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指導方法を変えたわけなんですよ。
これができて当たり前だろうと思って、これができなければいけないと思って、僕は結構選手たちに向き合ってたんですよね。
で、だからここのまでは到達しなければならないんだ。必ずいける。確かにいけるんです。努力でいけるんだけども、
できるだろう。だからやれよっていうスタンスで、ここまで走ってきたんですね。
いい結果も出たし、いい結果が出なかった時もありますけども。
でもね、今年の4月から大学生を見始めて、10月から大学生中心で行くって決めて、僕の指導方法はガラリと変わったんですね。
それはできて当たり前じゃなくて、できなくて当たり前だというふうに考えるようにしたんですね。
これは今までの子供たちの能力が変わったかとか、そういったわけじゃなくて、大学生を主体でやっていこうと思った時に、
彼らはね、高校生まではお父さんお母さんにお尻を叩かれながら練習に行ってたし、行かなければ誰かの目があるっていう状況で動いてたんですけども、
県外から出てきて、一人暮らしをしながら、じゃあ練習をってなったら、今日ちょっとしんどいかな、今日ちょっとやめとこうかなとか、
そういうネガティブな理由もあれば、アルバイトでお金を稼がなければいけない、だから練習はこうしなきゃならないんだっていうところで、練習に来れない日があったりとか。
そうなると、僕の中でも来るべきだ、やるべきだっていうのを、一旦変えてでも動きを作らないといけないなっていうふうに感じたんですね。
だから、小学生みたいな目標ですけども、10月、11月、12月に関しては、練習に来れる状態を作ろうね、みんなでっていう形にしたんですね。
ただし、高校生以下は今までと同じスタンスで、練習には必ず参加。それはだって時間が決まってて、来れることが分かっているからね。
大学生も来なくても、特に僕は何も言わないようにしています。これは結構我慢して、一生懸命我慢して言ってるし、たまには言いたくなりますよ、ちゃんと来いよって思う時もあるけど、
それを僕が言って矯正して来させると、今までとやってきたことが同じになっちゃうわけなんですよね。
だから、いかに自ら、よし今日やるぞと練習に来て、一生懸命練習頑張れる状態を作れるか、今のこの大学1回生しか集めていない6名のね、
大学1回生しかいない状態で、この子たちが3月までに当たり前のように練習にちゃんと来て、そこで一生懸命頑張るっていうのを作れると、
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当たり前っていうものの基準がちょっとだけ上がるんですね。練習に来て一生懸命頑張るっていう。
で、高校生まではできます。大学生だっていろんな誘惑があって、アルバイト等も入ってきたとしても、練習は必ず来るんだって。
それはスタンダード、当たり前なんだっていうのを、大学1年生が1年かけて、1年というか、僕のチームだと3ヶ月くらいかけてそれを作りたいと思ってるんで、
で、1、2、3、頑張ってくれたら、4月にはね、新しい1回生が入ってくるわけですよ。
で、ここの子たちは受験で休んでる子もいれば、ずっと泳いでた子もいるわけなんですね。
でも、どっちにしろ頭の中には練習には行くものだっていうのがまだある状態なんですね。
で、その時に今いる1回生が2回生になって、当たり前のように練習を来てたら、1回生も当たり前のように練習を始めるんです。
だから、今それぐらいのレベルなんです。僕が見ている大学生っていうのは。能力は高いですよ。
全員全国大会に行ってますし、経験者であるし、トップレベルの力は持ってるんですけども、
ただ、やっぱり誘惑に、それでも勝つのは難しいっていうところもあるので、ここでベースを作れば、
次の1回生がベースを作ることに苦労しなくなるんです。来て当たり前だっていう状態を作れるのでね。
で、僕も今はなんとなく我慢することに慣れてきて、それを意味っていうのを考えるようになってきたんです。
やりなさいよ。来なさいよ。っていうことで、それで高校生の延長線上みたいな水泳競技の向き合い方をして欲しくないっていうのがあって、
やっぱり自分で来たい。時間を自分で作って、責任には半々で持ちたいね。
コーチの責任半分。君たちの責任半分。これはちょっとやりたいなと思ってます。
だから、僕が選手に対してお前たちが悪いぞっていうわけでもなく、選手たちがコーチのせいだっていうこともなく、
お互いが半々っていうのは半分適当にっていう意味じゃなくて、一生懸命持ってる。
自責の念を持ってるけども、それを結果を、良くても悪くてもお互いにそれをどうしていきたいかっていうのを考えていきたいなと。
そういった理想を、理想は語るのは簡単だけど、実現するのが結構難しい。
今はでもね、頑張ってみんな来てるなって感じはするし、泳ぎたいという日は結構多いかなって感じはしますね。
自由というか選択肢ってね、一気に例えば10ぐらい開放したら、何をしたらいいかわからなくなって止まっちゃうんですよね。
だからちょっとずつだけども自由を与えている。例えば、今泳いでるところはトレーニング施設もあるので、
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今日は泳ぎますか?今日はウェイトトレーニングしますか?っていうのを自分で決めていいよって言ってます。
まず最初はそれだけ。そしたら1ヶ月目、自分で決めていろいろ半々とか調整しているんですけども、
じゃあそのウェイトってさ、今日ウェイトトレーニングしようって決めるのか、月のスケジュールを見てこの日はトレーニング、この日は泳ぎましょうって決めるのは
どっちがいいのかなーみたいなことを言ってると、じゃあこの日はトレーニングしてここでは泳ごうっていうのを決めてくるようになります。
そこを決めてきたら、じゃあ泳ぐ量がちょっと減るけど、トレーニングして何が変わったのとか、もしくは何が良くなった、もしくは悪くなったのかっていうのを
次に考えてもらったりとか、ちょっとずつ選択しながら自分の泳ぐスタイルを確立させてほしいなと思ってるんですね。
で、アルバイトしてる子もいればしてない子もいるし、泳ぐいっぺんとの子もあればトレーニングをする子もいると。
それでもいいんですよ。共通の目的がある。共通の目標がある。
ただ、そこにたどり着く方法は10人トイロでいいと。それを僕が協力にまとめ上げていくと。
それが今僕がやっていきたいことだけど、難しい。なかなか難しい。
で、難しい理由ってね、コミュニケーションを取る時間があんまないんですよね。
練習終わったら、それで終わりになるから、コミュニケーションがなかなか取れない。
そこで僕が考えたのは、遠征の大会に行ったときに一緒に行動を共にしてみようと。
で、あとは4月に合宿もあるけど、それも迷ったけど、もう強制参加にして全員来れるようにしようと。
で、1年365日のある中で4日間だけ俺に時間をくれと、付き合ってくれというふうに言って話をしてます。
で、1年365日のうち4日間だけ俺はわがままを言わせてもらうんだっていう言い方を、
昔は言えなかったかもしれないけど、今はね、本当に話さんといかぬことがいっぱいあるんですよ。
それに、なんか目標とかやっぱブレたりとか、動きが止まったりとかすることもあるので、
時間がとにかく欲しい。対話する、コミュニケーションするには、練習の中での会話ではもう足りないと思ってます、大学生に関しては。
初めて思いました。高校生までは大丈夫なんですよ。そんなに。そんなに大丈夫。
何でかというと、ちっちゃい時から見てるから、例えば10の内容を1にして伝えることができる術みたいなコミュニケーション能力を持っているわけなんですね。
でも大学生に関しては、大学になってから出会ったわけですから、そのコミュニケーションというかお互いのことが心からわかってはないと思う。
その必要がそこまであるのかというのもわかんないけども、ただ対話できる、コミュニケーションできる時間だけは絶対に取る必要があるというのは肌で感じてます。
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これを取るのが結構難しい。だってそうですよ。
だって僕今42になるんです、もうちょっとで。
僕はどんどん年老いていくのに、次に入ってくる大学1回生は年老いていかないわけじゃないですか、18歳。
だから僕は18歳に伝わるコミュニケーションを獲得しなきゃいけないんです。
その次の年、もう僕は44になる年の僕は18歳とコミュニケーションを取らないといけないんです。
これ当たり前だけど、50歳になっても18歳に言葉を伝えるっていうことをできなきゃいけないわけですよ。
そのためには僕の知識のアップデートというか感覚のアップデートっていうのは絶対にいるんですよ。
だからここが難しい。それが今僕がコミュニケーションをすごく欲している理由で、20代半ばはそんなに苦労しなかった。
18歳のことを話すのもそんなに苦労はしなかった。
だけど40代になると、やっぱりよくわからん。知らないとわからん。
ちっちゃい子から見てる子はわかるけど、それ以外のことコミュニケーションを取るのがちょっと難しくなってるなって。
自分の価値観とか固定観念みたいなのと、その世代間ギャップっていうのはすごく大きいなと感じてるんですね。
これは伝えたいことがうまく伝わらないっていうズレを生み出す可能性がどうしてもあるんですね。
だからとにかく僕はコミュニケーションを欲しているというふうに感じています。
ただ、ただですよ。18歳の時の僕が40何歳の大人とたくさん話したいか、特にそれはコーチであったら話したいかっていうと、僕は全然話したくなかった。
その強烈な思いがあるので、ちょっとコミュニケーションを遠慮してしまっているところもあったりします。
うざいだろうなと思って。
だけどもね、僕は正確なコーチングをする上で個人を知るっていうのはすごく必要なので、その狭間で揺れ動きながらコミュニケーションを取ろうと。
失礼な言い方をすれば、僕のコーチと僕はコミュニケーションを取りたくなかったけど、僕と彼らはコミュニケーションを取りたいんだろうっていう都合のいい解釈のもとね。
一生懸命コミュニケーションを取っていこうかなと思っています。
だから、近づきがたい雰囲気であったりとか、何でも知ってるよっていうよりはしょうもない話とか、くだらないことをよくしています。
話したりとかしてる。
その中で一定の距離はうまいこと取ってますよ。
例えば友達にはならないし、なめられることもないだろうけども、ただ、このコーチなんかちょっと違うなっていうぐらいで思っとってくれたらいいなと。
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でも、じゃあみんな集まってって言うと、みんな本当に真剣な顔して集まります。
僕は今、僕よりも身長がみんな一人だけ低いか、それ以外の子はみんな背高いから、
みんな集まってって言ったら、僕はでっかい奴に囲まれてるみたいな状態で。
でも彼らはちゃんと姿勢を正して僕の話を聞いてくれるので、そういう切り替えもあれば、しょうもない話でアホみたいに笑ってるときもあると。
だけど、なかなかうまくいかないんですね。難しい。
一生懸命やってるけど難しい。
果たして今年中にある程度のベースを作って、また1月から進めるんだろうかっていうのはね、ちょっと不安に思ってるところもありますけども。
そこも含めてね、いろんなコミュニケーションや対話をどんどん推し進めるためにも、
まずは彼らの感覚、彼らの意見を尊重できるぐらいの器の大きさというかね、
僕の容量を広げるという作業がまず先に必要なんだろうなというふうには感じております。
ということで、これで終わります。それではまた。