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こんにちは、石井ケン一です。 今週もたまゆらタイムの時間がやってまいりました。
さて、1月ももう中旬。お正月の賑やかさが少し落ち着いて、日常のリズムが戻ってきたという方も多いのではないでしょうか。
朝の冷え込みがくっと厳しくなってきましたね。 車のフロントガラスが白く凍っていたり、
畑や田んぼが霜でうっすら白くなっていたり、
ああ、冬の本気が来たなと感じる朝も増えてきました。 山の方を見ると八ヶ岳の稜線はすっかり雪衣装。
日によっては町の方まで雪雲が流れてきて、 今日は降るかなぁなんて空を気にしながら出かける日もあります。
寒さが厳しくなると体も自然と縮こまりがちになりますが、 こんな時期こそ温かい飲み物をゆっくり飲んだり、
夜は早めに布団に入ったり、 自分をいたわる時間も大事にしたいですね。
さて、今日1月12日は成人の日。 今年は1月の第2月曜日にあたるこの日が成人の日となっています。
実はこの第2月曜日というのは2000年から始まった ハッピーマンデー制度によるもの。
それまでは成人の日はずっと1月15日と決まっていました。 ちょうどこの1週間を見てみますと1月13日はタバコの日。
1946年戦後の混乱期にタバコが配給制から自由販売に戻った日です。
当時はタバコ1本が貴重な時代で、 物々交換の道具として使われることもあったそうです。
1月14日は愛と希望と勇気の日。 1959年南極間側戦争夜が昭和基地に取り残されていた
太郎と二郎の生存を確認した日です。 1年も生き延びていたんですよね。
極寒の地で生き延びていた2匹の姿は当時の日本中に大きな感動を与えました。
1月15日はかつての成人の日でもあり、 また古正月と呼ばれる節目の日でもあります。
昔はこの日まで正月飾りを残して、 1年の豊作や健康を願う行事が各地で行われていました。
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そして1月17日は阪神淡路大震災から31年です。
寒い季節に起きた大きな災害ということで、 この時期になると防災について考えるきっかけにもなります。
こうして見ていくと、この時期は節目や再出発に まつわる出来事が意外と多い時期なんですね。
この後後半では、成人の日の由来や今の成人式がどう変わってきているのか、
そして大人になるということの意味についても じっくりお話ししていきたいと思います。
さて後半です。
今日は成人の日ということで、改めて成人式や成人の日について 少し深くお話ししてみたいと思います。
成人の日というと、ずっと昔から国が決めていた行事のように 思われがちですが、実はその始まりは国の制度ではありませんでした。
時代は1946年、昭和21年ですね。戦争が終わった翌年、 場所は埼玉県のわらび市、当時はわらび町でしたけどね。
戦争で多くのものを失い、将来への希望も見えにくかった時代に、 地元の若者たちを励まそうと開かれたのが、
青年祭と呼ばれる催しでした。 これから社会を担う若者たちに大人としての自覚と希望を持ってほしい。
そんな思いから始まったこの取り組みが、 やがて全国へと広がっていきます。
そして1948年、この考え方が国の制度として取り入れられ、 1月15日が成人の日という祝日になりました。
もともとわらびで行われた青年祭というのは、 11月だったそうなんですけどね。
この国の制度になった時、なぜ1月15日になったのか。 それはこの日が古正月と呼ばれる節目の日で、
昔から成長や再出発を祝う意味合いを持っていた日だったからです。 つまり、
成人の日は単に年齢を祝う日ではなく、 社会の一員として歩み始める覚悟を祝う日だったんですね。
ところが、2000年、祝日を月曜日に移して連休を増やす、 いわゆるハッピーマンデー制度によって、
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成人の日は1月第2月曜日へと移動しました。 日付は変わりましたが、本来の意味が変わったわけではありません。
そして、もう一つ大きな変化がありました。
2022年、日本では成人年齢が18歳に引き下げられました。
ここで多くの方が疑問に思ったのが、 じゃあ成人式も18歳になるの?という点です。
結論から言うと、ほとんどの自治体では、 今も20歳、20歳を対象に式を行っています。
理由はいくつかあります。
まず、18歳という年齢は、ちょうど受験や就職、進学の真っ最中、 精神的にも時間的にも余裕がない時期です。
さらに、久しぶりに同級生と再会するという成人式ならではの意味合いも、 20歳の方が実現しやすいという事情もあります。
ただし、例外的に18歳で成人式を行っている地域も、 本当にわずかですが存在します。
三重県の伊賀市、大分県の国崎市、 宮崎県の東康城郡三里町、
これらの地域では、18歳で社会に出る若者を早く支えたいという考えから、 18歳で式を行う形を選んでいます。
とはいえ、全国的に見ると、こうした取り組みはごく少数派で、 大多数の自治体は20歳での式を続けています。
ここから見えてくるのは、成人という言葉が、 単なる法律上の区切りではなく、
社会や地域がどう若者と向き合うか、 その姿勢そのものを表しているということになるのかもしれません。
実際、最近の成人式では、式典の形もずいぶん多様になっています。
東京大田区では羽田空港で行われたこともありますし、 埼玉では埼玉スーパーアリーナ、
千葉県では東京ディズニーリゾートで式を開いた自治体もありました。
一方で、あえて地域の公民館や学校の体育館で、 顔の見える距離感を大切にした式を行う町もあります。
どれが正解というわけではなく、 その地域なりの送り出し方があっていい、
そんな時代になってきているのかもしれませんね。
成人の日というのは、もう大人だから、 自己責任で頑張れという日ではなく、
これから一緒に社会を作っていこうという エールの日だったはずです。
その原点が戦後ワラビで行われた 青年祭だったことを思うと、
今の時代だからこそ、もう一度その意味を 思い出してもいいのかもしれません。
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さて、来週1月19日はノド自慢の日。 NHKのノド自慢が始まった日で、
来週は声や思いを届けることについても 少しお話しできそうです。
日々の出来事をきっかけに、 人と人とのつながりについて、
少し温かいお話をお届けできればと思っています。
それではまた、来週この時間にお会いしましょう。
石井ケンイチでした。 玉浦のような優しい時間をお過ごしください。