【今月のゲスト】
株式会社五十嵐商会 代表取締役 脊板幸子さん
【今回のトークテーマ】
・育児と経営の両立。「2歳と5歳」の子育てから生まれた効率化のヒント
・2016年の社長就任。カリスマ型から「組織共創型」への転換
東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が
王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。
グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。
▼番組への感想、MCヘのメッセージは以下までお寄せください!https://shibusawakun.fm/program/tnm/
お便りお待ちしております♪
▼しぶさわくんFM公式サイト
https://shibusawakun.fm/
https://www.facebook.com/share/1HiX4YMj3V/?mibextid=LQQJ4d
▼X
https://x.com/shibusawakunfm
https://www.instagram.com/shibusawakunfm
感想
まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!
サマリー
株式会社五十嵐商会の代表取締役である脊板幸子さんが、育児と経営の両立について語ります。2016年に社長就任後、カリスマ型から組織共創型への転換に苦労しつつも、社員の働きやすい環境整備や業務の効率化を進めてきました。特に、育児経験から生まれた「休んでいいよ」という発信や、AI活用による情報共有の仕組み作りが、組織全体の生産性向上に繋がっています。
00:05
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT。
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
社長就任と組織の変革
こんばんは。小篠光洋です。今週も、いがらし商会の聖田さんにお話を伺ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さて、いよいよ社長に就任ということなんですけれども、一通り社内の業務に携わられて社長になって、またちょっと違ったんじゃないかなと思うんですが、
気を引き継がれて、どうですか。その時の率直な自分の気持ち。
はい。まず社長になったということで、父の仕事を引き継げたというのは、一つ安心したということもあるんですけれども、ただ正直なところ、かなり焦ってましたね。
というのは、やっぱり業績を良くするためにはどうしたらいいかとか、社内で起こっているこういった問題をどうすれば解決できるのかと、結構一人で抱えて悩んでいた時期というのがありました。
会長さんというか、お父様がいよいよ娘にやるよというふうに社員さんたちにも、宣言までかわからないけど、おっしゃったと思うんだけど、その時の反応みたいなものは、ご自身の感じ方としてはどんなものでした。
はい。引き継いだのが2016年なんですけれども、その1年前には社員さんに後継者こうなりますと社内で発表して、やっぱりその時ザワッとした感じはありました。
で、その社員さんの中でも、やっぱり皆さん父についてきて、父に雇ってもらったという気持ちも大きかったですし、そこを慕ってきたという方たちがいる中で、私がじゃあ今度引っ張らなきゃいけないと、そういったので不安に思う方も結構いらっしゃったりして、私ついだ時には、やっぱりそういった社員さんからの不満というのもいろいろな意味でいただいたような気がします。
なるほどね。私もね、33歳で父が亡くなってね、後をやるようになったんですけどもね、やっぱり最後までやってくれた素晴らしい幹部の一人に変わった当初ね、いや俺たちはその親父に褒められることが嬉しくて、ずっと仕事やってきたんだよなって言って、
マジマジと顔見られた時に、それは俺に褒められたって嬉しくないんだろうなって、それ全然感じ違うんだろうなと思ってね、だけどこればっかりはどうしようもないよなっていうふうに思いながら、やっぱり一つ一つ積み上げていかないと仕方がないなってそこで思った。
じゃあどうしたらいいんだとかね、それでわーは言ってもしょうがないよねみたいなことで、そーって言って、頼むよよろしくっていう感じだったね。
まさにもう共感でしかないですね。今も社員の中では、父はもう仕事は完全に引退してるんですけども、時々会社に来てよくやってるねありがとうとか言われると、もう顔が喜んで喜んで仕方ないと、そんな感じですね。
そういう意味でお父様も、先週も伺ったように昭和の時代からスタートして、ご家庭も含めてまさに昭和の中小企業のカリスマ型、トップダウンの経営スタイルっていうのを彷彿とさせるんですけれども、そこからご自身のスタイルに徐々に変えていく中での葛藤みたいなものが確実にあったと思うんだけど、教えてくれます?
ものすごく葛藤だらけでしたね。もう父を慕ってきて、ついてきたという方たちですので、基本的には父が明るめのトップダウンで、じゃあこうしようってみんなそこにはいってついていくような。
私に代わってから、やっぱりこれから育成が大事ですよとか、効率化していきましょうねと、こういったことを言われても、やっぱり今までのやり方っていうのに誇りがありますし、最初は戸惑いや、見えない抵抗感っていうのが非常にあって、目の前で話してるんだけど、なんとなくそれが伝わってくるっていうか、
そういったような長年培われた意識っていうのを変えてもらうというのが非常に大変でしたね。
実際にはおそらくボトムアップを求めてるわけで、現場の人たちのノウハウとか、その人たちが積み上げてきた素晴らしいものを活かしてほしいっていう、そういう経営のスタイルにトップが旗を振ってこっちだっていうんじゃなくて、
やっぱりそのお父様のやり方に慣れてると、そうやって一つ一つ聞かれることが、なんかできてないんじゃないのって言われてるみたいに聞こえちゃうみたいなね。
本当はこちらとして欲しいのは、要するにすごく評価してるから、それのことを私はわからないからもっと出してよって言ってるのに、そこが伝わらないみたいなところがあったでしょ。
本当におっしゃる通りです。私も結構やっぱり率直な人間なので、教えてほしいって言っても、なんかやっぱり試されてるんじゃないかとか、そういった意識は社員さんの中にも少なからずあったのかなというふうには感じますね。
そんなこと社長さんから言われたことがないし、それから実際にやることはできてるんだけども、本当に素晴らしい成果をあげてるんだけども、それを言語化できるかとか、仕組みとして示せるかっていうと、なかなかそこが難しいっていうね。
それは中小企業の良い人材にありがちだね。逆に大きなところみたいに、説明はできるけど中身はどうなの?みたいなのじゃなくて、やることは本当にやってくれるのが中小企業の人材ですからね。そこのところをどう埋めていくかってすごく大変だったかなっていうのはね、想像に固くないですね。今どういうふうにやってるのかまた後で伺いたいと思いますけれども。
事業承継と支援活用
さて、事業承継というね、これ実は東京商工会議所でも非常にある種の理想的な事業承継として大きく取り上げられているのがあるんですけれども、この辺については非常にお父様との連携も必要だったと思うんですが、ちょっと聞かせていただけますか。
はい、事業承継にあたってはですね、自分自身が経営者としてまず学ばないといけないと、そういった思いがありまして、東京商工会議所さんが主催していた若手経営者ゼミナールというのを参加したのが最初のきっかけになります。
その後、当初の事務局の方から、北区の経営者同士で、県産の場があるけど来ないということで声かけしていただいて、今も私入ってるんですけど、北経塾というところに入って、経営者同士のリアルな悩みとか、これどうしたらいいみたいな、そういったのを解決すると、そういったところに今入って活動しています。
なるほどね。やっぱり、同世代の、これから継ごうとしているという人もいるだろうし、もう継ぎましたという人もいるだろうし、その人たちがどんなことをやっているのか、先ほどお話ししたような、ディテールの話もそうだし、株をどういうふうな評価にして、どう引き継ぐんだとかね、そんなことも含めて情報交換をされているという感じですか。
はい、そうですね。
なるほど。そうですか。その中で、私、東証の支部会長もやっていますので、東証のことで、これ役に立ったなというのがあったら、ちょっと宣伝していただきたいですけど。
ありがとうございます。
はい。
基本的に私、もうほとんど使い倒したんじゃないかなというのは思ってまして、例えば、月に1回、東証のビジネスサポートデスクといって、中小企業診断士の先生方が会社に来て、会社の課題を一緒に浮き彫りにしてくださって、じゃあどうやって解決するというのを一緒にやってくださったりもしましたし、それが部門で、今日は今回はこの部門で、次はこの部門でということで、かなりお世話になりました。
そのぐらい使うと、東証の会費安いよね。
安いですね。本当にこの間も、これ1ヶ月分じゃないかと。1ヶ月分にもならないような年間費で。本当にありがたいなと思ってます。
いやいや、とんでもない。やっぱりそれはね、会議所っていうところは、何かをやってくれるって待ってるんじゃなくて、本当にメニューはたくさん用意されてるんで、そこに自ら行っていただけると使えることってたくさんあるし、東証だけでもってできないことは、例えば東京都の中小企業振興公社のほうに振ってくれるとか、いろいろとありますからね。
そうですね。
すみません。インタビューからついつい商工会社の宣伝をしてしまいましたけど、ぜひ皆さんもご活用いただければなと思いますね。
育児と経営の両立の苦労
さて、経営を引き継がれてから数年経って、ベルタックを結婚されて、2人のお子さんにも恵まれたということで、家庭的にも非常に幸せにされているというふうにお見受けしているんですけども、
ただ、なかなか家庭、そして育児ですね、それと経営の両立っていうのは、とてつもなく忙しいんじゃないかなというふうに思いますけど、どうでした?
本当に目まぐるしかったですね。今も2歳と5歳なので、目まぐるしい最中っていう感じではあるんですけども、
特に私が30歳で生計して、その3、4年後に大使が生まれた時、その時の仕事と育児の切り替えっていうのが、気持ちの切り替えっていうのが一番大変でしたね。
特に3、5、2ヶ月で復帰したんですけれども、慣れない育児で気持ちがそわそわして、そのまんま仕事をしなければいけない。
でも、判断をしなきゃいけなかったり、いろいろな人間関係があったりとか、仕事がもう頭でボコッとする中でもやらなきゃいけないというか、そういった葛藤っていうのは少しありましたね。
2人目の時はですね、もうだいぶそれが慣れて緩和されたんですけど。
本当に1人目の時にはお子さんを育てていくっていう時にやっぱりやりすぎるぐらいやっちゃうって言うと変だけど、自然にそうなるよね。
そうですね。
そのことはいいかどうか、例えば哺乳瓶一つ洗う手間についても、やっぱり1人目の時にはもう本当に滅菌消毒みたいな感じでやるのが、2人目の時にはもう少しそこが緩和されるとかね。
おっしゃる通り。
私自身は何もやらないダメな夫でしたけども、その女房の見ててね、やっぱりそういうのは大変だなと思って。
だから家庭との両立とか、孝と子の区別っていう以上に、やっぱり育児っていうのは物理的に寝られないとかさ、そういうのもあるでしょ。
そうですね。
睡眠不足とか強い方なの?
正直な話、私今も8時、9時に寝てます。
そのぐらい一緒に寝て、例えば仕事がまだやりたいという場合は、途中で11時、12時ぐらいに起きてからやったりとか、ちょっと時間の確保の仕方は、育児があるので気分を切り替えてからやるとか、他の普通の時間の使い方と違うかもしれないですね。
確かに15分、20分を大事にしていくとか、それから明確に行事を分けるんじゃなくて、微妙に入り込ませながらやるみたいなところがないと、やっぱりこなしきれないですよね。
はい、まさに。
なるほど、いろいろご苦労があるんだろうなと思いますけれども。
業務整理と仕組み作り
一方で、そういう二足のわらじだからこそ、経営について誰でも分かる業務整理とか、それから俗人化させない仕組み作りとかね、こういうところに力を入れられたというのがあったんですけども、具体的に教えていただけますか。
はい、私が育児とか仕事を掛け持ちするようになったのと、同時期に社員さんの中でも介護とか親御さんの病院の付き添いなどで始まる方というのが出てきました。
先代の時代は個人の力に結構偏っていて、知識の共有ですとか人材育成というのが発想があまりなかったんですよね。
そこで私が号令というか、誰かが急に休んでもお互いにフォローし合える、誰もが安心して休める環境というのを作ろうということで、休んでいいですよと、その発信運動をたくさんしました。
というと、まず休んでいいよから始まったと。休まれちゃうとそうしなきゃいけないから、そうしなきゃというのは俗人化してたらダメだし、誰にも分かるようにしないとダメだからというふうに進めたということ。
それはすごい逆転の発想というか、素晴らしいね。すごい学びだな。
うちなんかもやっぱりどうしてもある種俗人化って中小企業病みたいなところがあって、さっきも言ったように言語化できないけれども実力のある人の仕事をやってるから、どうしても説明なく人にくっついていっちゃうんだよね、仕事がね。
それを引っ張り出すっていうのはなかなか大変なんですけど、やっぱりそこでまず休みましょう、休んでくださいっていうのからスタートっていうのは素晴らしいですね。
これ、当時はあれでしたけど、これからAIを活用していかなきゃいけないといったときに、これができてるかできてないかってすごい違いが出ますよね。
そうですね。私どももですね、過去はですね、やっぱり土曜日勤務があったりですとか、勤務時間っていうのも営業と営業以外で勤務時間が違かったりしたのをこれはもう統一化して、全員で調令したりですとか、業務報告っていうのを皆さんの情報共有の場にしたりとか、それでAIっていうのも最新のツールを導入して、
いつでも誰でも必要な情報をいつでも取れると、そういったような取り組みを今しております。
素晴らしいね。本当僕なんか先輩面できないな、本当すごいな。またいろいろ教えてください。
次回予告
次回は梱包資材を通じた教育とか地域交流もされているということで、こちらも伺ってまいりたいと思います。またよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
16:04
コメント
スクロール