00:04
僕は比較的冷静だと言われますし、悪いふうに言えば感情の起伏が少ないというふうに思うけど、それがコーチにとっては利点でもあるかなとは思ってます。
この間ね、県高校総体で50m自由形に出てるうちの青人を見てたんですけども、予選は非常にリラックスしてて、予選を1位で通過してましたね。
で、24秒台でちゃんと泳いでたので、あ、いいなと思ったんですよ。
だけども、だけどもですよ。決勝のゲートから出てきたら表情が硬い、気合が入りすぎてもう肩まで上がってる、これあかんなというふうに思ったんですね。
さあどうなるかと見てたんですけども、入場していく歩き方、様子を見てると、もうね、やるぞと。俺が一番で残ったんだ、俺が一番なんだみたいな、なんていうんかな、このガチガチの力が入ってる状態。
プラス、一番にならなければならないっていう、ちょっと守りの雰囲気も見えたんですね。
それは常にね、その子のすべてを見てきた僕としては、歩いてるだけで大体の心理的状況わかるんですよね。
それで、あーまずいなと思ったんだけども、スタート直後からそんなに動きはしなくてね、後半若干伸びたけども、タッチしたら0.07秒差で負けて2番ということでね。
あー負けたかと。ただポジティブに考えれば、24秒で2本ちゃんと追い出すっていうのは良いことだなというふうに感じたので、僕はもうすぐに次のことを考えてたんですけども。
それから40分ぐらいしてから、コーチ電話いいですかってね、アウトからLINEが来てて。
僕それ見てなかったんだけど、電話が来てて。僕それ気づいてなかったんだけど、また電話が来てて。
なんだなんだって出たら、コーチみたいな、予選の時はこれが良くてあれがどうでみたいな、でなんとかかんとかで、全然決勝の話しないんですよ。
あーそうなんだみたいな、とりあえず聞いとこうと思って。
で、決勝はみたいな、なんかちょっと動きが固くて、いきなり歯切れが悪くなってね。
コーチどう見ましたかって言ったんで、僕さっき言ったみたいなことを言って。
守るべきものは何もないし、スプリンターが守りに入って勝った試しはねえぞ。
できるかどうかわからないことでも、全力でできるのがスプリンターっていう生き物なんだから、それをやらないっていう話をしたら、確かにそうでしたって言ってね。
で、まあひとしきり何かたわいもない話、彼の気持ち…たわいもない話というか、彼の何か心境を言ってたけど、大事な言葉が全然出てこない。
03:08
それは悔しかったとか、2位だったとか、なかって。
で、まあそのまま電話を終えそうな雰囲気にしてきたから、まあまあええかと思って。
まあじゃあ君はそうか、まだ整理はできていない状態だけど、とりあえず俺に電話をしてきたんだなと思いながら、電話を切ろうとすると、
あ、こっち、ちょっといいですかって、お、ええよ、どうしたって聞いたら、めちゃめちゃ悔しいです。
今日すぐにでも練習がしたいです。四国総体では頑張ります。って言ってきたんですね。
だから僕言ったんですよ、だよね。悔しいよな。
じゃあこれってさ、考えようによっては、
嬉しいって舞い上がるんじゃなくて、悔しいっていう気持ちを今プレゼントされたと考えてみようよ。
ここから5週間、死ぬ気でやるじゃん。今日の悔しい気持ち、本番で味わいたくないでしょ。
だから今日やれることっていうのをちゃんとやる。明日やれることもちゃんとやる。
毎日ちゃんと生きて、5週間ね、準備をすれば、君は四国総体ですごくいい経験をするでしょう。
という話をね、しておきました。でね、まあ、その、悔しい時に悔しいって言えるやつっていうのは、
あの、なんていうかな、それだけ気持ちをオープンにできる関係性がある人の近くにいるということなんで、
困ってる時に、なんか塞ぎ込む必要もないし、下を向く必要はないけど、やっぱね、この降参までやってたら、
信頼できる人がどれだけ周りにいるかっていうのは、結構多い、多くの人がそこの信頼できる人たちがいるんじゃないのかなと思う。
自分の周りには。だから続けることができてるはずなんですよ。ね。
で、まあ素直にね、悔しかったら悔しいって言えばいいし、今日にでも練習したいってね、言ってたから。
今日来るかなと思ったら来なかったけど、まあ月の日も試合だったからね、まあそりゃ来ないだろうけど。
でも、そうなるんですよ。負けた時に塞ぎ込む必要はなくて、悔しいなと。だったらもっと強くなりたいなって、すぐにでも思うべきだし、
その気持ちを忘れずに練習をしないといけない。 まあ彼にとってはね、いい経験になったんじゃないのかなというふうに思います。
もう一人ね、ラストイヤーの男の子、楓ってやつがいるんですけども、この子はね、100、200のバタフライ、両方ともベストタイムを更新し優勝してます。
この時期にベストタイムをちゃんと更新し優勝しているっていうのは、流れとしてはね、非常にいいのかなと思っています。
ただ、全体の仕上がりでいくと8割程度かなというふうに僕は思っているので、5週間かけてじっくりと準備をしていきたいなというふうに思っております。
06:04
この子は夏には強いんで、勝負も強いので、僕は絶大な信頼は置いてるんですよね。
ただアマチャンなところがあって、本場前にちょっと冷えるところがありますので、なんかね、もう僕の強い言葉待ちみたいなのを感じます。
僕にガツンと言われて、夏が来たってこいつ感じてるんじゃないのかなってちょっと思ったりしてるんだけど、勝手にね。
だから、なんかね、不意に弱いことを俺の前でポロッと言ってみたりとか、なんかウジウジしてる雰囲気出してくるけど、
もう知っとるよ、毎回お前強いんだろって思うけど、わかってるけど言うんですよ。
お前絶対行けよと。行かなあかんぞと。もう出来んかったら帰ってくるなよ。ぐらい言わんと、言って始めて、よし来たー!みたいな感じでやるから、一手間かけないといけないやつなんですけども。
だから、この子も5週間かけてちゃんと準備すればいいかなと、2人でね、トラストイヤーをかっこよく締めてほしいなと思ってます。
なんかね、今年に関してはすごい思うんだけど、一人きりで何かをすることっていうのは非常に難しいなと感じてます。
2人でいると、どっちかがどっちかに頼ったり、お互い頼り合うと弱くなるんですよ。
だから、それぞれが独立して立ったまま手を組み合う相棒みたいな感じ?戦友みたいな感じが、まあいいなと。
で、それがたまたま偶然に、これ僕の力とかじゃなくて、たまたま偶然にそれができたので、それはありがたいなというふうに思ってるんで。
それをね、サムを俺が作ったみたいな雰囲気を出しながら、2人がね、やっぱり主人公で会ってほしいなと思うので。
自分の人生ですので、やっぱり自分が主人公。決して横に回らなくていいから、自分の物語の中心をしっかりと歩いてほしいなというふうに思ってますが、5週間後ね、非常に楽しみですね。
あっという間に来るけど、早く来てほしいなと、今僕は思ってますので、イケイケで準備をしたいと思います。
それではまた。