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2026-03-07 10:09

2026/03/02 たまゆらタイム

 3月3日のひな祭りについて

サマリー

3月に入り、石井ケンイチが季節の移り変わりとこの1週間の出来事、そしてひな祭りの由来について語る。ひな祭りは古代中国の厄払い行事に起源を持ち、日本では身代わりの人形を川に流す風習から、江戸時代には飾るものへと変化し、現代では子供の健やかな成長を願う行事となった。社会の変化と共に形を変えながらも、大切な意味を受け継いできたひな祭りの奥深さを解説する。

3月の始まりと季節の移り変わり
こんにちは、石井ケンイチです。 今週もたまゆらタイムの時間がやってまいりました。
いよいよ3月に入りましたね。 暦の上ではすっかり春です。
とはいえ、朝外に出るとまだコートが手放せなかったり、手袋を外すのをためらったり、
春と冬はまだ行ったり来たりしている そんな時期です。
でもよく見てみると、季節は確実に動いています。 日の出の時間が少しずつ早くなっていたり、
夕方の空に冬とは違う色が混ざっていたり、 寒さの中にほんのわずかに感じるゆるみ。
3月というのは、そのゆるみを見つける月なのかもしれません。
この1週間の出来事
さて、今日3月2日から始まるこの1週間、 この時期を振り返ってみたいと思います。
まず、明日3月3日はひな祭り。 この話題は後半でじっくりお話ししますので、
ここでは季節の伏し目の日が近づいている ということだけ心に留めておいてください。
3月5日は、1981年ですが、黒柳哲子さんの 「窓際のトットちゃん」が発刊されています。
日本国内での累計発行部数は800万部を突破し、
日本国内において戦後最大のベストセラーと称されました。
芸能人やスポーツ選手、政治家などの著書は ゴーストライターがまとめたものが多いとされていますが、
この作品はすべて黒柳さんによる自筆で出筆しています。 かなり話題になりましたよね。
3月6日には2005年、 日本初の実用直浮上式リニアモーターカー、
愛知県高速交通東部丘陵線、 いわゆるリニモが愛知県で開業しました。
この都市に開催された愛知万博、 愛知急泊ってやつですよね。
これの未来館と会場アクセスの目的を兼ねて 建設されたものです。
この線の開業によって名古屋市営地下鉄東山線や 愛知環状鉄道線と連絡され、
名古屋市内と東部丘陵地帯を結び、 それまで鉄道空白地帯だった
永久鉄師に鉄道が通るようになりました。 そして3月8日は国際女性デー。
1904年の3月8日にニューヨークで女性労働者が 婦人賛成権を要求してデモを起こしたことに由来しています。
今は世界各地で社会や暮らしの中の役割について 改めて考える日ということになっていますね。
こうして見ていくとこの1週間は変化や節目という言葉が とてもよく似合う期間でもあります。
ひな祭りの起源と変化
季節が変わる、社会が変わる、そして 人の生き方も少しずつ変わっていく。
さて後半は、明日3月3日のひな祭りについて 少し時間をかけてお話ししていきたいと思います。
ひな祭りと聞くとひな人形、桃の花、チラシ寿司やひなられ、 そんなイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
でも、この行事の始まりは、 今私たちが知っている姿とはかなり違っていました。
ひな祭りの起源は、古代中国の浄紙の節句と言われています。
季節の変わり目に、川で身を清め、災いを払う行事でした。
この考え方が日本に伝わり、 やがて日本独自の形に変わっていきます。
日本では、紙や草で作った人形に、 自分の役や穢れを移し川に流す、
流しびなという風習が生まれたんです。
ここで大切なのは、人形は飾るものではなく、 身代わりだったという点ですよね。
つまり、ひな人形は守りの存在でもあったわけです。
それが、時代が進むにつれて少しずつ変わっていきます。
江戸時代になると、人形作りの技術が発達し、
ひな人形は、成功で美しいものへと変わっていきました。
同時に、川に流す行為は次第に行われなくなり、 家の中に飾る行事へと移っていきます。
この変化には、暮らしが変化したということが 大きく関係しているんですよね。
都市化が進み、川が身近な場所でなくなったこと、
人形が簡単に作り直せるものではなくなったこと、
こうした現実の中で、ひな祭りはお祓いの行事から 願いの行事へと姿を変えました。
災いを流すのではなく、健やかな成長を願う、
この転換こそが、ひな祭りが今まで残ってきた理由なのかもしれません。
ひな祭りの現代的な意味と文化
また、ひな人形の並びにも、時代や地域による違いがあります。
京都を中心とした関西では、向かって右に帯な、左に目びな、
一方、関東では、向かって左に帯な、右に目びな、
これは、西洋式の左上位という考え方が 取り入れられた結果だと言われています。
一つの行事の中に、こうした文化の重なりが見えるのも ひな祭りの面白さです。
さらに、ひな祭りが女の子の行事として定着したのも、 実は比較的後になってからのことです。
もともとは、子ども全体の健康を願う行事でした。
けれど、明治以降、学校制度や家庭感が整う中で、 女の子の節句という位置づけが強まっていきます。
ここにも時代の価値観が反映されていますね。
ひな祭りは、ずっと同じ形で続いてきた行事ではありません。
社会や暮らしの変化に合わせて、少しずつ姿を変えながら、 それでも大切な部分は残してきた。
だからこそ、今も私たちの生活の中に 自然に溶け込んでいるんだと思います。
もしひな人形を飾る予定がなくても、 明日はほんの少しだけ、 この行事のことを思い出してみてください。
それは、季節の変わり目を感じることであり、 誰かの健やかな未来を願うことでもあります。
番組の締めと来週の予告
さて、今週のタマユラタイム、 そろそろお別れの時間です。
今日は3月初めの季節感と、この1週間の出来事、 そしてひな祭りの由来と意味についてお話ししました。
来週3月9日は、3と9でサンキュー。 で、ありがとうの日。
ありがとうにまつわる話をお届けする予定です。 春はすぐそこまで来ています。
はわてずに、でも確かに季節が進んでいることを感じながら、 日々を過ごしていけたらいいですね。
それではまた、来週この時間にお会いしましょう。 石井ケンイチでした。
タマユラのような優しい時間をどうぞお過ごしください。
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