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この時間は、日替わりコメンテーターによる解説で、日々のニュースを掘り下げる
Brush Up。月曜日は、法学者の谷口真由美さんです。
谷口さん、今日はどんなニュース・話題でしょうか。
今日は、お雛様ですけれども、
3月8日が国際女性デーという日。
世界的な日になっているんですけれども、
もともと国際女性デーというのは、
1908年、もう100年以上前に
アメリカはニューヨークの女性労働者が
いわゆる婦人賛成権を求めて
デモを起こしたことに由来しています。
1975年の3月8日に国際連合が
1975年って1年間国際婦人年と言われる
今だったら国際女性年と訳すんでしょうけど、
当時は婦人と言っていたので、日本でも国際婦人年なんですけど
それが1975年の3月8日国際女性日
という風になったという話で
どちらでもいい話で言うと、私は1975年3月6日生まれなんで
ほぼ国際女性年、国際女性デーの申し子
みたいに言われることがあるんですけど
そこから半世紀になったという状況ですね。
ミモザの花を女性に送る
みたいなのが海外でも多いんですけども
これはイタリアの女性運動というか
そういうのがあったという状況があります。
ミモザ結構花粉強いんで、花粉の人
つらいかもしれないですけど、黄色い花が出てくる
という状況ですね。今実は国際女性年にちなんで
女性の地位向上の話であったりとか、ジェンダー平等の話が
マスコミとかに行っても取り上げられているという状況なんですが
そんな中で
言葉の意味を調べるときに、昔はよく
広辞苑開いてという言い方をします。
今でも私広辞苑開きますけども
広辞苑で約25万語収録されているんですけども
その中にいわゆる
女性差別と解釈されるような言葉が残っていますが
それは何でですかという話が出ています。
売れ残りとか
男勝りとか
売れ残りというのは俗に根気を過ぎても独身で
いている女性のことを売れ残りというふうに表現し
一時はクリスマスケーキ
売れ残りのクリスマスケーキと言って、25歳を過ぎると
根気を逃した女性と言われました。
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それが大晦日の年越しそばと言われるようになったりとか
いろいろあったんですけども、それをいまだに使う人って
あんまりいないですけど、辞書の中には残っていると。
我々は知っていますけど、オールドミス
という単語、橋本さんは聞いたことある?
初めて聞きました。
オールドって古いミスっていうのは
結婚したミセスになる、ミスターズになる
ミセスになれない古い女の人という意味で
未婚のまま根気を過ぎた女性のことをオールドミス
という表現をしたりとか、あと例えば
女性の性格に関して男勝り、女でありながら
気性が男にも勝るほど価値気であるということとか
あと出戻りですね。
一度結婚したけれども
離婚して直に帰ること、今でも出戻りという人
いらっしゃいますよね。あと女性だけに
内情の甲という言葉を使ったりとか、夫が外でしっかり
働けるのは妻が家守ってるからみたいな
あと不祥不遂ですね。スポーツの世界では
結構この不祥不遂って言葉をいまだに言う人いらっしゃるなっていう
夫が言い出して妻がこれに従うとかっていうのがあると
でもそういうのを残しているのは、これ岩波が
岩波職伝が出してるんですけれども
孔子園は日本語を隠すことなく記録して
正確に解説する使命があるというふうに
岩波編集部の奈良林さんがおっしゃっていると
過去の文学作品を読んだりとかする際に
辞書を引いてじゃないと文章の意味わからないということは
たくさんあります。そうすると誤読してしまう、誤った
読み方をしてしまう恐れがあるので
残した方がいいということで残してるんですね。だけど岩波って
いわゆるリベラルな書店だという
編集会社というか
書籍会社ですよねって言われるので若手の部員の人からは
売れ残りとか女性差別
ちゃいますか削除した方がいいんじゃないですかみたいなことが
意見が出ました。言葉の
価値判断というのは読者が行うものであって
時代の変化に伴って項目自体を削除する必要はない
ということで差別的な言葉を
個人からなくしても差別が解消されるわけではない
ということを奈良林さんがおっしゃっている
ということなんですよね。結局言葉とか
装いとかいわゆる文化っていうものは社会の
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植図なので女性別視の観点から生まれた
男性中心の社会から生まれた言葉を
残しておくことによって歴史的な背景を知らなきゃいけない
というところがありますよね。そうなんですよ
女性別視の言葉が定着した背景を考えてほしいということで
議論をして残されているのはすごく素晴らしいことだと思っていて
結局これは良くない言葉だから
削除しちゃえということになると消えてしまって
背景とか意図が伝わらなくなってしまうということがあるんですよね
私たちが人権とか差別の問題を教えるときに
よく例えば非差別部落の話とかでも
寝た子を起こすなっていうことを言う
だけど寝た子なんて言いないんですよ。どこかでその言葉を
知ってたりとか誰かに聞いたりとかするので
それがちゃんと伝わらなくてその人のいわゆる偏見とかが
入って伝わると非常にややこしく理解されてしまうということがあるので
それはやっぱりきっちりと理解するということが
大事なことですよね。それで言うと
この間私は高知県で講演をした後に
高知の女性たちが、高知の女性の人それこそ
勝気なことで有名とかって言われたりするんですけど
最近も腹立ったことがあっていうのの中に
本当にあいつは女の腐ったみたいな男だっていう表現が
この間もされてすっごい腹立ったんですよって言って
おっしゃる女性の方がいらっしゃったんですね
それまだ聞くことありますよね。女が腐ったみたいな男って
言い方する人いますよねって男の人で頼んない人のことそう言いますよねって言ったら
そうなんですよってめっちゃ怒ってて
でも私いつも言い返すんですけどねって言って
私の谷口真由美的返し方は
女が腐ったら男になれんねやと。でも男が腐ったら何なんねんって言って
腐ったままやないかっていう話で
だからそういうのって言い返したってええねんって言ってたんだけど
いかにおかしいか
まだ女が腐ったら人間のままやったなという話を
言ってやったらいいんだよぐらいな感じで返したら爆笑して
そうですねってそういう風に返すようにしますと
日々の言葉の中に
まだまだそれは男性差別もありますよね
男の癖になくなとかね男はしっかりしろみたいな
男は家政でなんぼやみたいな
でもそれってやっぱりいろんな事情があったりとか
いろんな家庭の形があったりとかするので
人が幸せで暮らしていることを他人が
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決めたらあかんと思うんですよね私
そういうことを考えるきっかけとしてはこの講じれの中に
言葉が残っているということにも意味があるとか
皆さんもそういうのを気をつけて自分の発している言葉がもしかしたら
誰かを傷つけている言葉かもしれないでもともとどういう意味だったか
っていうところまで遡って使っていただくほうがいいんじゃないかな
ということは思いますという話でございました
確かにその言葉がどういう背景なのかって説明できるように
なっておきたいですよね
谷口さんありがとうございました
この時間は谷口舞美のブラッシュアップでした
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