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こんにちは、たまこです。
北京オリンピック、真っ只中ということです。
先日、ジョッシュのモーグルをテレビで見ました。
その時に、試合後の選手のインタビューで、非常に心に残るコメントがありました。
それは、私、4年間、ちっとも滑っていても楽しくなかったんです。
何のためにやってるんだろうって。私の人生って何?って。
でも今日は楽しく滑れたんです。
そんなようなことを言っていました。
もうね、この選手は入賞できなかったんですよ。
涙ながらに、自分の中から湧き上がってくる感情をそのまま言葉にしてくれたというような印象がありました。
今日、こんなすごいオリンピックという場で楽しく滑れた。もうそれだけで最高じゃないですか。
入賞できなかったとか、メダルが取れなかったとか、そんなことどうでもいいですよね。
私はその彼女の言葉を聞いただけで、もう痛く感動しました。
どれだけこの4年間、辛かったのか。
どんだけ苦労して努力してやってきたのかっていうことが、本当にその一言、その表情から感じられました。
もうよくやったと。金メダルですよこれは。そんなふうに思います。
その4年間どうやって耐えてきたのか、そしてまたどうして厳しい練習に耐えられたのか、そこを私は聞いてみたかったですね。
やっぱり辛くてもそれをやり遂げたというのは、大元のところではモーグルをやろうっていう、どこか自分との合意ができていたからなんじゃないかなって思うんですよ。
だからこそ、どんなに辛くても楽しくないなと思っても続けられたのかなぁなんて思います。
とかくテレビやラジオでは、メダルメダルとかメダルの数数えたりとかってあります。
でもそうじゃなくて、一人一人がどれだけベストを尽くせたのかとか、そこに至るまでにどんなプロセスを踏んできたのかとか、そっちの方がよほど大事だなっていうふうに思いました。
なかなかそこまで自分が努力しきって楽しいとやっと感じられたっていう体験ってないんじゃないかなと思うんです。
全くないかなっていうと、そうでもないかなと自分のことを振り返ったりはしますけれども、とにかくそういう出し切るっていうことがそもそも本当にすごいことだと思います。
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そんなふうに日々生きていくことが、きっと死ぬ瞬間にいい人生だったなって思えるんじゃないかななんて感じました。
ということで、またお耳にかかりましょう。たまこでした。