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国内初の内密出産から3年 実施38例に
2024-12-02 09:57

国内初の内密出産から3年 実施38例に

法学者 谷口真由美
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日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ 月曜日は法学者の谷口真由美さんです。
さあ今日は谷口さんどんなニュース話題でしょうか。 はいえーと熊本の自家病院で内密出産というのが始まって3年が経ちましたというので、これまで38人が内密出産で出生したというニュースなんですけれども
内密出産と赤ちゃんポストっていうのをちょっと混同されている方もおられるかもしれないので、ここからちょっとご説明しようかなと思うんですが、そもそもこの熊本の自家病院は2007年からいわゆる赤ちゃんポストですね、コオノトリのゆりかごというのを運営されています。
これはですねあの自ら育てることのできない赤ちゃんを親御さんが匿名で病院に預けるシステムです。
これで実は令和5年の3月までに16年間で170名の赤ちゃんが預けられたと自家病院が発表しています。
一方令和3年の12月に内密出産が始まって、こちらは妊婦さんが匿名のまま自家病院で出産できるというものなんですね。
実際にこれで38人の赤ちゃんが生まれたというものなんですけれども、
生まれてから預けるか、生まれるときにいわゆる孤立出産といってですね、
様々な事情から女性が一人で生まなきゃいけない自宅とか、場合によっては例えば公園のトイレとかっていうこともあります。
そういうところで生まなきゃいけない状況に追いやられるのを何とか防ごうというような仕組みですね。
この内密出産は赤ちゃんポストに内密出産にしても、赤ちゃんの捨てられることとか殺人を防ぐことにあるということが目的なんですけれども、
現実にこれを利用している方がどういった理由でやってるかというと、親に知られたくないと。
例えば未成年である妊婦さんの場合、自分の親に知られたくないというのが一番多かったと。
親からの虐待とか過干渉で家族に対して相談しづらい状況にあるということがニュースで伝わってきました。
いろいろ実は問題はあるんですけれども、これ実はドイツをモデルにしてるんですね。
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ドイツのケースというかドイツの内密出産もいろいろ議論はあるものの、
そもそも相談していく先がドイツには全国1400ヵ所、妊娠相談所というのがあるんですね。
これは別に内密出産をしようとかっていう方だけではなくて、皆さん産むのに不安だとかいろんなことがあるので、
まずそこに相談をしに行ける。1600ヵ所以上ですね。
内密出産がドイツで導入される前から妊娠相談所があるので、
専門性の高い相談員への相談を特命かつ無料で気軽に行えるという状況があります。
だけどまず日本にこういう場所ないんですよね。
だから妊娠した人ってやっぱり、私もそうでしたけど、初めてのことっていうのはとても不安だし、どうしていいかわからない。
ましてやドメスティックバイオレンスを受けているとか、未成年であるとか、いろんな理由によってもっと不安がある人たちっていうのは、
どこかで相談しないとダメなんだけれども、それすらできないという状況にあるというところで、
結局妊娠が進んでしまって、最後生まざるを得ない状況まで行ってしまうということがあります。
正直なところ、あんまり議論が進んでないんですね。
この内密出産に関しても赤ちゃんポストに対しても、
熊本市とだけは、熊本市とか熊本県とは自家病院も連携できるんですけれども、
国でこういった議論が進んでいるかというと、進んでいないという状況があります。
やっぱり妊娠の原因も、内密出産の場合は望まない妊娠というのが多くて、
レープをされたり、それから禁心相関であったりとか、それから売春、不倫、いろんな理由があります。
生まれてきた赤ちゃんの出児を知る権利というものも、合わせて大事な話で、
それをどうやって今後知らせていくんだという問題があります。
首相届を出すということに対しても、いわゆるお母さんはわかるけれども、
お父さんの欄を空白にしなきゃいけないし、今のところお母さんという人も、
妊婦さんからお母さんになった人も、病院の担当の方だけが知っているという状況になっているということで、
いろいろと法整備も必要だというところで、それがなかなか進んでいかないという状況があります。
やっぱり手放しで、内密出産してくれるところはあってよかったねじゃなくて、
こういった民間団体に任せているような問題ではないということを、
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自覚しなきゃいけないということがまず一個あると思います。
実際に例えば赤ちゃんポストの設置後に、これは赤ちゃんポストの話ですけれども、
生まれたらポストに置こうと考えた佐賀県の女性が、先ほど言った孤立出産をして、
死産だったためにコインロッカーに遺体を放棄して逮捕された事件も起こっているということがあります。
だからやっぱり危険な自宅出産みたいなことも減らないし、
だったら内密出産というふうになるんだけれども、
そこに関わる法律問題がなかなかクリアになっていない。
制度もクリアになっていない。
何より社会全体で妊娠した人を支えようとか、
望まない妊娠をした女性に対してのケアというのが、あまりにも薄すぎるんですね。
それは望まなくても妊娠した時に、なかなか手当てしてもらえないというか、
女の人だけの問題でしょうというふうになってしまうんですけれども、
やっぱりここは子育ての社会化というものが言われて久しいこととか、
あと少子化対策を何とかしなきゃいけないとみんな思っているんですよね。
こういった女性が孤立している状態というのを何とかしないと、
それは望んでようが望んでなかろうが、
妊娠というのはなかなか心にも体にも負担のあるものなので、
社会全体でどうやっていくかということを考えるというのに、
やっぱり時系病院のケースというのは、毎年こうやってデータが出るんですけれども、
いろいろ考えさせられるなと思いますね。
そうですね。時系病院の存在によって救われている方もいらっしゃるとは思うんですけれども、
本当はそこだけ民間に任せるという形じゃなくて、
国として地域としてどう手を差し伸べていくのかというのも、
やっぱり真剣に考えていかないといけませんね。
そうですね。
わかりました。谷口さんありがとうございました。
この時間は谷口真由美のブラッシュアップでした。
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