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mico
だから今ね、声とか言葉とかっていうのに、わりとシフトが自然に変わっていったのは、その生徒さんとこう、向き合ってる時に、変わってたんだけどね。最初こうほら、もともとアナウンサーをやってたから、こう上手に話してもらうことの方が役に立てるんじゃないか。そういう自分があった知識をお伝えする方がお役に立てるんじゃないかなと思いながら、講師業みたいなものにこうチェンジして、自分がね、自分が人前で話すのから講師業にチェンジしたんだけれども、
なんかね、それでこうパシッとその方の思う姿になるケースと、全然逆に行っちゃうケースがやっぱりあって、それってなぜだろうって思った時に、簡単に言うと「その人の声が出てるのかどうか」っていうのに気づいて。
それからその声とか言葉っていう方、そっち側に力を入れ始めるようにここ数年でなってきてるんだけど、声っていうのもね、その人の声が出てる時って、その人の持ってるオーラみたいなエネルギー帯みたいなものがガチって一致するのね。
生徒さんを見ていて教えていただいたというか、その人の声が出る時って、多分その人の呼吸がちゃんとその人の呼吸になっていて、その人の心の言葉になっていて、それが声に乗った時が「その人の声」になるんだなっていうのが、生徒さんを見ていて共通点としてね、それが共通点なんだってわかる瞬間があったんですよ。
takibi
じゃあ例えばもう話をトレーニングとかって見てて、あれ?この人なんか本心で生きてないなみたいなのがわかったりする?
mico
そのね本心でっていうか、私の場合はその最初は話し方教室の先生みたいな形から教えるっていう仕事がスタートしたんだけど、CAスクールの面接指導の先生とか、短期大学の面接指導の時間ってあるじゃない?ああいうのの先生とか。そういうことで教えるってことをスタートしたんだけど、
そういうところのまず生徒さんと接する中で、もともとアナウンサーをやっていたし、そこで教えていただいた知識を全てをかけて!みたいな感じで、要は今から思うと正しいことを伝えなきゃとか、知識を全てを私しなきゃみたいな形で、こっちもすごく力んで教えているんですよね。
だけどなんかそれでバシッと上手くいく、その人が輝くケースと、あとはなんか逆方向に行っちゃうというか、せっかくの魅力が私が教えることでなんかどんどん消えてない?みたいな、そのジレンマで、やっぱずいぶん悩む時期があって、それからあの手この手で私もどういうふうにお伝えしたらその人が一番いい状態になるのかしらって、やっぱり講師としては悩むわけですよね。
そう悩んでいるうちに見つけたのが、「その人の声になるかどうか」、「その人の声で話しているのかどうか」。
その人の声で話すためにはどうしたらいいのかっていうと、ちゃんと呼吸が「その人の呼吸」になっているのかどうか。その人の呼吸になってその人の声で話すと、ようやくその人の本当に言いたいことがちゃんと出てきやすくなるって。
例えばその面接指導とかだったら受かることが目的になるから、結局その受かるために原稿みたいなものをみんな一応考えるじゃないですか。持って帰って自分の棚を下ろしして考えて考えて。嘘は言うつもりはないけれども、でもその一生懸命考えてこれが自分だっていうものを持ってきます。それを今度は私の前で練習するわけですよね。何度も何度も合格するために練習していく。
自分のものにするために練習していくんだけど、あまりにも、例えばCAになりたいとかこうなりたいっていう理想が大きくて、私にはそこに届いてない。私はそういう私じゃない。だから頑張んなきゃ頑張んなきゃっていう気持ちで、一生懸命考えてきたものを私の前で練習すると、ものすごく力みすぎて早口になって、心と言葉がちぐはぐになって、で、もともと持ってたその子のオーラかなオーラみたいなものがどんどんどっかに行っちゃってしぼんでいって。この子もっと本当はその穏やかさが本当はすごく魅力なのに、どこ行っちゃった?みたいなことになってくるわけですよ。
それで、よくよくその子にその話を聞くと、私はCA面接なんだから、こんなにのんびり話せたらダメだ!っていう気持ちが大きいっていうのがわかって。
いやいや違うよって。「あなたの呼吸であなたの声で話してごらん。せっかく考えてきたその言葉を、あなたの呼吸であなたのリズムで話してごらん」って言うと、急にね、ピタッとハマるんですよ。
それでね、そういう生徒さんはその子だけではなくて、同じようなケースがやっぱり反対側に行っちゃう人をよくよくそのお話を聞くと、自分はこれじゃダメだからもっと頑張ってこうならなきゃっていうのがその逆の方向に、もともと持ってるいいものをかなぐり捨てるような練習の仕方をしちゃってるんですよね。
それでなんか、これはひとつの共通点だなって思って。だからその人の呼吸とその人の言葉がピタッと合うとその人の声になる。うん、なんかそれがすごくこう、一個見つけたぞじゃないけど。
takibi
たぶん面接だったらすごくそれになりたいんですよね。それで、その理想があって、「なりたい」って思っちゃうからなれないですよね。
mico
かもしれない。とってももったいなくって。
takibi
それ、なんか、面接じゃなくても、こういうことやりたいって思ったときに、「やりたい」だったら、なんかよく言うじゃないですか、神社とかにも、「なになになりますように」ってお祈りするんじゃなくて、例えば、「なりました。ありがとうございます」そういう心持ちまでいかないと、理想で「なんとかしたい」っていうときは、たぶん心が迷ってるんですよね。
mico
すごくそう。
takibi
だから、迷ってるサインだから、それをmicoさんが(自分の声に)戻してあげることで、本来の自分に戻った、そのときが本来の声が出るということですね。