特別議論編の第62回!今回のテーマは【本番戦略編】「合否を分ける『解く順番』と『模試の本当の使い方』」です。
今回は、知識だけでは乗り切れない「試験本番の立ち回り」について、ホスト同士が徹底討論します!
【テーマ①:問1から馬鹿正直に解くのは罠!?】
宅建試験は問1の「権利関係(民法)」からスタートしますが、ここから解き始めるのは実は危険!?「問50(5問免除科目)から遡って解く戦略」のメリットについて議論します[270]。さらに、報酬額などの「計算問題」は、ハマってしまうと時間を大量に失い、焦りからケアレスミスを連発する原因になるため「計算問題は絶対に最後に回す」という鉄則の本音に迫ります[270, 271]。
【テーマ②:模試の判定で一喜一憂するな!】
「模試で30点だった…」「判定がAだったから安心!」と点数や判定だけで一喜一憂していませんか?実はそれ、模試の使い方として半分間違っています[300]。模試の本当の役割は「点数を競う場」ではなく、「自分の弱点のあぶり出し」と、120分という限られた「時間配分の検証」です[298, 300, 333]。難問に時間をかけずに見切る「捨てる勇気」を練習する場としての模試の正しい活用法を語り合います。
【今回のハイライト】
- 解く順番の極意:問50から遡って解く!権利関係の沼にハマらず、取れる問題を先に確保する戦略[270]。
- 計算問題の罠:計算問題もたかが1点。時間を奪われて焦るくらいなら最後に回すのがマスト![271]
- 模試の本当の目的:模試はイベントではなく「検証ツール」。点数ではなく「どの科目で何点取れたか」「時間配分は守れたか」を見るのが正解[298, 300]。
- 弱点発見ツールとしての模試:間違えた問題から自分の弱点をあぶり出し、本番までに確実な得点源へと変える方法[333]。
試験直前の模試の復習方法や、本番での時間配分に悩むすべての受験生に贈る、必聴のディベート回です。知識を「得点」に変えるための戦略を身につけましょう!
※本番組の音声コンテンツは、AIツールを用いて自動生成されています。日々の学習の補助としてご活用ください。
感想
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00:17
あのー、骨折のレントゲン写真をこう見たときって、 折れている部分がはっきりとした白い線として映りますよね?
ええ、お医者さんが、ここが折れてますねって指さすあれですよね。
そう、白か黒か、正しいか間違っているかっていう。 私たちって法律の試験、特に宅建のような国家資格も、
まさにそのレントゲン写真みたいに明確な正解が用意されているものだと期待して会場に向かうと思うんですよ。
はい。テキストで完璧に暗記したんだからクリアに見えるはずだ、と。
ええ。というわけで、辞書の真相を多角的に解き明かす地の対話空間へようこそ。
あのー、そのクリアだったはずのレントゲン写真なんですが、 いざ120分という限られた空間に足を踏み入れた途端、
突如としてノイズだらけの泥水のように濁り始めるんですよね。
ああ、まさに泥水ですね。
あの場では単に知識を持っているかどうかという、そんな単純な次元の話ではなくなってしまいますから。
周囲の受験生が一斉にページをめくる音とか、極限のプレッシャー、そして何より時間が足りないかもしれないっていう焦りが混ざりあって、
普段の家での勉強ならはっきり見えていたはずの正解への道筋が全く見えなくなってしまうんですよね。
本当にそうなんです。だからこそ今回は、
非常に実用的な、でも奥が深いテーマですね。
はい。で、私の立場としては、この試験において知識量以上に決定的な意味を持つのは、120分間で50問をどう処理するかという、いわば厳格なシステム設計だと考えています。
問い50からの逆順で解くとか、計算問題を徹底して後回しにするというような、リスクを最小限に抑えて確実に得点を積んでいく、最適化されたアプローチですね。
なるほど。そのシステム化の重要性は私もよくわかります。ただ私は、あえて少し違う視点から切り込みたいと思っているんですよ。
ほう、と言いますと?
システムやルールは確かに大事なんですが、全員に一律のルールを押し付けるのではなく、個人の認知特性にどう適用させるかが重要だと思うんです。
そして、模試というものを単なる時間配分の確認ツールとして終わらせるのではなく、自身の知識の本質的な理解度を測る、容赦ない鏡としてどう使うか、そういったより適用的で本質的なアプローチから議論していきたいですね。
03:02
ああ、なるほど。でもですね、ちょっと現実的な数字を考え直してみてほしいんです。
卓研は50問を2時間、つまり120分で解き切る試験じゃないですか。
ええ、過酷なタイムレースですよね。
そう、単純計算すると、1問あたりの平均回答時間ってわずか2分24秒なんですよ。これ、最後に見直す時間とか、マークシートを丁寧に塗る時間を考慮すると、実質的には1問あたり2分を切るペースで脳をフル回転させて剃りし続けなきゃならないんです。
本当に息をつく暇もないスピード感です。一つの問題で、「あれ?どっちだっけ?」って立ち止まってしまうと、あっという間にペースが崩壊しますからね。
だからこそですよ。だからこそ私は、解く順番を完全に固定化して、まずは心理的な余裕を強制的に確保するシステムが必要だと主張しているんです。
強制的にですか?具体的にはどういうことでしょう?
例えば、一番最後にある問い50、いわゆる5問免除科目から遡って解く手法ですね。あるいは、問い45の住宅化し担保履行法のように、室内範囲がすごく狭くて確実に一点を見込めるテーマから着手するんです。
ああ、なるほど。試験開始直後にそこを責めるわけですね。
ええ。開始5分で確実に数点を確保して、「よし、自分は今確実に点数を詰めているぞ。」という安心感を得る。人間の脳って、なんというか、認知のバッテリーみたいなものがあって、焦りや不安はそのバッテリーを一気に消耗させてしまいますから、それを防ぐ導破手なんですよ。
その認知のバッテリーという表現、非常に適応いていると思います。試験開始直後のあの異常な緊張状態の中で、確実に取れる問題から入って、自律神経を落ち着かせる、その心理的メカニズムは私も非常に合理的だと評価します。
ですよね。なら、特順番のシステム化には賛同いただけるということですか?
いや、そこが違うんです。そのバッテリーの最も充電されている状態を何に使うかという点で、私は全く違う結論に至るんですよ。
えっと、どういうことですか?
特権業法などの簡単な特定で何から入るセオリーは王道として知られていますよね。でも、試験全体の構成をよく考えてみてください。前半の権利関係のパートには、長文の判決文やAさんBさんCさんが入り乱れる複雑な相関図を読み解くような、非常に深い読解力と思考力が求められる問題が集中していますよね。
はい、みんなが嫌がる間のエリアですね。
ええ、これをあえて試験の最終版、つまり脳のバッテリーが残り10%になって、もう疲労困敗している状態に残しておくのって、あまりにも危険ではないでしょうか。
なるほど、一番タフで面倒な問題を元気なうちに片付けようという発想ですか。
その通りです。権利関係って単なる法律用語の暗記じゃないんですよ。図を書いて状況を整理する、というある種の国語のテストに近い性質を持っていますよね。
06:11
疲労がピークに達したラスト20分で、この権利関係に向き合うと、文章の読み飛ばしとか、当事者の関係性の勘違いといった、普段の精神状態なら絶対にしないような致命的な読解ミスを誘発するリスクが跳ね上がるんです。
まあ確かに読解ミスは怖いですが。
だからこそ、最も集中力が高い試験開始直後にこれに取り組む方が、真の力を発揮できるという受験生も確実にいるんです。
それを一律に、行法から解け、権利関係は後回しだ、とシステム化してしまうのは、個人の認知特性を無視した非常に危険な戦略だと言わざるを得ません。
いやー、権利関係が深い読解力を要するっていうのは完全に同意しますよ。
でもちょっと想像してみてください。
過去に試験を受けたことのある方なら痛いほどわかると思うんですが。
ええ、何でしょう。
開始から問1問2と順番通りに権利関係を解き進めて、問14あたりに差し掛かった時、ふと時計を見るとすでに40分が経過している。
あの瞬間の、気の長引くような絶望感ですよ。
ああ、よくあるパニックの引き金ですね。まだこれしか進んでいないのか、という恐怖。
ですよね。権利関係の深い森に迷い込んでしまって、脳のバッテリーをそこで40%も50%も消費してしまう。
その結果、本来なら反射神経で解けるはずの卓拳業法とか法令上の制限で、正しいものを選べを間違っているものを選べ、と読み間違えるようなありえないケアレスミスを連発するんです。
これこそが試験全体を崩壊させる最大のトリガーなんですよ。
時間を使いすぎることへの恐怖は最もです。そのリスクは否定しません。
だからこそ、私は業法の報酬計算のような問題も時間を奪う悪魔だと思っているんです。
廃点は同じ一点なのに、平気で5分10分と時間を奪っていく。
ああいう計算問題は、問1まで全て解き終わるまで絶対に手を出さない。
そして、権利関係の難問も深追いせずにサクッと見切る。
この捨てる勇気をシステムとして強固に組み込んでおくことこそが、120分という時間配分を守る唯一の鍵なんです。
なるほど。その捨てる勇気という点に関しては全面的に同意します。
120分という枠組みの中で満点を取る必要はないわけですから、産区コストにとらわれず見切りをつけることは必須のスキルですよね。
ただ、私がどうしても納得できないのは、その何を捨てるかという判断基準についてなんですよ。
と言いますと、どういう基準なら賛同できるんですか?
多くの受験生は、見たことのない専門用語や新しい概念が出た瞬間に、「あ、これは捨てもんだ。」と即座に思考を放棄してしまいます。
09:01
例えば、近年出題されて話題になった人の死の告知に関するガイドラインとか、いわゆる心理的可視に関する新しい基準ですね。
ああ、ありましたね。みんなザワザワしたやつ。
ええ。ああいった過去問にない新しい用語が出ると、みんなパニックになって、「知らないから解けない。」と即座に捨ててしまうんですよ。
いや、まさにそういう疑問や新傾向の問題こそ即座に捨てるべきでしょう。みんなが解けない問題で数分間も悩むのは、時間の無駄以外の何物でもありません。
そこはたかが一点と割り切って、次の確実な問題に進むべきです。
そこがもったいないんですよ。なぜなら、試験委員も受験生をただ落とすためだけに、全く不条理な問題を作っているわけではないからです。
選択肢の中に一つや二つ、全く知らない新しい用語や範例が入っていたとしても、実は他の選択肢に目を向ければ、基礎的な概念を正しく理解しているだけで、確実に消去法で正解を導き出せるような設計になっていることがほとんどなんです。
えーっと、つまり、新しいガイドラインの詳細そのものを知らなくても、既存の知識だけで十分に勝負できると?
その通りです。例えば、地条件の性質とか、釈知釈過法の基本的な保護の仕組みといった根幹となる基礎知識の深い理解があれば、見かけの難問に惑わされることはありません。
これを最初から、知らない用語が出た即捨てるとシステム化してしまうのは、本来得られるはずの得点まで土具に捨てることになります。基礎がしっかりしていれば、難問に見える問題も実はボーナス問題に変わる可能性があるんです。
いや、ちょっと待ってください。本質的な理解が理想だというのはわかりますし、法律の専門家を目指すならその通りでしょう。
でもですね、私たちが今話しているのは試験本番やその直前1ヶ月前の極めて現実的な話ですよ。
もちろん現実的な話をしていますよ。
いやいや、リスナーの方々も日々仕事や家事に終わりながら、睡眠時間を削って勉強しているわけじゃないですか。
直前期の限られたリソースの中で、未知の難問にも対応できるような深い法理論を20分も30分もかけて紐解くのが正解ですか?
それよりも憲兵律の特例とか、因子税の税率とか、直前に数字を3つ暗記すれば確実に一点になる論点に全不利する方が、目標点である37点に滑り込むための戦略としては圧倒的に実用的で効率的じゃないですか?
ああ、確かに。直前期において落としたらもったいない知識を詰め込む効率性は否定しません。
ただ、私が言いたいのは法理論の学者になれということではないんです。
なぜこの法律があるのかという一歩踏み込んだ理解が、実は最も効率的な防御策になるという事実なんですよ。
そして、その自分の理解が単なる表面的な暗記なのか、それとも本番で使える知識なのかを判定する場所こそが、もしなんです。
ああ、もしの話が出たので、そこに焦点を当てましょうか。
12:04
私はもしを、A判定とかC判定といった結果で一騎一休するためのものだとは思っていないんです。
もしはズバリ設計の検証ツール、いわば本番に向けたテストトラックだと定義しています。
テストトラック、いい表現ですね。自分が構築したシステムが機能するかどうかを試す場ということですね。
ええ、まさに。本番2、3ヶ月前に受けて自分の現在地を知り、直前1ヶ月前には自分の決めた得順番のシステムがちゃんと機能するかを確認する。
行法で15点以上は安定して取れているか。計算問題を飛ばすというルールを本番さながらの空気で守れたか。
120分のタイムマネジメントに破綻はないか。そのシステムが極限状態でもエラーを起こさずに稼働するかを検証することこそが、もしの最大の価値だと考えています。
その設計の検証という位置づけには大賛成です。
ただ、私はさらに一歩踏み込んで、もしはより致命的な弱点である理由なき丸暗記の発見期として機能すべきだと強く主張したいんです。
理由なき丸暗記ですか?
はい。宅検事件性が陥りがちな最大の罠について話しましょうか。
例えば、35条書面、重要事項説明ですね。それと37条書面、つまり契約書の記載事項の違いって超品質論点ですよね。
ええ、おなじみの比較表ですね。受験生なら必ずテキストで呪文のように暗記するポイントです。
そう、多くの人は過去文を何度も回すうちにテキストの比較表をそのまま画像として丸暗記してしまいます。
この項目は35条にはいるけど、37条にはいらない?というように、単なる丸罰ゲームの答えを無意識に覚えてしまう。
でも、なぜ35条と37条で記載事項が違うのか?
まあ、目的が違うからですよね。
ええ、35条は買い主がその物件を買うかどうかを決断するための事前情報だから、ネガティブな情報も詳細に説明する必要がある。
一方の37条は、最終的に合意した条件を確認する領収書のようなものだから、引渡しの時期などが重要になる。
この、なぜという根底の目的を理解せずに、ただ表だけを暗記しているとどうなるか?
なるほど、過去文と全く同じ言い回しなら解けるけど、少し事例形式に角度を変えられたり、表現をひねられたりすると途端に手が出なくなるということですね。
その通りです。模試の初見問題、つまり新作問題こそが、この理由を忘れた丸暗記を見事に破壊してくれるんです。
言い回しや設定が変わった途端に、今まで解けていたはずの問題が解けなくなる。
これによって、あ、自分は35条と37条の違いを表の丸暗記で分かったつもりになっていただけだ、という真の弱点が浮き彫りになるんです。
15:00
自分が本質を理解していなかったことに気づかされる。これが模試の持つ恐ろしくもありがたい鏡としての役割なんですよ。
いやー、丸暗記の罠が恐ろしいのは同感ですよ。ただやはり実理的な観点から言わせてもらうと、直前期にそのなぜをすべて遡って理解し直すのは、時間切れのリスクが高すぎませんか?
もちろん理想は深い理解ですが、本番で求められるのは、結局正しい選択肢のマークシートを黒く塗りつぶすことです。
模試で間違えた問題を分析するのは当然ですが、それはあくまで知識不足だったのか、問題文の読み間違いだったのか、時間配分ミスで焦った結果なのか、というエラーの分類にとどめるべきです。
そして、システムを修正する方に注力した方が、合格というゴールには圧倒的に近いと思うんですよ。
いや、その泥臭いエラー分類の作業こそが、私が言いたいことの確信に近いんですよ。
え、そうなんですか?
知識不足なのか、読み間違いなのかを冷静に分類する。そして、もし行法で間違えたなら、単にその選択肢の正しい答えを覚えるのではなく、先ほどの35条と37条の違いのように、周辺知識を含めて面で復習するんです。
間違えた問題を出発点にして、関連する法律の趣旨を自分の言葉で説明できるようにする。一見非効率的に見えるかもしれませんが、この、なぜ間違えたのかを言葉で説明できるレベルに引き上げる復習こそが、直前期の得点力を飛躍的に、それこそ指数関数的に押し上げるんです。
ああ、なるほど。つまり、表面的なテクニックや得順番のシステム設計も、その土台となる本質的な理解と自分自身のエラーに対する客観的な分析がなければ、本番のプレッシャーというドルミ図の中ではあっけなく我解してしまうということですね。
ええ、まさにそういうことです。もしは、自身の分かったつもりという錯覚を容赦なく打ち砕き、弱点と真正面から向き合うための不可欠な鏡です。それを直視して、自分の理解の浅さを乗り越えて初めて、あなたが提唱するような強固なシステムが本当に意味を持つ形で完成するのだと思います。
非常に納得のいく着地点ですね。いや、ここまで議論してきて明確になったのは、宅検試験というのは単なる不動産に関する法律の知識の豊富さを問うテストではないということですね。
そうですね。法律の知識はあくまで目の前の問題を解決するための通運に過ぎませんから、むしろ120分という限られた時間と、自分のキャリアや人生を左右するかもしれない極限のプレッシャーの中で、自身の心理とリソースをどう客観的にマネジメントできるかを問うている。いかにパニックにならず、リスクを回避し、持てる力を最大限に発揮するかという危機管理能力のテストでもありますね。
18:00
ええ。ですから、リスナーの皆さんにも、絶対的な唯一の正解があるとは考えず、本日提示された複数の視点からヒントを得ていただきたいですね。システムによる徹底的な防御と、本質的な理解による徹力の両面から、ご自身の認知特性にあった最適な戦略を見つけてください。次に受ける模試は、単なる点数発表会ではなく、ご自身の戦略を試す最高のシミュレーションになるはずです。
最初にお話しした骨折のレントゲン写真を思い出してください。試験会場という得意な空間では、その写真は決してクリアには見えません。ノイズだらけで足元はドル水に浸かっています。試験が本当にテストしているのは、あなたが不動産に関する法律を知っているかどうかではなく、120分間という危機的状況をどうマネジメントできるかです。
さて、あなたのレンズは次なる模試、そして本番に向けてどう焦点を合わせるべきでしょうか。この議論がその答えを見つける一助になれば幸いです。
19:02
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