1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
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2024-08-08 24:53

一枚のフランス紙幣【後編】 #157

小さな罪が、大きな波紋を巻き起こしていくお話の最終回です。

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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
はい、前回の続きをします。まずですね、イヴォンは無実の罪でですね、偽札をただ捕まされただけで、
2度までも酷い目にあって、挙句の果てに2回目の罪に関してはですね、刑務所に3年間も入ることになってしまって、
その間に娘は病気で亡くなり、奥さんからも別れを告げられるという悲惨な状況になっているんですよね。
これに絶望して薬をね、服用して自殺未遂を図ったというところまでお話ししたんですけれども、
この自殺未遂によってイヴォンは集中治療室に入っているんですよね。
この間ですね、あの場面が変わって、この偽証罪を働いたリュシアンですね、
彼はATM強盗とか、こういったことで、アルバイトしてた店でお金をちょろまかしたりとか、こういったちょっとした細かいお金の犯罪を繰り返している人間だったんですけれども、
彼の裁判をやっているシーンが出てくるんですよね。
ここで彼は、僕は暴力を働いたことはないと、結局こうやって騙し取ったお金は別に自分のためではなくて困っている人のために使っているんだというようなことを言うんですよね。
なんですけれども、ここは結局は有罪になって、彼も刑務所に収監されるんですよね。
これと時を同じくしてですね、死にかけていたイヴォンも結局は助かって、また病院からこの刑務所の方に戻ってくるんですよね。
なので、この2人はまたこの因縁のイヴォンとリュシアンは、またこの刑務所で同じところに収容されるということになるんですよね。
ある日ですね、このリュシアンは、ずっとイヴォンに対しては失礼、悪いことをしたなと思っているわけですよね。
この刑務所にいる間にですね、ちょっと呼び出すんですよね。
ちなみにね、この刑務所内で割とね、何て言うんでしょうね、腐敗というんですかね。
結構この刑務所の中に入っててもですね、お金さえ使えばですね、外の世界と連絡が取れていたりとか、自分の欲しいものをうまく売買したりね、囚人同士で欲しいものをぶつぶつ交換したりとかね、そういった結構悪いことをしているところがね、食事のシーンとか人がたくさん集まっているシーンとかでちょこちょこ出てくるんですよね。
今回リュシアンが呼び出したイヴォンを呼び出したのはミサーなんですね。ミサーっていうのはヨーロッパとかはね、やっぱりキリスト教の人ばっかりなんで、こういったね、祈りを捧げる場所がちゃんとこの刑務所であってもあるんですよね。
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ここに関しては、たとえ罪人であってもですね、神様と祈りを捧げたりね、懺悔をしたりとかっていう自由を与えられているので、ここに集まって実はここでもいろいろね、ぶつぶつ交換したりね、売買したり、囚人たちはね、ここでみんながね、接触できるのをいいことに、いろいろね、悪い場所としてうまく悪用してるんですよね。
ここにルシアンはイヴォンを呼び出してですね、2人は牧師の話をね、聞いているふりをしながら会話をするんですよね。
ルシアンは、本当に君には悪いことをしたから、僕がね、君を脱獄させてあげるよと、うまくやってやるよって持ちかけるんですけれど、イヴォンは別に刑務所出ることよりもお前を殺すことの方が俺はね、そっちが一番の望みだみたいなこと言うんですよね。
ルシアンは苦笑いして、ここでの会見はこれで終わるんですけれども、その後ね、何日もおそらく経ってない時にですね、夜にけたたましくサイレンが鳴り響くんですね、この刑務所内でね。
何事かと思って扉にね、この耳を当てて、このイヴォンは聞いてるんですけれど、これはおそらくルシアンが脱獄しているということを暗示してるんですよね。
ほのめかしてるんですよね。もうすごい悔しがって、イヴォンが扉をどんどんどんどん叩いてるんですよね。
そうすると、この病院から帰ってきてからまた別のルームメイトと一緒に部屋をね、シェアしてるんですけれど、その人にね、もう騒ぐだけ無駄だって、黙ってね、君はもう3年間、我慢すればまた出所できるんだから、
もうそんな騒がなくてもいいよ、みたいなこと言って、なだめられるんですけれど、イヴォンはですね、このルシアンのことがもう相変わらずすごく憎んでるんですよね。
彼のせいで落とし入れられたわけなんでね。で、まあ自分が復讐する前に、ルシアンがとっとと脱獄したということがわかったので、すごく悔しがっているというシーンなんですよね。
そこからですね、あの画面がバッと変わって、いよいよですね、ルシアンが荷物を持って刑務所から出て行って、出所証明書みたいなものをもらってるんですよね。
ようやく3年の刑期が終わって晴れて、まあ外に出てるんですよね。そこからですね、そのまま、まあその荷物持ったままね、とあるホテルの中に入っていくんですよね。
で、この受付の女性と、まあここのオーナーらしき夫婦がね、あの部屋、あの入り口開けてくれて、彼は荷物持ったままそこのホテルに、まあ投宿するようなんですよね。で、パタンと扉が閉まって、そこからですね、パッと場面が変わって、階段から降りてくるイヴォンの足が映ってるんですよ。
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顔は映らないんですよね。足がトントントンと2階の木製の階段を降りてくる。で、そのまま洗面所に入って手を洗ってるんですよね。
で、ここもずっと人間は映らずに、あの洗面ボールがアップで映っているんですよね。で、そこに水が流れていると、イヴォンがね手を洗うと、この流れる水がね赤く染まるんですよね。
なので、まあちょっと血を洗い流しているのかなというような場面が出てきます。
で、まあこの後ですね、イヴォンはこのホテルを後にして、あの通りに出ていくと、おもちゃ屋さんがあるんですよね。
あの子供のおもちゃを売っている店があって、そこをねずっとショーケースをずっと見てるんですよね。
ショーウィンドウか、ショーウィンドウをずっと見てるシーンになるんですよね。そうするとね、横を白髪のね、中年女性が歩いていくんですよ。
なんとなくね、彼女を目で追うんですよね、イヴォンがね。この中年女性はですね、郵便局に入っていって、お金を下ろしてるんですよね。
見るとね、結構な札束をあの下ろしてハンドバッグに入れてるのが目に入るんですよね。
これを見ていたイヴォンは何気なくね、この女性の後をついていくんですよね。
女性もなんとなくつけられていることに気づきつつも、あのなんていうかな、もうその警戒することもなくね、スタスタと郊外の方に歩いていって、一軒家の中に入っていくんですよ。
で、イヴォンもずっとついていくんですね。で、そこにはね、シェパードが飼われていて、一軒家にね、わわわってすごい吠えるんですけれども、それにもね、構わずイヴォンは家の中に入っていくんですよね。
それでね、この中年の白髪の女性は全然慌てることもなく、まあおかけなさいって言ってね、この見知らぬイヴォンを家に入れてあげるんですよ。
で、座らせて、ご飯をね、食べさせてあげるんですよね。
で、その間にですね、父親とか、あとなんかの若い子供がいたりするのをね、ベッドに寝かしつけたりとか、寝てる父親に布団かけてあげたりとかいうシーンがあって、またこのキッチンに戻ってきて、このイヴォンにスープとかね、いろいろよそってあげてるんですよね。
で、ここで、なぜ殺したの?っていう質問をしてるんですよ。
いきなりこれがね、出てくるんですよね。
で、ここから推測されることは、だからもう私たちにはこの映画の中では提示されてないんですけれども、この2人はすでにいろんな会話をもう交わしていて、おそらくですね、そのホテルね、ホテルでこのホテルのオーナー夫婦を殺害しているわけですよ。
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で、このなんで殺害したの?っていう、殺害した事実をこの女性には話していたということをね、ここでわかるわけですよね。
そうするとね、なぜ殺したの?って聞かれたイヴォンは、面白かったからって答えるんですよ。
でね、実際は一応お金ちょっと取ってましたけれど、ほとんど盗みはやってないんだよね。
でね、もうやったことは全部覚えてるよ、みたいなことをね、こうもぐもぐスープを飲みながらね、ぽそっぽそっと喋るんですよね。
これをね、顔色一つ変えずにこの白髪の女性は聞いてるんですよ。
で私は、私が神なら許すわって言うんですよね。
うん、すごい意味深なシーンですよね。
するとね、バタンっていうね、扉が閉まる音がするんで、イヴォンはびっくりして振り返るんですよ。
そうすると、この白髪の中年女性は、大丈夫よ、慌てないでって言って、そうするとね、螺旋階段になっている階段をね、上がっている男女の足が映るんですよね。
これを、この中年女性はですね、あれは妹夫婦なんだと説明します。
で別の入り口から彼らは上の階に住んでいて、出入りしてるんだっていうことを説明するんですよね。
で、実はこの妹夫婦と、そしてこの妹夫婦の子供、さっきだから寝かしつけていた子供は、この妹夫婦の子供だと推測されるんですよね。
この子供、あとは父親と、この人たちの世話は全部私が見てるんだっていうようなことをこの女の人は言うんですよ。
だからもうご飯も食べさせてるし、この子供の面倒も全部私が見てるんだって言うんですよね。
するとイボンはね、ポソッと通報しないよって言うんですよ。
何のことかよくわからないんですが、まあそう言うんですよね。それに対してこの女性は無反応です。
場面は朝に変わってですね、この白髪の中年女性はキッチンで、コーヒーを入れてるんですよ。
これをフランス独特のお茶碗みたいな大きなボウルに、なみなみと注いでですね、このコーヒーを持って外の名屋に運んでいくんですよね。
そうすると、このパッとね、父親がね、この女性のお父さんがパッと出てきて、何しようとしてるんだ、あんな奴を追い出せって言うんですよね。
なので、この映画はね、もう終始が万事、全然説明がないんですけれど、要はこのね、よくわからないイボンという人間をかくばってるっていうことがね、もう家族もわかってるということですよね。
そうすると、パパ、黙って通してちょうだいと、私の好きにさせてって言うんですよね。
そうすると、バカ野郎!みたいなこと言って、バシッて音だけするんですけれど、
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今度、手の映しになるんですよね。で、このなみなみと真っ黒なコーヒーを入れたお椀が映ってるんですけど、殴られた表紙にこのなみなみと熱いコーヒーが、わっと彼女の手にかかるんですよね。
それだけ映すんですよ。この映画は、だから暴力が、この映画の最初の方で銀行強盗で発砲しているシーンが出てくるんですけれど、
ここでも暴力を、だから実際の銃撃シーンは映ってなくて、音だけで表現されている。
あとその後ですね、ここに車で来ていたイボンがですね、車で逃げようとして事故になるんですけれど、ここもですね、実際カーチェースみたいなシーンは映らなくて、
ただね、このアクセルやブレーキを踏んでいる足が映ってたりして、実際に車がぶつかった後が映ったりとかっていうね、すごいね、暴力とかそういう衝撃的なシーンっていうのは、実際にはほとんど映さないという手法をとっているんですよね。
今回もこのお父さんがこの娘を平手打ちしていると思われるんですけれども、実際平手打ちしているシーンは映さずにですね、この女性の持っているコーヒーカップをアップにして、それがバッと熱いコーヒーが手にかかるっていうところだけ映してるんですよね。
話を戻すとですね、結局父親を振り切って、この女性はこの熱いコーヒーを名屋まで持って行って、このイボンがこの名屋に、星草みたいなところに横たわっているんですよね。ここにコーヒーを置いて、また出て行きます。
なのでこの娘はですね、父親の言うことを聞かずに、相変わらずイボンをかくまってあげようとしているということなんですよね。
なんとなくこの親子関係とかを見るともなく見ているイボンは、コーヒーを飲みながらですね、ふとこの名屋の床を見ると斧が床に転がっているんですよね。
名屋なんでね、いろんな農作業用の工具とかそういったものも置いてあるわけですよね。
今度はですね、また室内に場面が映ってですね、この白髪の中年女性はアイロンをかけてるんですよね。
その別の部屋ではですね、この彼女の父親がね、ピアノを弾いてるんですよ。すごい上手で、多分ドビュッシーみたいなそういう印象派の音楽を弾いてるんですよね。
別の部屋ではですね、先ほどこの女性が寝かしつけていた、10歳前後の少年が車椅子に座っているシーンが出てくるんですよね。
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あとはシェパードのワンコと、ここには出てこないですけど、この車椅子の少年の妹夫婦がね、みんなが同居しているということが描かれているんですよね。
この妹夫婦はここにはいないんですけれど、ピアノを弾いている父親はここでね、ワインを飲みながらピアノを弾いてるんですよね。
このワイングラスがですね、このピアノの横に置いてたのがバシャって床に落ちるんですよ。
そうするとこの父親はね、そんなことをお構いなしにピアノを弾き続けてるんですけれど、この女性がね、全部このコップとかね、片付けてワインも拭き取ったりしてるんですよね。
ここでイヴォンに説明するんですよ。実は数年前に私の夫が死んだ後、急にね、それまで明るかったパパが酒飲みになって、暗い人になってしまったんだと。
このようにね、なってしまったのは全部私のせいなんだっていうようなことを言うんですよね。
だからこの関係性がね、分かりにくいんですけれども、彼女はね、ずっと結婚指輪してるんですよね。
なので夫がいるはずなのに何でいないのかなと思って見ていたら、そういった事情があったということがここで説明されるんですよね。
その後ですね、庭の手入れしながら芋掘りとかしたりとかして、またね、パッと出かけていくんですよね。
その娘の背中に向かって、お前どこ行くんだって言って、父親が声かけるんですけれども、すぐ戻るからと言い残して、女性は出かけていくんですよね。
女性が出て行った後ですね、イヴォンはパッと慌ただしくですね、いろんな部屋を物色するんですよ。
タンスとかね、デスクとかの引き出しとかね、クローゼットの中とかね、いろんなところを見て回るんですよね。
何もないんですよね。だからお金を探しているのかなという感じのシーンなんですけれども、だからといってね、ガツガツとお金を探し回っているという感じもなく、なんとなく見ているという感じのシーンなんですよね。
一方この出かけて行った女性はどこに行っていたかというと、パン屋さんに行っているんですよね。
パン屋でフランスパンを2本ほど買って、店から出て行くと、この彼女が店を出て行くのと入れ違いにですね、警察がパンを買いに入っていくんですよね。
なんかあったのかなと思ってドキドキするんですけれど、別にそういうわけではなくて、警察は警察でお昼のランチのパンを買いに来ているというシーンなんですよね。
パンを買って帰った女性は、今度はまた家に帰ってくるとですね、洗濯を始めるんですよね。
これをイヴォンは横で見ながらですね、なんでね、父親に殴られながら家族の面倒を見てやって、ずっと大人しくね、お前はしてるんだっていうことをね、この女性に言うんですよね。
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川に身を投げてね、死んだらいいのにとかね、あいつらのことをね、もうみんな放っておいて逃げたらいいのにとかって言うんですよ。
そこのね、洗濯している外に、外で洗濯してるんですよね。
その横に植わっている木のね、あの実をね、このイヴォンは取ってね、これなんか木の実ですね、なんかよくわかんないんですけど、これを自分も食べながら女性にも食べさせるんですよ。
はいって言って、そうするとこの女性はそれを食べながらね、また洗濯物をして干し始めるんですよね。
そうするとね、イヴォンも手伝ってね、洗濯物をね、干すのを手伝ってあげてるんですよね。
この時点ではですね、このシェパードの犬はですね、すっかりイヴォンに懐いていて、いつもね、イヴォンの横にいるんですよね。
非常にね、こののどかな洗濯物を干しているシーンからね、夜の場面に映るんですよ。
そうするとね、このイヴォンがね、斧を持って、彼はナヤに寝泊まりさせてもらってるわけですよね。
それがですね、ナヤからこの斧を持って、この女性の家に押し入っていくんですよね。
鍵を斧でつぶして、中に入っていくんですよ。
そうすると犬がね、びっくりして声立ててるんですよね。
でもね、お構いなしに犬は自分に懐かせてあるんでね、スタスタと入っていって。
で、またここもね、何にも映らないんですよ。
なんですけれど、犬をね、カメラが追っかけていくという形で撮影されていて、犬はワンワンワンワン吠えてね、びっくりしてですね。
で、走っていって、ある部屋に入っていくと、そこに例のね、この女性の父親が床に倒れているんですよ。
でも犬はね、もうびっくりしてね、心配のあまりにギャンギャン吠えて、今度またね、2階の方に駆け上がっていくんですね。
そうすると、2階の階段のところに2人の夫婦が倒れてるんですよね。
これは妹夫婦ですね。
でも犬はね、もう半狂乱になってね、吠えて吠えて、そうするとね、ベッドで泣きじゃくっている子供のシーンも映るんですよね。
そこにバッと犬は飛び込んでいって、なだめるんですよね。
この車椅子の少年ですよね。
ここから犬はまた飛び出していって、そして例の白髪の女性のところに行くんですよ。
そうすると、その前にはイヴォンが斧を持ってですね、金はどこだと言ってるんですよ。
で、女の人はね、じーっとね、慌てるでもなく、ずっとイヴォンの顔を見てるんですよね。
ここで、バッと画面は斧をアップにして、で、斧が振り上げられて、で、一瞬のうちにこの斧が振り下ろされると、バリーンといってね、ランプがね、叩き割られるんですよね。
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で、それと同時にプシュッとね、あの鮮血がね、飛び散っていて、しばらくするとゴトンっていうね、何かが落ちる音がするんですよね。
うーん、怖いんですよね、ここがね。
で、場面がね、今度変わって、イヴォンはこの血が滴る斧をですね、川の中に投げ捨てているシーンになるんですよね。
で、ここでじーっとね、悩んで、イヴォンは何か物を思わしげにね、ずっと立って、この川を見つめているっていうね、シーンがしばらく続くんですよ。
で、ここからパッと、また画面がね、変わって、明るいね、あの店内に場面が映るんですよね、急にね。
で、ここは光光と光がついているカフェの中なんですよね。
ここでイヴォンは一杯のね、お酒をオーダーしてね、で、コップになみなみとお酒をついてもらったのをクイッと一息で飲み干すんですよね。
で、そうすると、このカフェの中にはですね、警察官が何人か休憩で食事したり酒飲んだりしているわけですよ。
で、そっちをチラッと見て、で、酒飲み終わった後立ち上がってね、おもむろにこの警察官の方に近づいていって、僕はホテルのオーナー夫婦と、あと別の一家を全員殺害しましたと告白するんですよね。
で、ここで囚人監視ね、このカフェの中にいた客とかがカタツオを飲んでね、見守っている中、警察に連行されていくというところでね、いきなり唐突にこの映画は終わるんですよ。
もうね、何の余韻もなく、で、あのジエンドとかね、フィンとかっていう言葉もなしにバッと真っ暗になって終わってしまうというね、本当に不思議な映画なんですよね。
この映画のタイトルはロベール・ブレッソン監督によるラルジャンというフランス映画になります。
ロベール・ブレッソンはね、知る人ぞ知るというか、名称の一人ですよね。
で、こういった非常にね、静かでリアルな、何の説明もないね。
で、まったくBGM、音楽がかからない。
俳優もほとんど素人を使うっていうね、特殊な撮影方法をする映画監督なんですよね。
で、私本当はね、だから今回もBGMなしにしようかと思ったんですけれども、それはそれでちょっと味気なさすぎるなと思って、一応ね、音楽は付けさせてもらったんですけれど、
まあとにかくね、ともするとちょっと退屈なのではないかというぐらい、もの静かに淡々と進んでいき、最後の最後に思ってもいない悲劇が起こるという映画なんですよね。
はい、いかがだったでしょうか。何が一体起こるんだろうというね、一枚の偽札がね、まったくこの偶然にもですね、一人の全く無実の青年の手に渡ってしまった結果、
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思わぬ悲劇とね、不幸に見舞われて、どうなるのかと思ったらですね、最終的にはこのようなオチで決着するというね、
まあいろんな解釈が可能な、謎に満ちた映画なんですよね。はい、またね、だからまあこれが何を意味しているのかということはね、ちょっとまた皆さんね、
あの各々ちょっと一回考えてみてください。はい、というわけでね、今日はロベル・ブレッソン監督のアルジャンをご紹介しました。これで今日は終わります。ごきげんよう。
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