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賃貸物件に「LGBT不可」表示 不動産会社は「人的過誤」とし修正対応へ
2024-10-07 10:47

賃貸物件に「LGBT不可」表示 不動産会社は「人的過誤」とし修正対応へ

法学者 谷口真由美
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日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ 月曜日は法学者の谷口真由美さんです。
谷口さん、今日扱うテーマ・ニュースは何でしょうか。 福岡市内の不動産会社さんが扱う賃貸物件で、その紹介資料の中に入居者の募集条件に
LGBT不可という項目が表示されたケースが複数あることが確認されましたというニュースで、実際に福岡市内に住む30代の男性が住まい探しで訪れた不動産の店舗で、
賃貸物件の間取り図とか賃料を記した資料にLGBT不可ということが書かれていたので、言葉を失ったと。
自分の同性のパートナー、男性なので男性のパートナーと将来的な同居をしたいと思って相談できると思った。
しかもこれに支援に熱心な会社さんだということで、こちらの会社を選んだところ、LGBT不可と書いてあったので、この男性の方は当事者の目に触れたらどう感じるか考えてほしかったということをおっしゃっていて、
これは朝日新聞の記事ですが、実際そうでしたということを認めた上で、不適切で誤解を招く事態だったということをコメントに出されたということです。
これペット不可とかって同じような項目の中にLGBT不可ということが書かれてあったということで、いわゆるショックが大きかったという話ですが、
今日はリスナーの皆さんにも改めてLGBTって何かという話からしたいなと思っているのですが、
人の性ですね。性別とか性を表す4つの単語、4つ要素があるのですが、
まずは体の性ですね。一番目が体の性。男性気がついているかついていないか、みたいな言い方をされることがありますが、体の性。
二つ目が性自認。私は女性であるか男性であるか、自分がどういうふうに考えているかというものです。
3つ目が性的指向。誰を好きになるか。特に性別でちゃんと男の人が好き、女の人が好きというのは性的な指向なので、それがあるか。
4つ目が性表現ということで、服装、髪型、仕草とか言葉遣いということで、自分が表現したい性の役割みたいなのがあるというものです。
この4つで言うのですが、今LGBTと言いましたが、Lがレズビアン、女性が女性を愛しているということです。
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Gがゲイ、男性が男性を愛する。それからBがバイセクシュアルといって、こちらは女性、男性、2つ以上の性の方が好きだということもあります。
それからトランスジェンダーというのは、身体の性と心の性の辞任が異なるという説明をよくされます。
最近は、LGBTQというのを加えて、クイアー、もしくはクエスチョニングといって、自分が何のせいであるか迷っているという方もいます。
よく言われるのですが、今日起きたら突然レズビアンになるとか、トランスジェンダーになるということではなくて、非常に揺らぎがあって、自分のせいが何かとか、自分とは何者かというのを理解するのに時間がかかって、皆さんたどり着かれることが多いのですが、それは私でもそうです。
自分の性別を聞かれたときに、私は何も考えずに女性です。性自認も女性です。身体の性も女性です。好きなのは男性です。これは多数者の中で当たり前で生きてきた話ですが、それが当たり前ではないという自分の状況を受け入れるのに、非常に時間がかかるということもあります。
とりわけ、おととしの調査ですが、NPO法人のリビットが調査した結果によると、10代のLGBTQの48%が自殺を考えたことがあると。
これは2670人に調査をとっているのですが、そのうちの14%が自殺未遂をしていると。
そして、高校の不登校の数は、一般の不登校よりも10倍に上り、それから孤独・孤立を感じているのも8.6倍に上がるということです。
なので、社会的に非常に孤立しやすくて脆弱な存在であるということが言えます。とりわけ子どもはそうだと言われているので、何気ない言葉が、意図する意図しない関係なく差別になっているということを、
私たちも自覚する必要があるということです。
だから、差別というのは、そんなつもりがあった、そんなつもりがなかった、とか関係ないんですよ。あろうがなかろうが差別なんですね。
受け取った人間からすると、通りすがりに刺されたりとかして、そんな意図はなかったって言ったって障害罪だったりするわけですよね。
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だけどこれ、心の問題で言うと、通りすがりの人に刺されるようなもんですよね。LGBT不可みたいな話って。
だから、その要は、体が傷つけられたら理解ができるかもしれないけれども、その精神的なダメージを与えられているっていうのは人になかなか伝わらないものだし、
ましてや、もしかするとまだ隠している状況の方がたくさんおられるかもしれないという中で、想像力が圧倒的に欠如しているという状態なんですよね。
で、最近こんな話をすると、いやいや、そんな性的少数者もそうだし、少数者に配慮しすぎる社会なんて生きづらいみたいなことを、ドヤ顔で言う方いらっしゃるんですけど、
でも、そうしたら、あなたが自分として生きていることを全否定されるみたいなことを言われるのは、少数者だから配慮とか多数者だから配慮しなくていいって問題ではなくて、これ少数者多数者の問題じゃないですよね。
自分が生きているということに対して、皆さんちゃんと自分であると認識をされてもらいたい。当たり前の話というのが、まだ当たり前じゃない。
ましてや、LGBT理解増進法という法律が去年できているんです。
だけどやっぱり私、これの名称もすごく問題があると思ってて、多数者が理解をしなきゃいけない、それを増進しなきゃいけないという段階ではなくて、差別したらダメですという問題なんですよね。
だから、多数者の側が理解するかしないかで傷つけられて良いとか差別されて良いとかそういう問題では全くないということに、やっぱり変わらなきゃいけないのは多数者側なんですよね。
だから、少数者の人が私たちのことを理解してほしいっていうことを言われた。私たちがそれを受け取って、本来理解してるわみたいな、上から目線の話じゃなくて、そこに存在していて、私たちと同じ社会、コミュニティの中にいてて、当たり前に隣にいてる人のことをちゃんと理解するというのは、これは誰が相手であっても当たり前の話だということを、まず理解しなきゃいけないっていう意味で言うと、
企業で働く方も、学校生活を送られる方も、コミュニティで生きられてる方も、隣の人がどういう属性であったとしても、人として扱うっていう人権の問題っていうのを、ちょっと今日また朝から重たい話題ですけれども、考えていただけたらなというふうに思ってこの話題にしました。
本当そうですね。またこう無意識の中にある固定関連であったりとかですね。そういったものが不意に誰かを傷つけてしまってるってこともあるわけですもんね。
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ありがとうございました。谷口さん。
ありがとうございました。
この時間は谷口真由美のブラッシュアップでした。
様々なニーズにお答えできるレンタルスタジオです。お問い合わせご予約は、スタービル博多ギオンのホームページからどうぞ。
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