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ボイスドラマが滞っているうちに、僕とムーミンの間に生まれた子供は、もう二歳になる。なんてことはない。
ねえたかし💭
ん?どうしたの?
私、無痛分娩したいんだけど。
え?何無痛分娩って?
なんか痛くないんだって。
い、痛くないの?
なんか出産ってさ、痛いって言うじゃん?
うん、まあそうだよね。腹を痛めてるってよく言うけど。
なんかね、それがないんだって。
え、今そういう時代なの?
うん。
まあお金はね、やっぱかかるんだけど、でも痛くないんだって。
私痛いのにさ、嫌だからさ、やっていい?
でもさ、それってなんかリスクとかってあんの?
ん?まあある意味はあるけど。
でもほら、全身麻酔みたいなもんらしいからね。
え、そうなんだ。
やっぱ子供を産むのに痛くないっていうのはどうなんだろうね。
なんかスタイフとかでも、なんか産みながら音声発信しようかなみたいなことを言ってた人もいたらしいよ。
え、マジで?
なにそれ?
あ、あ、産まれましたみたいな平然な感じで言っちゃうわけ?
でも分かんないけど、そんな感じじゃない?
私もやってみようかな?
え、ちょっと待て待て待て。いいのそれ?
え、なんで?私がさ、苦しむの見たい?
いや、それは見たくはないけど、なんか俺の中のイメージでは、
さのみん頑張って頑張って、もうちょっと!って。
なんかこう、ね、出産が終わって、
いや頑張ったね!ってこう、なんか抱き合うっていうのをちょっとイメージはしてたんだけどさ。
別に痛くなくてもそれはできるくない?
あ、そっか。
現にこの無痛分娩というのは、本当に痛くないらしい。
メリットとしては、やはり妻がと思わないことかな。
この出産の痛みを男性が感じたら痛すぎて死ぬなんてこともね、
言われているぐらいだから、やっぱり女の人は大変なんだなぁとつくづく思う。
ムーミンが言う無痛分娩のメリットは、
まず自分が痛くないことと、そしてもう出産する日が分かっていること。
これは僕にとってもメリットなんじゃないかなって思った。
ねえたかし、無痛分娩したら子供を産まれる日も決めちゃうからさ。
たかしもさ、立ち会いしやすくない?
え、そうなの?
そうそう、だってあの普通の麻酔使ってやるから、
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その麻酔のお医者さん予約していれないとダメだから、
そうなってくると必然的に誕生日もわかるじゃん?
だったらほら、あんた仕事ばっかりしてないで、
処産の立ち会いもできるわけでしょ?
会社としてもラッキーじゃん。
確かにそうだね。
急に腎痛がみたいなこと言われてね、
仕事をバタバタ切り上げていく人はいるけど、
それがないのはすごくいいかもね。
余計な調整がいらないというか、
もうこの日に生まれますって言っちゃった方がね、
同僚も心の準備はしやすいかもしれないね。
実はそれよりもっと僕にとっても都合のいいことがあった。
それは、
私がどんだけお腹痛めてんだと思ってんの、あんた!
って言われることがないからだ。
これはパパにとって何ともいいことでしょうか。
実際そう言われて傷ついたパパも何人かいるようだ。
僕の会社の先輩もそういう人がたくさんいるらしい。
なんかうちのお母さんに言ったら、
あんた子供を産むのに痛みを感じないなんて、
どういうふうに神経してんの!
みたいなこと言われちゃったんだけど、
それ古いよね。
まあそうだよね。
お金払って避けられることがあるんだったら、
避けても全然いいと思うよ。
値段もそんなに高くないしさ、
高橋の稼いだお金だからさ、
ありがたく使わせてもらうけどね。
まあいいよ、別にそれはそれで。
じゃあさ、今度婦人会行った時に予約取っちゃうからさ。
高橋、いよいよだね。
そうだね、なんか急に実感が出てきたね。
うつぶん弁か。
もうちょっと流行れば、
日本の少子高齢化に歯止めがかかるんじゃないかな、
なんて思ったり思わなかったり。