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2025-01-30 17:10

#61 改めて、「人間学」とは?心の栄養は「言葉」の考え方|ゲスト: 藤尾佳子さん

【今月のゲスト】

致知出版社取締役の藤尾佳子さん

【今回のトークテーマ】

・改めて、「人間学」とは?心の栄養は「言葉」の考え方

・「幸せにならない仕組みづくりはしない」渋沢栄一翁。そして、人間学。


東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が

王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。

情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。

グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。


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サマリー

藤尾佳子さんがゲストとして登場し、人間学の重要性や子育てにおける意義について深く掘り下げます。人間学を通じて自分の人生をどう生きるかを模索し、時代を超えた不変の真理を学ぶことの重要性について語ります。このエピソードでは、人間学における心の栄養としての言葉の大切さが取り上げられています。特に、親が子どもに豊かな言葉を伝える責任や、その結果としての心の成長について議論されます。

00:06
TOKYO NORTH MOVEMENT 飛鳥山の窓から
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光弘さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光弘です。今月は、父出版社取締役の藤尾佳子さんをゲストにお迎えしてまいりました。
いよいよラストになりますが、前回は父別殺の母の企画についてお話を伺ってまいりました。
もう少し掘り下げつつ、藤尾さんご自身の子育てや母としての考え方についてお伺いをしてまいります。
今週もよろしくお願いいたします。
人間学の基本概念
さて、子育てのための人間学ということで、そもそも母を出版するにあたって、子育てにも人間学が必要なんだと、こういうところからスタートということですが、そもそものお話として、人間学ってどういうものなんでしょうか。
はい、ありがとうございます。人間学とは何かって、皆さん初めて人間学って聞かれた方もたくさんいらっしゃると思うんですが、いつも人間学とは何かをお伝えするにあたって、ぜひ考えていただきたい問いがあるということをお話しているんですね。
それは、世の中に絶対不変の真理はあるかという問いなんですね。今、令和の時代ですね。令和の時代でも、我々が生まれた昭和の時代でも、またもっと昔の江戸時代とか奈良時代であっても、またこの先どんどん変わっていく、まだ見ぬ未来であっても、どんなに時代が変わっても変わらない不変の真理、あると思いますか。またあるとしたら、どんなものがあると思うでしょうかっていう問いをですね。
いろいろあると思うんですが、どんなに時代が変わっても変わらない不変の真理は4つあると、私の父親藤尾秀明はいつも教えてくれるんですね。1つ目がですね、人間は必ず死ぬということですね。この世に生まれて死なない人間は一人もいない。命を受けた人間はいつか必ず死が訪れる。これが1つ目の不変の真理です。
そして2つ目が、自分の人生は自分にしか生きられないということです。例えば、子どもが病気になって苦しんでいるとき、親としては変わってやりたいと思う。風邪くらいだったら変わってあげたいとなかなか思わないかもしれませんが、何か苦しい病にかかってしまった。幼くして目が見えなくなってしまったとか、余命宣告をされてしまったとか。
何か痛みを伴う苦しい病に子どもが苦しんでいるときに、どうか神様この子の苦しみを少しでも自分に背負わせてほしいと、どんなに願っても祈っても人の苦しみを代わりに背負って生きることはできない。また自分の苦しみも誰かに背負って生きてもらうことはできない。自分の人生は自分にしか生きられないというのが2つ目なんですね。
そして3つ目は、人生は1回限りであるということです。人生は生まれてから死ぬまでのたった1回限り、リハーサルはないんだというのが3つ目。そして最後が、この悠久の宇宙の中で自分という人間は過去にも未来にも1人しかいないということなんですね。
地球上に生命が生まれて、人間が生まれてからどれほどの数の人がこの世に生まれて亡くなっていったか、その数って本当に測り知れないと思うんですが、その中でこれまでに自分と全く同じ時代、全く同じ環境に生まれてきた人ってたった1人もいないし、またこの先も二度と生まれてこない。
そう考えてみると私たちは奇跡のような命を生きて今ここにいる。そして一人一人に生まれてきた意味がある。なので人間学とは過去にも未来にもたった1つしかないこの尊い命をどう生きるのか、それを学ぶのが人間学と父親がいつも教えてくれるんですね。
みんなが1つしかない命を生きていますので、自分はどう生きるのか探求していくのが人間学であると。
どう生きるのかという言い方になると、ノウハウみたいな、そういう風にもちょっとそういう本もあふれてるしなんですけども、それとはちょっと違いそうですよね。
そうですね。父にゆかりの深い森新造先生という方がこんな言葉をおっしゃっているんですね。
人はみな天から一通の風書をもらって生まれてくる。風書というのは手紙ですね。その風書を開けるとあなたはこういう生き方をしたらいいと書いてある。しかしその風書を開けないまま死んでいく人が多いという言葉なんですね。
一人一人が天から一通の手紙をもらって生まれてきて、自分の命の使命が必ず書いてあるんだと。
なので自分は何のために生まれてきたのか答えはわからないかもしれません。
それを探求し続ける、探し続ける、見つめ続けるのが人間学の学びなのかもしれないですね。
なるほどね。自分の人生を振り返るとその手紙を開けたのかな?それとも開けていないのかな?こうやって透かしてみただけなのかな?よくわかりませんけども。
もう一つお父様からの言葉ということでしょうか。人間学と対比する言葉に事務学という、特勤を務める学、事務学ですね。それに事務所の無二学という事務学というのがあるということですが、これはどういう?
そうですね。人が人になるために二つの学びが必要だと父親がたくさんの先生方のインタビューをする中で教えていただいてきたことで、一つが人間学、もう一つが事務学という今おっしゃっていただいた言葉なんですが、事務学というのは今の時代でいうとスキル、知識、技能という学びですね。
簡単に言うとやり方の学びだと私は捉えていまして、この人間はスキル、知識、技能というのを発達させていくことによって豊かな暮らしを手に入れて文明文化を発達させてきているので、これも人間にとって必要な学びではあるんですが、このやり方の学びだけではどんどんそのやり方の学びってどんどん時代の変化の中で劣化して変化していくものなんですね。
人間を務める学という字が示している通り、時代時代の変化の中でどんどん古くなってしまう。だからあくまでそれは末学、末の学問なんだと。本学、元となるのは人間学。人の特性、人を愛する人を尊敬するとか、正直、勤勉、親切、恩を知って恩に報いるとか、そういう人間だけが持つ特性を探求していく学問が人間学なんですね。
木のイラストを想像していただくと、木の根っことか幹を作る学びが人間学ですね。自分という命をどう生きるのかと、自分と自己対話をすることで自分という命の根っこを養っていく学びが人間学。
事務学との対比
その上にいろんな勉強をしてスキル、知識、技能を養っていくことで世の中に実際に役に立っていくことができる。その2つの学びが必要だということをいつも教えてくれています。
なるほど。何かちょっとやろうとするときに、今言うところの事務学を学べばそれなりのことはできてしまうんだけども、でもそこに人間学が伴っていないとどこかで限界になってしまう。それが要するに流行り、伝わりみたいなことかもしれないし、もしくはちょっと良い悪いのところかもしれないし、そういうことでしょうかね。
やっぱりベースにしっかり人間学というものを捉えてやっていく。だから事務学だって当然必要なんですよね。大切なことなんだけれども、やっぱりそれだけになってしまうということに対する継承をならされている。
まさに渋沢栄一さんの論語とソロバンと一緒だというふうに思ってますし、また渋沢栄一さんが二宮尊徳の道徳と経済っていうのもおっしゃってると思うんですが、やっぱりその道徳イコール論語イコール人間学。ソロバンイコール経済ですね。二宮尊徳の言う経済、ソロバン、そして事務学っていうのもイコール。
この両輪の学びが必要で、でもやっぱりその根幹に人間学論語であって、論語と道徳ですね。そこがないと何かあった時にすぐポキッと折れてしまったりとか、しなやかに生きていくことができない。強さというか土台を作っていくことができないので、その人間学っていうのが大事だという。
さっき4つの具片という話があって、本当に根本的な具片で勉強になりましたけれども、やっぱりもう少し上位というか表面的なところになっていくと、やっぱり人間って誰しも幸せになりたいという気持ちを持っている。これも変わらない気持ちだと思うんですよね。
だから渋沢さんなんかもちょっと勉強していくと、やっぱり資本主義っていうものを入れたんだけど、それは人を幸せにしていくための仕組みを作っていったということで。だからそれが何かちょっと圧力を生んだりとか、ちょっとここでやり過ぎになったりとかっていった時に、修正していく必要ってのが当然あって、人が幸せにならない仕組みにしないっていうことが大事です。
だからそこのベースになるのは、人が幸せになりたいというふうに思っている人を幸せにしていくっていう人間学的な部分がやっぱりベースになっていないと、なんかずれていっちゃうみたいなね。そういう感じがしますね。
ちなみに幸せにも人間学と事務学じゃないですか、あり方とやり方で感じる幸せって、2つの側面があるなと私は思っていて、やっぱり何々できたから幸せ、美味しいご飯食べられたら幸せ、大切な家族といい時間過ごせたら幸せとか、条件付きではなくて、実は今もう既に満たされていたんだと気づく幸せの方が深いんじゃないかな。
条件付きの幸せだと、条件がなくなったらすぐ不幸せになってしまって、条件に振り回されてしまうんですけれども、今自分の手元にたくさんの幸せがあったんだと気づける幸せが本当の幸せかなというふうに私は思っていまして。
そういう意味で、私はギリの妹を3年前に、36歳の若さで癌で亡くしていまして、彼女の命が最後、裁判に教えてくれたのが、人間学とは当たり前の中にあるあり方さに気づく心を養う学びが人間学だったんだということに本当に気づかせてもらったんですね。
人間力っていうのは、当たり前の中にあるあり方さに気づく心の力が人間力で、私たちは父というのを読み物を通して、いろんな人生体験をされた方の人生を通して、今こうやって生きられていることがいかにありがたくて幸せかっていう。
それを思い出させていただくのが、父のご登場者の方のご体験談なので、それをお届けすることで、世の中に当たり前の日常に感謝できる人を増やしていくのが私たちの作業なんだなということもすごく感じているので。
なかなか感じにくい世の中になっていますからね。
心の栄養と言葉
そうなんですよね。
そういう意味で何か今お答えもいただいたような気もしますが、なぜ子育てに人間学が必要なのかということなんですけれども。
一つ、心の栄養は言葉っていう、そういう表現がありますが。
私の父親がですね、心の栄養は言葉だよと教えてくれるんですね。
身体の栄養は食べ物ですよね。身体も健康的な身体を作ろうと思ったら、健康的な食事を心がけて栄養たっぷりの食べ物を食べていく。
それと同じように、心も育てないと育たないんだと。
心にも栄養を与えてメンテナンスしていかないと、心も育たないんだと教えてくれるんですね。
食べ物にいい栄養とジャンクフードのような食べ物があるように、やっぱり心の栄養の言葉にも豊かな美しい言葉もあれば、
人の心を毒してしまうような、また本当に死に至らしめてしまうような、そういう言葉もある中で、
どういう言葉を心に取り入れていくかがすごく大事なんだと教えてくれるんですね。
そういう意味で、今本当に世の中にいろんな情報が溢れているんですが、
子どもたちって結構YouTube見たりとか、ショート動画見たりとかっていうお子さんが増えているって聞きますけれども、
その中には、豊かな言葉、美しい言葉だけではない、むしろ逆に汚い言葉とか、人の心を害するような言葉の方がむしろもしかしたら多いかもしれない。
刃のような言葉が飛び交っているみたいなのがありますね。
日頃どういう言葉を心に取り入れているかで、やっぱりそういう言葉を潜在意識から取り出して人に伝えていくようになるので、
やっぱり心の中に豊かな言葉、美しい言葉を意識して取り入れていくことがすごく重要だなというふうに思っている中で、
やっぱり父のご登場者の皆様、また父の記事は母にも掲載させていただいていますので、
私どもの出版物にご登場くださる皆さんは、本当に様々な人生体験を経る中で、
いろんな悲しみとか苦しみとか、そういうのを経てきた中で紡ぎ出してくださった美しい言葉とか、豊かな栄養たっぷりの言葉が父の中にはあふれていますので、
そういう言葉をぜひ取り込んでいただきたい。
まず、お母さんたちが母乳をお子さんたちにあげたときと同じように、母乳って血液なので、お母さんたちがいい健康的な食事をとって、
いい血を作って子どもたちに母乳として与えていったのと同じように、お子さんたちのためにも、
まず親御さんたちが豊かな言葉とか美しい言葉とかを父の記事の中からキャッチアップしていただいて、
それをお子さんたちに母乳をあげるように、お母さんお父さんという人を介して伝えてあげてほしいというのを、
皆さんにぜひお願いしたいということでお伝えさせていただいています。
なるほど。子どもたちの心を豊かにするというのは、やっぱり親がやるということが親の責務というのも多いですよね。
そうですね。
今の世の中は本当に部分的だと信じたいんですけど、心が貧しい部分がありますので、
そういうものを心の栄養は言葉ということで、言葉を紡ぎ出す作業、これが父出版、こういうことなのかもしれませんね。
ありがとうございました。今回全4回インタビューをさせていただきましたけれども、
本当に毎回が学びの多い仕事でした。本当にありがとうございました。
どうぞますますのご活躍をお祈りしております。本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
17:10

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