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はい、皆様こんばんは。今回、冬季オリンピックがつい先日終わりましたけれども、私は今ちょうどちょっと色々、仕事で過剰にちょっと疲れていたせいで、不眠症になっているおかげでですね、たっぷりオリンピックをね、鑑賞できたんですよね。
なかなかこんなことはないです。仕事で忙しかったりとかして疲れてるんで、深夜になんかいきなりね、ライブとかやっててもね、なかなかその時間に起きてみたりとかっていうのはあんまりここ近年なかったんですが、特にヨーロッパってちょうど9時間ですかね、時差があって、
それがだからちょうど、例えばフィギュアスケートが3時ぐらいから始まる、明け方のね、3時ぐらいから始まるとかっていうのに対応できたんですよね。全部最初から最後まで見たりとかして非常に楽しめたんですけれどね。
いろいろ見どころがありました。それを見ている中でね、今日はちょっと古いまたね、話を一つしたいなと思って、ちょっと話してみます。
時はですね、1994年の1月になるんですけれども、この年はリレーハンメルオリンピックの年なんですよね。ここはね、結構ややこしくてですね、この1994年のリレーハンメルの2年前にアルベールビルのオリンピックがあったばかりで、ここはね、通常オリンピックって4年に一度じゃないですか。
ただここはね、2年ですぐに次のオリンピックが開催されたんですよね。これはなぜかというと、この92年の数年前にですね、もう夏季オリンピックとね、冬季オリンピックっていうのは4年おきにして同時開催。
例えば2026年に両方ともね、夏季のオリンピックも冬季のオリンピックも両方やるっていうのはちょっとまあ多分大変すぎるし、あとはその何だろう、あの注目度とかね、そういった商業的な意味もですよね。スポンサーシップとか放送圏上とかいろんな目的があってですね、とにかく2年ずらそうということになったんですよ。
だから今回で言うと、2024年にパリオリンピックがあって、今回2年後、2026年にミラのコルティナオリンピックが開催されたというようにね、2年ずらすっていうルールが決まったためにですね、ここはだから日程の何か調整のためにですね、たまたまここは2年おきで開催されるということがあったんですよね。
このリネハンメルじゃなくて、アルベールビルの時はですね、これはとてもね、私にとっては印象深い年だったんですが、我らが伊藤みどりがね、銀メダルを取った年なんですよ。
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1位がクリスティー山口っていう日系アメリカ人のフィギュアスケーター、そして2位が銀メダルが伊藤みどり、同メダルがナンシーケリガンというアメリカ人の選手が取っています。そしてすぐこの2年後にですね、再び東京オリンピックが開催されるということでね、ここはある種、この当時の選手たちにとってはラッキーだったのか、はたまたっていうね、
2年おきにオリンピックがあるっていうのは、通常4年おきなんでね、2年でまた来るっていうのは、ある種の選手たちにとっては2度チャンスが来るというような意味もあったと思うんですよね。
で、今回私がお話ししようと思っているのは、この2年後に起こった1994年のリネハンメルオリンピックの頃の話なんですよね。
時はね、ちょうどこのリネハンメルオリンピックの直前の1月にですね、このアメリカの中での代表権をね、代表の選考会を兼ねた練習があったんですよね。
で、ここで練習していたナンシー・ケリガン選手、その2年前のアルベルビルオリンピックの銅メダリストなんですけれど、彼女は練習を終えて控室に向かおうと思って歩いて、リンクから降りて行ったんですよね。
で、廊下に向かっているところですね、通りすがりに男がいて、何気なく通りすぎようと思ったらですね、いきなり長いね、コンボのようなもので、バンってね、膝を打ちつけられるんですよ、通りすがりにね。
で、ギャーって言って、もう痛みと驚きと恐怖でね、叫んでナンシー・ケリガンが。床に倒れ込んでですね、で、もう男は逃げて行くわけですね。
で、ナンシー・ケリガンの叫び声でびっくりしていろんな人が駆け寄ってみると、彼女が床に座り込んで泣き喚いているわけですよ。
で、Why me?なんで私が?っていうことでね、ものすごいパニック状態になっているんですよね。で、もうひどい負傷を負ってるわけです。
これはもうね、オリンピックを1ヶ月後に控えている、で、代表を争ってアメリカの全米選手権ですね、ここは選考会を兼ねている大会なんですよ。
ここでまさかのこういう大惨事が起こったわけですね。
で、これはもちろんだからもうナンシー・ケリガンはこれに出ることはできなくてね、大会は危険ですよ。
で、この時はですね、もう一人別のタニア・ハーディングっていうね、選手がここでは優勝します。
このタニア・ハーディングっていうのはね、日本なんかではトーニャ・ハーディングと書かれてますけど、これはタニアって発音するんですよね、英語ではね。だからタニアと呼びます。
だから今の日本の状態と似ていてですね、この当時はアメリカが圧倒的にフィギュア大国で、もう1位に常にスターを送り込むみたいな状態だったんですよね。
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で、クリスティ・ヤマグチという金メダリストがいて、その次を担うスターがこのナンシー・ケリガンとタニア・ハーディングがそのポジションを争っているような状態だったんです。
で、年もですね、この2人本当に私と同級生というか同い年でして、ナンシー・ケリガンとタニア・ハーディングっていうのはもう完全に私と全く同世代なんですよね。
それはいいんですけれども、とにかくその2年前のアルベールビルの時はクリスティ・ヤマグチが優勝で、3位にナンシー・ケリガンが入っていたんですが、実は4位にこのタニアもつけていたんですね。
というわけで、かなり実力は逆行していたんです。で、この2人は実力は逆行しつつも全く個性が違うんですね。
これはね、もう今もずっと変わらないんですけどね、フィギュアスケートっていうのは大きく言うと2つのタイプがあるんですよね。
優雅にエレガントに滑る、非常にフェミニンなタイプのスケーターと、トリプルアクセルを含むね、すごくジャンプ力があってスピード感のある、どちらかというとアスリート的なスケートをする伊藤みどりとか浅田真央ちゃんとか、今回で言うと中井亜美ちゃんとか、こういうタイプのスケーターと
割とね、いつも個性が二分されるんですよね。今回はこのナンシーケリガンの方が割とお嬢様的なエレガントなスケーティング、特に大技は持ってないですけれども全体的な優雅な演技で観客を魅了するというタイプのスケーターで、
こっちのタニアの方はですね、伊藤みどりに次ぐジャンパーということでね、女性でアメリカ人で初めてトリプルアクセルを成功させた選手ということで非常に注目されていたんです。
この2人はだから結構ライバル関係だということで注目されていたんですよね。クリスティー山口は2年前に優勝してるんで、もう引退してたのかな確か。
だから今回はいよいよ自分たちがこの金メダルを争う番だということで、この2人はまあ熾烈な一時争いをちょうどしてた時だったんですよね。
そんな時にこのナンシーケリガンが足を狙われて負傷するという大事件が起こってですね、危険して結果的にタニアはここの大会で優勝して、彼女はオリンピックへの切符を手に入れるわけです。
一方の襲撃されたナンシーの方もですね、驚異的な回復を見せて何とかオリンピックには出られそうなぐらい回復したんですよね。
怪我はしたものの致命的な負傷にはならなかったんで本当に良かったと思うんですけれどもね。
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この回復具合を見て特例でですね、このナンシーもオリンピックにちゃんと選ばれることになったんですよね。
とにかくタニアもナンシーも2人ともオリンピックに出られるようになったんですが、この流れと並行で当然犯人探しは進んでいてですね、あっけなくこの時の襲撃犯はすぐに身元がわかるんですよ。
これがなんとタニア・ハーディングの別れた夫と知り合いである男がこの襲撃したっていうことがわかったんですよね。
これでね、がぜんタニア・ハーディングがこのナンシー・ケリガンを襲撃した首謀者なんじゃないかっていう疑惑が起こるわけですよ。
つまりですね、ライバルのナンシー・ケリガンを怪我させて、タニアが楽々と代表権を獲得できるようにこの元夫と夫の仲間を引き入れてですね、グルになってこれをナンシーの襲撃を獲得したんじゃないかという疑惑ですね。
これはね、もちろんタニアは私は一切関与してませんと、一切知りませんでしたというふうに否定はしたんですけれども、この後ね、いろいろ波紋が起こったのがですね、このタニアの夫は捕まった後ですね、司法取引に応じてタニア・ハーディングもこの計画にもちろん首謀しているというかね、噛んでいるというふうに証言しちゃうんですよね。
さらにメモが出てきていて、これはいろいろ襲撃の計画をこの元夫がいろいろ仲間と立てていた時に、その中にいくつかの文字がタニア・ハーディングの筆跡と合致してるんですよね。
これはナンシー・ケリガンがどこのスケートリンクで練習しているかという、彼女のスケジュールをいろいろ調べてね、どこで襲撃しようかということを計画している時に、実際にナンシー・ケリガンが練習していたスケートリンクの名前がね、タニア・ハーディングの筆跡で書かれていたりとかね、
これもすごくそのタニアが犯人の一人だということの有力な証拠にされてしまったりとか、いろんなことがあったんですよね。
結局このタニア・ハーディングが実際のこのナンシー・ケリガン襲撃に噛んでいたのか噛んでいなかったのかっていうのはね、今もずっと議論がずっとあるんですよね。
絶対間違いなくタニアも噛んでいたという人もいるし、彼女は本当に知らなかったんだという人もいて、それぐらいね、決め手になる物的証拠が少ないんですよね。
だからあくまでもこの当事者たちの証言をもとに、実際にナンシー・ケリガンがその梱包で殴られたことは事実で、それの実行犯とか誰が指示したのかということはもちろん全部分かっているんですけれども、
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これはですね、このタニア・ハーディングの夫がいてですね、この夫はタニアの2つ年上の男で、クズなんですけれども、この人はね、この2人は15歳と17歳の時に知り合って、しばらく交際を経てから結婚したんですが、ものすごくひっついたり別れたりっていうね、破滅的なカップルで、
一度離婚をしている間にこういうことが起こっているんですね。一応別れてはいるものの関係性はずっと続いているんですよ。結局お互いにね、ちょっと後でまた詳しく述べるんですけれども、非常に強依存的な関係性なんですよね。
なので、離婚した後もなんだかんだひっついたり離れたりということを繰り返しているような関係性で、とにかくこのタニア・ハーディングがオリンピックに出るためには、このナンシー・ケリガンが邪魔になっているというふうに判断して、なんとかこのナンシーさえいなければタニアがオリンピックでメダルを取る確率は高くなるだろうなというふうに思ってたんですよね。
この時期にね、ちょうどこのタニア・ハーディングを、お前がオリンピックに出るようなことがあったらもう恥さらしだみたいな脅迫文が寄せられるんですよね。お前がもうオリンピックに出たら殺すみたいな殺人予告みたいな脅迫文みたいなものがとにかく来て、やだ怖いわって言って、ちょうどそういうことがあったんですよ。
なので、タニア・ハーディングのボディガードが必要だなっていうので、この別れた夫なんですけど、まだちょろちょろとタニア・ハーディングの側にいたこの元夫、ジェフっていうんですけども、こいつがですね、自分の友達というか知り合いを彼女のボディガードにつけたりとかしていて、その時にはふと思いつくわけですね。
これはもしかしたらナンシー・ケリガンを排除するのに使えるんじゃないかというふうに思いつくんです。つまりナンシー・ケリガンを脅迫して、お前がオリンピックに出たら、お前を殺すぞみたいなね、そういう脅迫をして怯えたナンシーがオリンピックに出なければ、タニア・ハーディングがオリンピックでメダルを取る確率が上がるというふうに思ったんですね。
実はね、このような発想が出てくるヒントとなる出来事が実はその1年前にあるんですね。これは私も今でも鮮明に覚えている事件で、テニスで起こるんですね。
女子テニスの世界で当時ナンバーワンのプレーヤーだったモニカ・セレシュという選手がいるんです。彼女がですね、圧倒的に強かったんです。モニカ・セレシュが出てくる前はシュテフィ・グラフという選手が一番強かったんです。
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日本の私たちから見ると、ダテ・キミコ選手がね、ウィンブルトンで死闘を演じて、あのまま日没にならなければグラフに勝っていたのではというね、名勝負をした事でも有名なグラフがナンバーワンだったんですけれど、このセレシュが出てきてからですね、グラフはセレシュに勝てなくなって、事実上この当時のナンバーワンの実力はセレシュ選手だったんですよね。
ところがですね、ある日、ドイツのどこかの地方大会でとんでもない事件が起こるんですね。
これはテニスって、ゲームをね、4ポイントを取るとゲームを取るっていう風なやり方で、ゲームごとにコートチェンジっていうのをするんですよね。お互い右と左にコートがあって入れ替わっていくわけなんですけども。
途中で休憩してベンチに座ったりする時間があるんですが、この時に背後からですね、何者かにいきなりセレシュが肩をナイフで切りつけられてですね、負傷するというとんでもない事件が起こるんです。
これ、差しどころがもし悪かった場合は、命の危険もあったし、選手生命が完全に断たれるという危険もあって、非常に恐ろしい事件だったんですよね。
これは犯人は、実はグラフ、シテフィー・グラフの大ファンだった男がですね、こいつさえいなければグラフがまたナンバーワンに返り裂けるということで、モニカ・セレシュ選手を襲撃したという恐ろしい事件なんですよね。
これはもちろん犯人も捕まったんですが、結局この事件が元でですね、モニカ・セレシュはその後一度ぐらいは優勝するんですけれど、やはりね、もう昔の強さには戻れなくなったんですよね。
そういうね、とても恐ろしい事件があったりしたので、これはね、だから多くのこういうスポーツ選手にとって、特に女性の選手にとって、ちょっと冗談事ではないことだったんですよね。
だからこのタニアも脅迫状を送りつけられたりとかして、いやマジで怖いよというのがね、実際にこういう事件がテニスであったんで、本当に洒落じゃないかったんですよね。
だからこれをやればね、ナンシー・ケリガンが怯えてね、オリンピックを決勝するんじゃないかみたいなことを思うんですね。
で、それを仲間と相談して、とにかくタニアをオリンピックで勝たせてやるために、ひと肌脱ぐのに協力してくれということで、自分の知り合いに声をかけてですね、計画を立てるわけなんですよ。
まあこの時代なんでね、もうメールもありませんし、インターネットももちろんなくて、まあだから脅迫するっていうと電話か手紙か、そんなようなことですよね。
あと実際に試合会場に行ってヤジを飛ばすとかね、その程度のことなんですけども、とにかくナンシー・ケリガンがどこで、どんなスケジュールでね、どの地方のどこのリンクにいるかっていうことを把握するために色々調べてたんですよね。
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その際に、例えば京都の何々区にあるドコドコってどんなリンク名だっけ、みたいなことを言っている時に、タニアがそれって何々リンクよって言って書いてあげたりとかした文字がね、先ほど言った証拠にされたりとかしているという面もあったみたいです。
はい、というわけでね、これ実際にあった事件なんですけれども、何かなりゆきでちょっと解説みたいになっているんですが、またちょっと続きを次回にさせていただきます。はい、それではごきげんよう。