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法廷でダーツをした裁判【フット・アナキン事件】#30
2026-05-14 18:06

法廷でダーツをした裁判【フット・アナキン事件】#30

法廷でダーツの神業披露!? 賭博法に厳しかった1908年のイギリスで、パブのダーツが「事実上の賭博」として警察の摘発対象になっていたのをご存知ですか ?

なぜパブの遊びが合法的な「技術のゲーム」として認められたのか、その裏にある法廷での前代未聞の神業パフォーマンスのからくりとは 。

今回は弁護士の光股とインターンの笹本が、当時の賭博法の仕組みと、一人のプレイヤーの実力で法的な定義を覆した歴史的裁判「フット・アナキン事件」の全貌を徹底解説します 。


■参考

・Ancora Law|The Time A Legal Case Was Solved With A Darts Match

 https://www.ancoralaw.co.uk/news/the-time-a-legal-case-was-solved-with-a-darts-match/

・Dr Patrick Chaplin|The Facts In The Case Of 'Bigfoot' Annakin

 https://patrickchaplin.com/2019/05/21/the-facts-in-the-case-of-bigfoot-annakin/

・Tripadvisor|The Adelphi

 https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g186411-d1095221-Reviews-The_Adelphi-Leeds_West_Yorkshire_England.html?m=69573


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■目次

ドラマと違う裁判の現実

運のゲームか技術のゲームか

フット・アナキンの神業チャレンジ

フット・アナキン事件のその後

神業の実演で裁判するべきか


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【インターン生 笹本(ささもと)】

・プロスパイア法律事務所のインターン生

・法律勉強中

・酒もダーツもあんまり...


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サマリー

1908年のイギリスで起こった「フット・アナキン事件」は、パブでのダーツが賭博とみなされるかどうかが争われた裁判です。当時のイギリスでは、運のゲームは禁止されていましたが、技術のゲームは合法とされていました。この事件では、ダーツの名手であるフット・アナキンが法廷で驚異的なダーツの実演を行い、ダーツが単なる運のゲームではなく技術を要する競技であることを証明しました。この判例により、ダーツは合法的なゲームとして認められるようになり、現代のダーツバー文化の礎となりました。

裁判とドラマの違い、そしてフット・アナキン事件の紹介
実際の裁判とドラマが全然違うみたいな話って、よくありますよね。
そうですね。実際の裁判だと、あんまり意義ありみたいなのって出ないですよね。
そうそう。実際の裁判って結局書類のやり取りが主で、法廷の場ですごくエキサイティングなやり取りが行われるみたいなことなくて、つまんないみたいな話ってよくあるじゃないですか。
ただ、これって今確かにそうなんですけど、歴史上どうだったかみたいなところまで枠を広げると、かつてそんなことない時代っていうのも実はあったんですよ。
そうなんですね。
今日はそんなドラマや映画に負けてないエキサイティングな裁判として、立証の一環として法廷でダーツをした。それによってある事実を立証したということがあった1908年イギリスの【フット・アナキン事件】という事件を紹介しようと思います。
改めまして、弁護士の三又と。
インターンの笹本です。
今日は【フット・アナキン事件】というエキサイティングな裁判の説明をしていこうと思います。
当時のイギリスの賭博法と「運のゲーム」か「技術のゲーム」かの区分
まずは前提として、どういう背景のもとこういう事件が起きたかというような当時の状況をお話ししようと思うんですけど。
当時のイギリス、1908年あたりのイギリスっていうのは、1845年にできた賭博法という賭博を禁止する法律で、賭博自体は禁止されていないんですけど、公共の場での賭博っていうものが禁止されていました。
今、日本でも賭博は禁止ですけど、イギリスでは公共の場ではダメですよと。
身内で打ち打ちでやる分には大丈夫ですよっていう、そういう決まりだったという話です。
そこで、賭博っていうのは、どこからが賭博で、どこまでは賭博じゃないかみたいなところが、純粋な運のゲーム、ゲームオブチャンスにお金をかけるということは禁止されていて、一方で技術のゲーム、ゲームオブスキルであれば健全な競技であって、運のゲームじゃないから賭博ではないのでお金をかけてもいいです。
というのが、当時のイギリスの法律だった。
これは日本の今の賭博を禁止する法律はちょっと違っていて、日本の賭博法律する賭博罪では、技術が絡んだとしても運が少しでも絡むのであればお金をかけてはいけませんと。
という形になっているんですけど、少なくとも当時のイギリスの賭博法というものではそういう区分で、技術が関与する余地があるのであればOK。
運だけで決まるのであればNG。
そういうお話だったんですよ。
当時これが運のゲームなのか技術のゲームなのかというのは結構難しい争点として多くのゲームが争われていて、例えばサイコロ、ルーレット、カードゲームみたいなものは明らかに運だよねと。
そんな感じしますよね。
そういう話は分かるんだけど、微妙なところとして今回問題となるダーツとか、あとはボーリングの一種でスキットルズというものがあるんだけど、イメージはボーリングと思ってもらえます。
ボーリングみたいなものとか。
あとはクオイツと言われる罠毛。
罠毛も確かに微妙じゃないですか。
なんか投げたらたまたま入るかどうかみたいな話でもいるし、狙って入れるっていう話もある。
ああいうものが技術のゲームであって賭博じゃないのか、それとも運任せの運ゲーであって運にお金をかけるみたいな話なのかっていうのが結構微妙な話になっていた。
こういうものっていうのは基本的にグレーっていう形ではあるんだけども、お酒を飲むパブの一部に併設されて置いてあったりとかしたので、
パブの規制強化の一環としてこれ事実上の賭博だろうということで規制されることがあったりなかったりっていうようなそういう情勢だったみたいです。
現代における「運の要素」とスポーツの議論
この運のゲームなのか技術のゲームなのかって最近だとなんか再注目され始めていて、
賭博かどうかっていう文脈とはちょっと違う話ではあるんですけど、結構いいスポーツの場とかでも議論されてるんですよ。
そうなんですね。
つまりゲームって割とその運の要素というか、厳密に言えば純粋な運というよりはゲーム内のアルゴリズムだったりとかするんですけど、
によって勝ち負けが変わるのでスポーツとしては認められないんじゃないかみたいな議論とか結構されることがあって。
確かに。
私がものすごく好きでやってるポケモンとかなんかまさにそうで、あれってやっぱり強い人は強いんですけど、
強い人も運で負けることってめちゃめちゃあるんですよ。
麻痺で動かなかったみたいな話だったりとか、混乱でわけもわからず自分を攻撃したとか。
あと単純に技が外れとかね。
80%で当たる技なのに全然めちゃめちゃ外れるじゃないかみたいな話だったりとか。
で、運の要素が絡むのでスポーツとしては認めるべきじゃないんじゃないかみたいな話とかは議論としてあったりとかする。
っていうのを結構見たりとかしますね。
フット・アナキン事件の背景:リーズのパブと店主ジム・ガーサイド
で、このイギリスでできた賭博のお話に戻ると、今回の事件っていうのはダーツが問題になった事件で、事件が起きたのはイギリスのウエストヨークシャー州リーズという街のパブでのことでした。
このパブ、実は今も実在してます。
あ、そうなんですね。
写真こんな感じです。
外観はこんな感じで、そもそもやっぱりイギリスの街並みは綺麗ですよね。
多分当時の建物がそのまま残ってる感じでしょう。
中はこんな感じで、今見ると全然ダーツとか高級層にすら見えるような感じです。
結構オシャレですね。
当時はこのパブの中でダーツが併設されていたというようなお話です。
で、このパブの店主であるジム・ガーサイドという男が、店内でダーツをさせた罪。
で、賭博法違反でリーズの治安判事裁判所に召喚されました。
このリーズというパブがあった街なんですけど、どういう街かというと、産業革命の中核都市だったそうで、
パブは労働者たちの地域コミュニティの中心であって、
パブ内ではお酒を飲みながらダーツをするみたいなものが、
労働者たちの仕事の疲れを癒すような交流所みたいな形で機能していたというような形です。
ただやっぱりお酒、禁酒法の時にもやりましたけど、治安との関係ではあまり良いものじゃないという関係があったので、
警察当局がパブを基準に強化したりとか、管理をする、圧力をかけるみたいな関係で、
ダーツを足掛かりにという行動をしていたかもしれないです。
事実上の賭博だろうということで、たまに摘発をしていた。
でも基本的には見逃していた。
そういう中で、このジムガーサイドのお店というものが摘発されるに至ったというような状況だったそうです。
こうやって摘発されて怒られたらやめればいいんじゃないかと思うかもしれないんですけど、
パブの経営って免許制だったんですよ。
日本でもそうじゃないですか。免許を置かないといけませんという話ではあるんですけど、
厳密には許可ですけど、やらなきゃいけませんという話ではあるんですけど、
違法賭博の疑いで免許を剥奪されるということになると、結局パブの経営をこれから続けることができない。
でもお店としてはもう作り込んでいるし、家賃もかかるしという状態で、免許を剥奪されると死活問題だった。
ということだと、だったらダーツを置かなきゃいいじゃないかという話なんですけど、
ダーツが技術の原因として法的に認められるということは、
実はジム・ガーサイドのお店自体もそうだし、それだけじゃなくて、
パブ産業全体にとって経済的な意味で切実な要請としてあったというような背景の下、
このジム・ガーサイドがダーツを刺した罪で捕まりました。ということが事件の発端です。
フット・アナキン事件の真相:ダーツの名手ミリアム・アナキン
そのパブの店主ガーサイドというのは、ちょっと変わったことをしたんですけど、
事故の弁護のために地元のダーツチャンピオンであったミリアム・アナキンという人を証人として連れてきました。
ダーツのチャンピオンを連れてきてどうしたのかという話なんですけど、
ミリアム・アナキンという人に対してダーツを実際にやってもらったという話なんですよ。
これって結構ダーツの業界では有名な話らしくて、私も全然知らなかったので、
法律とか弁護士とかの間ではそんなに知られていないんですけど、
ダーツ業界では非常に有名なお話らしい。
その関係で結構続説みたいなものが結構入れてきて、
フット・アナキン事件というのが有名なので、
アナキンというのがバブの天主だったみたいに言われているところだったりとか、
それからフットって何なのみたいな話とか。
結構いろんな続説があるみたいなんですけど、
正しくは天主はガーサイド。
で、証人としてアナキンを連れてきたというような形らしいです。
で、このアナキンというのが足が大きかったらしいです。
ミリヤム・アナキン だからフット・アナキンってことですか。
フット・アナキン ビッグ・フットって言われてたらしい。
イギリスの文化なのか分からないんですけど、
あだ名を真ん中につける。
苗字と名前の間につけるっていう文化があるらしい。
ウィリアム・ビッグ・フット・アナキンとか、
ウィリアム・フット・アナキンみたいな形で呼ばれてたこと。
という関係で、ウィリアム・フット・アナキンからフット・アナキン事件と
いう風に呼ばれることが多いという話みたいです。
なのでこのフット・アナキン事件というのは、
証人に来たダーツの選手の名前、名前というかあだ名に由来するという話でした。
法廷でのダーツ実演:技術の証明
じゃあ、このフット・アナキンが
ダーツをどうやってイギリスのゲームかと証明したかというお話なんですけど、
それが法廷で証言をしたわけではなくて、
実際にダーツを実演してみせるというお話なんですけど、
当時のダーツボードっていうのが、今のダーツボードとちょっと違うんですよ。
そうなんですか。
今のダーツの的って分かります?どんな感じか。
もちろん正確には分からないと思いますけど。
なんていうか、円盤にチェック柄みたいな感じになってて、
そのポイントごとに点数が振られているみたいな。
法則はあるのかもしれないですけど、
上に行くほど高い点数とか、下に行くほど高い点数とかじゃなくて、
基本的には円を書くように、謎の順番で数字が並んでいますよね。
たぶん一番上が20点かな。
隣がたぶん1点とか、そんな感じで並んでいて、
ただ真ん中に入れると50点がもらえる。
ダブルブルとかブルーというものがあって、
それから周辺にはダブルとかトリプルっていう、
書かれている数字の2倍だったり3倍だったり点が入る、
みたいな構造になっているんですね。
今のダーツボードって。
今のダーツボードだと一番高い点数っていうのは、
20のトリプルの60点。
次がど真ん中、ダブルブルで50点。
みたいな、そういう仕組みなんですけど、
当時のダーツボードはもうちょっと簡易的なものなんで、
ブルーが存在しないんですよ。
なので一番高い点数っていうのが、
ダブルの20点。
トリプルも存在しなかったんで、
ダブルの20点っていうのが一番高い点数だったんですけど、
このダブルの20点っていうものを狙い通り当てたという風にされています。
この辺りの流れっていうものが、
文献によって結構いろんなことが書いてあって、
ちょっと何が本当なのかよくわからないんですよね。
1908年の話など、今から100年以上前の話なので、
きちんと資料が残っているわけではなくて、
あんまりよくわからないんですけど、
よくある説明としては、
まずは20のダブルに命中させたという話。
もしくは判事に対して、裁判官に対して、
好きなところを指名してくださいという風に言って、
3回連続で当てたという話。
それから変わり種としては、
そのボードに対して新聞紙を貼り付けて、
数字が見えない、うまく狙いが定められないようにして、
でも自分の頭の中にどこに当てるっていうのは分からないから、
狙った場所を当てますよ、何点指名してくださいって言って当てたとか。
いずれにしても、狙った場所に狙い通りに当てるっていうことをやったわけなんですよ。
それを受けて、裁判官がかなりびっくりして、
え、運じゃないの?適当に当てて適当に当たるっていうものじゃないの?
自分もやったことあるけど、酔っ払ってて全然当たらなかったけど違うの?
っていう話をして、いつも酔っ払ってたからなと。
ちょっとやってみなさいっていうことで、
裁判所の職員である書記官に対して、
同じようなことをやってくださいって言ってやってみたんですよ。
書記官は、これがちょっと大げさすぎると思うんですけど、
そもそもダンスボールに刺さらない。
狙ったところどころが全然違うところに当たった。
ということで書記官は全然できなかった。
多分真面目な人だったんでしょうね。ダンスとかやらないと。
下手すぎないのかなと思うんですけど、少なくともそういう感じだった。
で、やっぱ違うのかもしれないなというふうに裁判官がなってる中、
で、沸騰穴級がもう一度、もう一回やりますよという形で、
今度はダメ押しでダブルの20というのを3回連続で入れて、
これさすがにこいつは狙ってあげられずと。
ということを裁判官が思った。
というところで、
This is no game of chance.これは運のゲームではない。
ということを高らかに宣言をして、
パブの選手だったガーサンが無罪訪問という形になって、
犯例という形で残るので、
ダンスは違法なギャンブルから合法的な技術のゲームである。
という形になった。
フット・アナキン事件がダーツ文化に与えた影響
イギリスって犯例法の国じゃないですか。
成分法ではなくて、
成分法よりも犯例法をもんじるような国なので、
この一点を持ってダーツというものは一切賭博ではない。
というようなことが広まったというお話があったりします。
これすごいですよね。
裁判官を黙らせるだけのダーツプレイヤー。
こんな経緯で広まったのがダーツなので、
だから多分ダーツバーにめっちゃあるんですよ。
つまりバーに置いていいですよというところから、
ダーツというものが健全な競技であって、
技術を競い合うものであって、
酔っ払ってたら適当にやる運のゲームじゃないんだということが広まったので、
高尚な競技であるということが広まったという話があったりします。
実際現在ではダーツとお酒って切ったり離せないような関係性にあって、
基本的にはダーツバーに置いてあるものって感じしますもんね。
そうですね。そんなイメージがあります。
実はあれなんですよね。
私、ダーツのプロの選手が友達にいて、
会場に行ったことがあるとかではないんですけど、
いろいろ話を聞いていると、
プロの選手の会場にあるのかちょっと分からないですけど、
ダーツの大会とかに行くと結構フェスみたいにブースが出てて、
そこでお酒を飲めたりとかするみたいですね。
結構楽しそうですね。
観客が飲むのかな、多分。
そこは詳しくは知らないんですけど、
お酒とすごく密接に関わっていて、
そこはそもそもそういう競技性を帯びたというのが、
この沸騰穴金事件のパブの店主がパブに置いていいかどうかというところから広まったから。
というところがあったりとかしますね。
ピンボール事件との比較:実演によるゲーム定義の書き換え
沸騰穴金事件が起きてからおよそ70年後、
アメリカでそっくりの事件がありました。
70年後なんで1970年代の話です。
これどんな話かというと、
ニューヨークの中でピンボールが運のゲームであって、
マフィアの資金源になるとして禁止されていたんですよ。
ピンボールって何でしたっけ?
ピンボールは昔駄菓子屋とかにあったゲームで、
台があって、台の中にボールが入っていて、
レバーを引いて、レバーを離すとバネでレバーが中に押されて、
その押された反動でボールを弾いて、
弾いた結果どこに当たるかという。
なんとなく思い出しました。
ような形。あれってめっちゃ運のゲームに見えると思うんですよね。
ボールを弾いて、その弾いたボールをどこかに当てるとかじゃなくて、
一回ボールが上にあってカーブをして下に落ちてきた結果、
どこの穴に入るかみたいな話なので、
極めてパチンコに近い挙動をするんですよ。
確かにそうですね。
パチンコって私たちからするとどう考えても運のゲームじゃないですか。
わかんないですよ。もちろんパチプロみたいな人もいるし、
技術があるのかもしれないですけど。
あれ?パチンコやったことあります?
私ないです。
私もないんです。
回し方とかで変わるのかな?出方が。
私たちからすると少なくとも運のゲームじゃないですか。
ピンボールもそれと同じじゃない?っていう発想がすごくあるんですけど、
ただこの1970年代にアメリカで起きた裁判の中では、
ジャーナリストであってピンボールの名手だったロジャー・シャープという人がいたらしくて、
ピンボールの名手ってなんだよって感じですけどね。
その人たちが議員の前で狙ったレーンに球を通すっていう実演を行って、
それで技術のゲームみたいなことを証明して、
ピンボールっていうものを解禁させたと。
これは裁判ではないんですけど、
禁止するかどうかっていうところで、禁止をしないという法律を使わせたみたいなお話です。
こんな形で実際にやってみせることによって、
狙ってできるよということでゲームの定義を書き換えるっていうような意味では、
沸騰な禁止権と同じようなことが実は起きていると。
そうですね。
実力による証明の限界と現代の裁判
結局のところ1908年とか1970年代のアメリカとかイギリスにおいては、
何かが社会的な市民権を得てスポーツとしてきちんと認められるためっていうのは、
住民たちが意見を出すとかそういう話ではなくて、
誰かがお墨付きをつけるということが必要だったというような構造が透けて見えるわけなんです。
そうですね。
じゃあそのお墨付きをつけるためにはどうするのかという中で選ばれたのが、
フットアナキによる神業の披露であったりとか、
ピンボールの名手によるピンボールの神業披露であったりとか、
というような実力で何とか黙らせるということがどうしても必要だったというようなお話があります。
これってすごいお話ですし、伝説として語り継いでテンションが上がるようなお話ではあると思います。
自分ももしダーツプレーヤーだったらそれだけすごいプレーをしたいというふうに思うかもしれないし、
ピンボールプレーヤーっていうのが世の中にいるのかわからないですけど、
もしいるんだったらそれだけの神業をやりたいというふうに思うかもしれないんですけど、
だけど一方でその一人のプレーヤー、今回で言うフットアナキであったりとか、
ピンボールの名手の実力だけによって結論が左右されるというのは、
手続き的にどうなのというのは法律家としては思っちゃいますよね。
確かにそうですよね。実際に実演する人がそのダーツ界の代表者というわけでもないですよね。
例えばこの人ができないんだったらしょうがないと思えるような、
この人が代表として適切だという手続きを経て選ばれたわけじゃないですよね。
そうなんですよ。
ただの地元のチャンピオンですもんね。
そういう意味で言うと現実の裁判が地味で、ドラマと結構違うのは、
そういう手続き的な面がちゃんとしたからという点も原因としてあるかもしれませんね。
なるほど。確かにそうかもしれない。
ちゃんとしていけばしていくほど手続き的なことが多くなって、
こういう神業披露みたいな機会がなかなかなくなる。
そうですよね。ドラマチックにはなりにくいですよね。
地味なのは面白くないけれども、面白いよりもちゃんとしたという話かもしれない。
逆に言えば、ちゃんとしていないところで何とか力技で強引に成立させるというか、
ダーツの地位を守るということが行われたのがこの双銀事件だったという話ですかね。
エンディングと告知
というわけでまとまったので、今日はこの辺で終わりにしましょうか。
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概要欄にお便りフォームも用意しておりますので、お便りの方もお待ちしております。
ではまた次回の動画でお会いしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
18:06

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