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選手生活には、いつか引退っていうのは必ず訪れると思うんですよ。
僕の中で引退っていうのは、最後までやった人だけが使える言葉かなと勝手に思ってるんですね。
例えば小学生で引退、いやそれはないかなと。中学生で引退、いやそれもないなと。
高校生でも、僕は高3の夏までがやっぱ引退かなっていうふうに感じてるんですね。
なぜそこにこだわるのかっていうと、楽しいことばかりだから続けるんではなくて、いろんなことがあるけどそれでも最後までやったっていうことに、僕はすごく価値を感じるんですね。
だからその引退っていうのは、夏をもってしてっていうのが僕の中の考えとしてあります。
うちの選手は、ここ最近ね、ちゃんとやり遂げてくれてる子が本当に増えました。
これはね、一番最初に最後までやってくれた子がまずいて、じゃあ最後までやるんだっていう選択肢をチームの子たちが持って、それが脈々と受け継がれていってるから、今当たり前のように高3の夏まではやってくれると。
ただし、僕はね、コーチとして、高3の夏以降、継続するっていうか、そういう続けていくことに対して、続けろともやめろとも一言も言わないようにしてるんですね。
理由はなぜかというと、ここからやり切った夏からさらにもう一回やろうと思うかどうかは、やっぱりこの本人のモチベーションありきじゃないのかなと思います。
考えもそうだしね、大学で何するのかとか、受験も控えているので、なかなかね、難しくて言わない。
だから僕はね、8月9月の全国大会が終わった後、その子に話しかけられた時に、その子がどうするのかっていうのを初めて聞くことになるから、内心ちょっとドキドキはしてる。
夏までやり切ったからもう偉いんですよ。すごいなと思ってるから、それはそれでいいけど、コーチのエゴというかね、若干もうちょっと一緒にやりたいな、みたいなところはあるんですよ。
だから春までやってくれるっていうと、とっても嬉しいと思う。でもね、その夏まで続けた子が春までやる確率は今まで半分以下ぐらいだったんだけど、
今回ね、なんとね、後産の2人が春までやるというふうに言ってくれました。
言ってくれたっていう言い方にしたのも、自分でね、決断して春までやろうと。
しかもその2人は今の実力から言って狙えないことはないけど、春の全国大会も行きたいと。1人の男の子はあいつと2人で行きたいって言ってるし、もう1人の子はあと0.1とかそんぐらいなんで、
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要所要所を抑えてしっかりとクリアしてくれれば行ける可能性がかなり高い。春全国大会まで行って、そして地元離れる、もしくは地元でいてても大学生としての生活がスタートしていくと。
そういった流れのギリギリまでね、いてくれることはありがたく思います。チームにとってもこれは非常にプラスで、後産の子が最後までいてくれると、後産の子はここからさらに、おそらくは自分のためではなくてチームのためにも取り組みの幅を広げてくれるはずなので、チームにとっても一つ見本ができるんですね。
夏までやってくれただけでもチームとしての伝統は脈々と受け継がれていくんだけども、それを春まで一緒にいてくれるってね、下の子たちに言ったんですね。丸々くん丸々くんは2人はね、春まで一緒にやってくれるって言ったよって言ったら、すごい嬉しそうな顔してたんですよ。
本当に良かったって。だからもう会えないかも。会えないかもって言ったのはね、うちは夏は2拠点で練習をしてるんで、大学のプールといつもやってるプールで、いつもやってるプールには小学生以下しかいないんですよ。
中学生以上が大学のプールを使ってるので、しばらく会ってないんですよ。大きい子たちと一緒に練習はしてないんですよ。
夏このまま終われば、小さい子と大きい子が混ざって練習する機会もないから、なんとなくそこはちょっと気にしてたんだけども、だから小さい子もすごく嬉しそうにしてるのが印象的でした。
高校3年生を僕の中で育てる時にこういう風になってほしいっていうのは、僕自身がコーチとして、この子たちいなくなったら来年から大丈夫かなって思えるぐらい大きな存在に育てたいっていうのを持っていて、
選手たちの中でもこの2人が抜けるとなんか大きな穴が開いたみたいだな寂しいなみたいな感覚になるぐらいチームとしても求められてほしいなと思うんですね。
この感覚に例えば子どもたち同士でなるには何が必要かというと、自分勝手とか独りよがりとかじゃなくて、その高3の子が下の子に対していい影響を与えていくことっていうのがすごく大事になると思うんですね。
困る瞬間っていっぱい出てくるんですよ。小学生の困ったはその場で解決できるし、中学生も問題ない。高校生ぐらいになった時に思い悩んだりとか、ちょっとしんどいなと思う瞬間が出てきた時なんかに、人のために動いている子は助けてもらいやすいんですよ。
これはもう間違いないんですね。間違いない。だからうちのチームは高校生までに自分さえ良ければとか、自分がしんどくてとか、自分だけで精一杯でとかじゃなくて、その状況下にありながらいかに他者にプラスの影響を与えれるかっていうのはすごく僕は気にかけて育てているつもりなんですね。
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だからこういうのを覚えてくれると、なんかあった時に人に声をかけられたりとか、もうしんどくて自分がしんどくてたまらない時でも周りに目を向けてちょっとフォローできるような、そこに対しての信頼関係や結びつきっていうのがあれば、結局その上の子の一言が下の子にすごくダイレクトに伝わる瞬間があるんですね。
これはコーチから言う言葉とはまた違う角度の頑張ろうぜだったりするわけで、そこがあるってすごくいいんですね。だから高3の子が長くいてくれるっていうのはすごくいい。
他のチームを見ても、なかなか春まで続ける子って県内でも本当にもう一握りぐらい。両手はいないかなって感じがする。片手からちょっと増えるぐらいなんですよ。
だから非常に貴重です。でもうちはそれが当たり前のようにいるとするならば、ダラダラ続けるというよりはその子たちは全国を目指してやろうというふうにはしてるんですけども、そうやって続けてくれるっていうのがコーチとしてはとっても嬉しいですし、それをせっかく目標を決めてやるんだったら、大学受験もきっちりといい結果を出してもらって、水泳でもいい成績を取って、やっぱりこの2人はすごかったよなって思う。
周りに思ってもらいながら、そしていろんな人に祝福されながら進学していったりとかね、送別会も盛大にやったのかなと思っているので、うちの2人はね、イメージで言うと1人は赤い炎みたいな熱いやつなんですよ。
がんばろうぜーが本当に照れることなく言える子で、その分かりやすい火で周りをつけていくことができるんですね。そしてもう一人はね、静かな青い炎というかね、熱いものは持ってるんだけども、それを言葉や態度に表すことはあんまないんですよ。
でも、何かの時に一瞬で結果を出せみたいなところでは、きっちりと結果を取ってくるので、僕は毎年ね、送別の品にこだわってるんですけど、今回はね、赤い炎と青い炎テーマに砥部焼のマグカップをね、依頼してみようかなと思うんですよ。
色合いも本当にセンスで全部任せるんだけど、なんか燃えるようなこの灯火があふれるやつと、静かだけど強い炎を持っているこの2人っていうのの組み合わせ、だからこそチームっていうのはまた一段上にいけたなと感じているので、そういったものをね、用意しようかなというのは決めてますが、最後まで何にせよやりきってくれた上にさらに継続してくれるっていうのはやっぱりコーチとしては嬉しいし、
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ぶっちゃけなんかコイツと一緒にスゲしたくないなって僕が思われてたら多分することはないと思うので、そういった点でもね、最後までやってくれるっていうのはありがたいなというふうに思っております。
あと、わずかですが、人生を左右する大学受験も頑張り、そして全国大会にも春きっちり行ってもらって、いい形で送り出したいなというふうに思っております。
ということで今日はこれで終わります。それではまた。