現代の子どもと教育制度の課題
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT。
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
今晩は、こしの水広です。今月のゲスト、カウンセリングルーム、ココモリ代表の川内さんとのお話も、今週で最後となりました。どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さて、最終話、今晩は、個人のケアを社会の仕組みにしていくと。
今、一対一、本当に寄り添ってやっていく仕事なんだという話を先週までに伺ったんですけれども、これをもっと社会全体の仕組みにしていくという課題があると思うんですね。
現在、不登校児童生徒が約35万人いるというふうに言われているんですけれども、この問題、川内さんはどういうふうにご覧になられていますか。
そうですね。現代の子どもって本当に多様化していて、いろんなお子さんがいる中で、でも教育制度って戦後からずっと続いてきたものがありますので、
学校教育と子どものマッチングがうまくいかないことって、自然なんだろうなというふうに思っているところもあります。
そんな中で、学校現場も合理的配慮をしていきましょうですとか、教室に入れないお子さんに居場所支援をしていきましょうとか、いろんな工夫をしてくださっているんですけれども、
やっぱりそうやって教育環境も多様化していくし、学び方も柔軟になっていくという中で、不登校のお子さんが増えるというのは自然な流れなのかなという感じもしています。
この不登校というのが年間30日欠席すると、不登校のカウントになるんですね。そのカウントの仕方も一つ、今の現状に合っているのかなとか、そういうことも思いますし。
65歳が高齢者だって言われちゃうと、僕らうーんと思うんだけど、同じだよね。役所の決めている数字だもんね。
そうですね。実は毎朝行きたくないってなって、遅刻して、でもギリギリ毎日行けてるけど、やっぱりこの子って不登校じゃないのってなると、年間30日欠席はしてないから不登校にはカウントされないとか、いろんなケースがいるんです。
前段までのお話で、遅刻なんかの時には親御さんが連れていかなきゃいけないとかっていうと、例えば、寝坊し合いました、遅刻になります。でも親御さんは働きに出なきゃいけないから、遅れないって言うと、しょうがない休んじゃいなさい、みたいな話になっちゃうよね。
なります。
だからそれ、不登校って言われちゃうと、俺行きたかったんだよな、みたいなこともあっているよね、たぶんね。
いると思います。職場から、え、うちの子、学校行ってないんですか?みたいなこともたまにありますので。
そうですね。そういうことも解決に向けていろんなアイディアが出るといいと思いますが。さて、学校に行けないイコール教育を受けていない。
これって割と僕らにとっては当たり前に何の疑問もなく受け入れてきたことなんですけれども、最近はそうじゃないじゃないのと。学校に行けないイコール教育を受けていないとは言えないよねっていう考え方もあるんですが、この辺のところは河合さんどういうふうにお考えでしょう。
先ほども教育も多様化しているっていうことを言ったんですけれども、本当にそうで、今オンライン学習とかも、あとタブレット学習とか、いろんな形で教育はできますので、これはちょっと学校に行けないイコール教育を受けていないっていうのは、もう現代ではあんまり当てはまってないかなというふうに。
なるほど。そういう学校に行けないイコール教育を受けていない、そういうことじゃないんだよっていう考え方に基づくと、じゃあ教育を受ける権利をね、子どもたちの権利を守るために、今足りてない支援とか環境がたくさんあるというか、感じるんですけどいかがでしょう。
保護者支援と地域連携の必要性
そうですね。お子さんみんな1台ずつタブレットを支給されているんですけれども、そのタブレットを使って学校の教室とつないで授業をお家から参加したりだとか、あとオンライン学習をお家で進めてくださいという感じで、学びのツールは用意されているんですけれども。
物理的に離れててもできる状況にはなっているとか、学校から学校に行かなくても学べる環境にはあると。
はい。それでもそれをどうお家の方が一緒にやっていけばいいかとか、分かんない勉強があった時にじゃあどうしたらいいかとか、そのオンライン学習を進めた後に、じゃあそれをどう子どもと振り返ったらいいかとか、そういう人員はまだいないので、そこがすごく固いかなというふうに感じます。
なるほど。そうすると、お子さん本人だけじゃなくて、保護者をケアするというか、保護者に学んでいただく、そういうことのコストを社会が担う必要性みたいなのがある。そんなふうに考えればいいんでしょうかね。
そうですね。そこは保護者の方々も困っているところだと思うので、サポートしてもらえるとありがたいんじゃないかなと思います。
なるほど。ちょっとカテゴリーが違うかもしれないけど、子ども食堂という運営されている方がたくさんいらっしゃる。実は私のすごく身近に、お食事を提供することをメインとするよりは、寺子や子ども食堂といって、教えるという、それを一生懸命やっている方がいらっしゃるんですけど、
そこなんかには、高校生や大学生が教えに来てくれていて、親御さんよりもある意味、この時代にあった優秀な学生がたくさんいて、そういうのとのリンクも十分にあり得るよね。
そうですね。
結構、それをやっている人は、70歳過ぎのおじいさんおばあさんがやっているんですけど、熱心にやっていてね。ぜひ今度見学に来てください。うちのところでやっていますから。うちの会社でやっているんです。会社の施設を使ってやっているんでね。
あれですよね。神?
王子神屋です。
見学に、ご挨拶に行かせていただいたことが。
そうですか。ああいうものが実装されていくというのが、一つの方向性かなという気もしますね。
そうですね。
さて、ここも同じような文脈になりますけれども、行政がいろいろ川内さんたちの活動に関わってきてくれることによって、何か居場所づくりも含めて変わっていく、できれば進化していくことがあると思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。
私がここプレイをやってみて思ったことは、子どもにとって居場所が自分の居住エリアのそばにあるということがすごく大事なんだなって。遠いと来れないんだなって。当然なんですけど。
そうだよね。思っている以上に子どもの動く範囲って狭いもんね。
狭いです。なので、一箇所じゃダメなんです。来たくないであっても、何箇所あってもいいなって感じるので、こういう居場所がとにかく増えること、それを行政が入ってくださるというと、やっぱりそこで行政が入っているという安心感とか安全感で、ますます行きやすくなると思うので、数が必要なんだなということは感じています。
なるほど。狭い地域でそれを一つ一つ解決していくということって、実は結構たくさんあって、老人の介護の問題もそうだったり、福祉のいろんなこと、そういうのありますしね。
よく小学校の学区域に何々を一つとか、中学校の学区域に一つみたいな言い方をするんだけども、いろんなことを効率的にやるために予告書を通して、今だと福祉は何々か、子どものことは教育とかこうなっているのを地域に必要なものとして、こういうパッケージみたいなね。そういう考え方が必要なような気がしますね。
本当にそうだと思います。
大学・専門機関との連携と今後の展望
さて、さらに大学や専門機関が地域と連携するということの、それによってどういう広がりが出てくるというふうにお考えでしょうか。
やっぱり行政とか地域が足りない部分を専門機関や大学が補えるので、バリエーションがとにかく増えるっていうのと、大学は特に学生さんのエネルギーとか素晴らしいので。
そういうことってすごく子どもにとっても嬉しいことなので、いろんなたくさん価格変化が起きるんじゃないかなと思います。
そして大学生側にとっても、やっぱり現場で本当に悩みながら一つのノウハウを蓄積してきておられる川内さんのような方たちと合流することによって、川内さんたちの後を継ぐんじゃないけども、一緒になってやれるようなね、そういう学生さんたちが生まれてくるっていうことがあるといいですよね。
そうですね。北区には本当にいい大学がいっぱいあるので、ぜひぜひ声かけてほしいなと思っています。
ここで僕は企画のことを伺おうと思ったんですけど、確かに最近は大学の中にもこういう分野の勉強をする、学ぶ学科がたくさんできていて、たまたま東予大学さんにしても、それからちょっと大人になりますけど、加瀬大学さんにしてもそうだし、
それぞれ本当に子どもの居場所づくり、そして寄り添う教育ということに関わる人たちがたくさんいると思いますので、何かそれって川内さんから手立てとして繋がるという、何かこういうのをすでに少しずつやっていますというのは何かありますか?
まだできていなくてですね、東予大学で霞相さんの不登校の居場所をやっていらっしゃると思うんですけど、ぜひぜひ打ちもと思っています。まだできていないですね。
そうですか、やっぱりそういう地域のネットワークを結んでいくってすごく大事だし、そのために帰宅がいろんなところで関わっていると、ある種帰宅がハブになっていろんなところとつながっていただけるといいですよね。こういうこともやっぱりこれから山田副長にもお願いしながらやっていかなきゃいけないですよね。
はい、ここまで本当にいろんなお話を伺ってきたんですけれども、やっぱり地域でね、子どもを支えていく社会の必要性っていうのを川内さんとお話ししてて、面白く感じたんですよ。そういう意味でココモリを通して川内さん自身がどういうふうに活動していきたいかっていうのをちょっと教えていただけますか?
はい、ココモリでは地域の皆さんにご協力いただいて、ココプレの中で工作達人の方をご招待したりとか、ピラティスの先生も北区で活動されている先生なんですが、そういう地域で活動されている方を巻き込んで一緒にココプレをやっているわけなんですけれども、今度ネストアカバネが3月までで出ることになっているので。
そうなんだ、もう契約権限終わりなんだね。
はい。なので、大地に引っ越す予定なんですが、そちらでも今、自治会の皆さんにご相談しながら、自治会の皆さんのご協力もいただいて、ココプレの居場所イベントをさせていただける会場を無償提供していただくお話をいただいたりとか、
そういった形で地域の皆さんに助けられながら、子どもたちもいろんな方に温かく見守っていただきながら成長していくというものを一緒に志していけたらなというふうに思っています。
なるほど。やっぱり民間事業者が継続的なサービスを提供していくのに、当然収入ということを考えなきゃいけないと思いますよね。これは多分、結社という形になると思うんですけれども、これやっぱり親御さんたちにとってはちょっと負担がかかるような気がしますが、これはどういうふうにやっているんですか。
不登校ケアのココクルは、やっぱり保護者の方の経済的な負担を考えて、公的なものを利用していただいたり、工夫して負担を軽減していただく形で通っていただいて。
そういうことも一緒になって考えてあげるということをしているわけですね。
そうですね。
それはいいですね。そうすると、非常に軽い負担の中で、専門家としての河内さんたちのアドバイスをいただけるということですね。
はい。
ココモリの活動と将来への意気込み
最後の一言、2026年、ますます河内さんたちの仕事が大切にもなるし、広がりも多分できてくるんだと思いますが、意気込みを聞かせてください。
はい。頑張ってこの活動を細く長く続けていきたいなと思ってはいるんですけれども、やっぱり一番大事にしたい子どもの好きとか、これがやりたいという思いを大切にすることを忘れずに、北区の地域の皆さんと一緒に活動していけたらなと考えています。
はい。ココモリさんのしなやかな成長が、この北区の子どもを支える社会を作っていくんだろうと思います。これからも頑張ってください。
ありがとうございます。
4週にわたってありがとうございました。
ありがとうございました。