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Paypalによるペイディ3000億円買収から考える、日本のスタートアップの買収事情
2021-09-15 36:24

Paypalによるペイディ3000億円買収から考える、日本のスタートアップの買収事情

「2021年上半期 Japan Startup Finance 〜 国内スタートアップ資金調達動向 〜」レポートは、以下のURLからダウンロードできます。


https://initial.inc/enterprise/resources/japanstartupfinance2021h1


森 敦子 株式会社ユーザベース 執行役員 SPEEDA/INITIAL シニアアナリスト

青山学院大学出身。メガバンクで法人RMを経験後、青山ビジネススクールにてMBAを取得。2016年にユーザベースへ参画。SPEEDAコンサルティングサービス、アナリストチームを経て、2018年1月にINITIAL(旧ジャパンベンチャーリサーチ)へ。主に情報発信を担い、2018年7月に執行役員に就任。国内のスタートアップ資金調達動向を網羅的にまとめた「Japan Startup Finance」の執筆を担当。現在はSPEEDA/INITIAL執行役員シニアナリスト。


朝倉 祐介 氏 シニフィアン株式会社 共同代表

兵庫県西宮市出身。競馬騎手養成学校、競走馬の調教育成業務を経て東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、大学在学中に設立したネイキッドテクノロジー代表に就任。ミクシィ社への売却に伴い同社に入社後、代表取締役社長兼CEOに就任。スタンフォード大学客員研究員等を経て、シニフィアンを創業。同社では、Post-IPO/Pre-IPO双方のスタートアップに対するリスクマネー・経営洞察の提供に従事。

主な著書に『論語と算盤と私』『ファイナンス思考』。

感想

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00:04
はい、こんにちは、シニフィアンの朝倉です。前回に引き続きですね、イニシャルの森さんをお招きしてですね、スタートアップのニュースについてお話をしました。
今回のテーマは、Paypalによるペイディ3000億円買収から考える、日本のスタートアップの買収事情、です。どうぞ。
はい、こんにちは、シニフィアンの朝倉です。
こんにちは、スタートアップ情報プラットフォームイニシャルの森です。
すごいよね、その長いのをちゃんと言えて覚えるんですね。
テイク2ですから。
うん、タイムラグも素晴らしい。
今日は、前回森さんと、前回何話したんでしたっけ?
前回は、弊社から出した2021年上半期のスタートアップ資金調達の全体感と、それに関するトピックという形でお話をしました。
そうでした。今回は個別のテーマがあるという話でしたけど。
そうです。朝倉さん、先週ビッグニュースがありましたね。
ありましたね、はい。
何でしょうか?
ありがとうございます。
ペイディの買収というのが非常に大きな買収でしたね。
いやー、大変なビッグニュースだったと思っています。
たぶん2点でビッグニュースだったんじゃないかなと思っているんですけれども、
ニュースをご覧になっていない方もいらっしゃるかもしれないので、
簡単に概要をご説明すると、
アメリカの大手決済企業であるPayPalが、
日本の後払いサービスのスタートアップPayDを3000億円で買収するという発表がありました。
これは、PayPalが買収するということが1つポイントだということと、
もう1個が3000億円という金額の大きさがポイントになるんじゃないかと思いました。
この観点からこのニュース、朝倉さん、まず第一歩を聞いてどう思いました?
バイナウ・ペイレイターでBNPLと言いますけれども、
この市場が本当に注目されているんだなと。
確かオーストラリアでもこういうディールがありましたよね。
もう1つそれくらい大きいディールが今年だったかな、去年だったかな、
あったと思うんですけれども、
そうした中、流れの一環としてこの市場というのが非常に注目を集めているんだなというのは感じました。
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僕たちの感覚でいうと、例えば海外の方だとよくアンバンクドって言うじゃないですか、
銀行で口座を開けない方だとか、あるいはアンバンクドの範疇なのかどうかわからないですけど、
クレジットカードを作れないような方、そういった方を対象にしてこのBNPLというのが使われる。
生活の、何かしらそのECでお買い物をする時に、
決済手段がないからこういったソリューションを活用すると。
普通に考えたらこれきっと手数料は高いはずなんですよね、通常のクレジットカードだと。
だけど他に手段がないからこういうのを使わざるを得ないというのはよく理解できるんですけれども、
一方で日本国内でも、このペイリー以外にもネットプロテクションさんとかそういった会社ありますが、
こういった後払いサービスというのが注目されているというのは面白いポイントだなというのは、
日本の国民の人でね、銀行口座ないことってなかなかないと思うし、
銀行多いですからね。
だしね、クレジットカードなんかも比較的、特にECとか使うようなユーザーの人であれば、
作れる人多いんじゃないかなと思うんですけれども、そんな中でもこういったソリューションが活用されているというのは面白いですよね。
あと個人的には、今回の買収の担当していたそのペイパルの日本の担当の方というのがピーターケネバンさんという方で、
これマキゼの上司だと思いました。
すごい面白いつながり。
思いましたね。
あとはこういうビッグディールって何でしょう、やっぱりなかなか日本企業ではなくて、
海外の会社で出てくるものなんだなぁ、といったものは感じた部分です。
確かに。
今、桜さんがお話ししてくださったように、今、世界的に金融法説っていうキーワードで、
多分一つの国によらずに、先進国では先進国での金融法説の問題があって、
そこを対応するスタートアップっていうのが各国で急成長を遂げているっていうのが、
結構今ユニコーン、世界のユニコーンを見てもフィンテックがめちゃくちゃ多いのは、
そういった背景にあるのかなと思っていて、ユニコーンが増えているから、
どんどんそこのフィンテック市場が、今競争が激しくて、
その中の流れで、今回日本の市場に対して、ペーパルがやってきたという流れなのかなというふうに思っています。
3000億円って、多分スタートアップの買収っていう観点からだけじゃなくても、
06:04
普通に大きいですよね。企業買収として大きいんじゃないかなと思うんですけど。
そうですね。3000億円単位で買収っていうと、非常に大きい買収だなというふうには感じますよね。
そうですよね。だからスタートアップ、日本のスタートアップの非買収っていう観点から見ても、
多分この10年で最高額だったのって、いろいろな変数はあるんですけれども、
多分純粋に買収っていうところで見ると、ソラコムさん、KDDIさんがソラコムさんを買収してるんですけれども、
それが推測200億円という形で言われていたので、それも10倍の規模になる。
3000億円っていうと、そもそもIPOエグジットって考えたときでも、それを上回るような、
ちょっと公募価格にするのか発値にするのかっていう議論もあるけれども、
例えば発値自家総額で見たときに、3000億円を超えるIPOってどれだけあったんだっけって考えると、
そこもすごい限られる。メルカリぐらいですかね、近年だと。
100%買収、コントロールできることによるプレミアムっていうのは乗っているんだろうなというふうには思うんですけれども、
依然性は非常に大きいディールであることは間違いないですよね。
これはやっぱりなかなかダイナミクスとして、日本の会社だとなかなか出てこないところなのかなという気がします。
それってどういう理由が多いんですかね。
何でしょうね。例えばの話、グローバルでバリアアップの知見を持って、
同じようなビジネスを既に展開しているところっていうのが、より値段をつけやすいっていうことはあるんでしょうね。
最近だと、僕は東京ファウンダーズファンドっていう、自分たちのお金を出し合って、
主に海外のスタートアップに投資するようなことをずっと6年ぐらい前からやってますけど、
その中で一社、アフリカのナイジェリアの決済会社に出資をしていたんですね。
フェイスタックって会社なんですが、その会社がストライクに買収されたんですよ。
去年の年末ぐらい。これも結構長くなったんですけれども、おそらくナイジェリア発のスタートアップとしてはこんなに大きな買収額って、
それこそさっきのソラコムさんとかと変わらないというか、もうちょっとサイズが大きいぐらいだと思うんですけどね。
なかなか、それはそういう会計がいないと起きなかったことなんだろうなというふうに。
あとなんか1点ね、気になったというか気づいたところで言うと、ペイディーさん、確か伊藤中さんが入ってたんですよね。
09:09
伊藤中さん入っていらして、当然彼らとしても、総合商社さんの趣旨ですから、
事業シナジーといったことを見越した上でのご趣旨だったと思うんですけれども、そこをなんかね、別にマイノリティー趣旨と言わず100%っていう線はなかったのかなとか。
とはいえね、やっぱり1事業部というふうな機械でやっていて、この規模の額をこのフェーズの会社に出すというと、なかなか難しかったんだろうなというふうには想像しますね。
今回このMAエグジットっていう形になると思うんですけれども、随分前からこの日本のスタートアップのエグジットはIPO、
米国のエグジット状況と比較するとIPOに変調していますっていう話はよく出ていましたと。
今回のこのペイジーさん、もちろんペイジーさんとは条件が違うみたいなのもあるかもしれないんですけれども、
日本のMAエグジットがこれで変わっていくかっていう観点だとどういうふうにお考えですか。
ペイジー会社はですね、創業者が海外の方なんですよね、ラステルカマーさんの方だそうですけれども。
結構入っている投資家も初期から海外のプレイヤーが入っていたような記憶があるんですが、
そういったことを考えると、その方はご自身のある種のネットワークを通じてリーチアウトしたような方を引き継いできているんだろうなと。
これはあくまで憶測ですけれども、またそういった創業者であるからこそ海外プレイヤーというのも投資買収がしやすかったんだろうなという点はあります。
なのでこの規模の買収というものを仮に目指したとして、
どうしても海外のプレイヤーになるよねと考えると、そもそもそういったところに対してコミュニケーションをしやすい人が経営の中核にいることが結構大事なんだろうなと。
必須条件ではないでしょうけれども、非常にプラスになるところはあるんだろうなという気がします。
というのが海外文脈の話で、森さんとのイニシャルのウェビナーでもよく、買収が本来増えるべきだよねという話をしているんですけれども、
12:00
この点に関しては僕も中村とはいえ言いつつ、ちょっと楽観的に考えているところもあるんですね。
それこそどうしても参照するのがアメリカの市場になってしまいますけど、アメリカのマーケットを見てても結局のところどういったプレイヤーがスタートアップの買収に対して精力的に動いているかというと、
やっぱり上場企業じゃない、大企業じゃないんですよね。エスタブリッシュメントではないスタートアップ出自の会社。
それこそガーバなんかもちょっと手垢がつきすぎてもうだいぶエスタブリッシュメント感ありますけれども、とはいえ、世の中一般から見たらスタートアップ出自の
IT系ですよね。
会社なわけじゃないですか。確かにウォルマートみたいな会社とか、そういったところが買収したりとかってのもあるんですけれども、スタートアップ。
だけどあくまでスタートアップの買収の中核になっているのは、それこそ今回の定義にしちゃって、ペーパルですけれども、ペーパルマフィアのペーパルですよね。
こういうスタートアップ出自の会社が多いわけで、今になって日本でもこういったスタートアップ出自の会社って増えてきているわけじゃないですか。
スタートアップに対する投資率って高まってるよね、上場する会社って増えてるよねって話をずっとしてますけれども、
そういった会社が先輩の企業たちが成長していくことで、そういった買収っていうのが増えてくるんじゃないかなと。
スタートアップ出自の会社が増えてくることによってですね、こういった役割って一昔前だと、例えば楽天さんとかが担ってらっしゃって、
それこそたまたま僕昨日、YouTubeで元ライブドアの方のYouTubeを見てたんですけれども、
当時のM&Aとかって笑かったよ、M&Aって要は営業だからさ、テレワークをしてくださいって返してもらってたっていう話をしてて、
いやウケるなーと思いながら見てたんですけれども、そういったプレイヤーがいたわけですよね、一昔、二昔前であれば。
そういった役割っていうのを、今なんとなく僕らが想像するようなスタートアップ、出自のスタートアップ会社、上場企業っていうものがこれからになっていく機会って増えてくるんじゃないかなと。
例えばマネーフォードなんか、この間の資金調達で明確にスタートアップへの投資にお金を充てるっていうような、そういった面として、
増えるんじゃないですか。この規模感がどうかと言われると、なかなかスタートアップ出自の会社でそもそも3000億円以上の自画総額の会社ってないわけですから、それは厳しいでしょうねって話だと思うんです
けど。
なんかあれですよね、そうすると買い手がまず大きくなって、MAエジットが選択肢になるにはどうすればいいかって考えたときに、そもそもIPを返帳してるのって、MAで価格がそんなにつかないからっていう要因も
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あると思うんですよ。
なんでそんなことを言ってるのかっていうと、今までMAのデータって難しくて、何を言ってるかっていうと、買収価格が開示されることって極めて稀なので、公開されている範囲の中での金額の話になってしまうんです
けれども、
過去10年でのスタートアップに対する買収、子会社化みたいなところの価格を見ると、だいたい中央値が5億円なんですよね。
5億円って考えると、シリーズAのバリエーションの中央値がだいたい13億円ぐらいなので、それよりも小さい。
考えると、スタートアップ、投資家から特にしたら、エグジット都市は小さくなるわけで、考えるとやっぱIPをしてくれよっていう話になってしまいますよね。
すごくいいポイントで、先々週、ちょうど象徴的な僕の中での出来事が2件あってですね。
結構会社で経験を積まれて、ポジションも終わりだったんですけれども、起業したいんですという話をなさっていたんですね。
話をしていると、エグジットはM&Aがいいなと、あまり上場を取りたくないですという話をしていて、
この辺りが学生起業家とかだとちょっと違いますよね。少し珍しいなと思いながら話をしていて、
だけど、M&Aエグジットって言っても、日本のエグジットってせいぜい10億とかですよみたいな。
実際にはもっと大きいのありますよ。アソラコンみたいな事例もありますけれども、ものすごいレアケースで、
ほとんどもっと小さい額ですよみたいな話をしたら、えーっておっしゃってて。
そのからもね、ものすごい今のお仕事でも、すごい仕事も楽しく、なおかつ給与水準も高かったんでしょうね。
そういった事を考えると、別に数億円とかで売りたくないですみたいな。
いいんだけど、それってM&Aするっていうのはいいんだけど、やろうと思った瞬間、めちゃめちゃハードルが上がりますよ、数十億の会社って。
18:01
下手したら上場より難しいかもしれませんよ。こればかりは5円もありますしね。
それってご存知ですかって言ったら、全然知りませんでした。そんなもんなんですね。
まさにその人ともね、ページのニュースなんかをその後やり取りしながら、
レアだと大きいねみたいな話をしてたんですけど、そんな事があったんですね。
企業をする方も知識として、EXITっていうのはIPOとM&Aがあるんですっていうのは皆さんご存知ですけれども、
じゃあMAのサイズ感ってどんなもんなの、相場感ってどんなのっていうと、IPOの話以上に全く情報出回ってないから、全然戦わなくって、
そんな感じなんだみたいなのが多いですよね。
もう一件あったところで言うと、その週にとあるマザーズ上場企業の取締役の方とお会いをしていて、
いろいろ話していて、何やってるんですかみたいな話をしたら、自分はとにかく今M&Aできるスタートアップ探してるんですよ。
で、話聞いてると、できれば黒字化してほしいみたいな。
のれんもぶら下げることもあるし、のれん負けしたくないし、明かしてあげ流すみたいな、そんなの嫌だから、
そういった黒字化してる会社が多くていいです。
どれぐらいで出す予算感なんですかみたいな話をすると、
ちょうどたまたま同じ場に別の企業家の方がいらして、その人に対してもともと売れ売れっていうカプローチしてたんですよね。
冗談半分だと思うんですけど、その人が今度バリエーション数十億で資金調達するんです。
数十億の半ばぐらい。数十億か。リアクションないよと。
で、イメージしてるのは、いやー5億でもなーみたいな。そんな感じなんですよ。
すごいギャップがあって、これだけ資金ね、投資マネーが渦巻いてる中、
5億とかでそんなにいい会社を買えるって思ってること自体もずえっていうものあると思うんですけども、
内緒では触れないわけで、買い手の水準ってそういうものなんですよね。
で、実際スタートアップ買収とかにものすごく意欲を出すような会社さんって、
だいたいまずは上場企業推進の会社。
総額数百億前半ぐらいで既存事業が降下してきて、なかなか成長の雨が見出せないところに何か欲しいみたいな。
連結できる事業が欲しいっていう会社がほとんどだから、そういったところが出せる額って、
その程度って言い方するとちょっと語弊がありますけど、5億、10億とか、それぐらいですよね。
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ちょうどそれで言うと、また別の話で、先週末ある企業家から話がきて、
これももはや全然僕の仕事関係ないんですけど、自分の事業を売りたいんですとか、
ないですかみたいなご相談を受けて、できれば15億、20億で売りたいんです。
15億、20億、これだときついかもね。5億だったらいけると思う。
めちゃめちゃアグレッシブなところで10億じゃないと。
だからこの売り手が資金調達しようと思ったらできてしまう環境っていうところと、
回転優先感っていうところ、ものすごくギャップがあって、だいたい10億円ぐらいにものすごい安い壁があるわけですよ。
そこから先を行こうと思うと、結構狙い撃ちして最初から関係性があるようなところに持っていかないと、
市外もかけられないんじゃないかなという気がしますね。
朝倉さん、Naked Technologyの時にまさしくMAEXITされてますよね。
あの時はもともとミクシーさんとの学校関係があったから選択肢が取れたという言い方になるんですかね。
これは違いますね。
当時僕たちの会社が通常資金調達をしようとしていて、もちろん一般のVCさんも回るんですけれども、
事業領域的にご興味をお持ちいただけそうな事業会社さんもちょっと回ってみるかという中で、
2011年、地震の前後ですけど、
それこそ地震の日もね、僕は塩止めまで行ったりとかして、
地金調達の工場行って、めちゃめちゃ地震来て、これもう地下鉄止まってんじゃんとか言って歩いて、
塩止めの某社のオフィスに入ったら、え、本当に来たの?みたいなびっくりされて、
中にいなさいとか言われて、
社員の方が4人くらいでひたすら1時間ぐらいボケーッとテレビ見てて、大変だったね、みたいな。
なんだったら今日止まってっていいよ、みたいな。そんな話はどうでもいい。
そうそう、資金調達しようと思って話をしてまわってたら、
だったらもう100%買いたいんだけどっていう会社さんが3社ぐらいいらして、
本当は想定してなかったんだけど、それもあるなと思って話をしている中、
最終的にミクシンに落ち着いたという経緯ですね。
なんで、えっと、資金調達をしようと思ってたってことは、
単独でこうやっていこうと思って絵を描かれてたってことじゃないですか。
そこをなんでMAエグジットにしたんですか?
もともと個別具体的な事象になっちゃいますけれども、
だいぶ外部消費率が高くなっちゃっていて、
既存投資家はもっと追加投資したいっていうような話をしてくださっていたんですけど、
24:06
これだと外部VCのジョイ弁みたいになっちゃう。
これはなかなか自分たちの判断の元次元を動かしづらいし、
そもそも資本政策って引き戻せませんし、
もともと調達をしていたのが2010年とかですから、
リーマンショップのカラカラの時期、
イニシャルのそれこそスタートアップの調達額というボリュームで言うと、
一番真下のところです。
今のね、今だったね。
だから、シード投資のバリエーションって数千万円、
3000万円とかのバリエーションの時代ですよ。
2000万円で300万円調達しますみたいな時代ですよね。
いつの時代の話だよって思って。
結構外部技術が高くなっちゃって、これどうにもならんや。
みたいな中、そういったお話もあったから、
だったらもうこのタイミングでいいかなと思った。
ちょっと意外ですね。資本政策が。
そうそう。大変だったんですよ。
逆に言うと、そういったことからいろいろ学びましたよね。
こういうことになるんだなとか、
あと、資本政策って、
やり直しが効かないって言いますけど、
それの意味も、
あとそれこそ、僕らって優先株で出資を受けていて、
優先株の内容ってわかんないじゃないですか。
まだ磯崎先生の企業のファイナンスが出るなって。
そうですよね。10年前に出てないですよね。
なんなんだみたいなことを弁護士の先生に捕まえて、
1個1個はって聞いて、
当時はこれものすごく、優先株のタームってもの自体が異常だから、
こんなのおかしいとか言ってたら、
弁護士の先生がもう姉妹には怒り出しちゃって。
いるじゃないですか、武闘派の先生って。
こんなふざけたタームあるものかなって。
今ではそれがスタンダードになってるんですけど、
そんなんじゃ経営も何もないじゃないですか。
経験なんてない。あなた経験ないよ。
そうなの?みたいな。
そんな感じでしたよね。
そういった状況もあった中で、
頑張って前に進んでいたら、たまたま機会が来て、
選択をしたと。
ターム的にこれはすべての株主が、
ものすごいボロ儲けはできないにせよ、
とはいえ納得できるようなリターンを返せるような
水準ではあったので、
調達するとなったら当然そのバリエーションを
引き上げないといけないじゃないですか。
投資家サイドの人が言うと可燃性があるというか、
炎上しやすい話なんですけど、
バリエーションを引き上げたらそれに対して、
次のオブリゲーションになるわけだから、
27:00
引き上げすぎると大変よという話ですよね。
それを上回っていく。
横の自信あるんだったらいいと思うんですけど、
ダウンランドって普通なかなか認めてもらえないし、
なかったですよ、データ的にもほぼ。
ものすごく現実的な話をすると、
ダウンランドすると減損生じたりとかして、
責任問題になったりするから担当者がうんと言わないとか。
現場の話もありますけどね。
そういうこともあってなかなか言わせてもらえないという中において、
本当にもう打てる手がなくなるから、
あんまり引き上げすぎない方がいいと僕は思いますし、
ただこれが投資家サイドの人間が言うと、
ポジショントークだと言って大炎上してた人が、
2年くらい前、普通のこと言ってるけどなと思いながら
見てましたけどね。
何が痛かったかというと、そこから引き上げちゃうと、
本当にこれちゃんと開始できるのかなって言ったところは、
結構当時の調達環境も含めて迷いどころではあって、
やりたいことはいっぱいあったんですよ。
イメージ、今で言うすなちゃんみたいなのを作ったりとか、
カカオトークが出ていて、
これのクローンみたいなのをやりたいみたいな話をしていましたので、
LINEですよね。
やったとしても絶対勝てなかったんですけど、結論。
今から見るとっていう。
絶対勝てなかったんだけど、目のつけどころはそんなに間違ってなかったと思いますよね。
だからそれはやりたいなという話はありつつ、
ちょっとここでお返しして、また次でやりゃいいじゃん。
よくね、スタートアップの成功をホームランと言ったりしますけど、
全くもってホームランではないし、もはやヒットでもないし、
なんとかデッドボールで失礼しましたみたいな。
ぶつかりにきましたぐらいの話だった。
なんとかそれで責任は果たしたという。
ありますよね。
なるほど。面白いですね。
そうすると、多分朝倉さんの場合だと結構、
いろんなピースがハマっていって、
結果的にっていう風になったんですけど、
今のスタートアップがエグジットになるときに、
価格が壁になってくる。
Mレーンを選択肢にしたいっていうのであれば、
さっきちょっと触れたとおり、
海外の企業に買ってもらうっていうのは選択肢になるのか。
これは今レートステージ、これは前回のお話でもあったんですけど、
レートステージにかなり海外投資家さんも入ってきているっていうところがある中で、
今後それが選択肢になり得るのかっていうのはどうですかね。
難しいと思います。
例えば海外っていうところで言うと、
今のPayDのニュースっていうのが非常に印象に残りますが、
少し前だとシャフト、ロボットの投資家ですよね。
東大発のロボットスタートアップがアルファベットに買収されたっていう話もありましたよね。
30:05
だから今まで全くなかったことはないんですよ。
ただ非常に狭きもんではあるということなのかなというふうには思います。
今先行して日本のスタートアップに対してマイノリティで出資しようという
投資家が増えてきていますけれども、
ひょっとしたら遅れて、だったら100%買収しちゃえという流れも出てくるのかもしれない。
ただある種僕はすごくペシミスティックなので、
この死境間っていつまで続くんでしたっけみたいなところは常に思いますよね。
これ難しいですよね。だって2015年とかの時点でスタートアップバブルって言われてましたからね。
そうですね。ずっと言われてますね。
当時ですら6年前、今思えば何がバブルだって話なんですけど、
ただそれこそ、いろんなことを知りすぎてるっていうのもなかなか難しくって、
年間ベンチャー投資額700億円だった時代からすると、
1500億とか言われたら超バブルって思うじゃないですか。
世の中何かが間違ってるって思っちゃうわけだけど、
それもね、今振り返ると全然経過地点だったんだなというふうに思います。
ものすごいそういった海外に向けた大きな買収っていうのは狙ってくるところはあるのかもしれない。
ただこれもやっぱり、BNPLみたいなものすごくわかりやすいトレンドにぶつかるかどうか、
そこに波に乗っていて、この日本マーケット、
何しばそのアジアマーケットにおけるリーダー格は、
自分たちだって言ったことを示せるかどうかっていったところは、
一つ大きなポイントだと思います。
今ね、こうやって逆方向の話なんですけど、
要は資金調達っていう意味で言うと非常にしやすい、
こういった姿勢ですけど、Easy Gameな環境が続いていて、
もちろん現場はものすごく大変なんですよ。
相対的に昔と比べるとEasy Gameという環境があって、
皆さんそれを大いに生かしていらっしゃるんだと思うのですが、
そういった中において、買収する人たちとの目線感の離れがどんどん広がっているわけですよね。
問題は、今のスタートアップのセオリー、
日本におけるスタートアップのセオリーというのが、
マザーズ上場というものを大前提としている。
そういった手法になっているが故に、
ちょっと厳しいからエグジットだっていう選択肢が、
非常に取りづらい環境になっているんじゃないかなということは思います。
海外プレイヤーぐらいのサイズ感だったらいいんですけど、
33:03
それこそシリーズAでなかなか10億円で収まらないという状況になってしまうと、
シリーズAで強打した時点でも、すでに買えるプレイヤーの
エグジットの可能性がめちゃめちゃ減ってしまっているわけですよ。
確率論としては。
多くの方はものすごく大きい事業を作りたいということをベースになさっているわけですから、
それはそれで全然いいですし、
ご自身の好み、リスク、許容度の範囲でやっていただければいいと思うんですけれども、
ただ中には、僕はもっともっとサクッとエグジットしたいみたいな人が増えてもいいんじゃないかなと思っていて、
それを僕は志低い企業って言うんですけど、
企業するってなると、とにかく今でいうとこのメルカリを作るんだとか、
大昔だと未来のソニー、ホンダを作るんだみたいな、
素晴らしいし勇ましいしかっこいいし、僕もそうありたいと思いますけれども、
だけど、そんないきなりスタンドアップをやったこともない人がいきなりそれを言うのって厳しくない?みたいな。
クサ野球もやったこともないのにメジャーリーグに出ますって、
さすがになんなんじゃないの?
クサ野球やんないの?
その過程の中で、まず一回小さく事業を作ってみて、サクッと打ってみるっていう経験は、
僕はものすごく大きくな意味を成すと思うし、
そういった経験を経て、2回目3回目でものすごいでっかいホームランを打つんだっていうのは、
全然あると思うんですよね。
なので、もっともっとこういう志低い企業の数が増えてきてもいいんじゃないかなと思っています。
そうなると、今のスタートアップのオーソドックスなやり方でやると、全然フィットしない。
バリエーションがどんどん高くなっちゃう。
バリエーションっていうのも問題じゃないんですけどね。
なってしまうから、なかなかフィットしないっていう風に思いますよね。
なるほど。志低い企業っていうラベリングだと増えない気がします。
ダメ?
ダメです。
だけど、僕は敷居を下げたいんですよね。
わかりますわかります。チャレンジ企業とかあれ?
いや、なんだろうな。とにかく大きいことを言わなきゃいけないのかよ、みたいな。
もうちょっと自営業っぽいというか、たくましく。
わかりますわかります。シリアルが増えない理由もそこにあるのかなって思っています。
そうですね。結局、シリアルの人たちって、海外見ていればやっぱり売却した人たちが多いんじゃないかな。
海外の場合だとMXGと多いっていうのもあるでしょうけど。
日本もそうですよね。だいたい上場したんだったら、そこを責任持ちなさいよっていうのか。
一般的なもので。少なくとも上場しました、やめますってありえないじゃないですか。
3年4年やっていく中で新しい経営体制組み直しますっていうのは全然あると思うんですけど。
36:04
そういったことを考えると、個人のやりたいことは別として、世の中全体として見たとき、マクロで見たときに、
そういったMAXGと増やした方が企業経験者の数、多摩数っていうのは増やしやすいんでしょうね。
うん、確かに。
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