2021-04-28 38:41

第216回【対談】みなし残業制度と派遣業について(前編)

前回の配信でお伝えできていなかった固定残業(みなし残業)制度が始まった由来のエピソードを語りつつ、2020年4月から始まった派遣業の同一労働同一賃金制度の企業が対応すべき取組、派遣業を行う企業にとって大事な事を若手実務家社労士と熱く語りました。


【ハイライト】

・今年の社労士二人の目標

・みなし残業代導入の歴史的背景

・派遣と請負の違い

・派遣業の歴史的背景と課題

・派遣業に同一労働同一賃金が導入された理由

・派遣業の同一同一の具体的対策とは?


本エピソードの後編のリンクはこちらです。

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000519263295


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】
社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】 田村陽太です。
この番組は、社会保険農務士として活動する田村が、 普段の侍業という堅いイメージから外れ、
様々な分野で活躍する方や、その道の専門家、 スペシャリストと語るトーク番組です。
本日も素敵なゲストをお呼びしております。 私から簡単にご紹介させていただきます。
会社内の組織マネジメントをご専門とし、 多くの企業の経営の参謀として、
日々コンサルティング業務でご活躍の、 社会保険農務士の太田さんです。
太田さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いいたします。
2021年が始まりまして、
いろいろ皆さん、リスナーの方もいろいろと 活動されているかと思いますけれども、
今日は太田さんと私の今年の目標を お話ししていきたいなと思うんですけど。
聞いてないけど、なんだそれ。
太田さんは2021年、目標とか何かありますか?
ちょっと待てよ、聞いてねえよ。
目標?目標?
何かあります?身近なものでも。
身近なもの。
10年、20年かけての第一歩目とする目標でも、 何でもいいんですけど。
そうですね。
筋トレを復活させること。
筋トレを復活させること。
そのきっかけは何かあるんでしょうか?
筋トレをもともとやってたんですけど、
去年ですね、私事ですが、結婚式をあげまして。
結婚式の前は筋トレやめとこうと思って、
筋トレやめちゃったんですよ。
さすがに筋肉が落ちてきちゃったから、
復活させないとなって思ってて、
今ね、とりあえず週1ぐらいで頑張ってる。
それは何?ジムとか行ってんの?
うん。
すごい。
前もエピソードで聞いたかもしれないんだけど、
どの辺を鍛えてるんですか?上半身とか下半身とか。
上半身ですね。
上半身を胸とか肩とか。
胸ですね。
もう1回何度も聞いてるかもしれないですけど、
その理由は何で鍛えてるんですか?
多分1回言ったかもしれない。
Tシャツを着た時に、
胸筋があるとかっこいいからって言っただけです。
なるほど。夏に向けてって感じですか?
03:02
特に何かスポーツをしているわけではないので、
別に何かにパワーが生かされることはないんですけど、
それだけの理由です。
サイズで言うとSSとかSとかそういうのを着るんですか?XSとか。
いや、あのね、
それはちょっと明らさましすぎるよ。
なんとフィットしたサイズのものを着てても分かるような
胸筋を着けたいと思います。
それなりの筋肉をつけるって感じだよね。
そうだね。
すごいな。
今マスクしてるから人の特徴ってあんま分かんないけど、
筋肉って一目で分かるからね。
そうだね。
なかなか冬場でしか太田さん先見てないですけど、
また夏場の半袖の太田さんを楽しみにしてます。
分かりました。頑張ります。
私の目標を言ってよろしいですか?
はい。どうですか?
私の目標はちょっと、
こだわりのある人間になりたいなと。
あるラジオを聞いてまして、
ダンミツさんっているじゃないですか。
ダンミツさんが魅力的な人間はとか、
セクシーな女優さんじゃないですか、ダンミツさんって。
ダンミツさんのような魅力的な人間になるにはどうしたらいいんですか?
っていうのを言ってて、
私がやってることは、
こだわりを持つことが一番大事ですよと言ってまして、
例えばで言うと、
なんか分かんないけど、
女優さん、川口春奈さんとか、
一般的な、僕は川口春奈さん好きなんで、
あげたんですけど、
川口春奈さんが休日のオフの時に、
ジンベエを着てるとか、
例えばすごい清原和弘みたいなプロ野球選手、
コアモテの人が、
趣味がハローキティとか、
なんかすごい怖い。
ギャップボーイみたいな。
こいつなんでそんなキャラなのにこんなこだわり持ってんだろみたいな。
ギャップがある人ってすごい魅力的に見えるじゃないですか。
思いません?
そうですね。なんだろうな。
田村がギャップ?
そうそうそう。
そういう僕のね、
ダーミスさんが言ってたんですよ、
そういう感じで。
そういうギャップを持つためにはどうしたらいいのっていう話をしてて、
まず身近なことから始めた方がいいですよって言ってて、
例えば女性だったら爪とか、
毎日爪を磨いてますとか、
毎日美容パックを欠かさずやってますとか、
そういう毎日できるようなこと、
毎日続けられることをやることによって、
こだわりが生まれますよみたいな話をしてたんですよ。
06:01
それいいなと思って、
身近なことからこだわりを持てるような人間になりたいなと思ってまして、
具体的にはですね、
毎箸を始めまして、
よく飲食店とか行ったらあるじゃないですか、
飲食店で割り箸とか渡されて、
その割り箸を使わずにですね、
私は毎箸持ってますのでと。
へー、すごいいいこだわりじゃん。
箸ケースを取り出してですね、
箸ケースから自分の箸取り出して、
どこの飲食店行っても食べるようにしてるんですよ、最近は。
マジ偉いじゃん。
これは環境にもいいことだと思うんですけども、
何より食事に対するありがたみを感じるようになりましたね。
えー、なんで?
自分の箸を取り出すっていう儀式を始めることによって、
自然と食べ物の前でありがとうってなっちゃうんだよね。
手を合わせるような感じになるんですよ。
別に最初はこだわりを持つようなイメージでやってたんですけど、
そういう福祉的なね、いいこともあったりとか。
でもね、大事なことだと思うわ、それは。
ご飯がおいしく感じるのはすごくいいじゃん、それ。
いや、とってもいいことなんですよ、すごい。
いや、本当に福祉的だね、いいこともありますし。
あとは、左右。
左右、お湯ね。
ミネラルウォーターをですね、ポットで沸かして、
毎日2リットル飲み始めるとか。
マジか。
そういうのを始めてます。
すごいね。
友達とか、会社の人とか、
私左右2リットル飲んでますとか、
毎箸やってるんですよっていう、そういうこだわりをね、
増やしていくことによって魅力的な人間になってきたらなと。
それめっちゃいいと思うよ。
本当ですか?
今は2つだけなんですけど、3つ、4つ、5つと、
また増やしていきたいなと思ってます。
はい、わかりました。
ウォーターさん、そういうのありますか?こだわりとか。
こだわり?
こだわり、そうですね。
そうですね、そういう。
まあね、でも僕、お弁当はね、
会社に持っていくようにしてるよ。
おー、毎弁、もう外食行かないってことですか?
まあ、行くときもあるけどね、
やっぱり食えないときはあるし、外出があったりとか。
でもまあ、日々休みに事務所に入れるときは、
できるだけ外食しないようにしてる。
おー、そのきっかけってなんかあるんですか?
え?
会社の同僚と喋るとか、コミュニケーション取りたいとか、
あるじゃないですか、いろいろ。
健康のためとか、あるじゃないですか。
まあ、食費を減らすためですね。
09:00
なるほど、経済的にね。
そうだね。
前言ってましたもんね、チキリンさんのお話でもね、
コツコツとやることによってっていうね、
話もされてたということで。
ちっちゃいことからね、初めて大きなことにつなげると。
そうだね。
あと、うちも環境を配慮しても、
最近は全くビニール袋はもらってないですね。
おー、すごい。
もう何ヶ月ももらってないと思う、多分。
マジで?
かかさずマイバッグとか持ってんの?
かかさずマイバッグ持ってってる。
すごーい。
なんか忘れちゃいがちじゃないですか、いろいろ。
なんか地下バイクとか、
その時にもなんか持って行ってるんですか?
そうだね。忘れたことはあんまりないかな。
もうかかさず、それが習慣化してると。
忘れたら取りに帰ると思うし、
別に忘れたことはないかな、あんまり。
すごい。
途中で思い出したって帰るんだ、家に。
多分そうだと思うよ。
すごい、エラー。
でもあれだね、スーパーがね、
5分ぐらいだから別に帰ろうと思えば帰れるからさ。
別にきつくないっていう。
なるほどね。地下バイクの買い物だから、
すぐに帰ってこれると。
なるほど。
すごい良い取り組みですね。
ありがとうございます。
そんなSDGsのシャロー氏の太田さんと一緒に今日は、
お届けしていきたいと思うんですけども。
はい。
前回私のですね、
収録の時の宿題を私お話ししたいなと思ってます。
はい。
この前固定残業代のお話ししたと思うんですけども、
太田さんしてくれたと思うんですけど、
固定残業代で何で始まったのかみたいな話したと思うんですよ。
きっかけ。
私Googleでですね、色々調べてみました。
はい。
労働基準法、昔から遡って戦後から始まっている法律なんですけど、
1988年。
はい。
私たちが生まれる前ですよ。
昭和ぐらいですかね。昭和の最後かな。
はい。
改正があったそうで、労基法に。
はい。
結構シャロシ試験とかでも結構墨をつかれるような話題だと思うんですけども、
事業場外見なし制度、
あとは企画業務型裁量労働制、
あと専門型裁量労働制、
これが追加されましたと。
はい。
色々とそういう仕事の業務の内容が変わってきたんでしょうね。
今までは作業してたらいいとか、上から与えられたことをやってたらいいっていう仕事のスタイルだったのが、
いろいろ営業行ったり外に行って仕事するとか、
あとは本当に自分で考えなきゃいけないとか、
12:02
運営に関することとか、組織に関わることとか、
そういう経営目線なことをするような仕事が増えてきて、
労働時間にそごわないような働き方が増えてきたと。
こういう制度が入ってきたんだと思うんですよ。
はい。
この事業場外見なしとかの話については、
僕と別にシャローシの先生がやってるポッドキャストの
めぐみシャローシ事務所さんやってる方いらっしゃるんですけど、
そこで結構詳しくお話されてるので、
今今日はちょっとお話ししないんですけど、
この事業場外見なしとか企画業務型裁量労働制っていうのは、
どっちかというと所定労働時間。
所定労働時間、管理できないけど、
この時間は働いたとみなすっていう、
所定労働時間を管理するっていう動きが強いと思うんですけど、
所定労働時間を超えるような残業の時間も込み込みで、
一応裁量労働っていうことで協定は結べるんだけど、
人によっては、俺はこの残業2時間したよとか、
3時間したよとか、1時間だけだったよとか、
結構ばらつきがあるじゃないですか、規定しちゃうと。
だったら結構不平等になっちゃうんで、
じゃあわかりました、固定残業制っていうのを各従業員さんに規定して、
この従業員さんだったらこの業務は大体、
所定労働時間を超えて月20時間ぐらいかな、
30時間ぐらいかなっていうので、
個別に契約していくことで、
残業を込みにみなしとしてやっていこうみたいな。
全然法律では規定されてないけど、
みなし固定残業っていうのを風潮に合わせて、
導入していた企業さんが増えたんじゃないかと、
一説では言われてると。
らしいですよ。
それと同時だったんだね。
そう、ぐらいに始まったと言われるらしいです。
一つ緩和だよね、ある意味。
そうですね。
そういう残業代っていうのをみなして、
労働時間を管理しなくても、
しなくてもじゃないけど、
未払い残業はないような形でね、
払うような人事制度ということで、
緩和はできてるのかなと思いますね。
そうだよね。
どちらにしても、
労働時間の全体の管理っていうのは、
しなきゃいけないっていうのは変わらないんですけども、
この人は今日は何時から何時まで働いたっていうのは必要です。
管理しなきゃいけないけど、
こういう制度が始まったことによって、
固定残業代も始まったんじゃないかと、
言われてます。
へー、ありがとう。
そうなんだね。
そうなんですよ。
うまく伝わりましたでしょうか。
とてもよく伝わったと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
そうなんですよ。
ということで、私からの宿題でした。
はーい。
15:01
太田さんもまた宿題をいつか、
答えてください。
わかりました。
よろしくお願いします。
お願いします。
前置きが長くなりましたけれども、
今日は私のトピックということで、
リスナーさんの方、たぶん人事関係の方とか、
社同士の方が聞いてらっしゃると思うので、
耳がタコになるようなぐらい聞いてるかと思うんですけど、
同一労働、同一賃金がね、
去年の4月から大企業で始まったものなんですけども、
非正規社員と正規社員の同じような仕事をしてたら、
同じような給料払いましょうよと。
簡単に言うとこういう話なんですけども、
簡単に言うとね。
簡単に言うとね。
大企業だけなのかなって思いきや、
実は中小企業も去年の4月から、
同一労働、同一賃金が始まってた業種もありますよと。
何かというと派遣業。
派遣会社をやってる会社さんに関しては、
去年の4月から、
同一労働、同一賃金をしなきゃいけなくなりましたと。
で、もう今2021年の2月で、
まもなく1年が経とうとしてますよと。
今日は派遣業、そんな派遣会社さんの
同一労働、同一賃金を始まって、
これから2年目を迎えるにあたっての何か重要なこと、
というのを私たち社同士でお話ししていきたいなと思います。
太田さん、質問をしていきながら進めていきたいと思うんですけど、
そもそも派遣会社ってあると思うんですけども、
派遣とはどんな働かせ方でしょうか。
派遣とは、
派遣っていうのは、
派遣元会社と派遣先会社があって、
雇用契約は派遣元にあるけれど、
仕事の指示は派遣先からもらうよと。
お給料は派遣元からもらうよと。
原資となる派遣料金が派遣先の会社から派遣元の会社に払われるよと。
そこにマージンがあって、マージンを会社に取っていいよと。
今、太田さんおっしゃってくれましたけども、
雇用元と指揮命令する元が別々の働かせ方というか、
そういうのが派遣というお仕事のさせ方ですよね。
前もどっかのエピソードで話しましたけど、
派遣と似た働かせ方として、
18:03
受け負いという働かせ方もありますよね。
受け負いと派遣は何が違うんでしょうか。
受け負いと派遣は、派遣先、受け負い先で、
仕事の指示があるかないかだよね。
派遣はその先で、現場で具体的な仕事の指示を受けることができるけれど、
受け負いは基本的に業者みたいなわけで、
注文を受けた内容に乗ってお仕事をするだけで、
基本的には仕事の指示は受けないというのが原則だよね。
ありがとうございます。そういうことですね。
原則はそういうような体でね。
派遣の許可を取らずにしても、
派遣の現場のお客さんの先で仕事もできるけれども、
お客さんから命令は受けられないということだよね。
そうだね。
ありがとうございます。
いろいろ派遣と受け負いの違いについてご説明いただきました。
ありがとうございます。
そんな形で、派遣という形態で働かせるという方法があるんですけども、
昔から派遣という働かせ方があったわけではなくて、
派遣にも始まった経緯というのがあるんですよね。
歴史的背景というものが。
はい。
最初、派遣の歴史的背景というのを僕の方でお話ししようと思ったんですけど、
よろしければ太田さん、派遣の始まったきっかけと、
今の派遣の現状というか、お話しいただけてもよろしいですか。
待てよ、そんな。
でもなんかね、なんだっけな。
僕が話すとね、一方的になっちゃう。
江戸時代にそういうことする人がいたって聞いたことがある。
そういうことといいますか、どういうことでしょうか。
各町でこういう仕事があるよってみんな集めて、
仕事をよくさ、RPG、ゲームするとさ、ポケモンとかさ、ドラクエとかさ、
RPGのゲームあるじゃん。
ありますね、ロールプレイングゲームって言うんですね。
そうそう、ロールプレイングゲーム。
ロールプレイングゲームってさ、村とか町に看板があってさ、
そこにさ、誰々を探しています、探してくださいっていう案内が、
そういう困ってる人がいて、ページ版に書いてあったりするじゃん。
同じ一緒に戦いましょうみたいな。
そうそう。
同行者求むみたいな。
21:00
同行者求むみたいな、あるじゃん。
そんな感じで、村にこういう仕事あるよ、こういう仕事あるよって紹介する業者みたいなのがいたっていうのを、
江戸時代にそういうのがあって、説によるとそれが元になってるっていうのを聞いたことがある。
そうなんですか、なるほど。結構昔からあるんですよ、そうしたらね。
そう、なるほど。
近代のね、本当に法治国家として、法治国家って言って失礼だけど、
明治以降のものとは一斉を隠すかもしれないけどね。
はいはい。派遣の原型みたいなものがあったってことですね。
なるほど。
そこから江戸時代を置いておきまして、ちょっと過去に遡り過ぎたんですけど、
明治、大正、昭和ときまして、平成ときって派遣が始まったんですけど、
元々派遣っていうのは専門性が高い仕事、もしくは専門性が低い仕事。
この派遣の専門26業種っていうのがありまして、昔は派遣できる業種と決まってたんですよね。
そうなんだ。
はい。難しい専門的な仕事って何かっていうと、研究開発とか、
あとは情報処理システム開発とか、僕文系なんですごい難しそうな内容ですけど、
そういうものとか、あとは専門性の低い業務。
専門性の低い業務って言ったらあれかもしれないんですけども、
受付であったりとか、案内業務とか、ファイリング業務とか、
そういう事務的なお仕事とか、そういうの決まってたんですよね。
っていう感じで派遣の仕事は決まってたけども、どんどんそれが緩和されていくんですよね。
で、派遣が緩和されて、次には製造業、工場でお客さんがライン組んでて、
外部からお客さんを派遣会社から従業員さん呼んで、
その人を支持して仕事させるような、工場でもそういう派遣を受け入れることもできるようになってきましたと。
そんな感じでどんどん業種ごとに緩和していきましたと、派遣が。
その後ですね、製造業だけじゃなくて、全業種派遣が可能になりましたと。
これはすごい画期的だと僕は思うんですよね。
思いませんか大田さん?画期的じゃないかと思いませんか?
なんでだんだんだんだんそうやって拡大していったの?
一説によると、僕もうろ覚えなんですけど、自民党政権時代に、
24:00
企業の経済、経営を活発化させるために、人の移動、労働の移動の自由化っていうのを図っていきたいというのがあって、
自社だけで雇用させるんじゃなくて、外部からも、外部の委託会社とか派遣会社からも、
人を採用していった方が雇用にも生まれるし、うまく仕事もスムーズにいくかということで、
どんどん自民党政権下にそういうのを、派遣業種を緩和していったと。
そういうのがあったと思います。
はいはいはい。
ですね。
そういう流れがあって、いろいろ派遣会社の仕事っていうのは全業種認められるようになったんですけども、
最近まで、平成の27年ぐらいまでですかね、派遣にも2種類タイプがあって、
特定派遣と一般労働者派遣。
この特定労働者派遣と一般労働者派遣っていう2つのやり方があって、
そんな感じで派遣会社はやってたんですよね。
そうですね。
はい。じゃあ特定派遣と一般労働者派遣何が違うでしょうか、尾田さん教えていただけると。
これは僕がサロン市事務所に入る前ぐらいからの話なんで、あんまり知らないんだけど、
特定はなんかあれだよね、特定の方が手続きが簡単なんだよね、行政に対する。
そうですね。
で、一般の方が厳しいんだよね。
そうですね。
で、一般だけにしようってなった後ぐらいにサロン市になったので、
そんな感じ、あんまり昔のこと知らないです。
ありがとうございます。そうですよね、今おっしゃった感じ。
特定派遣っていうのは基本は届出で、許可制じゃなくても厚労省に許可を要らずに、
届出さえしていればできるような派遣のスタイルでして、
主に常用雇用というもので、基本的にフルタイムで働くような仕事の派遣の形態ですね。
派遣会社がフルタイムで雇用して、現場にも派遣先にもフルタイム派遣されるような形態を特定派遣っていうもので、
一般労働者派遣っていうのはそれ以外。
短期、短時間とか有期契約っていうか1ヶ月2ヶ月とか、短い間の雇用っていうのに関しては、
やっぱり派遣従業員さんも、この点々と派遣先で仕事するっていうのはやっぱり雇用が守られないから、
ちゃんとして派遣会社でやらないとダメだから、派遣会社は許可取らないといけませんと。
そういう形で特定派遣と一般労働者派遣で2つ形態がありますと。
27:00
そんな形でやってたんですけれども、派遣というお仕事はですね、
いろいろと特定派遣でやっていると許可がいらないということで、
届けれさえしていれば別に厚労省からつかれることもないので、
本当はダメだけども、1日2時間ぐらいのような短時間バイトとかを派遣先に送っているような特定派遣会社とかもあって、
結構それは問題になってましたと。
そういうのが良くないので、この度は派遣業をするには全会社許可制を取らなきゃいけなくなりましたと。
これが平成の30年かな。
30年の9月30日を図って全部許可取らないとできませんってなりましたよね。
なので今、派遣業をされている会社さんというのは、基本的には許可を厚労省とか労働局にとってやっている会社さん。
許可を取るためには資産要件だったりとか、事務所の大きさの要件だったりとか、
派遣社員さんのキャリアアップをちゃんと制度があるかどうかとか、
ちゃんとした会社がやらなきゃダメなので、そういうちゃんとした派遣会社さんがやっているという現状ですね。
そうですね。結構厳しいよね。
結構厳しいです。
そんな派遣会社さんも結構厳しくなっている状況なんですけれども、
じゃあこの度、派遣社員を雇用している派遣会社さんに、
同一労働同一賃金制度を入れなきゃいけないと。
そんな話になったんですよ、去年の4月から。
大田さんに質問なんですけど、こんな背景、なんで派遣会社さん、派遣の従業員さんも
同一労働同一賃金の制度の対象になったかという、その経緯とか教えていただきたいんですけど。
1個でも何でもいいので教えていただけると。
それは、例えば一緒に働いているメンバーの中で、
その会社に普通に雇用されている人と派遣で来ている人が
全く同じ仕事をしているのに、派遣で来ている人はバージンを中抜きされちゃって、
もらえるお給料が少ないっていうのは不公平だよね。
ということをやっぱり是正する必要があるように。
なるほど、いいですね。
派遣先で同じ仕事をやっているけど、派遣者の給料が低いと。
それと、派遣は会社内会社の契約だから、契約自体はきちんと理由があれば、
30:12
勤務とかできるわけじゃない。
でも、直接雇用の人たちは、いわゆる労働法令、様々な規制がありまして、
簡単に開庫にできないから、やっぱり派遣社員の人が最初に現場からいなくなると。
景気が悪くなったらね。
やっぱり同じ専門性を持って仕事をしているのに、
派遣の人たちばかりがかわいそうな目にあっているのは、
ちょっとよろしくないよねっていうことがあって、
こういったドイツ労働人員とかができたのかなと思います。
いいですね、ありがとうございます。
そうですね、そういうことが結構派遣をやっている上での問題点として出てきますよね。
あと僕がもう1個考えるのは、会社というか、いろんな企業はあると思うんですけど、
企業が平均的に払っているお給料とか、
商用もやっぱり他の社員自体もお給料が高くなっていかないのかなって思うんですね。
派遣が続いていると。
はい。
派遣社員さんって今太田を言ってたけども、
マージンで中抜きされて、
比較的同じ仕事をしても安い給料で働いているっていうのがあるから、
派遣社員には安いお給料でお仕事を振ってて、
実際に自社で雇用しているような社員に関しても、
派遣社員こんな頑張ってるのに、君たちの仕事の頑張りってそんなもんなの?
給料なんてそこまで上げなくてもいいじゃないかっていう風に、
やっぱりそういう意識が働いてしまうってところもあると思うから、
会社の中小企業とか大企業も全体的にお給料の昇給のペースが
下がっていくんじゃないかなっていうのが問題としてあるのかなと思いますね。
そうですね。
同じ仕事をするっていうか、同じように仕事が行われているのに、
マージンとして中抜きされて、派遣元の会社にお金が入っていくだけだからね。
そうですね。そういうところもあって、派遣の仕事っていうのを今まで
結構問題を抱えながらも仕事してきたっていうのは背景はありますよね。
そうですね。
そういうのを手こいでするために、この同一労働、同一賃金、
派遣社員も頑張ってるじゃないかと。
正社員と比べて、ちゃんと仕事内容を任されてるんだったら、
同じような給料を払っていくような会社を、派遣会社を増やしていきましょうと。
33:00
そういうのが、この派遣業、同一労働、同一賃金の流れということですね。
はい。
ということで、私たち、同一労働、同一賃金のために
どんなことをしていかなきゃいけないのかっていうのを、
普段、社同士としてアドバイスしてると思うんですけども。
はい。
何を具体的に派遣業をやってる会社さんは、
同一労働、同一賃金のためにしなきゃいけないのかと。
はい。
それを説明していきたいと思うんですけども。
はい。
太田さんが結構詳しいかと思うので、質問しながらやっていくんですけども。
はい。
私がよく見ながらやってるのはですね、厚労省のホームページがありまして、
派遣労働者の同一労働、同一賃金についてって検索していただくと、
マンチタンのほうに資料がありまして、
今、令和3年なのに平成っておかしいけど、
平成30年労働者派遣法改正の概要、同一労働、同一賃金と。
このパンフレットが結構、比較的分かりやすいかなと思って。
これ使いながらちょっとお話ししていきたいなと思ってます。
はい。
はい。
太田さん、一つ質問なんですけども。
じゃあ、分かりました。
派遣先の社員さんと派遣社員のお給料、同じように働っていきたいっていうふうな動きがあると思うんですけど、
派遣会社さんが、その同一労働、同一賃金を達成するために、
どちらかの方式で、派遣社員の同一労働、同一賃金を
整備していかなきゃいけない2つパターンがあるんですけど、
どういう方式で整備していかなきゃいけないでしょうか。
2つあるんですよね。
派遣先均等均衡方式と、労使協定方式の2つです。
ラジオで聞いていると、何を言ってるやらって感じだと思うんですが、
専門用語を連発して申し訳ないですが、
派遣先均等均衡方式と労使協定方式です。
ありがとうございます。派遣先均等均衡方式とは何でしょうか。
公平の平均の均という字を使った均等均衡を図ってねっていう方式が、
派遣先均等均衡方式なんですけれども、
これは派遣先のプロパーの直行用の人たちと、
派遣できている人たちの待遇を均等にしていこうね、
均衡を保っていこうねっていうのが、派遣先均等均衡方式。
もう一個の労使協定方式というのが、
36:00
政府が日本全国の統計をとって、
この仕事だったらこれぐらいのお給料でしょっていうのを、
データが出てて、それ以上は払ってねっていうのに従おうねっていうのが、
労使協定の意味がわかりづらいと思うんですけども、
そこは一旦置いておいて、簡単に言うと、
政府が統計をとった内容よりは高く払ってねっていうのが、
労使協定方式です。
ありがとうございます。
派遣先均等均衡方式は、今は太田さんがおっしゃってくれましたけれども、
派遣先で、近いような仕事をしている方の情報を拾ってくるんですよね。
お給料とか業務の内容とか、あとは福利構成、
あと教育訓練がどんなことをしているのかとか、
そういう情報をもらってきて、それを社内で派遣会社で検討して、
派遣社員にはこんなお給料を払わなきゃいけないよと。
その派遣会社でその派遣社員に給料を払うためには、
派遣料金はこんだけもらわないと割りに合わないよねと。
派遣料金を交渉していって、労働者派遣契約を締結すると。
そういうものが派遣先均等均衡方式と。
はい。
労使協定方式も太田さんおっしゃってくれましたけど、
その派遣先とのやりとりがなかなかちょっと大変ですと。
はい、そうですね。
なので、政府から出されている統計を使って、
このうちの会社は派遣先にはこんな業務のことを派遣してますよと。
だから出てるんですよね。
大体3年とか5年経験したら、時給でいうとこんだけの仕事をするでしょうよと。
はい。
そういうのが統計で出てるんですけど、それを用いて派遣料金を算出して、
それで派遣契約の交渉すると。
はい。
これが労使協定方式のね、ということですよね。
はい。
いかがでしたでしょうか。
次回もこのお話の続編をお送りいたします。
魅力的なお話たっぷりです。お楽しみに。
シャローシラジオサニーデイフライデイ、DJの田村洋太でした。
それでは次回もリスナーの皆様のお耳にかかれることを楽しみにしております。
今日も気をつけて、いってらっしゃい。
38:41

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