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この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。月曜日は法学者の谷口真由美さんです。谷口さん、おはようございます。おはようございます。
さて、今日はどんなニュースでしょうか。
はい。今日、実は、2025年の9月22日は、国連の80周年をお祝いするセレモニーが国連の中で各国のリーダーを集めて開催されるということで、
国連が80年、できて80年ですよっていう中で、でも一切祝賀ムードがないっていうのが伝わってきていて、私の友人とかもですね、国連職員もたくさんいますし、外務省の友人とかもですね、もうなんか70周年の時とかはもう全然違うと。
10年前の国連創設70周年の時っていうのは、SDGsですね。含む持続可能な開発のための2030アジェンダっていうのが採択されて、そこからSDGsっていうのがですね、日本の中で知られて、
学校教育でもですし、ビジネスの場でも使われるようになりました。
もうまた覚えていらっしゃるかどうかわかんないんですけど、10年前には気候変動対策のパリ協定というのが行いされて、最強潮の気温が高まったという。
10年前はですね、世界がまた一つになるっていうかですね、環境問題とか人権問題とかそういうのをちゃんと考えていこうねっていうような感じだったんですけど、そこから10年経った今っていうのは、ちょっと様相がほんと違うっていうのが、もう本当に間近で見てる人もそうですし、我々も外から見てて思うなっていうところですね。
そこから10年やっぱり、例えば安全保障理事会の常任理事国であるロシアが、自ら国連憲章に反してウクライナに侵攻したりとかですね、イスラエルが民間児の保護をはじめとする国際人道法というものを踏みにじってガザの攻撃を続けていることとか、
実は史上初めて、アフリカ大陸以外で基金の宣言がガザに出されているんです。これアフリカ大陸以外で初めてなんですね。
で、ガシ社が続出しているというような状況の中で、国連って役に立つみたいな情報を、日本でも国連扶養論とかが出てきたりとかしている中で、アメリカトランプさんが拠出金を払わないというようなことを明言したりとかした中で、
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実は国連の職員定数枠の約19%を廃止するという方針が出ました。16日に国連が開いた会見で、2026年の修正予算案が出まして、職員の定数枠を2681人分廃止するということで、
実は既に煽りを受けて、私の周りの友人でも退職勧奨とか早期退職みたいな話が出てきているのは聞いています。
また国連が統合とか廃止をしようとしている期間があって、それが組織改革の中で公表されたりとか、もちろん無駄がなかったかって言ったらそんなことはないんですけれども、大事なプロジェクトをやっているのも事実ですね。
例えば国連機関の統合で言うと、日本にある国連機関の中で本部があるのって国連大学っていうのが東京の青山にあります。
その国連大学に、例えばいろんな機関を統合できないかっていう話が出ていて、国連の女性機関とかそういうものが国連大学でどうだみたいな話が出てるっていうのを聞いています。
だから統合とかをされていくってことは、それだけそこに働いてる人がいらなくなるっていうのはあるので、そんな話が出てきている中で、実は私がやっている一般社団法人、代表を務めている社団法人も国連のある機関と契約を8月にしたんですけれども、
プロジェクトをしたのはいいんですが、8月に出した見積もり、契約するときの見積もりと、9月に入ってこの予算削減案っていうのがバッと出てきた中で、やっぱり支払えないっていうのが出てきたんですね。
なので実は私も煽りを受けているという状況があるんですけれども、要は税金分ですね。日本でいうと消費税分が支払えないと。その分を引いてプロジェクトの中でもできない部分があっていいので、引いた分で予算を何とかしてほしいという連絡が国連から来て。
もちろんそれはそれで我々はやれることをやるんですけれども、一方でこうやってできない部分はやらなくていいですというか、予算に組まれないものを、例えばインタビューとかも10人しようと思ってたところが10人はできないとか、そうすると調査の制度っていうのが下がるといえば下がるんですよね。
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だから意外にそんな予算なんか大したことないやろみたいな、この積み重ねが後からボディーブローみたいに効いてくるっていうのはあるかなと思いますね。
ここで日本にある国連諸機関。国連っていうものと国連に付随する機関っていうのがあるんですけど、実は日本に30の国連諸機関があるんですね。
だから国際原子力機関のIAEAとかも中日事務所ありますし、さっき言った国連大学なんかもありますし、結構いろいろあるんですね。
だからそういう中で身近にあるものとして、皆さんが実はあんまりご存じないっていう、国連が身近じゃないっていうのが一つ、すごく遠いところで世界の話しかしてないと思ってらっしゃるかもしれないんですけど、そんなことはないんだよっていうのはあるかなと思うんですね。
一つちょっと、そうすると80周年なんでっていうことで言うと、日本は国連に加盟したのが1956年なんですね。ミニ知識として言っておきたいというか、国連加盟の申請は1952年だったんですけども、当時アンポリでソ連ですね、今のロシアが継承していますけども、
ソ連が拒否権を行使して、日本の国連加盟っていうのはすぐには実現しなかったんですね。この後1956年の日ソ国交正常化を経てアンポリ全会一致で、国連総会全会一致で加盟が認められたというので、80番目の国連加盟国となって、この時初めて国際社会に本格的に復帰したというものでした。
日本はそういう意味で言うと国連外交というのをですね、割と基調に打ち出してというかですね、基本にしていたところがあって、昨今本当に国連不要論みたいなのがあるんですけど、一方でちょっと考えていただきたいのは、今みたいな国連みたいなやつをもう一回作ろうと思っても、たぶんもう作れないんですね。
やっぱりそれは第二次世界大戦が終わったときに、世界がいろんな反省をして、人類が二度にわたる被害を見たっていうのが国連憲章の前文に書いてあるんですけども、それで、戦争をしないでおこうよとか、平和でいこうよとか、人権守ろうよとか、そういう4つの基本理念を打ち出して、すごく崇高な理念のもとにやってきたんですね。
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理想っていうのは下げると、現実はもっと下がるんですよね。
なので、理想とか理念っていうのは高くていいんですよね。だから、理想主義だって言われても、理想は高いとこにあっていいって私は思っていて。
やっぱり国連が果たした役割っていうのがすごく大きいので、国連改革は必要だと思うんですけど、不要だっていうのは、やっぱりちょっと現実を見なさすぎかなと思うんですね。
そうやって国連が、機能がちょっとうまくいってない。例えばアンポリが、常任理事国が拒否権があるからよくないんだって言うんであれば、それは世界が一致して、かつての1945年ではないんだから、そこはもう何とかしましょうよっていうので行くしかないんですね。
だけど、そこがそんな風にいかずに不要論になってしまう。改革の前に不要論が出てくるっていう極端な考え方っていうのが、ちょっとやっぱり今のこの80周年がシコガムードではないっていうのと、私は重なってるように思っていて。
やっぱり努力をし続けること、平和とか安全とか、人権とかに対して、そういう姿勢を日本がこれからも持ち続けてやっていくよっていう姿勢を明確にすることっていうのは、今こそすごく大事じゃないかなっていうのを、ちょっと最近の国連のニュースを見ていて思った次第でございます。
そうですね。確かに、ウクライナ侵攻以降、国連で何とかっていうね、そういう思いになってる人もいるのはいますけど、だったら不要っていうふうに言ってしまうのは、ちょっとあまりにも乱暴だなっていう考え方としてもね。じゃあどう改革できるのかっていうところで、改めて国連の存在感っていうところは確かに問われてるっていうところありますね。
谷口さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は谷口真由美のブラッシュアップでした。
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