マサイ族の視力
アフリカのサバンナで暮らすマサイ族は、視力がとてつもなく高いことで知られています。
元来、遊牧民のマサイ族ですが、その視力は8.0とも10.0とも言われています。
この視力は、広大な自然の中でヤギや羊を遊牧して生活しているため、遠くを見る力が必要とされてきたからもたらされたものだと言われています。
日々遠くの風景を見るだけで視力は維持されるのだということを思うと、毎日手元ばかりを見ている私の視力が悪くなる一方であることは何だかうなずけるような気もします。
視力とはまた異なるものですが、鋭い目利きで拉腕を振るうスポーツダイレクターがいます。
世界一のスポーツダイレクター、モンチは、この夏からアストン・ヴィラで新たな挑戦をスタートさせます。
彼がセビージャでこれまで培ってきた能力は、経済的・地理的に不利な環境がもたらしたものであるとも言えそうです。
セビージャで延べ21年もの歳月をスポーツダイレクターとして過ごしたモンチ、次は我々サッカーファンにどのようなクラブを見せてくれるのでしょうか。
ザ・リトリートタイム始まりました。今回は世界一のスポーツダイレクター、モンチのキャリアとその新天地、アストン・ヴィラについて掘り下げていきたいと思います。
こんにちは、マドリディスタのヨーシフジです。
サンリー・ユナサポーのヒラキです。
このポッドキャストは、世界のフットボールシーンに関するトピックやニュースについてゆるく語っていく音声サッカー番組です。
よろしくお願いします。
ということで、7月19日の公開なんですが、シーズンの開幕がもう1ヶ月切ってますよ。
そうですね、もうそろそろですね。
もうね、あっという間にオフが短かったですね、結局。
まあ確かにな、結構過ごしてみると、暇な時間結構すぐ過ぎると言いますしね。
1ヶ月ちょいか、6月の頭からだったらすぐ過ぎますし。
あと何と言っても、プレミアリーグは8月12日の週かな。
ラリーグも一緒なんですけど、その前の週にFAコミュニティシールドがありますんで、そこでスタートするっていう感じですけど、もうだから3週間ぐらいしかないんですよ。
そうですね。
この間にプレシーズンマッチがあるんで、ちょっと僕はそれを楽しみにしてますね。
そうですね、ちょっとそれ見ていきましょう。
そんなところで、今日やるのはですね、世界一のSD、モンチ。
モンチですね。モンチ知ってますか?
モンチ知ってますよね?何回か言ったかな?
知ってますね。
何回か出てきたかな?分かんないですけど。
知ってますよ。
セビジャで長いことね、スポーツダイレクターの職に就いてたんですが、
この夏アストンビラのSDに就任したということで、注目を集めております。世界一のSD。
今日はそのモンチの話をちょっと掘り下げていこうじゃないかと思います。
またディープですね。
ディープですね。いいっすね。いい内容。
ジョルジー・メンデスの回も結構面白くて気づきもあったんで、代理人とかにも結構注目してみるような視点みたいなのが生まれたので、
これを機にスポーツダイレクターとかも見ていけるようになるのかなと思うとちょっと楽しみですね。
そうですね。有名なスポーツダイレクター何人かいますけど、やっぱり一番有名なのかな?
僕の中では一番有名なんじゃないかなと思います。モンチさんが。
スポーツダイレクターといえばみたいな感じですよね。僕もそんなイメージですね。
スポーツダイレクターっていう職業って、なんとなく認識してる人って意外と多いのかなと思うんで、
ちょっと軽く説明すると、監督は現場の総責任者っていう位置づけなんで、
トレーニングを指導したりとか、試合の指揮をしたりとかありますよね。
そういう仕事をする人なんですが、スポーツダイレクターはそことは違ってですね、
選手の獲得ですとか放出みたいなね、そういうチームの戦略部分を担っていく強化の総責任者みたいなことですね。
フロントと呼ばれる人かもしれません。
なので監督も含めチームの人事権を掌握している。
あとは予算を勘案してチームの戦略を練っていくという感じのポジションですね。
なるほど。結構予算も、獲得にためにこれくらいあるみたいなのも視野に入れつつやってるんですね。
ということですね。獲得とか放出ね、何ユーロで売却するとか、そういうのも交渉の中に入ってくるんで、
補強予算どれくらい使えるとかいうのを考えながら戦略を練っているわけですね。
本当は会長とか、あとはGMと呼ばれる経営の人たちと懸念していたり、兼任していたりすることもあるみたいなんですけど、
最近はスポーツダイレクターという存在をよく聞きますし、一般的になりつつあるのかなという感じはします。
なるほど。
そんな中、モンチですよ。
ちょっと彼のキャリアを簡単に振り返っていきますか。
はい、お願いします。
SDのキャリア、いいですね。
セビージャでの成功
想像つかないですね、どんな感じなのか。
モンチはもともとサッカー選手です。
あー、そうなんですね。
セビージャで10年プレーしたゴールキーパーですね。
あ、そうだったんだ。
でもね、レギュラーとかではなくて、ベンチを温めることの方が多い選手で、怪我をきっかけに30歳で引退したということなんですよ。
なるほど。
2000年に引退してそのままフロント入りしてSDに就任して、
そこからセビージャを強くしていったというふうなサクセスストーリーが一般的に知られています。
なるほど。
今でこそセビージャって、今年はちょっと震わなかったんですけど、3強に続いて4位みたいなイメージあるじゃないですか。
そこら辺につけているようなイメージありますね。
昨シーズンもそういう位置づけだったし、それでチャンピオンズリーグ出て、敗退してヨーロッパリーグで優勝してましたけど、
オトラリーガの筆頭みたいな位置づけだと思うんですけど、
モンチがSDに就任した頃のセビージャっていうのは、プリメーラでは最下位で、リブに合格しては昇格したエレベータークラブだったんですよ。
あ、そうだったんですね。
あんまり震わなかった。
意外ですね。
意外ですね。
モンチが就任してからセビージャはグググっとライジングしてきて、成績すごいですよ。
モンチ就任後の成績が、8位、10位、6位、6位、5位、3位みたいな感じで。
すごいですよね。右肩上がり。
3位まで上がってますから、最終的に。
確かに綺麗に右肩上がりですね。
5位とか3位とか取っている頃に、当時のUEFA CUP、現ヨーロッパリーグ。これを連覇したりしてるんですよ。
ここが有名ですよね。ヨーロッパリーグをめちゃくちゃ取りまくるといいますか。セビージャといえば。
合計7回取っているんですね。昨シーズン含め7回取っているんですけど。最初の2回になるのかな。
意外と昔からやってるんですね。
取ったのが05、06シーズンと06、07シーズンですね。何年前だろう?18年、17年前くらい。
もうそんなになる。
ポンチも長いってことですよね。
そうですね。結構長くセビージャに携わっているんだな。てかもう選手時代からですもんね。
そうですね。もう喫水のセビジスターっていうことらしいんで。
セビジスター。
ユースからっていう感じだったと思うけどな。ちょっとそこは定かではないけど。もうずっとセビージャ。
でね、先にキャリアの話しとくと、2017年に1回対談してます。
あ、そうなんですね。今回が初めてじゃないんだ。
じゃないんですよ。1回3連覇した直後のシーズンに対談してローマに行ったんですよね。イタリアの。
ローマでSDやって。ちょっとね、ローマではあんまりうまくいかなくて。後で話しますけど、あんまりうまくいかなくて。
2年経たないうちに帰ってきて、またセビジャでやって。それで今4年目なのかな。
あ、そうだったんですね。意外とローマに行ってた時代があったのか。
そうなんですよ。
ちょっとその時期ローマ何やってたか覚えてないですけど、これは後から。
ちょっと後で出てきます。
ELの3連覇含め、モンチのセビジャの特徴的な、2010年代の中盤ですね。安定的にセビジャが強くなってきた時期。
その土台を作ったのが、やっぱりモンチの手腕の一番核となる目利きの能力なんじゃないかというふうによく言われてて。
安く買って高く売るっていうのは当たり前じゃないですか、今中小クラブだと。
そうですね。よく選手を売る側のチームはそれが上手いイメージがありますよね。
そうですよね。まさにモンチはそれを徹底的に研ぎ澄ましたSDなんですよね。
なるほど。
ちょっとね、事前に我々モンチの時期にセビジャがどういう移籍金収入を得ているかというリストをね、共有して見てるんですけど。
はい。
これご覧いただくと分かるように、概要欄に貼ってますんで皆さん見てください。
早々たるメンバーが安い移籍金でやってきては高額な移籍金で出ていってますよね。
そうですね。この放出先のクラブも豪華ですね。
これ一番儲けた選手だと誰だろう?
一番は多分金額的にはダニエル・アーベスじゃないですか。
これ得得すごいですね。
得得した金額が55万ユーロですか?
これね、トランスファーマーケットの情報なんで多分そうなんじゃないかって思うんですけど、そう書いてましたわ。
55万ユーロでブラジルから来て、3550万ユーロでバルセロナに売却。
ほぼ利益ですね。
フリーみたいなもんですよ。
これはすごいですね。
これが2008年で、当時バルセロナ移籍したのは2008年。
ディフェンダーでこの金額っていうのがもう異常じゃないですか。
確かにディフェンダーですからね。
あとまあざっと見た感じ、どうやらお得意先バルセロナなんじゃないかなっていう感じはしますけどね。
確かにバルサ多いですね。
セイドケイタとかアドリアーノとか、あとラキティッチ有名ですね。
アレイクスビダル、ラングレーと最近のクンデね。
確かに。
ラングレーも高いね。
やっぱりこれ獲得金額がね、異常に低いんですよね。
ラングレーなんかも540万ユーロ。
で、売却3590万ユーロ。
3000万も受けてるのか。
モンチの大胆な売却
いやー払わされてるな、バルサ。だいぶ。
まあこの2018年か、まあ羽振り良い時なんですかね。
あの時のバルサだね。
あの時のバルサですね。
最近結構金使うようになってるなっていうのは、やっぱクンデは獲得の時点で3500万ユーロなんですよ。
はいはいはい。
結構ね、最近のモンチはまあまあ金使うなっていう感じはしますね。
確かにジエゴカルロスも高いですよね。他と比べると。
1500万ユーロ。
1000万超えた獲得資金はもう少ないんじゃないですか。
ネグレドが1500万。これレアルマドリーからの移籍ですからね。
はいはいはい。
この後はバッカ。バッカが1000万。
とジエゴカルロスとクンデだけなんで。
もう格安ですよ後は。
そうですね。まあでも高いとはいえ、ちゃんと利益を上げてるのは素晴らしいですね。
素晴らしいですね。
見習ってほしいな。
すごいですねこれ。まあとにかくね、こうやって結構大物選手も数多くいますし、
その移籍してから活躍した選手も多いってことで、こういう目利きの能力があるんじゃないかと。
これは証明されてますね。この獲得を見てみると本当に。
誰もが認める力ですよね。
あとですね、単に安く買って高く売るだけじゃなくて、もうその大胆さにも注目されてるんですよ。
もうね、チームの中心選手とか関係なく調子良かったシーズンの次の年、一番高い時にポンと売っちゃうんですよね。
ああそういうことですか。なるほど。
これはね結構賛否あるよねやっぱりファンの間ではどうしても。
まあ何か来季も活躍してほしいなって思っちゃいますよね。
直近だとやっぱりジェイゴカルロスとクンデを同時に放出した去年の夏とかね。
それはデカいですね。豪快ですよ。
センターバック2人、スタメン級を2人ってすごいですね。勇気いりますよね。
一応ね、これ参考までにそのヨーロッパリーグ3連覇した2013年から2014、15、16までのELの決勝のスタメンをね、ちょっと見ていただくと分かるんですけど。
3年間残っているのが2人しかいないんですよね。スタメンだけに限った話なんですけど。
ほうほう。はいはいはい。なるほど。
調子良い3年間でこんな選手入れ替わっているってちょっと信じられないんですよね。
しかもこれで優勝してるんですよね。
3回優勝して、しかも最後リバプル倒してますから3連覇の時。
それはすごいな。
まあ当然ね、売却益からさらに良い選手、ガメイロとかバーネガとかを補強していって、強いチームにどんどんしていったっていう面もあると思うんですけど。
それでもね、やっぱり選手の入れ替えとその適応にやっぱり強みがあるから。
ここがやっぱりモンチの大胆さというか、その諸刃の剣なんですけどね。
それが成功する時ばかりではないんですけど。
それでもEL3連覇はしてるよという実績がある。
代わりを取ってこれるなら高い内に売ればいいのかなって思っちゃいますけど、それも難しいですもんね。
こういう面でも本当に目利きがいいと言いますか。
ここは証明されてますよね。
そうですね。
一応ね、参考までにもう1個、レアルマドリーのCL3連覇の時のスタメンをちょっと並べてみたんですけど。
これ見ていただくと分かるように、2人しか変わってないですね。
これが普通だと思いますけど、黄金期といえば。
まあ、そうですよね。
よく言うクロース・カゼミロ・モドリッチが全盛期3人迎えて、ちゃんと3シーズン出てるっていうのが強かった理由みたいな感じで語られますけど。
こんなイメージですね。
ですよね。クリスティアノとベンゼマがいて、セルフィオラムスがいてっていうのが中心選手は変わらず残ってますが。
セビンジャー見ると、もう中盤速攻で2人いなくなりますしね。
全然違いますからね。全く別のチーム。
3連覇喜べるのかな、これでって思いますけどね。
いろんな選手が、3連覇おめでとうとか言われても、僕は2連覇なんですけどね、みたいな。
僕は初めてなんですけど、みたいな。
そういうのあったんじゃないかな。
確かにそうですね。選手としてやった人がいなくなっちゃいますね、こうなると。
そうですね。ビトロとかコケとかだけなんですかね。
あとウナイエメリさん自身が、監督はそうですけど。
ああ、そっか。なるほど。すごいですね、これは。
豪快に主力選手をバンバン打っていくというところも特徴ですね、モンチの。
なるほど。
あとね、多くはないんですが、やっぱりカンテラーノ。
セビジャのカンテラーノって、めちゃくちゃトップチームで選手を排出しているっていう感じではないんですけど、
やっぱり数年に1回インパクトのある選手がポンと出てくるんですよね。
代表的なのは、やっぱりセルフィオ・ラマスですね。
ああ、そっか。
いかにもアンダルシアの男って感じですけど。
最初サイドバックでしたもんね、セルフィオ・ラマスも確か。
そうですね。スペイン代表でもマドリードでもサイドバックやってたことはありますしね。
リアルマドリードに移籍、2005年のことですね。
この当時からすると高いですね。
そうですよね、ディフェンダーで。
ディフェンダーです。
めちゃくちゃ高い。
カンテラーノがそこまでめちゃくちゃ優秀な育成っていう感じではないんですよね。
どっちかというとカンテラーよりもスカウティングで安く若い選手を取ってくるっていう方を重視しているっぽいので、
めっちゃ出てくるってわけじゃないんですけど、
例えばヘススナバスとかまだ活躍してますし、
それから、ちょっと移籍先であんまり震ってるかどうかわかんないですけど、
アルベルト・モレーノとか、ブライアン・ヒルとか、
そういった選手は一応多額の移籍金を残してセビジャンを去ってますね。
確かに数としてはまだ多いクラブもあると思うんですけど、
でも有名選手は結構排出してますね。
そうですね。セルフィオ・ラムス出しゃ万々歳ですよね。
確かにな。
ヘススナバスなんて帰ってきて活躍もしてますしね。
そうですね。
そう考えると元トレータル感がすごい2倍に感じますね。
そういう意味だと、
カムバック活躍みたいなのは結構多いと思いますね。
バネガもそうだし、
ラキテッチもそうだし、
あ、そっか。
あとね、レジェス。
レジェス。
このアカデミー出身でアーセナルに最初にアカデミーの選手を売った、
最初のレールだったんですけど、そのモンチがね。
その時にアカデミーの選手を売るなんて考えられないよって言われたんですけど、
多分移籍先でそんなに活躍してないのかな。
アーセナルはちょっと知らないですけど。
戻ってきてからのイメージの方が僕は強いんで。
レジェスはね。
そうなんですね。
3連覇メンバーなんでね。
ああ、そっか。なるほど。
交通事故で4年前くらいに亡くなっちゃったんですけど、
ローマでの成功
そういう意味でも記憶に残っている選手ですね。
いい選手です。
そういう風にカンテラーノもちょいちょい出てくるというところです。
これはね、やっぱり今言った目利きとか、
あと売り時を逃さない大胆なやり方とか、
あとカンテラーノ。
これ全部ね、やっぱり長い間セビージャーやってるからできることだと僕は思うんですよ。
ああ、なるほど。
クラブ事情にも詳しいでしょうしね。
ちゃんと綿密にスカウティング組織作ってアカデミー整備してっていうのはそもそも時間かかるし、
プラスやっぱり大胆な選手放出とかって、
だいぶ信頼関係がないとできないことだと思うんですね。
ああ、まあそうですよね。
カンテラーノの存在
結果が出ない時ももちろんあるから、
それを1年2年結果出なくても怒らないで見守ってくれるっていうのがやっぱり大事で。
そこでつまづいたのがローマ時代なんですよ。
おお、そういうことか。
そうなんですね。2017年の3月にローマのSDに就任するんですけど、
この年のローマにいたのがモハメド・サラーとかね、リューディガーとか、
もう今は世界最高峰のクラブでやってますけど彼ら。
当時ローマにいました。
フィナンシャルフェアプレイの規制の影響があったのか知らないですけど、
就任してすぐ夏に放出するんですよ。
サラーとかリューディガーを。
はいはいはい。
セビジャンでの勇気ある放出みたいな感じでってことですよね。
そうですね。
それもね結構だいぶ言われてたみたいなんですけど、
その17、18シーズンのローマって過去10年で最高の成績を上げるんですね。
そうなんですね。
リーグ戦は3位でCL出場権獲得して、
チャンピオンズリーグ準決勝まで行ってるんですよ。
これよく覚えてますよ、僕。
ローマが勝ち上がってたなって記憶がありますわ。
で、モンチの方針っていうのはそのまま継続して、
18年の夏望、今度はアリソンね。
アリソン・ベッカー。
ゴールキーパー。
当時史上ゴールキーパーです。
最高額6250万ユーロでリバプールへ売却。
あとナインゴランとかストロートマンとかね、
もうビッグネームたくさんいたんですけど、
どんどん売却しちゃうんですよ。
すごいですね。
これを2年連続やっちゃったんですね。
これっていうのも要は前のシーズンに
CLベスト4行ったり、リーグ3位になったり、
ローマが注目されたシーズンだから、
売るなら今でしょってことで売り時を逃さない
モンチらしいやり方ではあるんですけど、
やっぱりまだイタリアのクラブ、
よそ者だし、モンチ。
信頼関係とかなくて、
よそから来たやつが勝手なことやってるみたいな
風にもちょっと思われるじゃないですか、どうしても。
そう思っちゃいますよね。
だし、やっぱね、
サラーとかもそうだったんだろうと思うんですけど、
中心選手どんどん売っていって、
獲得した選手がこの時やっぱり
結果残せなかったんですね。
当然残せないシーズンっていうのもあるんですけど、
短期的な結果が出ない場合、
信頼関係がないとすぐに破綻するんですよ。
それでかなり批判は殺到して、
有名なローマニスタの実況の北川さんが、
実況の立場で結構ボロかす言ってましたけど、
あの時。
もう2年を待たずして、
退任というか、
クビになったのかな、ちょっと分からないですけど、
退団することになりました。
なるほど。
ちょっとセビジャほどうまくはいかなかったですね。
うまくいかなかったですね、どうしてもね。
まあまあローマでは、
どっちかというと失敗みたいなことがあって、
セビジャに復帰したんですけど、
その復帰したシーズンで、
ヨーロッパリーグに優勝します。
すごいですね。
これが6回目の優勝なんで、
モンチがいない間、
セビジャってちょっと沈んでたみたいなんですよ。
いや、そうなんですか。
どうしてもね。
2019年の3月に帰ってきて、
19の夏、早速遺跡市場で活発に動いて、
すごいね、やっぱり最近のセビジャを
代表するような選手たちをいっぱい獲得してるんですよ。
ボノとかね。
分かります?ボノ、キーパーの。
分かります、キーパーで。
モロッコ代表のね、ボノ。
あとジエゴカルロス、組んで同時に獲得。
あとレギロン、あとフェルナンド。
フェルナンドを復活させました。
たくさんね、獲得して、
1年目でEL優勝ということでね。
すごいっすね。
昨シーズンもEL優勝して7冠ということになりましたけど、
やっぱりモンチとセビジャとELっていうのの相性がここで、
相性というか、神話ですよね。神話に近いもの。
確かにほとんど、
モンチが7個全部なんですかね、獲得したの。
そうですね。
そういうことか。
そう考えるとセビジャが強かった時に絶対にモンチがいるっていうような、
本当神話ですね。
うん、間違いなく神話だと思いますね。
モンチが王様みたいな存在らしいんですよ、セビジャの中では。
そうですね。
セビジャっていうのが最近では想像できないぐらい、
モンチの存在がでかいらしいんですよ。
だからその2年間もよく働けなかったんじゃないかなって思いますよ。
なるほど。
いやーすごいな。
こんなEL7個ですもんね。
しかも戻ってきてすぐ結果出すところがかっこいいですね、やっぱり。
すごいっすね。
そんなモンチがまた離れちゃうわけですよね。
そうですね、今シーズンまた2度目の海外挑戦をするわけです。
ちょっとね、22、23シーズンのセビジャって最初ちょっと言ったんですけど、
あんまり震わなくて。
うん、なんかそんなイメージありますね。
そう、開幕3試合でね、勝ち点1ポイントしか取れなくて。
あら、はい。
しかも昇格組にやられてるんですよ、バジャドリードとかアルメリアとかね。
結構そこでかなり言われててね。
で、しかも最初言ったようにジエゴカルロスと組んで同時に出したシーズンなんで。
あー。
それもでかいっすよね、そこは。
やっぱり全く言われないというわけにはいかないんですよ、その辺は。
で、10月にロペテギを解任しましたけど、
その後ね、監督人事でちょっとボメたらしくて、内部でクラブのね。
その後サンパオリが来てますけど、あれはなんか僕が求めた監督じゃないんだよなとか、
最近言ってましたけど。
あー、マンチカですか?
そうそうそう。
サンパオリも3月ぐらいにまた解任されて、デメンディリバル招聘されて、
それでEL優勝しちゃうのがセビージャの意味分かんないとこっすけど。
結局最終順位も10位ぐらいまで上がってましたよね?
そうっすね。もう広角圏14位ぐらいまで行ったんですけど、
結果的に真ん中ぐらいに落ち着いて、
最近のセビージャにしては悪い順位ではあるんですけど、
EL優勝であんまり悪い感じしないですよね。
前半戦そんなに負けてたのにっていうのもあるのかもしれないですよね。
それなのによく立て直して半分以上と言いますか、半分ぐらいの順位で追い入れたっていうのがすごいなっていうのが注目されてるのかもしれないですよね。
そうですね。
やっぱりメンデリバルが結構すごいんでしょうね。
この監督はモンチが連れてきたんですかね?
そうっすね。この監督はモンチのプランニングだったみたいですよ。
サンパオリは違うけどみたいな?
サンパオリは違う。
じゃあ結局やっぱりモンチの成果なのかもしれないっていう風になるかもしれないですね。
そうっすね。
モンチが1回目に対談した時も3連覇した直後のウナエメリがパリサンジェルマンに引き抜かれて、呼んできたのはサンパオリだったんですよ。
その時はモンチが呼んできたんですけど、サンパオリ呼ぶと対談するみたいなジンクスになっちゃいますね。
あーそうか。
3連覇した後にローマに行ったんでしたっけ?
その次のシーズン。
そうですね。3連覇して、確かウナエメリが引き抜かれてサンパオリに来てしばらく一緒にやってたのかな。
メンディリバルさんとかはサンパオリとは違って、サンパオリってかなり複雑な可変システムとか、たくさんシステム用意するタイプの人らしくて、その複雑さもあいまって沈んじゃったみたいな。
途中収入にしては複雑すぎるみたいな沈み方をした感じらしいですけど。
ちょっと不安もあって、モンチってかなりのセビジスターなんで、なかなかプレッシャーとかもあるらしいんですよね。
アイスルークラブで、マインドシェアが24時間セビジャのこと考えてるわけじゃないですか。
SDとしてファンとして。そこもなかなか苦労する面もあったらしく、ちょっと対談することになったと。
まあ、趣味は仕事にするなみたいなことですよね。
そうですね。かなり大変な仕事だと思います。
そして、ようやくこれからの話。
セビージャ退団とアストンビラ就任
先月発表ありましたが、そんなモンチが新展示に選んだのが、アストンビラ。
まあ選んだというか、アストンビラが声をかけたっていう感じでしょうけど。
アストンビラですね。ウランエメリ監督います。
いやー、これ最タッグですね。
最タッグですね、これ。EL3連覇のウランエメリと再会。
いやー、暑いですね。
いやー、でもこれがビラで行われるのかと思うと意外でしたね、ここは。
そうですね。
アストンビラは、最近の大型補強で言うとパウトーレスですね。
ビジュアリアルから3300万ユーロで獲得したり、
あとは今シーズンはレスターからティレマス、フリー遺跡で獲得してますが、
それ以外にも毎年毎年3000万ユーロ級の、ポンドかな。
級の選手獲得を重ねてますよね。
そうですよね。
めちゃめちゃ金ある。
ジエゴカルロスもそうですしね。
昨シーズンのね。
あとは国内のタレントも集まってますから、結構いいんですよね。流れが来てる。
本気でビッグシックスに食い込もうとしてるみたいなんで。
そうなんですね。
2018年にNIVにいた頃に新しいオーナーが調べたところによると、
共同オーナーらしいんですけど、エジプトの人とアメリカの実業家。
資金力がプレミアの中でもニューカスするマンチェスター市に次ぐ資金力って言われてるんで。
パウトーレスとかを引っ張ってこれるなんて、エメリさんの知り合いというか教え子なんで。
そういう顔が聞いたっていうのもあるでしょうけど、
そんな人気名柄をひょいと引っ張ってこれるようなクラブになっちゃったというわけですよ。
でも確かに最近結構有名な選手を取っていきますもんね。
資金力もあるんでしょうけど、なかなかこれは有識自体だなと思ってますね。
同じリーグのチームを応援する者としては。
モンチもびっくりしましたけど、パウトーレスがアストンビラーは結構びっくりしましたね。
そうですね。
なんならビッグシックス狙ってたとこあるんじゃないかなとか、シティとか狙ってそうですけどね。
本当にあると思いますよ。パウトーレスそれこそバルセロナとかも狙ってそうだし、普通に。
メガクラブが絶対目をつけてたはずなんで。
パウトーレスってビジュアリアル一筋みたいな感じでしたけど、やっぱりエメリーさんから声かけられたっていうのがデカいんでしょうね。
それはありますよね。
それだから国外を選んだっていうのもあるかもしれないですよね。
ビジュアリアル一筋だから。
そうかもしれない。
アストンビラーになんか光るものがあるのかもしれないですけどね。
何かあるのかもっていうのは思っちゃいますね。
ちょっとモンチの話で言うと、僕としてはアストンビラーで今までと同じような強悪を振ることはちょっと難しいんじゃないかなということは思っていて。
はいはい。
というのもやっぱり今までのセビージャーと違ってアストンビラーはさっき言ったように資金力が随一なわけですよ。
交渉方法の変化
ってなると別に安く買って高く売るみたいなのは必要なくて、ただただ交渉してビッグネーム引っ張ってこれる方が強いんですよね。
逆に出さなくていいですね。
もう取るだけでいいのか。
そうなんですよ。高く買ってもいいからとりあえず引き抜かせないみたいな。
戦略まるっきり違う。
めっちゃいい選手を少し安く持ってくれればいいみたいな感じになりそうですね。
そうですね。だから交渉のやり方が結構変わってくると思うんですよ。
今までのメキキ力とかは別に誰が見ても分かる選手を取ってこれるような資金力がある以上、そんな気合い入れてスカウティングしなくてもいいんじゃないっていう。
確かにそうですね。
だからどちらかというと、これからはモンチの今までの安く買って高く売るみたいなスカウティング能力よりも、
交渉の方の能力、それも今までは売却の方で光ってた交渉力を今度は引き抜く側のクラブとしていかに発揮できるかっていうところですね。
なるほど。これまたちょっとモンチ、どうなんですかね。未知数なところありそうですね。
初めてでしょうからね。全然もう違う仕事と言ってもいいんじゃないですか。ほぼ。
確かに2種類ある。スポーツダイレクターとしてもそこら辺得意領域ありそうですよね。
同じ職種でも安く買ってきて高く売るのが得意な人もいるでしょうし、ビッグネームを粘り強く獲得するみたいなのが得意な人もいるでしょうしね。
なんかちょっと違う能力な気がしますね。
結構違うと思うんですよね。だから売らなくていいから今度は。ローマの時は言うでも売らなきゃいけないクラブだったんですね。ちょっと経済的に。
今度は放出っていうのはあんまり考えなくていいので、その悪い意味での大胆さが出てこなければ交渉力をいかんなく発揮していただいて、放出の面はちょっと控えるっていう風になればアストンビラがどんどん強くなっていく助けにはなるんかなという風に思いつつも、
ただなんか別にメンチじゃなくていいんじゃないかなっていう気もちょっとするんですよね。ちょっと難しいと。
そうですね。確かにちょっとモンチの持ち腐れじゃないですけど、そんなことを思っちゃいましたね。聞いてて。
そうですね。なので、この新しいステージでどういう姿を見せてくれるのかっていうのはね、これからも注目していきたいところですが。
まあでもあれじゃないですか。さっきも言いましたけど、ちょっと違う能力な気がするんで、そこでまた交渉力を身につけたら、スポーツダイレクターとして無敵の存在になれるかもしれないですよね。
そうですね。
そういうところを狙ってるんですかね。ちょっとそこまで狙ってるのかわからないですけど。
自分のキャリアといいますか、能力を広める。
スポーツダイレクターのキャリアプランというか、その次って何なんだろうね。全然わかんない。
クラブ経営とかになるんじゃないですか。
モンチの能力とキャリアプラン
確かにね。GMとかそういうのはやるかもね。
そこでクラブの規模といいますか、ちょっとでかいクラブも扱ってみたいみたいな欲はあるのかもしれないですよね。
確かにね。成功しても失敗しても注目されるモンチなんで、今後も同行を追って。
アストンビラは注目に値するクラブなんで、モンチがいる以来に関わらず、来シーズン追っていきたいと思います。
そうですね。僕もこのニュースは不可解だったんですけど、見方が変わりましたね。
このモンチがアストンビラに行ったっていうのも。
え、どう見てた?ちなみに。
特にそもそもモンチに有名なダイレクターだっていうのは知ってたんですけど、
目利きといいますか、選手獲得にはちょっと期待はしてたんですよ。
ディッグネームとか取ってきそうだなみたいな見方をしてたんですけど、
まあでも確かに説明されたらディッグネームを獲得してくるみたいなところに本当に長けてるのかなっていうのはちょっと疑問になったんですよ。
自分の中で。
なので、そこが本当にできるのかっていうところをまずちょっと見ていきたいなと思っちゃいましたね。
そうですね。ちょっとお手並み拝見ですね。プレミア勢からしたら。
そうですね。これでどうします?グリーリッシュ買い戻したとか。
それは面白い。カムバック活躍が有名なセビジャだったんで。
いけるやろうみたいな感じで。
みたいなことが起きるかもしれないなみたいな。ちょっと楽しみが増えましたね。
ちょっとSDを主人公に今日はやってきましたけど、珍しい回ですよね。そう考えると。
そうですね。なかなか確かにちょっとこうやって獲得した選手とかを見ながらスポーツダイレクターに注目することもなかなかなかったので、ちょっと面白かったですね。新しい視点になりました。
ちょっとね、またアストンビラの話、試合とかもたびたび見ていけたらと思いますので。
そうですね。
よろしくお願いします。
お願いします。
じゃあ今日はこんな感じですかね。
はい。
じゃあまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。