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仙台育英高校サッカー部 構造的いじめで全国大会出場辞退
2025-11-17 12:26

仙台育英高校サッカー部 構造的いじめで全国大会出場辞退

法学者 谷口真由美
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この時間は日替わりコメンテーターによる解説で、日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。月曜日は法学者の谷口真由美さんです。谷口さん、おはようございます。おはようございます。
さて今日はどういうニュースかというと、仙台育英高校のサッカー部でいじめ問題発覚して全国大会出場辞退というニュースですね。
そうですね。心の痛むというか、夢を持って入ったはずのお子さんが同級生であったり、今回は構造的いじめがあったということを学校が報告したというのがあるので、そのあたり経緯も含めてお話ししたいと思います。
これは現在3年生の男子部員1名の方の話ですが、1年生の頃から継続的に複数の部員から暴言を受けていたということで、部活動に参加できなくなり、抑鬱症状を発症し、幼少期より大好きであったサッカーが許しがたい競技になってしまったということで、
学校の調査が入りまして、そこで構造的ないじめがありましたということで、連帯責任の制度が慣例化していたというのがまずありました。
これが、遅刻とか無断欠席などの部内のルール違反に対して、連帯責任で罰則を受けさせたり、練習時のノルマの未達成による連帯責任などが部内で慣例化していたということで、また次に上下関係が固定化していた。
罰則の回避のために、一時期の資質とか能力によって、生徒間の上下関係が固定化していた。特定の生徒が集団から疎外される状況にあった。
学校側の報告書で言うと、いじめ行為というのが、特定の生徒へのいじりがあった。過剰な注意や教養行為や継続的な暴言があったというのがあるが、いじりというのは、
いじめてるつもりはない。いじってただけだということを、いじめてた側というのをよく言うのですが、からかってたという文脈です。
された方は、ものすごくきつい状況に追われていたというのも、いじめだということです。いじりといじめの境目は、その時の精神状態にもよると思いますし、繋がりやすいというか、いじめにもいじりは直結する可能性があるということを、わからなければいけなかったのではないかというのがあると思います。
部全体の問題として、必ずしも一部の生徒だけに限られたいじめ事案ではなくて、サッカー部全体、顧問団並びに、生徒の人権意識が不十分なために、構造的いじめを生じさせ、これを見逃してしまう体制であったというふうに結論付けたというところがありました。
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なので、仙台育英グループというか、系列高校も全部調査をする、全部活を調査するということなので、有名な野球部とか、みんな調査の対象に仙台育英高校はするということです。
この中で即時対応が、対外活動の全面禁止というのが出たので、今年の12月まで対外活動を禁止するので、全国高校サッカー選手権大会を含む各大会の出場自体というのがある。
こういう問題が起こったときに、出場自体をするという行為そのものが連帯責任じゃないかという、違うものの見方もあると思います。
例えば、いじめてた子として認識を新たにするというのは大事なんですけれども、やってない生徒はどうなんだみたいな意見がおそらくあると思うんですね。
今回仙台育英がそれを重かったのは構造的ないじめ、つまり部内全体で文化というかカルチャーとしていじめの構造があったということを言ったので、だから知らぬでは済まない状況に全員がありましたよねと。
指導者も含めて、そういうことなんですね、構造的ってことは。そこがいじめの問題として捉えたというところが大きかったと思います。
なのでここは出場停止という判断が出ても、他の生徒さんにしたら辛い話かもしれませんけれども、なぜあなたが止められなかったんだと。
止められない構造そのものが問題なんですよっていうことなんで、そこを認識しなきゃいけないってことですよね。
このいじめの重大事態ということで出たんですけども、ちょうど先月末の10月31日には熊本県立大津高校のサッカー部のいじめ問題で第三者調査の委員会の報告書が出たんですね。
その時に出た言葉として、部員数が200人を超える大きな集団をリスクの高い集団というふうに位置づけたということがあります。
つまり、たくさんの部員がいると目が届かないと。
これは質は違いますけれども、先だって大阪の広告高校のサッカー部が飲酒事件を起こして、全国のサッカー大会に出るか出ないか、出場停止になるんじゃないか、辞退するんじゃないかという話があったんですけども、
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広告高校は飲酒をした生徒以外は出ても良いという判断をしたということで大会に出ますということを判断したというのが、昨日一昨日のニュースで出ていました。
大津高校の事例で分かったのは、200人、11人しか出られませんという協議に対して、1年2年3年生までしかいない中で200人超える部員数というのは、もはやリスクしかないということなんですよね。
それは、今全国のスポーツをする学校に当てはまることで。
大津高校だけじゃないですよね。
大津高校だけじゃないですね。
例えば、年末にはサッカー、ラグビー、いろんなものがありますけれども、結局一極集中をしてしまうという状況ですね。
スポーツをしたいならば、一極集中でどこかの県の大会に代表になりたいとなったら、大きな学校が一つできてしまうというような状況になって、
その中でのレギュラー争いというのが超絶に熾烈になるわけですよね。
それ以外の生徒、例えば私が聞いた話なんかでも、グランドが野球部とサッカー部とラグビー部が共同で使っていると。
それぞれの部活で200人ぐらい部員がいると。
一面しか学校の運動場がないというところにそれだけいているという状況というのは、レギュラーの子が優先になりますよね。
どうしても。それ以外の子が何してるんだっていうことになったら、多分先生たちも何してるかわかんないぞ。
そこまで目が届かない。なぜならば勝つことっていうか、全国大会に出て勝つっていうことを目的にしている。
これを勝利市場主義って言ったりもしますけれども、だから学校にある部活動ということの意味ですね。
教育活動の一環として行われる部活動が、もはやプロのユース、プロのユースの方がもっと手厚いと思いますけども、
そういう状況になっていて、ケアが行き届いていないというのが現状としてあると。
これは保護者も含めて考えなきゃいけない問題で、
その学校に入ったら、例えば大学に行けるとか就職できるとかっていうようなことを想像してしまい、
そこに乗っかってしまおうとする。だから構造としては、保護者も含めて、学校も先生も生徒たちも
強い奴が一番、正義みたいな状況になってしまうっていうその構造を捉えて、
やっぱりそれは、高校とか教育界全体でも考えなきゃいけないし、スポーツ界全体でも考えなきゃいけないし、
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近いでは、やっぱりそういう状況にあるスポーツって子供にやらせたいかっていう話になるんですよね。
そうすると、今少子高齢の時代で競技者人口がどのスポーツもだいたいのきなみ減っていってる中で、
もう、やらせたくないってなった時点で選ばれないスポーツになると、
それはもうね、先細りしていく競技っていう意味でもあるんですね。
たまたま昨日、札幌であった子ども虐待防止学会っていうところで頼まれて、
私、スポーツハラスメントゼロ協会っていうところの代表理事なので、子どもとスポーツの話をしてくださいっていう話であったんですけど、
本当に毎日毎日毎挙に行き止まりがないというかですね。
だけど、その構造の問題をまず捉えるところから始めて、何よりもやっぱり起きないようにしなきゃいけない。
そのためには、スポーツをやっている人たちも含めて、
学校教育の現場でのスポーツっていうのがどういうあり方でなければならないかっていうことを、
本当に真剣に議論しなきゃいけないという時期だと思います。
こんなことを考えたこの事件でした。
おそらく、この名門高校に入ったっていうのは、全国大会に出るチャンスが得られるかもしれないっていう夢を持って入ってきたでしょう。
それが夢に立たれるどころか、その競技自体も憎く思ってしまうようになったら、
本当にこんなに残念なことないですよね。
抜本的に構造がどういうところに問題があったのかっていうのは、しっかりと話し合っていかなきゃいけませんし、対策が必要だと思います。
谷口さん、ありがとうございました。
この時間は、谷口真由美のブラッシュアップをお送りしました。
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