。
今回は、転売ヤーはなぜ悪なのか、なぜ嫌われるのかみたいな話ですかね。
はい、そうですね。
ではまず前提の定義のところからお話ししたいと思います。
まず転売っていうのは、商品を仕入れてそれより高い価格で売る行為を転売と言われています。
これは結構商売の基本と同じ感じですかね。
商売の中では別に転売をするっていうのは、例えば商社とかってそうですよね。
物を仕入れて売ると、その差で儲けるみたいな話。
これ自体は特にそこまで悪いことではない感じがしますね。
転売ヤーっていうのは、一般的に商品を買うバイヤーっていう言葉と、
転売っていう言葉をかけた造語で入手困難な限定商品を買い占めて、
インターネット上のフリマアプリとかネットオークションを使いこなして高値で転売する人のことを、
転売ヤーっていうふうに呼ばれています。
転売ヤーってバイヤーと転売をかけた造語なんですか。
はい、調べたらそうらしいです。
もともとあれかと思っていました。
転売をする人みたいなのをやゆるして言ってるだけなのかなと思って、
バイヤーっていう要素が入ってるっていうのは初耳かもしれないですね。
結構うまく作られた言葉ですよね。
ゴジラ型ですよね。ゴリラとクジラを合わせてゴジラになってるみたいな。
そうなんですか。
単純に転売するマンみたいなことだと思ったけど、そうじゃなくて一応造語で作ってるみたいな。
03:02
知らなかったですね。
ごめんなさい、全然関係ない話しちゃったんですけど、
結構実はこの定義って大事な気がするんですよね。
今回あれですもんね。転売ヤー嫌われるゆえん。
どこが転売ヤーであって、まともな転売業者になって転売ヤーなのか。
みたいな話になっていくと思うんで。
そうなってくると、転売ヤーと言われるのはどこが転売ヤーなのかみたいな話に戻ってくる気がするんで。
はい、確かに。
実は定義って重要そうですよね。
そこでさなもとさんは買い占めるって話しましたよね、どこかで。
そうですね。
ただ転売するんじゃなくて買い占めるって要素が入るっていう風に考えてるっていうのは、
もしかしたら検討していく中で変わるかもしれないんですけど、なんか重要そうですね。
そうですね。
ちょっと覚えておきましょう。
買い占めの対象が人気商品とか入手困難のものっていうのも結構私はポイントになるんじゃないかなって思ってますね。
なるほど。
自分も欲しいけど転売ヤーのせいで手に入らないから嫌な気持ちになるじゃないですけど、
っていう要素もあるんじゃないかなと私は個人的には思ってます。
私は今この瞬間はちょっとどうかなって思うのが、転売ってそもそもそういうものなんじゃないかなと思っていて、
転売の歴史で言うと多分シルクロードを渡ってその香辛料とかを運んでくるみたいな話じゃないですか。
物を仕入れて他で売るっていうのって。
あれってまさにその地域では手に入れることが困難な香辛料であったりとか火薬みたいなものを買ってきて、
それを仕入れて今ここで買えるっていうことに価値があるわけで、
あえて買い占めみたいなものは発生してないですけど、手に入らない希少なものを売ってくれるっていうところに独自の価値がある。
あれって転売ヤーって感じ、私が今胸にある転売ヤーに対してのこの憎しみ、醜悪な思い、そういうものを感じないんですよね。
確かに言われてみればそうかもしれない。
人気商品っていうのはわかんないですけどね。
転売ヤーの要素、必須要素ではなさそうだなっていうのは今この瞬間思ったりします。
確かにそうですね。
みたいに定義のところに集約していけるような気がするので、なぜ嫌われるかっていう部分に関しては、
ちょっと何か逐一戻ってくるようにすると面白いかもしれないですね。
結論から言うと転売ヤーの行為って実は法的にはそんなに問題がないんですよね。
そうですよね。
特定の場合には法律に違反しちゃったりとか違法になったりするんですけど、基本的にはグレーゾーンの範囲に留まっています。
ここで特定の転売行為が違法となる主なケース3つ紹介したいと思います。
1つ目はチケット不正転売防止法の話で、これは映画とか演劇とか音楽とかスポーツとかのチケット、
その中でも特に日時とか座席が指定されて、チケット自体に不正転売が禁止というふうに書かれているチケットが対象となるもので。
一定のチケットが不正転売禁止の対象として指定されているという状況ですよね。
違反の内容としては、継続して行う意思を持って、工業主の事前の同意を得ないで定価を超える額で特定されたチケットを転売すること。
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そうした場合にチケット不正転売防止法違反というふうになります。
元々例えばジャニーズのライブのチケットだったりとか、そういうものが高額で転売されているという状況からできた法律ですよね。
そうですね。この法律は2019年に成功されたものなので、比較的新しく取り締まるようになったという感じです。
2019年か。私が弁護士になったよりも後にできた法律なので、すごく新しい法律のイメージだったんですけど、6年も経っているんですね。
確かにそうですね。
私の中では印象よりも新しくなくて、マジかと思っています。
2つ目が、個物営業法という法律で、この対象になるのは一度使用された物品とか、また未使用でも使用のために取引された物品。
これを個物って言うんですけど、これを営利目的で反復継続して転売した場合には都道府県の公安委員会からの許可、個物証許可というものが必要です。
これは単純に転売屋的な活動というよりは、単純に中古品の販売みたいなことをする場合には、実は勝手にやってはいけなくて許認可が必要ですよってそういう話ですよね。
そうですね。これは継続的に自分が使ったその個物を継続的に利益を得るために転売するための、転売屋は個物証許可が必要という感じです。
典型的にはリサイクルショップとかがこれに該当するんですけど、チケットの転売とかも継続的にやっていくのであればこれの対象になりますよねっていうことですね。
これ逆に言えば許可取ればできちゃうっていうことではあるんですけどね。
そうですね。私これ調べているときにメルカリってどうなんだろうっていうふうに思って。
中古品を取り扱うって意味では一緒ですもんね。
はい。でもそのメルカリ自分が出品するときは特に許可とかないからどうなんかなって思って調べたんですけど、
メルカリっていうのは基本的に個人間の物品の売買の場であって、個人でやる分には許可が必要ないっていうふうになっていて、
このメルカリを利用して業者がやり取りする場合には許可が必要になるっていう感じの規定になってました。
厳密には会社であっても当然個人事業主の場合には必要ではあるんですけど、少なくとも業として行っているのであれば個物上に該当しないんじゃないかっていうことなんですかね。
はい。そんな感じでした。
ちょっと補足するとあれですけどね。
個物営業法の許可が必要なものっていうのは、自分が使い古したものではなくて、個物を仕入れて売るっていう行為なので、
買った時点では別に自分のもので、それが売られるっていうことに関しては個物上の許可はいらないとかそういう話も絡んできたりとかするんですけど、
まあそうですよね。いずれにしてもメルカリは全て必要ってことではないっていうのはそうかもしれないですね。
はい。そうですね。
で、転売行為が違法となる主なケースの3つ目が迷惑防止条例、いわゆるダフや行為の規制っていうのがあって、
対象としては公共の場所とか乗り物とか施設の周辺でチケットなどを転売する行為が対象となっていて、
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これら掃除でダフや行為として公共の場所で入場券などを不特定のものに不当な利益を得て転売することとか、
また転売目的でチケットを買い占めること、ちょっと都道府県によって規定は異なったりするんですけど、
そういう行為が迷惑防止条例違反として違法となるケースがあります。
ダフやってそもそも知っている言葉でした?
いや、初めて知りました。
やっぱりそうですよね。最近いないんですよね、ダフや自体が。
私は別にダフやとか見たことがあって、ロッキンとかで、コロナ明けぐらいからは結構チケット取れますけど、
昔は抽選で取れたり取れなかったりみたいな感じだったんですよ。
もっと言うと、抽選も何人かで行くじゃないですか、ああいうライブ。
みんな抽選に応募して、どれか一人当たればいいし、当たらなければ売ればいいみたいな感じだったんですよね。
それこそチケット制転売法とかも施行前だったんで、その辺の感覚が今とちょっと違っていて、
それこそロッキンの会場の前とかはダフやがいたりとかしましたけどね、
今日の分のチケットはいくらで売りますと、明日以降のチケット持っている人は買いますみたいな、
あのボタンボールにあげている人とか普通にいましたね。
違法なんでしょうけど。
そうですね。
今紹介した3つが、転売行為が違法となる主なケースです。
どれもあれですよね、正面から転売屋を規制しているというわけじゃなくて、
チケットみたいな特別な場合、その中でも特に一定のものだけを特別に規制しているチケットを不正転売禁止をする話。
それからこれに該当し売るんじゃないかというような好物商の話だったりとか、
売り方が施設周辺でやっているというのはちょっとダフ屋としてはダメだろうと。
転売屋が正面から違法というのはちょっとドデモじゃないけど言えないなという状況かなと思いますね。
そうですね。
次にこれと反対に転売行為が違法でないケースっていうのはどういうのがあるのかなと調べたら、
結構広範囲のものがここに当てはまってしまって、
例えば一般的な日用品とか家電とか限定品の転売とかは、
例えば具体例で言うと限定のスニーカーとかスイッチツーとかのゲーム機とかトレーディングカード、
工学家電とかの一般的な物品については定価より高く売ること自体を禁止する法律は実はないということが分かりました。
プレミアがつくとかってよくある話ですもんね。
限定のスニーカーっていうのは明らかに調べたんだろうなって。
佐々木さんの年代、私の年代でもないですけど、スニーカーが限定でプレミアがつくってもうだいぶ昔の話ですよね。
歴史の話としてなんとなく知ってますけど。
そうなんだみたいな感じでした。
今だったらカードとかそうですよね。
そうですね。
ポケモンカードとかとんでもない金額でやり取りされてますけど、あれは別に違法ではないよということですね。
そうですね。
次に2点目が不正な手段を使った購入っていうのがあって、
例えば転売屋がBOTっていう自動注文プログラムとかを使ってオンラインショップにアクセスしてシステムに負荷をかけたりとか、
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サービスの提供を妨害したりした場合には、一応刑法上は電子計算機損壊等業務妨害罪っていう罪とか、
不正競争防止法などに抵触する可能性はあるんですけど、
立証は難しいとされているので、結局は取り締まられずにそのまま放置されているっていう感じの状態になってますかね。
ですし、結局この電子計算機損壊等業務妨害罪とか不正競争防止法違反に該当するかどうかで言うと、
正面からBOTを使うことが違法とされている法律ではないので、
これだって解釈の問題として違法とするっていうのは結構限定的なケースに収まるかもしれないですね。
実際確かに転売屋って純粋に欲しい人と比べて先に取っちゃうとかっていうのも、実は嫌われている要因なのかもしれないですよね。
そうですね。
Supremeの商品とかが期間限定の商品とかが出るときって一斉に買われたりとかするんですけど、
私好きじゃないんですよ。買ったりとかしてないんですけどね。
そこでもBOTで基本的には転売屋バーっと取って、本当のSupremeのファンとかあんま買えないみたいな話が結構話題だったりとかしますね。
先着順?抽選じゃなくて。の場合には結構そういうものが問題とされたりとかしますよね。
確かにそうかもしれないですね。
ズルしてる感じですかね。わからないけど。
こっちも頑張ってる感がありますもんね。
今ご紹介したように、特に新品については販売元の比率に基づいて個別具体的に判断されることになるんですけど、
基本的にはあくまで法律に違反しているというわけではないということが分かりました。
どうですか先生。すごい転売屋撲滅みたいな感じだったんですけど、
法律的にはあんまり違法とされていないっていうのを弁護士の先生の立場からどうですか。
転売に関して法律的に検討するっていうのは実は当然初めてではなくて、何回か考えたことあるんですけど、
そうなんですよね。転売屋っていうのは法律的には違法なことではないんですよね。
そこも私の中では許せないポイントだったんです。
結局法律に違反しなければ何やってもいいのかっていうのは、そういうふうには思っていなくて、少なくとも。
もちろん法律に違反してない以上は、警察に突き出そうとかは全く思わないんですけど、
とはいえ憎しみは募るばかりですよね。そういう意味では。
私が調べて法律的には問題がないってなったときに、どうして嫌われているのかっていうふうに調べたときに、
経済学的観点から市場の失敗っていう言葉が出てきて、経済学的観点から見るとちょっと悪影響を及ぼしているんじゃないかっていうことが分かりました。
経済学的観点。ずいぶん小難しい話になってきましたね。
私も自分で調べてびっくりしました。法律の話で収まるかなって思ってたんですけど。
ちょっと飛び出して経済学的観点からもちょっと検討してみました。
確かにそうか。法律的に違法じゃないってなったときに、違法じゃないのに嫌われるのはなぜかっていうのを説明できるかっていうのは確かに説明できなくて。
そうなんですよね。
説明をしようと思うとそういう他の学問を持ち出すしかないのかな。
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そうですね。感情的でなく批判するってなるとそうなるかなって。
確かに。
経済学的観点から調べたときに市場の失敗っていう言葉が出てきて。
市場の失敗。
市場の失敗っていうのは、自由に競争が行われている市場のメカニズムがうまく機能しなくて、資源の分配とかが非効率な状態に達成されない現象を言うらしいです。
資本主義のバグみたいな話ですよね。
資本主義って要は経済学的な話なので、私の理解が正しいかどうか怪しいですけど、神の見えざる手によって市場に任せていれば非常に最適化された効率が良い状態に自然に収まるというのが資本主義の考え方で、ただバグみたいな形でそううまくいかないことがある。
まさに典型例として転売屋の行為が挙げられますみたいなそういう話ですかね。
そうですね。
転売屋自体が市場の失敗の典型的な原因とは見なされないんですけど。
見なされないんだ。
見なされないです。
市場の失敗の典型例って逆に言うと何なんですか。
私が調べたらサブプライムローンっていうのが出てきたんですけど、あんまりよくわからなかったです。
なるほど。わかりました。
いわゆるリーマンショックの元になった話で、アメリカで住宅ローンを貸す時にも当然ながらちゃんとローンを返せるかどうかという審査があるわけなんですけど、
ローンを貸す側の会社からするとたくさんいろんな人に貸したいんですよ。
貸すことによって要は儲かるわけなので。
なんですけど、適正な審査をした上で貸して返せるような人じゃないと貸せませんという話があって、
そこでサブプライムローンという仕組みを作ることによって、ざっくりの話をすると信用力がある人と信用力がない人っていうのを組み合わせて一つの投資商品にすることによって、
両方に貸した上で返ってこない確率が何パーセント、返ってくる確率が何パーセントみたいなので、合わせるとだいたい中間ぐらいですよっていう形で、
一つの投資商品としてそこに投資を募るっていうことをやったんですよ。
ざっくり言うとそういうある種の機弁。要はそれって返ってくる確率が何パーセントかじゃなくて、確実に返ってこないのがいくつかあるわけじゃないですか。
っていうものに対して投資家から投資を募ったら、当然だから失敗するわけなんですけど、機弁によって投資を集めて、投資が集まったからそれを資本でまた新しくいろんな貸し出しをして、
ということをやることによって、すごくいつ崩壊してもおかしくない状態でどんどん投資を募って需要を拡大して、みたいな形でやって、
最終的には結局投資を募ってお金を集めて貸してたんだけど、それが回収できなくて破綻をして、世界的に経済的に影響を与えたみたいなことがあったりとかして、
要はこれって何が市場の失敗と関係があるかっていうと、今聞いた話なんで私の想像ですけど、
資本主義の市場に沿って一人一人は自分がベストだと思う行動をしたと。要はローン会社も自分が投資を受け入れるための仕組みを作って投資を受けて、
それを使ってどんどんローン会社のお金を貸していた。借りる側も貸してくれるっていうから借りていたわけで。
18:03
投資家も何か良さそうだから投資していた。みたいに各々が自分がベストだと思う行動を取っていたから、
資本主義の市場というものがきちんとメカニズムが機能しているのであれば、市場全体が経済的に良い結果がもたらされるはずなのに、
なぜか最終的にはみんなが損をして市場が破綻した。
という意味で、たぶん資本主義がうまく機能しなかった事例で、市場の失敗の典型でと言われているのではないかと思います。
似たような話で言うと、もっと昔の話でバブル崩壊ってあったじゃないですか。日本で。あれとかもそうかもしれないですね。
佐藤さんは生まれてはるかに前の話ですけど。
確かにそう考えると、転売やみんながベストな行動をしているかって言われるとちょっと微妙みたいな感じになるんですかね。
そういう点で典型的な原因ではないっていう感じになるんですかね。
なるほど。経済的に見て、転売屋がいるせいで資本主義がうまく回らないみたいに言えるかどうかで言うと、
一言でそうは言えないんじゃないかっていうのが典型的なものじゃないって言われるゆえんってことかな。
そうですね。たぶんそうだと思います。
これどう思います?佐藤さんって。転売屋は市場全体に対して悪影響は及ぼしてないんですかね。
私調べる前は、転売屋って一応販売元となるお店から定価でちゃんとお金を出して買っているわけで、
別にお店側としては金銭的には特に問題となる部分がないというか。
例えばスイッチ2が何台あるのか知らないですけど、100万台用意したとして、その100万台は完売するっていうことは起きているわけだから、経済は回っているんじゃないかっていうことかな。
確かにそうですね。末端消費者のところには届いていないけれども、経済が回っているか回っていないかで言ったら回っていると。
末端消費者ももっと言えばスイッチ2が買えないかもしれないけど、お金で他のものを買うわけだから、むしろ市場的には回るかもしれないですよね。
そうですね。
っていう点で考えると、そこまで経済学的にも良くないわけでもないのかなっていうふうに思ってました。
おそらくそのあたりが典型例とはないですという話が調べてきて出てきたのかもしれないですね。
そうですね。
この間、堀江孝文さんが話していたんですけど、転売屋はむしろ経済的にはプラスなんだっていうことを言っていて、結局スイッチ2でもいいし野球観戦のチケットでもいいんですけど、ライブのチケットでもいいんですけど、
ああいうものが抽選とか早いもの勝ちの場合には全員がそこに並んだりとか、早いもの勝ちでパソコンの前でカタカタやったりとかしなきゃいけない中で、
転売屋がいることによってお金を出せば特別なルートで手に入れるっていうことができると。
確かに。
それがあることによって、いわゆるお金持ちが他と同じように列に並んだりとかパソコンカタカタやったりとかしなくても、お金持ちはたくさんお金を払うことによってそれを手に入れて、
時間を買うことができるから、いわゆるファストパスとかと同じで。
そうですね、確かに。
お金持ちが他のことをやることによって労働生産性が上がるから市場にとってはプラスなんだみたいなことを言っていて、
21:06
それは確かに今までの転売や善化悪化問題の中にはなかった視点だなと思うんですけど、
それもちょっと経済的な観点でいうと一つの、今までの話はまた違う観点で、経済的には実はマイナスじゃないかもって話には出るところですよね。
はい。
経済的にはプラスのことばっかりなんですか?マイナスはないの?
いや、調べたらマイナスのこともいっぱいあって。
そうですよね、さすがに。
大きく言うと消費者への影響という観点と、あとお店側、メーカーとか販売店への影響というのもあったので、ちょっとお話しようと思います。
まず1個目の消費者への影響というのがあって、いくつかその観点があるんですけど、1つ目が消費者余剰の侵害というのがあって。
消費者余剰?
はい。消費者余剰というのは、消費者が支払ってもいいっていう考える価格と、あと実際に支払う価格との差のことを言うんですけど。
で、転売による消費者余剰の侵害がどうして起きるかっていうと、まずその転売された商品、もともとの商品を買いたいって思った人が正規の市場から排除されちゃうっていう点があって、
転売屋が商品を買い占めることによって、普通の価格で購入を希望する人が商品を手に入れられなくなっちゃう。
まあまあ難しい言い方ですけど、要は買えないっていうことですよね。
先月までの私の状況になると。
はい。で、消費者は低価で購入できたはずの機会を失っちゃうっていう観点があります。
で、2個目が余剰の転換と価格の上昇っていう観点があって。
ちょっと難しいですね、言葉が。
これは買い占めによって供給が絞られた転売市場だと、価格が低価よりも大幅に高いプレミア価格に引き上げられます。
で、消費者はその高額な転売価格で購入を強いられるか、もしくはもう買うこと自体を諦めちゃう可能性が高くなっちゃって、
でも高額で購入した場合には、もともと支払うはずだった低価の差分と、実際に支払った高額の差分だけ、その消費者余剰が減少する。
なるほど。だから、もともと5万円ぐらいだったら出してもいいかなと思ってたところ、低価が3万円だった。
安いと思って買うという時に、その差額の2万円というのが消費者余剰ですね。
これが、転売屋が間の4万円で売るってなった場合には、本来だったら3万円で買えたのに4万円払うことになって、払ってもいいと思っている5万円よりは安くは買えているけど、ある意味ギリギリになっちゃうという話が消費者余剰が圧迫されるという話なのかな。
圧迫減少するという話。
転売屋から買うくらいだったら買わないっていう人も、低価で購入したらその商品自体から得られたはずの満足がなくなってしまうため、消費者余剰がゼロになるっていうことらしいです。
消費者余剰が減少するっていうことに関しては正直あんま納得感ないですね。
24:01
消費者余剰っていうものは守るべきものなのかな。
別に買ってもいい金額よりは安くなっているんですよね。
低価よりも高いとはいえ。やればいいのではっていう。むしろ貯金が減らされているわけだから、経済全体、市場全体で見ると無駄に使われなかったお金っていうものは減っているから、吐き出させる結果になっていてプラスなんじゃないかっていう気はするけど。
消費者余剰っていうことを今初めて聞いたので、ちょっとあんまりよくわかんないですね。
場合によってはもしかしたら、ちゃんと調べればそうなのかもしれない。
消費者余剰。もしかしたら消費者余剰が別で使われる機会がなくなるとかそういう話なのかもしれないですね。
これによって本来消費者が享受するはずだった、受けるはずだった余剰の一部を転売利益として獲得することになる。
そのプレミアをつけた分の利益を獲得することになるっていう点で、消費者余剰の侵害っていう観点があるみたいです。
そうですね。
2個目が需要の超過っていうのがあって、需要が供給を上回ってる状態。
高額転売が成立してしまう根本的な理由は一時市場っていうメーカーとか小売店の価格設定が低すぎることにあるらしくて。
さっき言った消費者余剰っていう部分が広く取られちゃってるからその間に転売屋が差し込むんだっていうそういう話ですよね。
そうですね。
メーカーとか工業主がファンへの配慮とかブランドのイメージ維持などの理由から真の需要に見合わない価格を設定している場合によく起こる現象なんですけど、
この低すぎる価格設定では供給量に対して需要量が大きく上回ってしまって、超過需要の状態が発生します。
いわゆる人気のっていう話ですよね。
そうですね。
これが転売屋の定義のところにある人気商品であって、手に入りにくい商品っていうところに関わってくるのかな。
そうですね。
で、転売屋はこの低価と真の市場価の均衡価格の差を利用して利益を得るっていう取引を行っていて、
そう考えると高額転売の価格ってこの超過需要を解消するために価格競争の結果として形成された均衡価格、
本来こういう価格であるべきっていう水準に近くなるのかなっていう風に解釈できるそうです。
プラスっぽくないですか。
それはマイナスなんだ。
そうなんですけど、でも転売による価格調整っていうのは問題点もあるみたいで。
それは先ほどお話しした消費者余剰の転換でしたりとか、あと不当利得としての認識っていうのがあって、
多分ちょっと法律用語の不当利得とはまたちょっと別の概念だとは思うんですけど。
大事な不当な利得ってことですね。
転売屋の利益は商品の製造とか価格向上に寄与した対価とかではなくて、
情報の非対称性とかシステムの隙を利用したものであって、
特に何の価値も生まないっていうか、そういう意味での不当な利得っていう認識が
社会の強い嫌悪感につながっているのではないかっていう風に考えました。
27:00
これはありそうですよね。
さっき途中で出したシルクロードの事例っていうのは、
手に入りにくいものを手に入るようにしてくれてるっていうところに価値があるから、
それは別に高くなってもいい気はするんですけど、
実際嫌われているような転売屋っていうのは何をしてるかっていうと、
早いものが手先に取ることによって、もともと取れたものっていうのを自ら取れなく、
手に入らなくした上で、そこに対して自分の取り分みたいなものを上乗せして売ってくるわけなので、
ある意味、供給が伴ってなかったものっていうところに目をつけて、
自分が供給を確保します。
だったら、たぶんそんなに嫌なことにならないんですよ。
さっきの堀江門の話もそうです。
手に入りにくいものを手に入れてくれてるから高めに売るんだったら、たぶんそんなに嫌じゃないんですよね。
私たちがイメージしている転売屋ってそうじゃなくて、
自ら供給を断ち切っているんですよね。
買い占めによって。
そうなんですよね。
だからそれが嫌なところっていうのにつながるのかもしれないですね。
何も価値を生まないどころか、自ら価値を生み出すようなところを作っているっていう。
そうですね。
っていうのが、消費者への影響っていう観点からの転売屋の悪いところでした。
次にメーカーとか販売店への影響がどういうのがあるのかっていうのが、
まず1個目が生産者側の機械の損失っていうのがあって、
例えば真の需要把握の失敗っていうのがあって、
転売屋への一括販売っていうのは短期的には売り上げとなるんですけど、
メーカーとか小売店は一般消費者がこの定価でどれだけ欲しがっているかっていう、
真の需要シグナルを正確に把握できなくなってしまう。
確かに。
転売屋が在庫を抱えているだけかもしれないですもんね。
極端に言えば。
これによって適切な増産計画とか在庫戦略とかが取り入れられなくなって、
長期的に見ると販売期間とかブランドのイメージとかを損なうことになる
っていう点があるみたいです。
確かに。
2個目がブランドエクイティの侵害っていうのがあって、
ブランドエクイティっていうのがブランド名とかシンボルに関連する資産とか負債円の相対であって、
製品やサービスがブランド名を持たない場合と比較して、
企業とか顧客に提供する価値の差額を言うそうです。
要はざっくり言えばブランドの価値。
ブランドとしての価値みたいな。
そうですね。
主にブランドの認知度とか知覚品質とか、
ブランドの連想とかブランドのロイヤリティの要素で構成されるそうです。
転売行為は特にその知覚品質とブランド連想に悪影響を与えて、
ブランドとしての価値を損なうそうで、
知覚品質っていうのが消費者がある製品とかサービスを独自の購入目的に照らして、
他の商品と比べたときに知覚できる品質や優位性のことを言うそうです。
だから抵抗の腕時計だから安心だみたいな話が、
転売屋が使うと失われる、減少する。
そんなことあります?
消費者が商品を低価で買えなくて、
プレミア価格でしか手に入れられない状況は、
30:02
客からしたら、このメーカーは客を大事にしていないとか、
この商品はメーカーの管理が行き届いていないっていう、
ネガティブなブランドイメージを生み出すっていう。
それはありますよね。私は正直ここは共感できない部分なんですけど、
転売屋がめっちゃいるけど対策しないブランドって叩かれますよね。
そうですね。
一般論として。
この間もマクドナルドのハッピーセットがありました。
ポケモンでしたっけ?
なんかありましたね。
で、購入制限とかがかけるのが遅くて、
ハッピーセットをいっぱい買って、商品だけ抜き出して、
食べ物を放置していっちゃうみたいな問題が最近あった気がします。
なんかマック側も別に売れるからいいと思ってるんじゃないか、
みたいなのをトレーサー会の人たちとしては知りましたよね。
そうですよね。
何が悪いんですか?
それは何が悪いんですか?
まあ確かにそうですね。
資格品質の歪みとかっていうと、
ブランド品質の低下っていうと、
ちょっと転売関係ないですけど、
レイバンのサングラスとかめっちゃそうですよね。
分かります?
え、分かんない。
分かんないですか?
レイバンのサングラスって一時期、
詐欺の広告とかにめちゃめちゃ使われたんですよ。
レイバンのサングラスプレゼントとかって。
それのイメージがあって、
サングラスのかっこいいブランドではあるんですけど、
私レイバンのサングラス見ると、
あの詐欺のって思っちゃいますよね。
物自体は別に詐欺じゃないんですけど。
そういうブランドの価値が既存されるみたいなのは確かに
多少あるのかもしれないですね。
そうですね。
次に顧客ロイヤリティの低下っていうものがあって、
顧客ロイヤリティって何ですか逆に?
そもそも。
顧客ロイヤリティっていうのは、
顧客から見たブランドに対する愛着心とか忠誠心を言うらしいです。
だからこのブランドいいよねっていう気持ち?
はいはいはい。
で、転売行為によってどうして深刻なダメージを受けるかっていうと、
消費者は企業が公平な取引の機会を提供することを期待しているので、
熱心なファンなのに、
システムの突きをついた転売屋によって商品が買い占められてしまって、
自分が低下で購入できる機会を奪われると、
企業に対する裏切られたっていう感情。
なるほど。
だからさっき言ってた、
企業とかに対して転売対策しないとどうなんだって叩く話とはちょっと違って、
自分が子産ファンだから大事にされているとか、
みたいな感覚がなくなることによって、
自分にとっても特別なものっていう感覚が薄れていくみたいな、
そういう感じですね。
特にメーカーやブランドへの愛着が深い有料なコアなファンほど、
転売対策とか競争のために時間や労力を割くことを強いられてしまって、
それで疲れてしまって、
このブランドからはちょっと離れようかなっていうような。
10年前のApple信者と今のApple製品を使っている人ってだいぶ違いますもんね。
10年前、20年前のApple信者って、
もう本当にAppleは自分のお気に入りのブランドだっていう感じで、
あえて買っているっていう感じがあったんですけど、
今もうAppleというブランドが一般化しすぎていて、
そんなにお気に入りのブランドはAppleですみたいな人っていないですもんね。
Apple信者って言葉がそもそももう廃れつつあるというか。
33:01
そうですね。
逆にAppleを使っていない人の方がこだわりがあるのかな、
みたいな感じに転換したりしてますね。
そこでいうとこのApple信者みたいな人たちが、
転売屋が横行することによって離れていく可能性があると。
そうですね。
サプライチェーンマネジメントの非効率性っていうのがあるらしくて、
そもそもサプライチェーンっていうのが、
製品の原材料とか部品の調達から販売に至るまでの一連の流れを指す用語だそうで、
サプライチェーンマネジメントっていうのが、
原材料の調達から最終的に消費者に商品が届くまでの全プロセスを最適化して、
コストの削減とか顧客満足度の向上を目指すものをサプライチェーンと言うそうです。
その転売屋の行為はサプライチェーンの健全な機能を著しく妨げるらしくて、
例えば受注とか生産計画の歪み。
ちょっと先ほどもお話しした気もするんですけど、
転売屋による大量注文とかボットを使った断続的な注文が、
メーカーやお売り業者に本来とはちょっとかけ離れた需要を示したりとかして、
そのサプライチェーンがちょっと狂ってしまったりするっていうことがあるそうです。
本来だったらサプライチェーン全体を管理していれば、
どれぐらいの需要があるかっていうのをおろし売り業者なんかの段階で確認をして、
例えばメーカーの方にどれぐらい作りましょうっていう計画に影響させるみたいな形で、
サプライチェーン全体を管理することによってできることっていうのが、
転売屋が入ることによって間に外部の人間が入ることになるので、
サプライチェーン単位での管理ができなくなるみたいな話ですね。
それはそうかもしれない。
その他にも流通コストの増大っていうのがあって、
本来であれば部品を仕入れて最終消費者に売るっていう流れで良かったものが、
転売対策としてメーカーや販売店が複雑な購入制限を設けたりとか、
システム監視したりとか、本人確認などの新しい他の対策としてのプロセスを導入する必要があって、
これはその正規の流通に必要なコストを増大させたりとか、
結果的に製品価格自体を上げざるを得なくなるっていう点で悪影響があるそうです。
そもそもこのサプライチェーンマネジメントっていう考え方が昔からずっとある考え方ではなくて、
最近っていうほど最近じゃないかもしれないですけど、
サプライチェーン全体を管理することによってロスがなくなったりとか、
効率的に運営できますよねっていう考え方ができてきたという話なので、
そのようなサプライチェーンマネジメントの考え方が通用しなくて、
そういう考え方ができる前の時代に逆行させるような存在だよねっていうのは多分ここの話ですよね。
通常の考え方がない、通常の状態から悪くなるというよりは、
サプライチェーンマネジメントの考え方ができなくなってしまうみたいなそういう話かなと思います。
先生がおっしゃるように、経済学的観点からはそこまでめちゃくちゃ叩かれるほどの理由があるっていうわけじゃなくて、
そう考えた時に、その尊徳感情を超えて倫理的なところに嫌われる理由があるんじゃないかっていうところに最終的に行き着きました。
36:02
まあここでしょ。流石に。倫理に基る存在であることは間違いないと思うんで、
多分ここで決着をつけてくれるんじゃないかと期待してますけど。
頑張ります。
で、主にその3つの観点からその転売屋が忌み嫌われる理由があって、
1個目が公平性の侵害っていうものがあって、
これちょっと経済学的観点ともちょっとつながるかもしれないんですけど、
購入機会の不平等とか、先ほどお話ししたようなボットとか組織的な力を使って買い占めて、
一般の消費者が平等に商品を購入する機会を奪っている。
ズルしてるっていう観点ってことですよね。ざっくり言えば。
そうですね。で、その買い占めたものを本当に商品を必要としている人とか熱心なファンに対して、
低価を遥かに超える高額な価格での購入を強要している点で、困っていることにつけ込んだ搾取行為を見なされるっていう点で。
いい表現ですね。搾取なのか。確かに。
特に生活必需品とか災害時の備蓄品などの転売っていうのは、こういう倫理的な非難が結構強くなりますね。
コロナの時のマスクとかまさにそうですよね。
そうですね。
マスクを買い占めて高い金額で売るっていうのはまさに搾取的行為と言えるかもしれない。
ここすごく納得感があります。さっきまでの法律とか経済の話とかとはちょっと一緒に隠す。
そうですね。っていうのが1個目の公平性の侵害の観点でした。
2個目が立候補主義、エゴイズムと社会規範の無視っていう点があって、
例えば、転売屋の行動原理って他の人のニーズとか市場の混乱とかを顧みないで、ただ自分の金銭的な利益のみを最大化することにあって、
これが共存共営とか相互扶助といった社会的な倫理観とか連帯意識を無視した、すごい自己中心的な行為として批判されます。
ここはちょっとどうかなと思うんですよね。
結局だって資本主義ってそうじゃないですか。高くても売れるから高く売るっていうことが本当にそれは非難されるべきなのかっていう話はちょっと微妙で、
よく転売屋は悪化みたいな議論の中で出てくるのは結構ここを強調する人が多いような気がしていて、
ここを強調してもなんかあんまりそんなこと言ったらじゃあいろんな高いものっていうのはどうなんですかって話になっちゃうのかなっていう気はしますけどね。
そう考えると若干日本人ならではの感覚というか、人にあまり迷惑をかけてはいけないみたいな感じの感覚から来る批判なのかもしれないですね。
多分日本にもそういう感覚はありますし、もしくは宗教によっては儲けすぎるのが悪みたいな宗教があったりとかするので、そういう観点からするとこういうものがあるのかもしれない。
倫理って結局文化の紐づくものなので、私たちが納得感があるかないかの話しかないというのがありますけど、私はあんまり納得感ないですね。
あとエグイズムとか社会規範の無視の観点から、労働価値の否定っていうのがあって、
転売による利益っていうのは商品の製造とかサービスの提供といった価値を想像する労働の結果ではなくて、単に市場の非効率性とかメーカーの販売システムの隙をついたものであって、こういう汗を流さずに稼ぐという行為が勤労とか生産活動を尊重する社会規範に反するとみなされている。
39:17
負荷価値をつけてないって部分ですよね。自分が価値を想像していないのに高く売るっていうのは何なんだっていうこと。ここも感覚としてはすごくわかるんですけど、そんなこと言ったら株式投資で儲けるのって悪なんだっけっていう話になっちゃうよなとか、ちょっと思うところはありますよね。
そうですね。3つ目、社会的信頼と連帯間の破壊っていうのがあって、市場への不信感。例えば、転売屋の横行とかは市場の流通システムに対する信頼が損なって、消費者はどうせ正規のルートでは買えないって諦めたりとか、さっきお話ししたようなメーカーの販売方法に対して不信感を抱いたりするっていう点があるみたいです。
転売屋のせいでそういうことが起きているよっていうことが倫理的には問題っていうことなのかな?
そうですね。以上の3つの観点が倫理的観点から転売屋の問題は単なる経済的行為の是非とかを超えて、社会の基本的な道徳とか公平な精神を蝕む行為として強く批判されているという結論に至りました。
今聞いているところだと、一番最初のフェアネスの観点のところで話をした、やり方がずるい。ボットとかを使っているとか、組織的な人数でやっているというような話と、それからずるをして獲得したものを必要なところに高値で売ることによって搾取をしているんだということ。
その2つのところが私の中では本質的なのかなっていうのが、さっきも言ったように倫理って感覚の問題なので、私の中ではその感覚なんですけど、どうですか佐田さんは。
そうですね。私もやっぱり搾取の部分が結構大きいかなって思っていて、本来であれば自力で手に入れられるようなものを高値で買わざるを得ない状況を作らされているっていう点がどうなのかなっていう。
たぶんここでいう搾取的行為の中には、さっき言ったあれですよね。もともとは買えたものを買えない状況に自分自ら作り出している。いわゆる買い占め行為っていうものはきっと含まれるんですよね。
その買い占め行為をしている。そしてその買い占め行為はずるい手立て。一般的にずるいと思われるような手法を使って買い占め行為をしている。それで高く売って儲けている。
っていうのが悪質な部分なのかなっていう気がしますよね。
となると、展売屋の定義の中にはもしかしたら買い占め行為っていうのを含めた方がいいのかもしれないですよね。
確かにそうですね。
高値で売るっていうことが重要なのではなくて、自ら買い占めることによって入手困難な商品や人気商品をさらに入手困難な状態にした上で高い値段で展売をする。これが展売屋なのかな。
そうですね。そんな感じがします。
そうしたらもう全員悪って言うんじゃないですか。
42:01
そうですね。これはもうどっからどう見ても悪だと思います。
私はこれは許せないです。
私も許せないです。
実は展売屋っていうのは展売をすることが悪なのではなくて、買い占めをして展売屋からしか買えない状況を作ることが悪っていう風に定義をすると議論の余地がなくなる気がしますよね。
そうですね。
さっきのホリエモンの実は展売屋って労働生産性に寄与してるんだみたいな話もここはならないですもんね。成立しない。
もともと普通に買えるはずだったものが展売屋からしか買えなくなるっていうのはマイナスなはずなので、少なくとも。
いい結論が出た気がしますね。
よかったです。
ちょっと本筋からはそれちゃうんですけど、最近その展売屋対策として企業が取ってるそっちの一つとしてNFTっていうものがあるらしくて、
これが非代替性トークンの略で、ブロックチェーンの技術を用いて作られた買いが利かない唯一無二のデジタルデータであることを証明するトークンのことらしいです。
私はNFTとかはむしろ取り扱う弁護士なのでわかりますけど、要はブロックチェーン技術によって改変が困難な方法で記録をしていることによって、どのデータかっていうことが特定ができるデジタルデータのことを言うみたいなそういうことです。
デジタルデータってコピーしちゃうと全く同じものが2つ出来上がるんですけど、どっちが本物かみたいなものを固有の特定ができる状態にしたものみたいな、ざっくりそんな感じですね。
トークンっていうのはそれを特定するための符号ぐらいの意味合いで考えるのがいいと思います。
例えばイラストをNFT化するみたいな話があったりするんですけど、それをすることによってイラストのデータだからコピーしたら同じイラストが出ちゃうんですけど、これが本物のイラストっていうのを定義できるわけなんですよ。
なんですけどそのイラスト自体をNFTのデータにするわけではなくて、そのものを特定するための符号みたいなものをNFTとして記録することによって、統計みたいに機能するんですよね。
っていうのをトークンっていうふうに呼んでるみたいな、そんな感じです。
確かに調べたときに主な用途とかでデジタルアートとかいうのも具体例として出てきましたね。
あとゲーム内のアイテムとか、どっちとかキャラクターとか。
そうですね、そういうものも最近増えてきましたね。
他に先ほど言ったチケットとか、ライブやイベントのデジタルチケットに利用して店売対策とか、入場時の本人確認に活用されたりしてるみたいです。
実はNFTを技術を開発する事業者の方と見知り合って、一回法律相談チケットみたいなものをNFT化したら面白いんじゃないかなって一瞬思ったんですよね。
でも冷静に考えたら、そのNFTの法律相談チケットを持ってる人の法律相談を誰からも受けなきゃいけないっていうのは弁護士に人的に問題があるんで、あんまりNFT化することに意味がないなと思ったんですけど、面白い使い道はいっぱいありそうですよね。
という余談としてのNFTで解決しようっていう。
店売の話ですよね。
45:00
NFTの情報がブロックチェーンに記録されるので、データの改ざんが極めて困難で、誰がいつ、誰から購入したかっていう取引履歴が永続的に透明に保たれるらしいです。調べたところ。
なるほど。
らしいです。
あんまりよくわからなかったです。
今の全然わかりました。ブロックチェーンが何かってわかりました?
履歴の記録。
まあまあそういう言い方してもいいかもしれない。
ブロックチェーンに関しては、うちの法律記事でわかりやすく説明したものがあるので、ちょっとそれ後で見てもらえればと思います。
勉強します。
ブロックチェーンというのはブロックとチェーンで言葉として使われているものなんですけど、実際の構成もブロックがチェーンで繋がれているっていう構成なんですよ。
一つ一つのブロックの中には取引履歴の情報が書いてあるんですけど、その取引履歴の情報が、まず一番最初のブロックにはこういう取引ですというものが書いてあって、
次のブロックには前回までの取引はこうでしたという話を暗号化したものが記録されている。暗号化したものプラス今回の取引はこうでしたという話。
次の取引はその第二ブロックの内容をさらに暗号化したものプラス今回の取引はこうですという話になると、第二ブロックの暗号化元の中には第一ブロックの暗号化のものもあるので、
どんどん全ての情報が記録されつつ暗号化されることによって復元不可能になるんですね。
なので連続的に繋がる取引っていうものを改ざん困難な状態で記録していくことができる。ざっくりそんな形なんですよ。
取引の流れを記録するのに非常に適した方法なので、どこから手に入れたのかっていうのがわかるっていうことなのかな。
というのが確かに転売対策。転売を防ぐことはできないけども、転売屋を経由したということがわかるってことか。それはそうかもしれない。
抑止力になるみたいな感じの使われ方って感じ?
そうですね。だからその転売をまず前提として禁止するっていうのはまず必要で、スイッチ2の話で言ってもあれって転売屋は禁止していて、
今のゲームってゲームを買えばそれだけで遊べるものではなくて、ネットに繋がないと遊べないっていうのが基本なので、スイッチシリーズもそうですしプレイステーションシリーズもそうですけど。
スイッチ2の場合には任天堂オンラインに加入しなきゃいけないんですけど、任天堂オンラインにアクセスしようとしたときに転売屋から買ったっていうことが明らかになると停止措置が取られる。
聞いたことあります。
っていう話があったりするんですけど、どれをバーンすればいいのかっていうのをNFTを使えばわかるようになるっていうのはあるかもしれないですね。
確かにそういう意味では転売対策としてはいいのか。
一定の効果はあるって感じ。
例えばIDとかだけで管理してるとIDを書き換えればいいみたいな感じですけど、NFTだとその改ざんができないので確かに有効かもしれないですね。
48:04
っていう余談でした。
なるほど。
転売対策の。
今みたいに転売がされたっていうことを何とかして突き止めようっていう観点は、実はそんなにNFTとかを使ってもいいですけど、そんなに難しくないですよね、実はね。
ライブのチケットとかも顔認証が導入されたりとか。
そうですね、確かに。
やりようがいくらでもあるっていうのはあるのかもしれないですよね。
問題はどこまで転売を排除できるのか。排除できるのかっていうのは見つけられるかっていう意味じゃなくて、どこまで禁止にできるのかっていう制度設計みたいなところが結構実は難しいかもしれないですよね。
確かにそうです。
法律の観点で言えばどういう法律を作るのかっていう問題で、チケットの不正転売防止の禁止に関してもどういうものが禁止の対象かっていうのは結構難しい話で、結果的にはものすごく狭い範囲。
そうですよね。
もう言ってしまえばチケット不正転売禁止法の対象にするというふうに決めたチケットみたいな感じじゃないですか。
だけが禁止の対象になるというもので、悪は罰するみたいな、そういう形にはできないっていうのが転売の難しいところなのかもしれないですね。
そうですね。
ということで今回は転売屋はどうして意味嫌われるのかっていう点について調べてきました。
自分が調べたことと先生とお話ししていく中での結論としては、法律的には転売屋は違反していなくて、特段大きな問題があるわけじゃないんですけど、倫理的な観点、特に買い占めること自体、その買い占めの方法っていう点に転売屋が意味嫌われる本質があるのではないかという結論に至りました。
どうですか先生。
そうですね。結局何が悪なのかっていうのを調べたときに、買い占めとかその方法とかっていうところになると、今現在一部禁止されている転売、チケットの捨て転売禁止法であったりとか、小物商であったりとかみたいなものと比較したときに、あんまりやっぱり本質的なところを規制はできてない状況。
規制がまだ緩いとかではなくて、本質的なところに関しては全くの手つかずと言っている状況なのかなっていうのは今浮き彫りになりましたよね。
そうですね。
そうなってくるとまだまだ転売屋の悪質な部分っていうところは野放しにされているわけじゃないんだけれども、今は現状各企業の対策とかに委ねられているという状況で、NFTを使って対策しようとか顔認証で対策しようみたいな話があるんですけど、本当は法律家としては法律を使って何とかしていく方法があれば本当はいいのになっていうところで、もちろん法律を作る立場ではないですけど、もうちょっと考えていきたいようなトピックかなというのは思いましたね。
ということで今回に関しては、転売屋についてインターの笹本さんの方が調べてきてくれたことをもとにいろいろとお話をしていきました。
もし今回の動画が良ければチャンネル登録、高評価、それから感想のコメントをお待ちしております。
またこのチャンネルでは今回に関してはインター生が調べてきた持ち込み企画というものを取り扱ったんですけども、それ以外にも弁護士業務の中で触れるいろいろについてたくさん形式で深掘っていくというようなことをやっております。
51:07
もし取り扱ってほしいテーマがありましたらぜひコメント欄でいただけますと幸いです。
また皆さんが転売で困ったよというような話があったりとか、転売屋許せないエピソードみたいなものがあればコメント欄で教えていただけるといいかなというふうに思います。
それでは次回の動画でまたお会いしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
51:35
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