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2020-07-03 16:55

短歌のセカイの歩き方 62【鈴掛真】次はいつ会えるだろうね全休符がずっと続いているような歌

今回は、自粛期間中にひとり暮らしはちょっとツライね…というお話をします。家族を作ったり同棲したりするリスクとメリット、あなたはどっちを取りますか?
【鈴掛真】次はいつ会えるだろうね全休符がずっと続いているような歌
鈴掛真さんのnote.「家族になっておけばよかった」 https://note.com/suzukakeshin/n/naedf0ea5c82b
00:08
こんばんは、北詰至です。
このポッドキャストは、毎週一つの短歌を取り上げて、短歌のセカイの楽しみ方をお話ししています。
毎週金曜夜8時に配信しています。
1週間の終わりの息抜きに聞いてください。
今回は、自粛期間中に一人暮らしをするのはちょっと辛いね、というお話をします。
家族を作ったり、誰かと同棲したりするのは、リスクとメリットがありますよね。
あなたはどっちを取りたいですか?
このポッドキャストを聞きながら、一緒に考えてみてくれればなと思います。
次はいつ会えるだろうね、前休符がずっと続いているような歌。
次はいつ会えるだろうね、前休符がずっと続いているような歌。
はい、今日は先週に引き続き、歌人の鈴掛真さんの
次はいつ会えるだろうね、前休符がずっと続いているような歌をご紹介します。
この短歌は鈴掛真さんのノートに掲載されていた短歌になります。
ノートっていうのはブログみたいなやつなんですけど、そこのですね、
4月25日に投稿された家族になっておけばよかったっていうタイトルのノートに、この短歌が掲載されていました。
このノートのリンクをこのポッドキャストの概要欄に載せておくので、気になった方はぜひ見てみてください。
このノートのね、タイトルの家族になっておけばよかったっていう言葉いいですよね。
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なんかこれだけで映画が一本できそうな予感がする、すごくいい言葉だなって思いました。
なんかやっぱりこう、歌人の方とか小説家の方とかもそうですけど、言葉選びがすごくいいなって思いますね。
家族になっておけばよかったって、なんかすごくグッとくるセリフですよね。
本当になんかその裏の物語をつい想像しちゃうっていうか、なんかこう、この言葉、短い言葉一つでもすごくこう、感情をより動かす、
なんか見る人の心に訴えかけるような、なんかそういう言葉だなって思って、
やっぱりこういう方って言葉選びのセンスがいいなってすごく思いました。
で、このノートがそもそも何なのっていう話なんですけど、
今年の4月25日、2020年の4月25日に投稿されている記事なので、コロナにまつわるお話が書いてあるんですね。
で、コロナで今自粛期間中で、一緒に住んでないとなかなか会えないよねっていう、人と会えないよねっていうことを書いた記事なんですよ。
だから、いくら恋人とか親しい間柄であっても、一緒に住んでない家族じゃないと会えないですよね。
会うのはちょっとこう、ためらわれるというか、やっぱり感染症を防ぐためには、なるべくこう、元々一緒に住んでる家族じゃない限りは、会わない方がいいよねっていう感じでしたよね。
だから、なんかそのことがね、家族になっておけばよかったっていう、なんか後悔みたいな気持ちだと思うんですよ。
だからその今回の単歌も、そういう気持ちを歌った歌で、
あんまりこう、人と会えないっていう時間が、今後どれぐらい続くかわからない。
特にこれ4月末に投稿された記事なんで、その時本当に先が見えなかったですよね。
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今ちょっとずつまた状況変わってきてますけど、もしかしたらこれが数ヶ月続くかもしれないし、何年って続くかもしれないし、
あ、家族じゃないってこういうことなんだなって、なんか多分気づくことがあったんじゃないかなって思いました。
だから家族じゃないと、どんなにこう思い合っている恋人同士であっても、次はいつ会えるかわからないねって。
その全休符、あの1小節、小節?なんか、まあ休符の中で一番長いやつですよね、全休符って。
それが全休符がずっと続いてるみたいな、そんな歌だねって。
なんか歌っていうのは多分2人の関係とか、なんだろうな、2人の人生みたいなね、一緒に過ごす経験みたいなもののことを歌っていう風に表現しているんだと思うんですけど、
僕たちの人生、僕たちの歌が全休符がずっと続いてるみたいだねっていう歌なんだろうなって思いました。
で、全休符がずっと続いてるともうそれは歌じゃないですよね。
だって音楽を奏でられてないわけだから、音符は出てこないですね、その歌には。
そうすると次、音を鳴らせるのはいつなんだろうって思いますよね。
で、それがいつかは誰にもわからないっていうもどかしさがあるなっていう風に思って読んでいました。
現代アートとかだとね、ずーっと、ずーっと休符が続いてる歌とかあるかもしれないですけど、
まあ普通に考えたらね、全休符がずっと続いてる歌っていうのはありえないわけですよね。
この鈴掛さんのノート、ぜひ気になった方は読んでほしいんですけど、
鈴掛さん自身は東京、地方から東京に出てきて、10年ぐらい一人暮らしをされていて、
誰かと一緒に住むっていう機会もあったけど、そこには踏み込まずに、ずっと一人暮らしが続いてるって書いてあるんですね。
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で、なんか一人暮らしで一緒に暮らしてる人がいないっていうことで、こういう非常事態の状況下で会えるのは同じ家に住んでる家族だけなんだ。
で、だったら、なんだろう、例えば同棲とかで一緒に住むのをためらうじゃないですか、失敗したらどうしようかなとか、
なんか長く一緒にいるとうまくいかないんじゃないかなとか思ってためらって、同棲とかもしないできたけど、
でもまあこういう状況になるんだったら、なんか勢いでも同棲しておけばよかったんじゃないかな。
で、なんか今になってそういうふうに思うっていうふうに言ってるんですね。
で、それは本当にその通りだなーって思ったんですね。
なんか私この鈴掛さんのノートを見てて、
リスク回避をするのは大事だけど、回避しすぎても、いつかちょっとあれあの時勢いでいいからやっとけばよかったなって思う瞬間があるんじゃないかなっていうふうに思いました。
なんかその勢いで恋人と同棲しないっていうのは、ある意味ですごく賢明な判断ですよね。
だってね、いつ終わるかわかんないし、
例えば勢いでね、付き合い始めてすぐ同棲するみたいな、
お互いのことも大して知らないうちから同棲したっても、失敗する確率の方が多いのかなと思ったり、
なんかね、同棲しなかったらもうちょっと長く一緒にいれたかもしれないしみたいな、
そういうリスクをね、同棲する前からいろいろ考えて、
ちょっと冷静になって考えようみたいな。
なんかそれってまあすごく冷静だし、
ちゃんとそのある程度時間を置いて判断しようっていうのってすごく賢明だと思うんですと、
なんか一方で勢いも大事だし、
あと失敗してもいいじゃんって思ったんですね、このノートを見た時に。
なんか、なんでそんなにリスク回避するんだろうって、
リスク回避ってそんなに大事なのかなって、
ちょっと考えたりもしました。
リスクって何があるんですかね、
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もし勢いで同棲しちゃった時のリスクって、
例えば上手くいかないとか、
なんだろう、
お金はかかりますよね、
せっかく引っ越して引っ越し代払って、
例えば家具とかも揃えて、
お金払ったのにまた出てくる時にお金かかるとか、
じゃあその家具2人で買った家具どうやって分けるのとか、
そういうお金とか手間とかはかかりますよね。
あとはやっぱり傷つきますよね、
うまくいかなかったら、
こんなんだったら一緒に住まなきゃよかったって思うかもしれないけど、
だけどなんかそのリスクをすごく避けすぎるっていうのも、
あんまり良くないのかなって思ったりしました。
なんか私の経験上ね、
傷つくけどそういうことがあった時って、
お金も時間もすごく取られるし、
親とか友達もすごく心配するし、
心配させちゃったことに対して自分が申し訳ない気持ちになるんですよね。
悲しくなっちゃったなっていう、
そういうところでも傷つくし、
だから本当に大変なんですけど、
だけど大体の大変はそのうち大丈夫になるんですよね。
それはね絶対乗り越えられるんですよ。
なぜか。
頑張らなくても乗り越えられる。
そこで頑張る必要は全然なくて、
本当に時間さえ経てば誰でも乗り越えられるの。
私が特別強いとかじゃなくてね。
特別乗り越えるために、
例えばすごく趣味に打ち込んだとか、
仕事に打ち込んだとか、
またはなんかそう瞑想をしてね、
精神を保ったとか、
そういう努力って私は別に何もしてないんだけど、
し、私はメンタル弱い方だけど、
だけど大丈夫なんですよ。
だからどうせ誰でも乗り越えられるんだから、
別に勢いで同棲しちゃって、
もしダメになって傷ついちゃったとしても、
別にいいんじゃんって思いました。
まああとは失敗失敗って考えますけど、
うまくいくかもしれないですね。
勢いで、例えば結婚して、
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ずっとね、その後生涯一緒にいる人とかだって、
いるかもしれないし、
まあそういうちょっとポジティブな可能性っていうのもありますよね。
はい。
そんなんで、なんか今回は結構この記事を読んで、
いろいろなことを考えましたね。
自分のその、今までの一人暮らしの話とか、
まあ同棲同居の話とか、
いろいろ思い出したりしました。
あと一人暮らしも気楽でいいですけどね、
誰かと一緒に住むっていうのも楽しいですよね。
まあそれは人それぞれですけど、
でもやっぱりその、なんだろう、
気楽にもっと好きな時に好きな人と会える、
っていうのができるようになるといいですよね。
はい、いかがでしたでしょうか。
今回は鈴掛芯さんの、
次はいつ会えるだろうね。
前給付がずっと続いているような歌をご紹介しました。
短歌の世界の歩き方は、
毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
それではおやすみなさい。
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