NFTの保存方法について
こんにちは、Web3 デザイン トークスのテクノグリフスです。本日もニューヨークからお送りします。
はい、ということで本日はNFTプロジェクトの画像は永久ではないということについてお話をしてみたいと思います。
これは前回お話ししたアーティファクトのプロジェクトが終了しますというそのお知らせにもちょっと関係してくるんですけれども、
この画像一体どうなるのかということをちょっと気になりませんかね。
結局誰がどこにその画像が保存されているのかということをご存知でしょうか。
ちょっとそのことについて深掘りしてみたいということがメインです。
またですね、ここのところいくつかニューヨークの美術館とかを回っていて、本当はそっちの話をしようかなと思ったんですけれども、
そういった美術品、数千年とかですね、長いものだと、時間が経っても残っているそういった美術品や異物みたいなものと、
このWeb3のことをつなげてお話ししようと思ったんですが、ちょっと話題が大きく2つに分かれてしまうので、
1つにまとめるにはちょっと無理やりかなと思ったので、今回はそのNFTの画像の行方、
どのように保存されているのかということをメインにお話しして、この後ですね、別でちょっとその美術館についてお話をしてみようと思います。
本題に入る前に簡単にチャンネルの紹介をさせてください。
このチャンネルではWeb3テクノロジーや3Dモーションタイプグラフィーといったデザインについてお話をしています。
またWeb3テクノロジー×タイプグラフィーのデザインコミュニティ、テクノグリフスハブを運営しています。
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はい、ということで本題に入っていきたいんですけれども、NFTの画像、これらはですね、一体どこに保存されているんでしょうか。
基本的にはですね、これらはIPFSと呼ばれるインタープラネタリファイルシステム、日本語にすると分散型のストレージシステムですね。
ここに保存されていることが多いと思います。
プロジェクト終了の影響
これはですね、世界中の使われていないストレージを利用してデータをバラバラに保存するというものなんですけれども、
そのバラバラにしたものを一つにまとめるために、ある鍵のようなものが必要になります。
これがピンニングと呼ばれるものですね。
これはですね、例えば僕が行っているプロジェクトですと、サードウェブなんかでもピンニングのシステムがありますし、
またピナータと呼ばれるウェブサイトなんかもあるんですが、ここでもピンするサービスがあります。
これらはですね、やっぱり誰かがお金を払わないといけないわけですよね。
例えばGoogleストレージなんかでも毎月課金が必要ですね。
Googleストレージに関しては分散型ではないので、ちょっとシステム的にはまた別になってくるんですけれども、
IPFSというのは思想としては長く使われる、画像が消えないということが目指されてはいるんですけれども、
ピンされていないファイルはいずれ聞いてしまう可能性があるという危険を認識しないといけません。
基本的にはピンする金額というのはですね、金額というかコストというのはですね、
プロジェクトなんかが払うと思うんですけれども、アーティファクトがなくなってしまったりするとですね、
これ一体誰が払うんだという、そういった問題になってきますよね。
これはですね、NFTに付随している画像に今限ってお話をしています。
例えばマジックエデンなんかで見たときに見える画像ですね。
これとは別に3Dファイルなんかのようなアンロックファイルですね、アンロックアブルのファイルですね。
こういったものは通常のストレージに保存されていることが多いかなと思います。
ただ、それもプロジェクトの終了とともにアクセスできなくなるという可能性があるので、
いずれにしてもですね、僕たちができることは何かというと、
一番簡単なのはやはりデータをですね、ローカルに保存しておくということですね。
その画像自体はNFTとつながっているものではないんですけれども、
仮にそのNFTの画像が消滅したとしても、NFT自体が消滅するというわけではありません。
これはチェーンに保存されているものなので、ちょっと別のものです。
もう一つ可能なこと、これはちょっと本当にプロジェクトによると思うんですけれども、
先ほどお話ししたピン止めするためのIDみたいなものを控えておくということですね。
控えておいたところで、結局そのNFTを更新することができないと消えたままになっているんですけれども、
なので結局はやっぱりそのプロジェクトの主体が存続するのかどうかというところに大きくかかってきそうですよね。
ということでここのあたり、アーティファクトが今後どのようにそのデータの管理などをしていくのかということは、
次回のアナウンスメントを待つ必要があるのかなと思います。
これはそのNFTをどのように捉えるかということにも結構寄ってきますよね。
NFTアートなんて呼ばれたりもしますけれども、どちらかというとアートというよりはその会員権のような側面が多くのプロジェクトで強いのかなと思います。
アーティファクトの作品なんかは村上隆さんが関わっていたりするので、またちょっとアート寄りかもしれないんですけれども、
一般的なプロジェクトですとそのプロジェクトを行う主体のコミュニティに属することができるということが大きいので、
これはやっぱりその画像がどのコーナーというよりも、やはりそのプロジェクトが存続するのかどうかということが大きく関わってきそうですよね。
証明書となっているそのNFTがある限りその一点物の価値は存続するんですけれども、
これがどのように保管されていくのかということに関わっているかと思います。
また最近ですと、CNPトレーディングカードなんかでもそのNFTの技術を使って診断証明がされているみたいなことがあったんですけれども、
これはまたちょっとあれですよね。
同じ技術が使われているんですけれども、また別の使い方をしているというところで良いですよね。
これは画像が消えるどのコーナーということではなくて、本当に記録をするという手段のために使っているので、
これはより理想的な使われ方かなと思います。
こういったことが今後リアルワールドアセットとの連携でより使われていくのかなと感じています。
はい、ということで本日はNFTの画像は永久ではないということについてお話をさせていただきました。
冒頭にも話したんですけれども、本当はセットで話そうと思っていた美術館比較に関しては、
次のお話でお話そうかなと思います。
もし今回の内容が面白いと思っていただけたら、いいね、またフォローしていただけると嬉しいです。
またこのチャンネルは週2回、日本時間の火曜日と火曜日の午前4時に配信していますので、またぜひお聞きください。
最後におまけトークになります。
3Dファイルのダウンロード
おまけトークはですね、先ほど話した3Dファイルなんかですね、
そういったものを公式のウェブサイトからダウンロードすることについてお話ししてみたいと思います。
現在プロジェクトが終了するということがアナウンスされて、
そういった3Dファイルなんかをですね、ダウンロードしようという試みをたくさんの人がしている、
そういったことがディスコードのコミュニティなんかを見ていると見て取れます。
ただシステム障害なのか、アクセスが集中しているのかちょっとわからないんですけれども、
ダウンロードできないみたいなことをコメントしている人たちもちらほらいました。
なのでですね、こういったものは早めにダウンロードしておくほうがいいかなと思います。
まだ終了しないからちょっと先延ばしにしておこうかなっていうふうに思う方もいるかもしれないんですけれども、
こういったものっていつどんなトラブルに見舞われるかわかりませんし、
ギリギリになってコミュニティの運営とコミュニケーションを取らなきゃいけないというのも、
またそれはそれでストレスになると思うので、早めに手を打っていくのが良いのかなと思います。
また結構アニマスなんかはですね、安いものだとフロア価格はかなり安くなっているので、
その3Dデータをちょっと見てみたいとか、3Dデータが欲しいっていう、
そういった目的で買うのもこれはありなのかなとも思います。
今だと100ドルちょっと切ってる感じでしたね。
はい、ということで本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
また次のトークでお話しします。ではまた。