テレビのメディアとしての立ち位置の変化
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT。
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光洋です。今週も引き続き放送作家の関秀章さんをお迎えしてお送りいたします。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
先週はニュースステーションの裏話も含めて、とんでもない盛り上がったんですけれども、
当時のテレビ、そして今のテレビと比べて、違いってよく言われることだと思うんですけど、関さんなりにお考えになることですか。
そうですね。やっぱり、先週もちらっとお話しましたけども、トップメディアではなくなってきたってことが大きいんじゃないかなと思いますね。
あの頃はやっぱりテレビ一興だったんで。だからやっぱり今だと、僕も実は孫と一緒に暮らしてますけど、孫はYouTubeしか見ないですから。
テレビ見ないんで。そういったことで考えてみると、ある世代からしたらテレビない家もたくさんありますしね。
そうかもしれないですね。
新聞ない家はほとんどなんだけど、テレビがうちにはなくてって言って、どんなお仕事されてるんですかってテレビにおにょおにょって言うと、
うちテレビないんですって、だから言わなくてもいいじゃないっていうことがたまにありますけどね。
やっぱりメディアっていう中での位置っていうのが、それがやっぱり違くなってきたんで、若い連中っていうのの意識が変わってきたのかもしれないですね。
作り手も含めて。
そういう意味では、新聞がトップだったものがテレビに追い越されて、でも今新聞あるじゃないですか。
やっぱりテレビも存在がなくなるわけじゃなくて、そこでクリエーションしていく人たちっていうものがいるわけなんだけど、
それに対して関さん投げかけたいことは?
テレビの「ライフライン」化とそのインフラ性
それはね、一個はね、テレビの立ち位置が変わっていく瞬間なんだなと思いますね。
今ちょうどね、こしのさんがね、クリエイティブって言ったでしょ。かつてはクリエイティブだったんですよ、テレビって。
もうこれからはライフライン。
なるほど。
だからライフラインとしては結構強力なんですね。
なんか起きたりした時とか、それからネットニュースって皆さんご覧になるけど、ネットニュースって全部テレビのニュースから作ってますからね。
テレビが取材したものをやってるのがネットニュースで、テレビがもう絶対やんないよとか、ネットニュース流しちゃいけないよって言ったら、ネットニュースは明日から終わりますから。
そのぐらいなもんなんですよ、実を言うとね。みんなそこは気がついてない。
だからそういった意味で言うと、かなり太い水道とかガスとか、そのあたりに匹敵するね。
インフラになるってことですか?
おっしゃる通り。インフラになってるんじゃないかな。
そのインフラであるにもかかわらず、不祥事を起こすっていうのはいかがなものかなっていうところもあるわけ。
それこそね、やっぱり総務省から免許を頂戴して放送してるっていうのはそういう意味だと思うんですよ。
だからその偏向とか政治的な云々とかじゃなくて、例えば水道だってそうでしょ?
昔、僕ら生まれる昔っていうのは、ガスとか水道とか電気は全部民営で勝手にやってたじゃないですか。
だけどそれじゃあ大変だっていうんで、一括してお上がやるようになった。
お上というか、公社がやるようになったと。
テレビっていうのはそこに近くなってきたと思うんですよ。
なるほどね。
だからそれじゃあ自由がないのとかそういう問題ではなくて、伝えるものは一つだから。
っていう風に僕は思ってて。
テレビ制作技術者の意識とメディアとしての生き残り
だから若い連中っていうのは、かなりそっちの方に向いてるかな。
それも若い人もやっぱり現実に中にいて、関さんが言われる方に向いてきてるって感じですか?
いやそこがね、意識がちょっと弱いと思う。
だから僕は言うと、またジジイが言ったりやんつってね。
パワハラとか非常に怖いんで、言われると。
普通に喋ってても何か言われそうだね。
普通に言われて、怖いねみたいな。
こうしのさんがとか言われちゃうから嫌だかなと思うんで。
だから非常に気を使って話したりしてるんですけれども、
やっぱりそういう風に逆にどうやったら生き残れるか。
メディアとしてね。っていう風なことを考えた時って非常にライフライン。
ライフラインとして生き残る実があると思うの。
それは新聞よりもテレビの方がまだある。
ラジオはそこで生き残ってるんですよ。
ラジオなんか無くなるって言ってたんだから。
おっしゃる通り。
本当に。
だからこのラナジオ近くになって、ラジオがみんな元気であって、間違って卓郎さんが出たりしてるでしょ。
それっていうのはすごいなと思うわけですよ。
なるほどね。
そこになるためには、ラジオはどっちかっていうと、お友達として生き残ったもの。
なるほどね。
ラジコも含めてね。
まだそういう、本当に生き残らなきゃっていう風になってから、出てくるアイデアの中にまた次のものが生まれてくるってことなんですよね。
ワイドショー化とテレビ番組編成の変化
そこのね、やっぱり、兆しっていうのはどうやって皆さん感じたらいいかなっていうと、
ワイドショーが増えてますよね。
昔は午後タイって1時間ぐらいの3時の3時のあなたとかぐらいしかなかったんだけど、
今は見えやねやとかね。
各局は午後タイが非常に長いワイドになってるでしょ。
それから昼も私の長いお友達の大下陽子さんが3時間ぐらいやったりテレビやったりしてます。
いつの間にか長くなってますもんね。
あれね、ズルンズルンって。
テツコの部屋がインクルードされてきて。
そうそうそうそう。
ズルンズルンって言ってるでしょ。
だけどそれはね、僕は分かった。ライフライン化してきたんだと思う。
で、夕方も、夕方ニュースも長くなってるんですよ。
確かに。
昔、ラジオって流しっぱなしで、床屋とか何とかでもっていう感じだったのが、今テレビが割とそうですよね。
そうそうそう。
だから、昔ラジオは逆に言うと難しい話になるかもしれませんけど、本当は流しっぱなしだったんですよ。
ところが売れるようになったんで、細かく切るようになったわけ。
あ、要するにユニットで売っていくっていう。
ちっちゃくちっちゃく、5分10分で。
あの辺の時から人気が落ちたんですよ。
で、それをひっくり返したのがJウェーブなんですよ。
そう、Jウェーブっていうのは、何かつったらゾンレス編成って言って、何時にどんな番組があるか言わないでビャーってやるわけ。
そう言われてもそうだ。
そこに島のように番組を置くっていう、アイランド編成とも言うんですけど、そういうスタイルを作っていって。
僕はテレビもそうしろって言ったの。
そうしたらね、今だんだんなってきて。
だから例えば、めぐみがやってるTBSのやつとかなんか、何時頃何やるかわかんないじゃないですか。
そうわかんないです。
だらだらめぐみがこうやってダラーンって来てね。
今日どうしたの?ってやってさ。
で、やって気がつくと物は過ぎていく。
だけどそこにニュースもあるし、スポーツもあるし、うまいもの情報もあるし、芸能界もあるし。
だからね、僕なんかこう例えば、この間選挙ありましたよね。
選挙の結果の論評みたいなのを見たいときに、昼休みだけですけどね。
最初大下さんのとこでやってる、それからめぐみのとこ行ってやってるって、あれ相談してるのかなと思うくらいずらしてくれるんで。
あれはね。
両方見れるんですよね。
あれはね、サブでチェックしてますから。
やっぱり相談じゃないけど見ながらやってるみたいな。
裏を見ながらやってる。
CM行くタイミングとかもずっと見ながらね。
もう行くかなとか。
もうちょっと、もうちょっとなんつって言わないながら。
同じ時間にCMに行かないようにする。
それから同じ時間に同じようなネタにならないようにする。
っていうのを一生懸命やってる。
やっぱりやってるんだ。
だってサブで映ってますから。
それはそうですよね。
だけどそれは何かって言ったら、
放送時間が長くなって、
僕の個人的な意見ですけど、
ライフライン化したんでできるようになったことかなと思いますね。
なるほどね。
インターネットとスマートフォンのメディアへの影響
そういう意味では、新しいメディアじゃないですけども、
インターネットに対しては関さんはどういうふうに。
インターネットは非常に過渡的なものではあるかなと思いますね。
つまりここまで来たでしょ。
ここってスマホですけど。
前はPCで見てたわけですよ。
スマホに対応した形で、
映像も縦型になってきたっていうふうなことがあって、
スマホの一行で見えるぐらいのサイズのニュースリードみたいな形っていうのが
みんな書けるようになってきた。
とかっていろいろなことっていうのが進化してるわけですよね。
だから極端に言っちゃったら、
スマホの一画面でだいたいわかるぐらいな感じになっていくっていうのが
次だと思うんですよ。
でもなってきてるけど。
ドラマなんかも。
縦型ね。
縦型の。よくわかんないよね。
お金払うの嫌だから、結局最後のほう見ないけど、
途中までのところはなんだこれと思いながら
ついつい引き込まれちゃうみたいな。
やっぱりもう一個はそこのライフラインのことから言うと、
Tバーと24時間ニュース放送の可能性
僕が一番注目したTバーなんですよ。
だから結局もう時間に縛られない。
例えば昔、僕ら8時だよって言ったら全員集合つくらいなもんで、
8時に土曜日いないと加藤ちゃんに会えなかったじゃないですか。
だから7時半には仮面ライダーに会えなかった。
そんなことないわけじゃない。
やっぱり今リアタイって言うじゃないですか。
リアルタイム。
リアタイじゃなくて物事を当たり前。
若い世代から先は。
ってなってくるでしょ。
でTバーなんかもそうだし。
そうするとエンターテインメントみたいなものはTバーで見ればいいですよ。
ただもう一個はニュースですね。
でニュースをもっと僕は24時間にしちゃえばいいなと思った。
アメリカにニューヨークワンっていう放送局がある。
でこれずっとニューヨークワンみたいなことやればやればって言って
実はTVKとかそれからMXに僕提案したんですよ。
だから1番組。1日。
ニューヨークワンは1日1番組ですから。
ずっとやってる。
でもニューヨーク中のニュースがあると言って全部やってる。
変わっていくんだ。
例えば日本テレビとかTBSとかでCSなんかだとずっとニュースばっかりやってる。
あのニュースチャンネルね。
あのニュースチャンネルなんだけどあれがおそらくは日本でやってるやつの優先というかCS版ですね。
あれがもうちょっとこうなんていうか少し
もうちょっと起動力があるんですよね。
あれなんかただ繰り返してるだけで。
あれはね。こういう答え言っちゃいけないけどね。
何回その映像を使ったかで。
それはこっしゃんさんも経営をやってってわかると思いますけど
何回使ったかで1回あたりの単価は下がるわけ。
わかります?
テレ朝だったらテレ朝でやった。
テレ朝の3個ぐらいのニュース番組でやった。
それからBSでやってCSで5回やったとなると
1回100万円かかったもんが20万でいい。
それはそうですよね。
なんかねそういう計算でやってるんだ。
その範囲の中って感じします。確かに。
それは僕は視聴者だからはっきり言っていいと思うけど。
そうじゃないってことですね。
テレビアーカイブの地域開発への活用提案
僕はねそういう意味ではね昔から言ってるんだけど
街づくりの番組あるじゃないですか。街歩きの番組とか。
ああいうのってそれなりに著名な番組っていうのは
その後テレビ局の中でも今みたいな使い方するんだろうけど
もっと夕方のニュースみたいに
これ絶対1回しか使わないよねってあるじゃないですか。
ああいうのをもっと私たちの地域の方にお金払うから
くれてみたいな。
アーカイブね。
バルクみたいなところ作っといて
そこから各地で引っ張り出して
1回いくらですよみたいなことを
テレビ局やってくれないかなと思うんですよ。
次なるでしょ。
だからそれを僕20年ぐらい言ってるんだけどね。
単価が合わないとか考えたことないとかね。
それはねあの頃は儲かってた。
そうなんですよ。
だからそろそろこういう小さな売り方もしなきゃいけなくなる。
おっしゃる通りですね。
関さん応援してくださいよ。
僕らやっぱりなんだかんだって言って
地上局の作るクオリティってやっぱりすごいんですよ。
だからそれをあの1回ってもったいないですよね。
それでよかったの。
それでね本当にビジネスも成立して
湾岸だったり六本木に夢のようなビルが建てたんですよ。
もう今不動産業みたいなのが多いもんね。
今不動産だけど今度CXは不動産業部切り離しましたからね。
そうなんだ。
だからやっぱり本当に何て言うんだろうな。
クリエイターもね一生懸命やっぱり
たとえ短い時間でもローカルなものでもみんな一生懸命作るわけだから。
もう1分の番組でもやっぱり地上波を経験したクリエイターは
クリエイターって言い方もよくないけど
製作者は本当にちゃんと作りますよ。
もう全体これがプロだっていうところまで何度も直して
それで綺麗に音も静音して画質も綺麗にして
ちゃんと決まったスタンダードの中に乗っけられる
とこまで作れるんですよ。
そうですよね。
だからそういうものを地域に下ろしていただいて
街作りとかに有効にっていうのは
僕がさっき言った免許持って放送してる会社の
これはやっぱり指名だと思う。
本当責務だと思いますよ。
そうなんですよ。
おそらくそこに変わっていくんだと思う。
だから今アーカイブアーカイブって流行りですよね。
アーカイブって言葉がね。
そうした時にはそのアーカイブのあり方みたいなこと
それからアーカイブをビジネス化すること
みたいなことっていうのは
今越野さんおっしゃったっていうのは
一つの方向性だと思いますね。
だって本当例えばそれが5万円なのか10万円なのか
分からないけれども
我々地方のこうやって街作りやってる人間が払える金額に
ある程度合わせてもね
僕はもうニーズはいっぱいあると思うんですよ。
ありますよ。
で小売りの会社作ればいいと思うんだよね。
一つまた社長が作れるじゃない。
だからおそらくはその
彼らはまだそこのところに関する著作権みたいな
システムができていない。
おっしゃると出演者がどうだとかね。
担当ベースに言うとね
いやいや小島さんあんな簡単なもんじゃないんですよ
って言うんだけど
だけど大体新しいことやるのはね
簡単なもんじゃないんで
そこちょっと乗り越えるとね
大して儲けにはならないかもしれないけど
地域の発展のためにはね
ものすごくね有効になるんだと思うんですよね。
もったいないですよね。
今後の展望と町の話
ぜひ関さん力貸してください。
はい。
ということで今度は町のお話を
来週最後にさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。