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2024-11-11 11:17

なでしこリーグ2部チームでセクハラか 2選手が告発

法学者 谷口真由美
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日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。 月曜日は法学者の谷口真由美さんです。
谷口さん、今日はどんなニュース話題でしょうか。 今日は女子のサッカーのなでしこリーグというのがありますが、そこの2部のリーグで
ディオッサ・イズモFCというのがありまして、そこに所属するブラジル人選手が2人パワハラ・セクハラを受けたというので、告発の会見をしたというものです。
そこからのスポーツ界におけるセクハラの話とか、海外の事例とかも少しお話ししたいなというふうに思っております。
まず、この2人のブラジル人選手が、モニカー付で告発文を日本女子サッカーリーグに送りました。
一定期間のクラブの活動停止とか関係者の処分を求めてのことなんですけれども、記者会見した2人の選手というのは
通訳をつけることを、ブラジル人の選手なのに、契約上義務付けられていたにもかかわらず、実際には週1回程度しか通訳が来なかったと。
そうなんです。日本語の指示がわからずに戸惑う2人を、監督やコーチらが嘲笑う、嘲笑するということがあり、
入団当初から性的なポルトガル語で侮辱していたということなんですね。
例えば監督について言うと、練習とか試合でミスをすると、男性気とかを意味するような性的な言葉で叱責をしていた。
日本サッカー協会というのは、暴力とか差別の排除を目指して、クラブにウェルフェアオフィサーというのを設置しているんですけど、
その人が5月監督と話し合った際には、監督からチームの理事長に直訴するなら、2人を俺使わないってなっちゃうよ、みたいなことを言って試合に寄与しないというようなことを示すパワハラ発言をしたと。
さらにコーチについては通訳がいてなくて、日本語の指示を理解できない2人に対して、
こいつら分かってんの?というふうに嘲笑したり、舌打ちするなどの行為があったということで、
この2人の選手が急性ストレス障害というふうに診断されまして、
8月にチーム活動から離脱して診療内科に通っているという状況だと。
実際そのクラブにもいろいろ求めたけれども、事情作用が働かないから告発しましたということになったという話なんですね。
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試合に出られないことでメンタルも悪化しているということで、
そもそも何しに日本に来たんだという話に彼女たちにしたらなっているということなんですね。
実は日本のみならず世界的にもなんですけど、
2021年の朝日新聞の記事なんですが、
スポーツの現場では指導者の3割が周囲のセクハラを認識しているという結果が出ているという話が記事になっています。
これは日本スポーツ協会の2019年の調査なんですけれども、
結局のところたくさんのところでセクハラがあるというのは認識されているわけなんですね。
これについて構造的に起こりやすい問題とすると、
女性のスポーツであっても男性がコーチ監督であるということが非常に多いですね。
現場で見ていてもそうなんですけれども、
それって女子でトップオブトップに行けるような構造上、そんな風なスポーツ界になっていないというのがあって、
そうするとトップになった選手とかから指導者が出てくるということがあるので、
どうしても構造上男性がまだ多いということになってしまう。
社会のジェンダー格差、ジェンダーギャップ指数とスポーツ界は連動しているので、
スポーツは社会の鏡なのである意味。
日本の女性がジェンダーギャップがあるという状況においては、
その構造は残りやすいということがあります。
そもそもスポーツ界というのはハラスメントが非常に起こりやすい構造の問題もあっていて、
コーチとか選手の言うことに逆らったら選手にしてもらえない、レギュラーにしてもらえないとか、
いろんな意味で人事権とか裁量権みたいなのがものすごく集中しているということがあるので、
そういったガバナンスをちゃんと高めないといけないですよということがいろんなところから言われて、
スポーツ庁も女性の役員を連名とかに4割入れなさいということを言っています。
ところがジェンダーは、ナデシコの女優リーグであるウィーリーグ、
ウィーメン・エンパワーメントリーグという略称を持っている日本女子プロサッカーリーグなんですけれども、
この法人を運営しているウィーリーグに対して、
ウィーメン・スポーツ・インターナショナルという女性のスポーツに関して、
国連の経済社会理事会の諮問資格を持っていたりとか、
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いろんな主要なスポーツ団体に提言を行っているところが、
2024年9月に行われたウィーリーグの役員改選について、まずいのではないかというコメントを出しました。
それは何かというと、第3代チェアに今のJリーグのチェアマンを兼任することになった野村さんという方が確認したんですけれども、
理事9名のうち女性が占める割合が3人というふうになった。
リーグ名称が示す女性のエンパワーメントという理念を交代させたと言わざるを得ないということで、
もともと先ほど申し上げたみたいに、スポーツ庁がスポーツ団体向けに女性役員割合を40%以上とするというガバナンスコードを持っているんですけれども、
これにも反しているというので、しかもこれに対してメディアとかも鋭い指摘がないということで、それも併せて指摘されています。
海外でも、例えばスペインのサッカー連盟の会長が女子のワールドカップ優勝選手の唇にキスをして謝罪をしたということが、
2023年にありましたけれども、これ今実はスペインの中でネットフリックスの番組になって、
スペインのサッカー界の腐敗とかそういうものと合わせて非常に話題作になっているというのがあります。
なので、スペインとか世界でもそういうのが問題になっているということがあって、
スポーツ界のまずハラスメントの問題、そこに女性であるという複合要因ですね。
交差性って言うんですけれども、交差点の交差です。
重なり合うというか、そこが交わるところでは差別がすごく起こりやすいという問題があって、
そういうことも皆さんどうしていったらいいんだろうと思う方ももしかしていらっしゃるかもしれないんですけど、
私、今年の3月に一般社団法人でスポーツハラスメントゼロ協会というのを立ち上げまして、
今月末からスポーツハラスメント検定というのを始めます。
そのハラスメントのことをちゃんと認識するために、私たちは人権をベースにしたアプローチをしようと思っていて、
行為が、行為というかその人というよりは、組織であったりとかスポーツ界の構造の問題の方をちゃんと重視しようと思っているんですね。
なので、誰かを吊るし上げて懲戒処分した終わりではなくて、きちんとその構造を理解してなくしていこうという勉強というかですね、
学びの場というのを皆さんに提供したいというふうに思っています。
なので、スポーツハラスメントゼロ協会というのを調べていただいたら、興味持っていただけたらなというふうに思うんですけれども、
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次世代にこんな不名誉な話をずっと残したくはないはずなので、
まず先ほどのナデシコリーグの2人の選手にはきちんとした対応をしていただくということと、
再発防止にちゃんと取り組むということがすごい重要なので、リスナーの皆さんも注目していただいて、
社会の声は力になるので、ぜひとも注目していただきたいなと思います。
ということで今日はナデシコリーグ2部チームでセクハラがということで、
ブラジル新選手2人が告発したこのニュースをきっかけにですね、現状についていろいろ話をしていただきました。
谷口さんありがとうございました。
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