音声配信の開始
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
中村敦彦さんに引っ張られる形で、中村さんより少しだけ早くスポッティファイに繋いだんですよね。
アップルのポッドキャストと、この2つは連携をして、今、とりあえず、このポッドキャストの線上の中に、自分も飛び込んでみたんですけれども、じわじわとですね、やはり、こちらで聞いてくださっている方が、まだまだ少ないとは言っても、結構いらっしゃって、非常にありがとうございますというか、全然、もうこんなトップ、ここはいよいよですね、
本当にスタイフの牧歌的な、ほのぼのとした界隈と違って、ここは本当に実力のある人たち、有名な方たち、本当に様々な人たちが一斉に飛び込んでいるところなので、こんなところででも、たとえわずかであっても、聞いてくださってありがとうございます。
今後どういうふうに運用していくのかっていうのは、またちょっと研究が必要ですね。
今、私はとりあえず、スタイフで収録したものが、スポティファイにもアップルのポッドキャストにも乗るという、一番単純なところには、スタートラインには立っただけという感じなんですよね。
あとは、リバーサイドというアプリで、自分の音声を収録して、これをスポティファイに載せる、さらには、スタイフとかにも連携させるというところまでまだできていないんですよね。
あとは、他の方とコラボしたりとか、そういうことをするときに、果たしてどうなのかとかね。だからスタイフの最大の魅力っていうのは、このアプリ一つで全てが完結するんですよね。
これは収録もできて、編集もできて、ライブ機能がすごく魅力ですよね。簡単にライブを立ち上げて、しゃべりながら、コメントがバーッと流れているのを、自分で画面で見ながら、自分がコメントに参加もしながら、皆さんのコメントを見るということもできて、
リスナーとパーソナリティの距離感というのがすごく近いんですよね。だからそこが最大の魅力だと思います。音ももちろん悪くないですしね。ただ、やっぱりスポティファイとか、ポッドキャストの音を聞くと全然違うんですよね。
特に低音とかの音の質感がね、やはり音楽のためのプラットフォームなので音の良さが全然違いますね。それは間違いないと思います。だからこっちも本当にある程度、ちゃんとした収録を心がけた方がいいなと、さらに思うような感じですね。
はい、というわけでね、ちょっと音声配信の話から始めたんですけれども、今日は私の履歴書の続きをしようと思います。前回まではですね、結局私は超ブラック企業で、本来は設計として働いていたんですけれども、それだけでは飽きたらず、
すべてをやると。営業業務もやる。もちろん設計とかね、その接客もやりつつ、現場も一人で全部見るというね、ワンオペですべての工程を一人でやるということに挑戦し始めてたんですよね。ここでいろんな現場やりました。設計だということもあったので、すごく守備範囲が、エリアも広かったんですよね。
だからもう西から東へ走り回ってたんですけれども、これがね幸いというか、いろんな営業のエリアにちょこちょこ、なんていうかな、その顧客筋ができていき、広がりができていったのでね、いろいろ面白い案件やりました。
特に私が好きだったのは、大阪市内でね、とんでもない地主っていう人種がいるんですよね。この人たちはね、おそらく戦後ね、大阪もね、もう8割ぐらい大阪市内は空襲で焼かれてるんですよね。8割どころか9割ぐらいですかね。今の梅田エリアなんていうのは完全に焼け野原だったそうなんですよね。
でもみんな元々のね、持ち主がもうわからないぐらい焼き尽くされてですね、ここに勝手に自分のね、ここはわしのもんだって言って旗立てたりね、自分がもうがってそこにね、居座ったりとかすることでね、その自分たちの土地だっていうことにしちゃった人とかって結構いたんですよね。
で、ちょっと前々回ぐらいにその別れのセレモニーの会で、うちのおじいちゃんが登場した会があるんですけれども、うちのおじいちゃんがまあ超リベラルだったんですけれど、このね、やっぱ戦後の混乱を生きてきてるんでね、この当時その大阪市内のね、とある場所を占拠して勝手にね、もともとは誰か別の人の持ち物だったのに、
焼け払われて、誰もいないのをいいことにね、そこを勝手に奪った一族がいたらしいんですよね。で、そこの一族が栄えて、某本屋さんになってるんですよ。
で、これチェーンなんでね、名前言うと知ってる方も結構いらっしゃると思うんでも、ちょっとあえて言いませんが、ここの本屋のことはね、あそこは勝手に自分のね、あの土地を自分のものにしよったんやーって言ってね、すごい怒ってて。で、そこの本屋さんには一歩回しを踏み入れなかったっていうね。
で、絶対にそこの本屋で本を買わないっていうね。で、おじいちゃんは別にね、そういう自分の主義主張を他の家族にまで押し付けるような人ではなかったんですけれど、私は幼い頃からね、おじいちゃんのこういうね話を聞いて育ってるんで、ああそうなんだみたいなね。で、おじいちゃんがダメって言ったらダメなんだとかね。
で、おじいちゃんがいいって言ったらいいんだと思ってね。結構私はやはり祖父母の影響をすごく受けていて、おじいちゃんがやはり人道的にね問題がある。あの人たちは人手なしだみたいに言ったら、ああそうなんだと思って。そこの本屋にはなるべく行かないとかね、いうことをね、やっぱりやってたんですよね。
で、話がそれたんですけど、まあそういう感じでね、すごくヤクザなね、地主さんっていうか勝手にね、まあその戦後の混乱に生じて、いろんな土地をね、自分のものにした地主さんみたいな結構いるんですよ。山氏みたいな人たちがね。
地主文化の探求
で、その一人がね、まあいまして、これがその某ブラック企業のお得意様の一人にいたんですよね。で、この人たちがね、本当にね、アコギな地主ってこうなんだと思ってね、めちゃくちゃ勉強になりました。本当に。
もうね、2000万ぐらいするロレックスをね、いつも腕にはめているね、すごい美人の女性の社長なんですよ。で、これはだからね、親父さんが、この女性は今70ぐらいですかね、当時はまだ60になるかならないかぐらいの方だったんですけれどね、髪の毛を金髪にしてね、めちゃめちゃ華やかな人で、金髪とかにしちゃっても全然浮かないっていうんですかね。
おかしくならないような、誰に例えたらいいかな。
気味島戸箱、もうちょっときつくしたような感じですかね。なんかとにかく華やかなすごい美人だったんですけれど、まあもうえげつないぐらい汚い人で、で、もともとこの人はね、別の人と結婚していて、子供がね、息子が2人いて、この人は地主兼不動産会社に、有限会社のね、あのちっちゃい不動産会社を経営されてたんですよね。
ここをね、将来息子に継がせなきゃいけないんで、この夫とはね、もう離婚してるか、私別してるかで、一人だったところを、とあるね、ブラブラブラブラと舞台美術やってるね、怪しい男の人と内編関係になっていて、息子たちに会社を継がせたりするっていうこともあるので、正式には席を入れない2人は間柄ではあったんですけれど、
夫婦同然の相手がいたんですよね。このおっさんもね、すごいおっさんでね、なんていうのかな、この舞台美術とかね、ずっとやってるような人でね、この親もね、大道芸人の息子かなんかだったんですよ。
すごい変わった質地でね、大道芸人の息子が舞台美術やってて、だからね、その普通のね、ちょっとね、最近亡くなった俳優の中尾明らっぽいんですよね。
すごい渋い、この頃ね、70ちょっと前ぐらいだったんじゃないですかね、すごい渋いおじさんという感じで、スカーフをいつも首に巻いてね、中尾明ら風にねじってつけてたりするんですよ。
でね、いつもタバコ吸ってて、タバコもね、ちょっといい香りがするね、変わった多分ヨーロッパのね、あのなんかタバコとかね、そういうの吸ってるようなおっさんだったんですけど、これが夫婦というかね、この美人の奥さんが社長で、だから父親の会社ついでるんですよ。
で、この内縁関係の男が専務っていう形でね、この2人がやってる地主権不動産屋が得意先の一つだったんですけども、もう本当にひどい人たちで、ただね山ほど大阪市内のね、いろんな場所にね、面白い物件持ってるんですよね。
だから私が大好きなもう古い古いもう、あの昭和建築ね、だからもう築100年前後からまあ7、80年ぐらいのね、もう古いね、あの家ですよ。
それこそ昨日ちょっとご紹介した軍艦島のね、ああいうあの時代じゃないですけれど、あんな頃からずっと立ってる日本の古い文化住宅とか長屋とかね、そういうね、もうろくでもないね、もうちょっと指をね、ピッて押したらね、ガラガラって崩れそうな、あのボロボロの大阪市内の案件山ほど持ってる不動産屋さんだったんですよね。
で、この人たちの仕事をね、いっぱいやったんですよ。でもその利益率はね、もうね、吹けば飛ぶような利益率なんですけれど、ここの仕事ですごい私はね、あの勉強させてもらいましたね。
特にこの2人が、金には汚いんですけれども、大金持ちなんですよ。大阪の大金持ちって、どこの大金持ちも一緒かもしれないんですけれど、特に大阪で金持ってる、しかも不動産関係の人っていうのは死ぬほどケチなんですよ。
もうね、美大地、人のためには使わないし、無駄なことにはお金持ちなのは使わないんですけれども、自分たちが金持ちだってことを示すことにはね、いくらでも金使うんですよ。だから2000万のロレックスって、だってロレックスって、これも資産ですよね。
今となってはどんどんこれ、絶対に値段が下がらないものなんですよね。下手したら買った時より値上がりする可能性もあるものなので、こういったものにはね、おしげもなく金出すんですよ。絵なんかもね、いっぱい持ってるんですよ、こういう人たちは。
だけども、もうその自分たちのね、この古いボロボロの物件をいかに安くね、人に貸したり売ったりするかっていうことに関しては、こんな人たちとね、仕事一緒にしても、もうね、ひどい目に遭うだけなんですけれど、ただ彼らはね、土下地であると同時に、まあ大金持ちなんでね、世界中旅行してるし、特にこの舞台美術やってるこのセンムっていう、
怪しげな中尾明に激似の親父が、お父さんがそういう大道芸人だったとかね、そんなんで世界中旅してたりとかして、いろんな国を見てる人なんですよ。だからね、この二人のセンスはすごかったです。
私がいろいろね、今までに会ったお客さんだけじゃなくて知人とかね、いろいろ会わせても、もうね、5本の指に入るぐらいセンスのいい人たちでしたね。最高の素材、最高のブランド、全部彼らはよく知ってましたね。
だからね、こういう、だから金にも汚いんですけれど、センスもいいんでね、ひどい、ある意味ひどいんですけどね、金は出さない代わりに安く仕上げてくれるんだったら文句言わないよって言うんだったら、まあいいですよね、これは。利にかなった客だと思うんですけども。
すごいこだわりが強い人たちなんで、最低の値段しか出さないけれども、その最低の中で最高の結果を求められるんですよ。あんたならもっといい提案できるでしょ、ほらほらみたいなね。ポルトガルのどこかの地方のこういう感じの石造りの家を目指せみたいなね、そういうこと言われるんですよ。
だからね、すごいそういう意味ではね、もう泣きそうでしたけども、勉強になったし、こんな得意先とね、なんで切らずに当時あの会社がやってたのかっていうと、やっぱり件数こなさなきゃいけなかったんでしょうね。
正直ね、商売的には何のメリットもない得意先なんですけれども、私自身の勉強にはめちゃめちゃなったんですよね。
お兄ちゃん部長がすごく可愛がられて、得意先だったんですよね、最初はね。でももうみんな嫌がっちゃって、部長はもうとにかく忙しいんで、自分がもうかかりきりになれないんですね、こんなうるさいクライアントはね。
もうだってベタ付けで仕事しないと全然対応できないんで、いろんな今までもこの会社の中で一番優秀なね、だから一級建築士の施工管理のリーダーとか、私の先輩とかね、いろんな人が当てがわれてもね、この人たちと相性も合わないし、
だから、もう裸からね、この人たちが無茶苦茶だっていうのは大前提なんですけれど、この無茶苦茶なこの人たちのキャラを面白がれるぐらいのね、度量がないと仕事にならないんですよ。
でもこんな人たちとでもね、切らないで仕事やってくれっていうのが会社の方針なので、やるしかないわけですよね。
たまたま私はこれ、ここの担当にある時からなって、たくさんいろいろ仕事をやらせてもらったのはね、泣かされましたけども、この古い長屋の工事をどういうふうにするかとか、いろいろ本当に本当に勉強になったし、すごくいい経験をさせてもらったなと思って、いい思い出ですね。
意外な出会い
実はですね、ここの案件をいろいろやっている時に、うちの夫とも知り合えたんですよね。だから、とてもいろいろ縁があったなという話なんですよね。
はい、というわけで今日はここで終わろうと思います。ごきげんよう。