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書き手の環境は、とっくに変わった
2026-08-31 16:25

書き手の環境は、とっくに変わった

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▶話した内容

プレスラボが編集プロダクション事業を2026年末で終了するというニュース/梅田カズヒコ氏のnoteは閉幕を悲観だけで語らない文章として読む/会社という器の終わりと書き手個人の仕事はまったく別の話として捉える/ライブドア時代はポータルとニュース導線が強く働いていた時代だった/WIRED.jpからハフポスト期はテキスト流通のピークという実感/スマホとSNSで記事が一気に多く届く循環が成立していた時代だった/PVと広告単価に振り回される負の側面も同時に強くあった時代/記事URLをクリックして読むだけが情報接点ではなくなった構造/推薦・通知・短尺動画で読まれ方の入り口が細かく分散していった/書き手の競争相手は同じ媒体のライターだけではない状況になった/動画配信者・専門家発信・企業アカウントとも同時に競合する時代/AIで文章を一定品質で量産する能力だけは価値を置きにくい/消えるのは書き手でなく2010年代型の仕事のパッケージそのもの/発注・掲載・広告回収の循環だけではキャリアを積みにくい時代/動画の前にも企画・取材・構成・検証という書く仕事がある/音声や動画はテキストの敵でなく書き手が扱う器が増えた状態/AIは文字起こしや校正を担う編集アシスタントになりうる/問い・一次情報・取材・責任は人間が決して手放してはいけない/書き手は文章量よりも長く見てきたテーマを武器として磨く/記事・音声・動画・イベントへ届け方を設計することも編集力/昔の流通環境を待たず変わった場所で次の仕事を新たに作っていく


▶ソース一覧

[1] 「18年間、お世話になりました」 / 梅田カズヒコさん(note) / 2026-08-29 / https://note.com/kiminochikaku/n/nc2934a4b1cb4


▶松浦シゲキのプロフィール

https://my.prairie.cards/u/shigekixs


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サマリー

プレスラボの編集プロダクション事業終了をきっかけに、書き手の環境が大きく変化した現状を考察する。かつてテキストメディアが隆盛を極めた時代から、SNSや動画、AIの台頭により情報流通のあり方や競争環境が激変した。書き手は単に文章を書くだけでなく、問いの設定、一次情報の取材、責任、そして多様なメディアでの発信方法まで含めた「クリエイション」へと進化する必要がある。AIをアシスタントとして活用しつつ、自身のテーマを深掘りし、届け方を設計する力が、これからの書き手に求められる。

プレスラボ事業終了と書き手の環境変化
松浦シゲキの、それでもメディアは面白い。
この番組、それでもメディアは面白いは、メディアコンサルタントで、コミュニケーションプランナーの松浦シゲキが、ありとあらゆるメディアの器をこねくり回しながら語り尽くします。
さて、今回のテーマは、
はい、みなさんこんにちは。松浦シゲキでございます。すいません、間が空きました。
なんだかんだ忙しいというか、なんというか、お夏休みもあり、おた、お夏休みってなんだ?夏休みもありまして、
はい、8月が終わるとしております。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
ね、ちょっとね、間が空いちゃって、大変恐縮であるんですが、
まあ、もちろんね、この番組忘れてませんよ。はい、続けていきたいなというふうに思います。
さて、今日はですね、書き手のお仕事についてお話ししたいなというふうに思います。
で、きっかけはですね、ヘンプロ、編集プロダクションのプレスラボさんがですね、
編集プロダクション事業を2026年12月31日で終えると発表しましたというのがあります。
ぜひ概要欄にノートのリンク貼りますのでお読みください。
かつ、代表の梅田さん、梅田和彦さんが、これまた8月29日にノートで出された
18年間のお世話になりましたという文章をですね、私、読ませさせていただきました。
会社という器は役割を負えるけど、自分自身はまた別の形で科学史を使って
これまで時間や体力の制約で世に出せなかったものを作れるかもしれない。
そういうとても前向きな文章でございました。
なんて言うんですかね、とってもなんて言うんですかね、あれこれ、ほんとその18年間で言うと
見てきた文章の一部だったりとかするので、はいとってもいいなぁみたいな話ではございました。
でですね、このプレスラボが終わることをね、編集プロダクションが終わる、書き手が終わるという
単純な話なのかというとね、そういう話でもないかなというふうには思っておりまして
なんて言うんですかね、もう書き手の環境はまあとっくに変わってるなぁみたいな話もあるかなと思ってます。
だからですね、まあ私的にもその梅田さんの文章の締めにもですね
前向きに考えていきましょうよみたいな話がありましたけど
変わった後の場所で何をやるかをちゃんと考えていきましょうよという話をしたいなというふうに思います。
過去のメディア環境とテキストメディアのピーク
でですね、私自身のですねキャリアをちょっと振り返ろうかなとも思いますと
そうですね、ライブドアっていう会社にそれこそ20何年前にいたわけですけど
2000年代後半8年9年くらいから私、まあだいぶそういう意味ではネットメディアっていうところですね
あれこれあれこれやるような立場になりましたと
今なくなっちゃいましたけど、まあいろんなブロガーさんの集約した元老サイト
ブロゴスっていうのをね立ち上げのプロデューサーやったりとか
ブログメディアって言葉がありました。個人がね発信できるブログが
それがまあまあそもそもメディアなんですけど、まあ収益性を持ってなんていうかね
いわゆるなんか旧来従来型のメディアと同じような形で
本日作っていくんだっていうブログメディアもいくつかプロデュースしたりみたいなところからスタートし
かつですねその時はですねポータルサイトとニュースの時代でしたと
たくさんの情報があってねその中から何を見せるかどう見つけてもらうのかっていうところがですね
トピックスというまあある意味仕組みにおいてですねどんどん届けていくと
今ももちろんヤフーさん元気です。ヤフーニュース、ヤフートピックス元気です。ライブ動画もまだ元気かな
はい、でもまあ他もまだやられてるところも多々あるんですけどね
インコシックさんとかエキサイトさんとかね、あ、無くなったので言うとググさんありますね
っていうのはあったんですけどこういうテキストはですねそのようなポータルサイトのページ
トップに置かれてですねもしくは検索されたりとかそういう感じで読まれる
書くことと届けることがですねかなり近い距離にあった2008年代
2008年からね10年にかけてっていうところがありました
そこから今Xですけどツイッターが出てきてフェイスブックが出てきてソーシャルメディアが
ソーシャルメディア、ソーシャルネットワークが出てきたみたいな形になりましたけど
その変遷においてですよ私はですねWiredJP再立ち上げに関わりまして
これまたウェブ版のですねWiredJPのプロデュースディレクションというところを行いまして
一瞬ねグリーンに至りとかしたんですけどまあその後ね
ハーフポスト日本版立ち上げましたと
自分の体感で言えばですねその2010年代前半
テキストメディアにとって一つのピークだったと思います
さっきプレスラップさん18年っていう話で言うんであれば
プレスラップさんも立ち上がったのは2008年ですよね
テキストメディアにとって本当に一つのピークだったと思うんですよ
スマートフォンが広がり始め
SNSのタイムラインが記事を運び
ウェブ広告の市場もですねどんどんどんどん大きくなっていくと
書き手が書いた記事がですね編集部の看板だけではなく
ソーシャルの社員によって一気に多くの人々に届くというような状況が出来上がりましたと
新しい媒体が立ち上がってそこに書き手が集まってテーマを立てて記事を出していく
その循環がですねかなり強く回っていた時代ですねそれで言うと
もちろんそれがねいい時代だったというだけ言いたいわけではありませんと
ページビューをですね追い過ぎることもあったかなというのもありますし
広告単価というところにね振り回されることもあったかなというふうに思いました
でもねテキストを書けばですね仕事になる書けば読者に届く書く人を集めればメディアになるというね
見通しみたいな感じでですね
2002年後半から2010年代前半というところはですね今よりずっとずっと
楽しい時代だったかなというふうには思いますと
その波に乗って私もいろんなお仕事をさせてもらいましたというのはありましたね
ただですねその前提がですねもうとっこの昔にですね
とっこの昔って言うとあれですけどまあまあ変わってますという感じですと
情報流通と競争環境の変化
変わったのは読まれ方変わりました
ポータルのトップページとかねから記事が読まれるというところもですねだいぶ少なくなりましたと
それで言うともう残っているのはヤフーとライブドアぐらいですかね
それで言ったらねもちろんスマホの時代になって
ドコモさんから読まれるというのもあったりとかするんですけど
でもとはいえ検索結果並ぶソーシャルのタイムラインに記事を置けば届くみたいな形の配分もですね
崩れつつありますし
スマートフォンのアプリアルゴリズムでね
私が前に所属したスマートニュースもそうですけどそこも含めて変わったりとか
あとそもそもというと短い動画が出てきたりとかスマートフォンの世界観というと通知
レコメンド
人が情報に出会う入り口というところがですね
さらに細かく分かれてきましたというのがあります
4マスの時代からインターネットの時代につながり
かつインターネットの届き方もですね細分化されてきましたと
記事のURLをクリックして最後まで読むことだけが情報の接点ではなくなってきたというところもあります
変わってきたのは競争アイテムもあります
書き手の皆様方は隣の媒体のライターと競争しているわけではないですよね
ユーチューバーとも争うような世界観になりましたし
今やポッドキャスター私もこのような形で喋ってますけど
あと企業の公式アカウントというところの発信力も強くなりました
専門家が直接コミュニケーションを取れるような形になってきました
専門家の発信というところはその昔4マスの時代だと新聞テレビを介してみたいな形でしたし
インターネットが出てきても何かしら編集者が間に入ってその伝え方をあれこれするみたいなのがありましたけど
直接投稿できるような形にできる人でやっちゃいますという感じです
かつここに今はAIが要約し叩き台を作り言い換えまでしてくれるような形になりまして
情報発信が下手だなというか苦手だなという方々も届ける環境を整ってきました
昔のように文章を一定の品質で量産できることだけでは価値を置きにくくなっているかなというような状況です
非観論ばっかり言っちゃうような話にはなるんですが
ヘンプロが怒るというところはそういうある意味
発信できなかった人にお手伝いみたいな形で言うんであるんだったら
終わってくるのも致し方ないかなみたいな企業が直接発信できるような世界観にもなってきましたし
それで言うとあまり関係ないですよ紙もウェブも関係ないですよ
AIが記事を書くっていうところの話で言うんだったらね
だったら書き手いらないんじゃないのとか
編集したら編み手とかいらないんじゃないかなというふうには思っちゃったりするところもあるんですけどね
ただ自分はそこで言うと違うかなというふうに思っています
なくなっていくのは別に書き手ではないかなと思うんですよ
2010年前後に成立した書き手の仕事のパッケージっていうところがなくなっていくみたいな形
発注があって一定の文字数で書いてSEOとかページビュー獲得するために頑張りましょうみたいな記事を作ってバイトに載せると
それで広告が回収されて次の発注が生まれると
この流れ時代は今もあるんですけど今も必須な仕事だと思うんですけど
ただそれだけでキャリアが積み上がる時代ではもうなくなりましたからね
そこは認めた方がいいんじゃないかなというふうに思います
AI時代における書き手の進化
動画が出てきましたと
動画に変わったかテキストが死んだという言い方もですねちょっと乱暴かなと思います
動画一本作る前に企画ありまして誰に何を届けるのかという決める編集もありますと
取材もありますと構成がありますと
ファクトを確認する仕事もありますと
動画だってタイトルや説明文がありますと
公開後に何が届いたかを読み継ぎ直す仕事もありますと
これらはですね別に言ってるって聞いててもらった通りですね
書くことの実継ぎですね
ポッドキャストは同じですよね
今自分話してますけど話す前にもちろん考え言葉にして順番作って
どの例を使うかなみたいな感じで決めていますと
音声や動画はそういう意味ではテキストの敵ではないかなと
書き手が扱うべき器が増えたと考えた方がいいかなと思うんですよ
でAIですよ
AIに対してもですね同じことが言えるかなと思います
文字数を埋めたりとかね既存情報を並べ替える会議を文字にするとかね
誤字を探すとかこうした仕事はAIで早く安くできるようになってます
避けられないというかもうそうなってます
ただ一方で何を問いにするかどの事実情報を信じるか
誰の話を聞きに行くか何を残し何を捨てるか
そしてその表現に自分の名前を置けるか
こういう仕事はむしろ重くなっていきますと
AIは文章を出せますけど責任の所在を引き受けるわけではないですね
読者との関係もですね取材先との関係も育ててはくれないんですそれで言うと
だからこれからの書き手っていうところで言うと
その文章量で売るっていう話じゃなくて
文章作るところで売るっていうところからは離れていく話なんじゃないかな
っていう風に思うんですよねそれで言うと
改めて一つはテーマを持つことかなと思います
何でも書けることは強みですけど
この人はこの問題をどう見てるのかと言えることはもっと強いと
情報をまとめるだけならAIもできますし実際やらせてます私は
だけどなんですけど何年も同じ対象を見てきた人々が
今ここで何を問いにするのかっていうのはですね
変えられにくいですねその人ならではのですね
問いにする角度切り口っていうところはですねこれまたね
AIでできるかっていうと前提情報のコンテキストが
結局インターネットの中にある限り
面白くないコンテキストの切り口にしかならないですよ何がどうなったって
というのはありますもう一つはですね
これからのクリエイターに必要な力
最近思うんですけど
届け方まで自分の仕事にすることが大事かなと思います
書いて終わりあと編集さんにお渡しする
みたいな形があるかもしれませんけど
一本の記事で終わらせることをせず
音声にするとか動画にするとかニュースレターにするとか
イベントで話すとかいろいろ届け方についての関わり方も
いろいろあると思うんですよ全部一人でやれって言うとね
それは重いですねって話になるんですけど
自分の考えをですね
どの器に入れれば誰に届くかまでを考えられることが
編集力っていうか
そうですね私からするとライターもエディターもですね
まるっとまとめてクリエイターかなというふうに思います
あの媒体に載せてもらうだけではなくてですね
読者の先天を複数クリエイター自身が持っていくこと
なんだったらねミュージシャンの人だって
記事書いたりする人だって言いますし
だってミュージシャンの人だってステージで表現するわけでしょ
言葉で音楽じゃなくてね
っていうところを考えるんだったらもうクリエイション
クリエイターとしてまとめて話していったほうが
いいんじゃないかなと思うんですよ
そうしたらですよ最後は
AIを外注先ではなく
そのクリエイターのアシスタントとして使えるかどうか
って話だと思うんですよ
文字起こしとかね調べ物とかね
構成の比率とか構成自体
任せられるかなと思います
でもね問いと判断と責任は手放しちゃダメですね
AIは個人の書き手
クリエイターがアシスタントを抱える余裕を持てなかった部分を
補えるかもしれない
その形になったらねその可能性はですね
私はとっても大きいんじゃないかなという風に思います
改めてですねこのプレスラーボ
2018年から18年間ですか
プレスラーボさんが18年間続いたこと自体はすごいかなという風に思います
ただその終わりを見てですね
2010年代の書き手環境が
すごく遠くなったことを実感する人は多いと思いますね
自分もその感覚よくわかりますし
私もその当事者だったりとかします
だから当事者だったから
それからもちろん
思いを馳せるっていうのもそうなんですけど
振り返ったところでなんかなるかというとならないんですよね
昔の流通環境はですね
戻るなんてことはないんですよ戻りません
テキストだけがね
主役だった時代を惜しむより書く力とか
その動画や音声やイベントや絵の中でどう使い直すか
どう自分をクリエイターと定義にし直すか
その方が書き手にとってはずっとずっと前向きな話なんじゃないかなという風に思います
各仕事っていうか
クリエイションをですね成り上げにするんであるんだったら
それは終わらないと思います
ただ改めて言いますけど
2010年前後の働き方のままではないかなと思います
改めてですね
終わったパーティーを惜しむのではなく始まったパーティーの方に
行くべきなんじゃないかなと
私は思ったりします
だからこそそれでもメディアは面白いという感じかなという感じですかね
今日はここまでにしようかな
ここまでお聞きいただきましたありがとうございました
来週もしゃべるぞ頑張るぞよろしくお願いします
16:25

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