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さて、この時間は日替わりコメンテーターによる解説で、日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。 月曜日は、法学者の谷口真由美さんです。谷口さん、おはようございます。 おはようございます。
さて、今日はどんな話題でしょうか。 今日はですね、もう皆さんのご関心事項だと思うんですけど、
交流高校の野球部が途中で甲子園を出場を辞退したという事態になりましたっていうことからの、スポーツと人権の話を少ししたいなと思っているんですけども、
もう改めて説明するまでもなく、広島の交流高校が甲子園出場中に1回戦勝ちました。
で、もう次出ませんという話になりましたが、その背景は暴力事件が最初にあったということで、学校も把握してた。
2月に処分も出てたけれども、高校側はちゃんと調べてたのかどうかみたいなことがありましたよね。
分からないことが色々あるので、憶測で喋らなきゃいけない話はなるべく避けたいんですけども、
少なくとも高野連も3月に厳重注意とはしてたということで、野球部員の暴力行為を公表もしているということなんですが、
被害者の生徒さんが転校を余儀なくされたこととか、
SNSでおそらく被害者のご親類というか親御さんかなという方がこんなことが起こってるっていうのを発表されてたということの背景がありました。
今回、高梁高校の試合自体も8月7日の夕方に開催するということになったので、
18時45分、午後6時45分で開始って言ってたのが、実際前の試合が長引いて午後7時半から開始だった。
SNSがいわゆる炎上祭りという状態になっていて、
興味本位の矢島の人まで含めて、ネット上さらされている子どもたちが画面に出てきちゃってたんですよね。
そうすると、今回やっぱりすごく大きかったのは、学校も多分高野連も、
それから主催の朝日新聞とかですね、そういうところも影響をものすごく軽く見てたんじゃないかなっていうのはありますよね、ネットの。
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そうですね。SNSのこの影響力っていうんですかね。
そうなんです。結局、ネットって、いわゆる炎上するときに、
すごい嫌な人たちが炎上させてるわけじゃなくて、結構正義感でやってる人多いんですよね。
そうですね。
だから今回は、高野連の処罰が軽かったんじゃないかとか、学校側が隠そうとしてたんじゃないかみたいなところから、
ネットがそれやったら罰してやらないと、みたいな感じになっていったっていうのも事実だと思うんですね。
なので、暴力事件に関して言うと、ここからもちゃんと真相究明をして、
まず被害者が転校余儀なくされてることとかが本当であればですね、
やっぱりなぜそんなことが起こったのかとかっていうことを、それはもう究明していただくのは学校と、
私立の場合は市役所とか県庁の私学科みたいなところが一緒になってやらなきゃいけない話だと思いますし、
高野連もちゃんとやっていただいたらいいんですけども、
そもそもやっぱり暴力事案が起こってたっていうことに対しては、
私は今、スポーツハラスメントゼロ協会というところの代表理事をしているんですけども、
起こる構造に問題があったと思うんですね。
結局、子どもたちが暴力事件を起こしてしまうのも、それが許容されるカルチャーっていうかですね、土壌っていうか、
結局、やることが当然、悪いことをしたやつには制裁を加えるということが、
しかもちょっと暴力で加えるということが、状態化しているということが問題だと思うんですよね。
そもそもなぜこの事案が起こったことになるのかっていうところが、
スポーツをする人って、よくよく昔の選手先生みたいなんでも、スポーツマンシップに乗っ取りとかって言ってるんですけど、
じゃあスポーツマンシップってなんやねんとかいう話もあると思うんですけど、
日本ってまだスポーツになってないと私は思ってるんですよ。
2020年に体育の日がスポーツの日という名称が変わりましたけど、
スポーツってシェイクスピアの劇に、メリー・スポートっていうセリフが出てくるんですね。
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メリーって楽しいっていうのとか、ちょっとしたイタリアとか冗談っていう意味で、
そこにスポーツっていうのは複数形なんですが、スポーツっていうのがついてて、
スポーツっていうのは楽しい遊び、遊びから来てるっていうのがスポーツっていうことなので、
スポーツという言葉自体が遊びという意味なんですね。
ところが日本の、そもそも体育っていうのは、
これはもう今年ほんと小学年とかなんですけど、その前の前の時代ですね、明治時代に、
初代文部大臣森有則が取り入れた軍隊式教育から今の体育っていうのは繋がってるんですね。
もう遡ること明治19年、1886年なんですけど、そこで結局何をしたかっていうと、
国家主義的な教育政策とか教育制度っていうのをビシッと整えたのが森有則なんですけれども、
教員要請が必要だということで師範学校令っていうのを出して、師範学校のカリキュラムを整えていくんですけど、
その中で体育は兵隊が行っていた体育、兵式体操っていうのをまず導入するんですよ。
その師範学校で鍛えられた先生たちが小学校でそれを教えていくっていうのがあって、
だからもともと体育の先生っていうのは、今でもちょっとその傾向ありますけれども、
軍隊的なヒエラルキーっていうかですね、を作っていうことを聞かすっていうようなカルチャーが残ってるんですね。
だから例えば運動会の入場行進で今でも、例えば全体止まれとかってやるじゃないですか。
あれって今は全体の体っていうのは、みんなを指す体って書くと思うんですけど、もともとは対立の体なんですよね。
そうですよね。
だからやっぱりあのマスゲーム的な入場行進とかも一時乱れぬとかって言って、みたいに言われますけど、あれはほんまにええの?っていうふうになると、
やっぱりあんなスポーツ大会で、私少なくとも例えばニュージーランドとかアメリカとかヨーロッパとかで子どもたちのスポーツフェスティバル見たことありますけど、
あんな入場行進やらすとこないですもんね。
それで言うと甲子園もずっとああやって一時乱れぬ行進とかをするっていうのも、行進ってそもそも軍隊のマーチなんで、
だからやっぱりなんか体質的に当たり前で目にしてるものが当たり前なのかっていうことを考えなきゃいけないっていうのも、私はあると思ってるんですよね。
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オリンピックの例えば入場のシーンなんて、みんな手を振ったりして楽しそうに入場してきますけど、高校野球の入場式ってガラッと変わりますもんね。
そうなんです。
だからやっぱりスポーツという言葉になって、スポーツ長っていうのにもなってることから考えると、
日本のスポーツと言われるものが体育から脱却できてないんじゃないかっていうところに、やっぱりすごい根本的な問題が私は潜んでる気がするんですよね。
だから他のスポーツにしてもそうですけど、そもそもこの灼熱の中でね、この時期にやらなきゃいけないのかとか甲子園にしても、
それは子どもたちはやりたいと思いますよ、そのために今までの人生かけてきてるんで。
だけど大人が、じゃあ仕組みをどうするのかっていうことを議論しなきゃいけないっていうことは事実としてあって、
だから当たり前と思ってることから大人も逃げずに真剣に議論をしなきゃいけないっていうところが今回の事件ですね。
SNSのこともそうだし、時代が変わってるっていうことをちゃんと認識した上で、子どもたちのために制度を整えるということがすごく大事だなっていうのを改めて思いました。
本当に被害者の生徒さんがこれから豊かな人生を歩めるように、加害になった生徒さんもそういうことが起こる構造の中で起きたんだったら、ある意味被害者のところもあるので、
過罰的な罰与えたえねえみたいなことだけで済まないようにしてほしいなっていうのはありますね。
そうですね。
谷口さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は谷口真由美のブラッシュアップをお送りしました。
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