【今月のゲスト】
株式会社STRUQTURE代表取締役 金子智彦さん、株式会社ゴンウェブイノベーションズ代表取締役 権成俊さん
【今回のトークテーマ】
・なぜSTRU「Q」TUREなのか?
・経営者へのアドバイスのコツは「耳が痛い話」も遠慮なくいうこと
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サマリー
このエピソードでは、株式会社ストラクチャーの金子智彦さんと株式会社ゴーンウェブイノベーションズの権成俊さんが、経営理念やコンサルティング業務に対する考え方を話されています。特に、顧客のニーズに真摯に向き合う重要性や、自己成長を促す学びの姿勢が強調されています。また、金子さんと権さんの対照的なバックグラウンドが、事業承継やV字回復の支援におけるコラボレーションにどのように役立っているかも語られています。彼らの会話は、データ分析や経験に基づくビジネス手法の重要性についても触れています。
コンサルタントの理念
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT
東京都北区飛鳥山
暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。
さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光洋です。
今週も株式会社ストラクチャー代表取締役金子さん、そして株式会社ゴーンウェブイノベーションズの代表取締役のゴーンさんのお二人においていただいております。
よろしくお願いいたします。
先週は、ご創業までのキャリアといいますかね、ステップを変わっていたんですけれども、金子さんは2015年に独立して株式会社ストラクチャーを設立をされたということですが、
これはどんなお考え方、理念やモットーでスタートされたんですか。
ストラクチャーという社名に込めた思いはですね、これ構造という、日本語ですけれども、よく建築業ですかとか言われるんですけど、そうじゃなくて、
その経理をやっていて、やっぱり仕事をちゃんと構造的に行うとか、物事をちゃんと構造的に整理整頓するみたいなことをお客様に提供できたらいいなというのがまず一つと。
これスペリングが違いますよね。
そうですね。本当はRUCなんだけど、そこがCがQになるんですね。
かえってQにしまして、それは常に自分がやっていること、自分が考えていることが正しいのかというと、問い直すという姿勢を忘れないためにここにQを入れたという。
素晴らしいですね。今やね、社会にも問いかけるみたいなね。そういうふうにもなっているかなと思いますけど。
郷さんは先週も伺ったように、4年でソフトバンクを退職されて、当時は有限会社ということでしたけれども。これはどんな形ですか。
もともと私は自分がいかに社会に貢献できるかということを考えて、実は学生のときには大学院に行って研究者になる道も考えていたんですけど、
やっぱり今の世の中、社会に影響を及ぼすのは経済のほうだと。だから経営のほうに行ったほうがいいなということで経営者を選び、それで自分がソフトバンクで学んだネットの活用のノウハウをもとに中小企業の生産性を向上させられるだろうと、そう思って独立しました。
金子さんはもっともの一つとして、脳みそがちぎれるほど徹底的にお客様のことを考え抜くというのがありましたけれども、どうですか。素晴らしい言葉だと思います。勝田丸にとってはそういうコンサルタントさんというか、片腕がいてくれたらと思うんですけれども、具体的にはどんな感じでしょうか。
これは私の元上司の、IBM出身の方が社長でいらっしゃってですね、常にこのことを言ってたんですね。脳みそがちぎれるほど徹底的にお客様のことを考え抜くと。
私もそうありたいなと思ってこれをモットーにしているんですけれども、どうしてもコンサルティングという仕事をやっていると、お客様のことよりも自分の課題解決みたいなことが、これは誰にでもあることだと思うんですけど、そうじゃなくて、やっぱりお客様のお悩みとかお困りごとに対して本当に向き合って、どうやったら解決できるんだろうということを考え抜きたいなということで、これをモットーにしています。
なるほどね。この頃若い人たち、コンサルタントを目指すという方が結構多いんだけど、このことをやっぱり本当に徹底して思ってもらわないと、私たちどちらかといえば発注する側にとっては信頼できないですよね。
そうですね。
顧客との向き合い方
コピペみたいなのでもってこられてもね、困っちゃうもんね。
なるほど、そうですか。
はい。ゴンさんは、ゴンさんもまたお客様の求めることをするのではなく、お客様のためになることをせよとか、それから僕はゴンさんと短い時間ですけどもちょっとお話ししていて、自分、自らの言葉で語れっていうのも思いに込められているっていうのは、すごく何かそうだろうなっていう感じがするんですけど、これどうですか、ちょっと解説していただいて。
はい。今ご紹介いただいたのが当社の3つの行動指針というものなんですけど、コンサルティング会社といってもコンサルタントも種類がいっぱいありますが、我々の場合には本当に経営者さんと対話して経営者さんの片腕になるというのを我々のミッションとしております。
そうするとですね、結構従業員と社員と話をしていると、例えばお客さんがどうしても広告を出したいと言っているんですとか言うんですよね。でも君はそれどう思うの?いやまだ広告を出すタイミングじゃないと思います。そしたらもう僕に言わないで、お客さんにちゃんと言いなさいと。
自分が本当にそれがお客さんと話した上で、確かにお客さんの話を聞いたら広告を出した方がいいなと思うんだったら、自分の責任を持って僕にそれを言いなさいという、そういう行動指針なんですね。
分かるなあ。僕もよく言いますよ。君がどう思うの?とかね。社長なんて情報を見比べながら最後決断するんだから、君がちゃんとどうあるべきなのか。このケースだったらこうだ、このケースだったらこうだ。持ってきてくれないと判断できないよ。俺の勘に頼るなってよく言ったりもしますけどね。
責任回避みたいなところもあるじゃないですか。本当に自分が経営者と同じ立場、同じプレッシャーの中で考えていかなきゃいけないんだよということをちゃんと伝えなきゃなと思っています。
それはでも先ほどの金子さんと同様、頼りになるコンサルタントとしての姿勢だと思いますね。経営者として金子さんがご自身で意識されていることはあります?
経営者としてですか。私は一人親方でやっているわけですけれども、やっぱり常に学び続けるということですかね。自分自身が消費みたいなところがありますので、サラリーマンの時ってやっぱり自分のスキルを上げるために研修を受けたりもありましたけれど、
ほとんど会社主導で会社がこれをやってください、あれをやってください、eラーニングで何時間もパソコンの画面見てみたいな感じでしたけど、今はやっぱり自分から興味のある本を読んだりとか、あるいは勉強会に参加したりとか、そういうところでやっぱり知識を常にアップデートするということに心がけていますね。
知識のアップデートというのは、僕たちも僕の本業は建設業ですけれども、特にお客様のお住まいの部分を作ろうとした時には、やっぱり最新のものというのはお客様が一生懸命ですから、その情報というのはたとえ表面的であるにせよ、やっぱり一番お客様の方が持っているんですね。
その時に全くそれがちんぷんかんぷんではお話にならないので、やっぱりそういうことを知識として少なくとも知るべき必要があるし、そういう学びの姿勢を続けるというのがご自身の経営者としての姿勢でもあるということですから。
ご本さんはいかがですか。
私はコンサルタントであるということもありまして、やっぱり自分たちの事業が社会においてちゃんと価値を提供できているか、これをすごく意識しています。
ですからそれはクラウントに対しても我々が恥ずかしくない経営をしていなければいけないし、あとは従業員に対しても、やっぱり社会でお金をもらうということはちゃんと価値を生み出すことなんだということをちゃんと伝わるようにしなければいけないと、ここを意識しています。
人間力と学びの姿勢
なるほどね。
それとやはりコンサルタントという仕事はもちろん見込んで行って、従業員の皆さんとも対話したりしますけれども、基本的には経営者と寄り添うという部分が多いと思いますが、その点についてはご本さんはどんなことを。
そうですね。多分いろんなコンサルタントさんがいると思うんですけど、正直私はですね、多分クライアントの経営者さんからすると相談したいんだけど、あんまり相談しすぎるのもストレスになるみたいなタイプだと思うんですよ。要は言いづらいことをできるだけ言おうと思っています。
なので多分皆さん耳が痛い話とかそういったものもあると思いますし、私のようなまだ若輩者が何を偉そうなことを言っているんだというのもあるんですが、やっぱりその人に対して今言ってあげなきゃいけないことを言うということをすごく重視しています。
なるほど。でも大事ですね。中小企業の所長なんてだんだんそういう苦言を呈したり、耳障りの良くないことを言ってくれる人っていうのは少なくなりますからね。
そうなんですよね。
それは大切なことですね。
金子さんはいかがですか?
私は先輩から数字に強くなれと言われて経理の世界に入ってどっぷり25年ぐらいやったわけですけれども、数字の世界から出てきた人間が、あえて言うのもあれですけれども、数字も当然大事なんですけれども、やっぱり人間力というかですね、
最終的にやっぱり人なので、部下や取引先やお客様、みんな人間なわけですよね。なのでそのヒューマニティを理解して、なぜなんだろうかというところを問うというところが重要かなと思います。
なるほど。ここまでこの番組聴いていただいている方ももう眼神になられているかと思いますけど、極めて2人は対照的というか、本当に良いコンビでですね。実は前に講演を伺ったときに、この番組に来ていただきたいと思ったのもその部分なんですけれども、こんな対照的なお二人がどこで知り合ったんだっていうのをちょっと、金子さんが冷静に解説していただきます。
元々ですね、共通の知り合いで、水墨画の作家さんの田中文科さんという方がいらっしゃって、その方がたまたま上野の根津のあたりでしたかね。そこで個展を開いていらっしゃったんですよ。それでお互い知り合いなのでそこに行かがって、初日の夜は知り合いだけでちょっとオープニングパーティーみたいなのがありまして、そこでご紹介いただいたんですよね。
そしたらまあいろいろ話したら金子さんが、事業承継の今支援をしてるんだけど、事業承継も本質的にはやっぱり事業のV字回復が必要で、御本さんのノウハウをもっと知りたいということで、それでいろいろ話をした結果一緒に本を書きましょうと。
金子さんは御本さん初めて知って。
もちろんです、もちろんです。
そのときに今言われたようなところまでお話しする、御本さんどういう印象だったんですか。
いや、古典のオープニングパーティーに御本さん遅れていらっしゃって、結構会場が混んでたのですぐ帰っちゃったんですよね。
その会場で即ということじゃなくて、その後なんですね。
その後何度かお会いして意見交換するうちに、これは組んだらとても面白いサービスが提供できるんじゃないか。
自分の耳に痛いこと言われそうだとは思わなかった。
でもそれだけ御本さんの。
それはどうなのかな、さっき対照的だって言いましたけど、自分に足りないところを補完してもらえるみたいなニュアンスはあったんですか。
それももちろんありましたね。ものすごくロジカルで、理系の発想で、私はもうザ文系っていう感じの人間なので。
文系だけど数字に強い。
だからそこに接点があって、理系って決めつけていいかどうか、柔道やったらスポーツマンですから、別にそんなことない。
厚いパッションをお持ちなんだろうけども、やっぱりそこでの補完性みたいな。
そうですね。それと文さんのやっている手法が非常にデータに基づいているというところで、
世間一般でやっぱり自分の経験と勘とか思いつきに基づいて結構やる方多いと思うんですけど、
徹底的にウェブ上で得られるデータを分析するというところが面白いなと思いましたね。
確かに来週以降ちょっとお話を伺っていく事業証券の部分で、
経験とか勘で、先代はそれなりにきちっと親に慣れてきて、
だけどもやっぱりキャリアもない、経験もない息子さんなりがついていくといった時には、
ゴンさんがされるような分析的な力とかそういうものがないと、
従業員の方も納得できないし、アウトプットとしての商品、
それを手に取っていただくお客様に対しても説得できないみたいなところがありますよね。
データ分析の重要性
ゴンさんはどうですか、見られた時に、自分に補完的になるという感じがしましたか。
はい、もちろん。まずですね、私が金子さんとこの1年ぐらいね、
本のいろんな取材のためにいろんな方に会って話を聞いたりしたんですけど、
金子さんがすごいのはですね、誰にでも好かれるんですよ。本当に。
それで今回本格にあたって、本当に大会社、何兆円の会社の社長さんとかにもインタビューしに行ったりとか、
それもなんでそんな人に会えるんですかって言ったら、
いや、たまたま知り合ってお願いしたら会ってくれる。そんな?
その人が10分削くということがどれだけ経済的な価値があるかって、
それで本当に会ってくれるんですかって言ってね、
すごい大ビールのワンフロア役員ルームでね、
本当にこんな人にそういうのがいくつもあるんですよ。
本当にすごいなと思いまして。
それはやっぱり金子さんのもちろん人間力。
本当にそうですね。
一方でMBAもやっぱり取られてて、非常に金子さんこそ僕からすればロジカルな方で、
あと勉強すごくされてるんで、我々の専門分野のいろんな話をしても全部受け止められるんですよ。
あ、それって何のイナイさんの本のあの部分ですよねって全部わかるんですね。
それはすごいなと。
この素晴らしい名コンビのお二人がお作りになった未来をつくる事業生計、
この本をもとにして事業生計について来週は掘り下げてお話を伺っていきたいと思います。
ではまた来週もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
15:54
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