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  2. 本を書きました — 判断基準を..
2026-10-26 12:14

本を書きました — 判断基準を「分身」に渡すという、編集の仕事

▶話した内容

今回は新刊『Claude Codeでもう一人の自分をつくる』の宣伝回と明言/インプレスから12月8日(火)発売・染谷昌利さんとの共著/Amazonで予約受付中・紙の本で税込2,310円/Claude Codeはファイルを読み書きし作業そのものを進める道具/エンジニア向けではなく読む・書く・考える仕事の人に向けた本/チャットで「聞いて終わり」だと自分にもAIにも何も積み上がらない/AIとの付き合い方は使う・仕立てる・コピーを作るの三段階/パーマンのコピーロボットや洗濯機・ルンバという分身の比喩/分身に渡すのは作業手順ではなく判断基準という本の背骨/判断基準を残して引き継いだ経験/編集方針や表記ルールは判断基準を言葉にして渡す装置/分身のズレに理由付きで教え直すのは新人原稿への赤字と同じ/AIのマネジメントは人のマネジメントとほとんど同じ/自動で動くのは結果で本丸はその手前の判断の言語化/操作手順より腐りにくい考え方を厚く書き効率化より省力化を選んだ/外に出る送信や投稿は必ず自分が確認するという線を引く/原稿はGitHub上で章ごとに書き編集とのやり取りも記録に残した/校正ではAIに本全体の整合性を点検させ最終判断は自分と編集部/判断基準と仕組みのお手本とひな形をGitHubで公開予定/刷ると固まる本と更新され続ける場所に器を分担させる一冊/課金前提の道具で自分の体力がお金で買える時代になった/「あなたはどんなもう一人の自分が欲しいですか」という問い


『ClaudeCodeでもう一人の自分をつくる 判断基準を「分身」に引き継ぐAIと仕事の設計法』 松浦シゲキ・染谷昌利(著)

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サマリー

松浦シゲキが、染谷昌利との共著『Claude Codeでもう一人の自分をつくる』について語る宣伝回。Claude Codeはファイルを読み書きしながら作業を進める道具で、エンジニアだけでなく、読む・書く・考える仕事の人を対象にしている。AI活用を「使う・仕立てる・コピーを作る」の3段階で捉え、本の背骨として、作業手順ではなく判断基準を分身に渡す考え方を説明する。編集方針や赤字による指導を例に、AIのマネジメントは人のマネジメントとほぼ同じだと述べる。自動化の本質は結果ではなく、判断を言語化して渡すことにあり、外部への送信や投稿は必ず本人が確認する線引きも紹介する。原稿はGitHubで章ごとに管理し、AIに全体の整合性を点検させつつ、最終判断は本人と編集部が行った。考え方を本に、更新される実践用の手本やひな形をGitHubに置く構成とし、最後に「どんなもう一人の自分が欲しいですか」と問いかける。

Claude Codeの本を書いた理由
松浦シゲキの、それでもメディアは面白い。
この番組、「それでもメディアは面白い」は、メディアコンサルタントでコミュニケーションプランナーの松浦シゲキが、ありとあらゆるメディアの器をこねくり回しながら語り尽くします。
さて、今回のテーマは…
皆さんこんにちは、松浦シゲキでございます。
いやー、久しぶりになってしまいましたね。
毎年ですね、10月ぐらい、秋ぐらいになってくると、どんどんどんどん忙しくなってですね。
はい、久しぶりの収録となってしまいました。
そして、今日は最初に白紙をしておきますと、宣伝会となっております。
何かというとですね、本を書きました。
本を書いていますかか、まだね。
はい、タイトルは、クロードコードでもう一人の自分を作るサブタイトルが判断基準を分身に引き継ぐAIと仕事の設計法ということで、
インプレスさんから12月の8日の火曜日に発売となります。
ブロガーでね、たくさんの本を書かれている、曽名山彩人さんとの共著となります。
今もAmazonその他で予約受け付けておりまして、紙の本です。
税込み2,310円という風になっております。
はい、そのうちKindle版も電子書籍とかも出るでしょう。
で、この番組でずっとメディアの器をこねくりますと言ってきた人間が、何でAIの、しかもクロードコードという道具の本を書いたのか。
今日はそこを話したいと思います。
宣伝なんですけど、ちゃんとメディアの話にもなるはずなので、少しお付き合いください。
まずですね、クロードコードが何かをざっくり説明しますね。
アンソルピックというアメリカのAI企業が出しているクロードというAIがあります。
普段はチャットで質問して答えをもらう使い方が多いと思うんです。
クロードコードはそれとは少し性格が違っていて、自分のパソコンの中のファイルを読んだり、書いたり、決められた手順を実行したりしながら、作業そのものを進めてくれる道具です。
AIとの付き合い方と分身
名前にコードと付いているので、プログラマー向けに聞こえるんですけど、この本はエンジニア向けではありません。
むしろ逆で、コードを書かない人、読む、書く、考えるを仕事にしている人に向けて書いてみました。
企画、編集、広報、営業、事務、そういう仕事の人ほど聞くと思っております。
本の出発点はこういう感じです。
チャットのAIに聞くことはですね、もうみんな慣れてきたかなと。
調べ物を投げれば答え返ってきますし、文章の叩き台も要約するとすぐ出てきます。
便利になりましたね。多分便利になっています。
同じ道具を触っているのに、AIで仕事が本当に変わったという人と、結局チャットで聞いて終わりという人に手応えが分かれていく感じがあったりします。
聞いて終わりにすると答えは毎回もらえます。
だけど次に同じことをまた一から聞くことになるかなと。
便利な相談相手がまた一人増えただけで、自分の仕事そのものはそんなに変わっていない。
自分の中にもAIの側にも何も積み上がっていないからですね。
自分はですね、AIとの付き合い方を3段階で捉えておりまして、
1つ目が普通に使う。わからないことを聞く。調べてもらう。私だとやりますよもちろんね。
2つ目が慕ってる。よく使う指示を型にして、自分好みに整えていく。
どちらも正しい使い方です。
ただ、自分が一番聞くと思っているのは3つ目でございます。
それがコピーを作る。自分の分身を作るということです。
藤子F藤男先生のパーマンという作品を思い出していただけるとありがたいんですけど、
パーマンのコピーロボットを思い浮かべてもらうのが早いかなと。
鼻を押すと自分とそっくりの分身が立ち上がってきて代わりに動いてくれる。
トッピーに聞こえるかもしれませんが、体を使う世界ではとっくの昔から起きてるんですよね。
例えば、洗濯機。そうなんですよね。洗濯機を洗濯してくれる自分の分身ですよね。
ルンバは掃除の分身かなと。それがいよいよ机の上の仕事。
読む、書く、考えるの世界に入ってきた。そういう捉え方をしております。
判断基準を分身に渡す
じゃあ、分身を作る時に何を渡すのか。ここがこの本の背骨です。
渡すのは作業の手順というより判断基準かなと。
何をどう決めるか。やっていいことと、やっちゃダメなこと。その線を言葉にしていくことが大事です。
私的には仕事のやり方としてはいろんな転職してきましたけど、
その職を離れる時に引き継ぎで渡すことがあまり好きじゃないというのもあるので、
最初からそれで言うと、転職の時からやめることを考えているんですよ。
自分の判断基準をできるだけ言葉や態度をその他に残していく。
この記事出していいとか、この見出しダメとか、この書き方はうちのメディアでしないとか、
そういう繊細でチームに浸透していれば人が変わっても回ってきます。
これ言葉にするとメディアの人ならピンとくると思うんですけど、
編集方針とか表記のルールとか編集部のガイドラインそのものなんですよね。
編集部って判断記事を言葉にして人から人へ渡していく装置です。
新人が入ってきたらまずガイドラインを読んでもらう。
それでもズレたら赤字を入れてなぜダメなのか説明する。
その繰り返しで編集部のらしさっていうのはできていきます。
AIの分子育てるのも全く同じことだと思うんですよ。
クロードコードにはこういう時はこう判断するという取り決めを文章で書いておける場所あります。
最初のうちは分身、平気でズレたことをやるんです。
自分なら絶対選ばない言い回しでメールを書くし、
何も言わないと日曜の夜に打ち合わせの候補を入れてきたりします。
そのために自分はこう書く、ここはこう決めると教え直していくと。
赤字を入れて理由を添える。
これ編集長が新人の原稿に赤を入れているのとほとんど変わらないかなと思ったりします。
だからこの本はAIの使い方の本に見えて実はマネジメントの本だと思っております。
人をマネジメントするのとAIをマネジメントするのはほとんど同じことなんじゃないかなと。
判断ができない相手にはずっと横についてそれダメ、これダメと言い続けることになります。
逆に判断基準を渡している相手には安心して任せられます。
人でもAIでもそこは一緒かなと。
自動化の本質と安全な線引き
もう一つ誤解されたくないこともあるんですが、
自分は今メディアのコンサルティングからイベントの企画やったり、
ジムの経営までいくつかの事業を一人で回していて、
その奥を分身たちが下支えしてくれています。
朝一番にメールとカレンダーとタスクを見渡して抜けがないかを確かめる分身がおります。
会議が終われば議事録から要件と次にやることを抜き出す分身がおります。
ただ朝起きたら勝手に全部終わってる。
すごいっしょみたいな形で言いたいわけではないんですよ。
勝手に動くのは結果であって、
本丸は自動で動き出す手前の方だと思います。
自分の判断の仕方をどれだけ言葉にして渡せているか、
ここが薄いといつまで経っても60点の答えしか返ってきません。
逆にここを育てておけば道具がアップデートで多少変わっても、
出てくるものはそんなにブレない。
だからこの本では操作手順があまり細かく書いていません。
この手の道具は日進月歩で、
昨日の正解が来週には変わるので、
時間が経っても腐りにくい考え方を厚めに書いております。
それと効率化という言葉もあえてあまり使っていません。
自分が見えているのは効率化よりも省力化の方です。
早くこなすことではなくて、
自分がやらなくていい仕事を減らしていくこと、
力を省くために判断を渡す、順番はそっちかなと思います。
ちなみに線を引いているところもあります。
メールを送る、メッセージを投稿するといった、
外に向けて出していく動作は、
必ず自分が一度確認してから出すようにしています。
分身に任せきれいにしない線を、
自分の手元の中で引いています。
安心して使い続けるための土台なので、
本の中でも繰り返して書いています。
GitHubで作る更新される本
この本の作り方がちょっと変わっているかなと。
変わっているというか、今時って言った方がいいんだな。
原稿はGitHubというサービスの上で、
商語とのファイルに分けて書いております。
GitHubは、もともとはソフトウェアの開発者が、
プログラムの変更履歴を管理したり、
みんなで直し合ったりするための場所です。
ソフトウェアです。
そこに原稿を置いて、
編集の方からの指摘もその上でやり取りしました。
誰がどこをなぜ直したのか。
全部記録として残っていくんですね。
それから構成の段階では、
自分の側でもAIに本全体の整合性を点検させています。
前の章と後ろの章で言っていることがずれていないか。
用語が揃っているかを確かめたりしています。
もちろん、最後に何を残して、
最後に何を直すかを決めるのは、
自分と編集部です。
AIに判断基準を渡す本を、
AIと一緒に作った。
そんなような感じですかね。
ここが一番やりたかったところなんですけど、
この本で書いた、
自分が実際に使っている判断基準や仕事の仕組みを、
GitHubで公開します。
公開する予定です。
固有名称を抜いたお手本と、
読んだ人が自分用に書き換えて使えるひな形。
その2つを本と一緒に置いておきます。
これね、本というツアーから見ると、
結構大きな変化だと思っているんですよ。
本って、擦った瞬間に中身がフィックスします。
固まるのが当たり前のメディアです。
誤触を直すのも、
増刷のタイミングを待つしかないんですよね。
一方で、AIの道具は毎月のように、
毎日のようにって言った方がいいな。
変わっていきます。
変化の早い領域で、
固まるツアーだけで勝負するのは正直しんどい。
だから、考え方という腐りにくい部分は本に刻んでいます。
変わっていく部分。
実際に手を動かすための部品は、
更新されていく場所に置くという考えです。
器を2つに分けて役割を分担させています。
パッケージとして手元に残る本と、
育ち続ける場所、その組み合わせで一冊を作る。
メディアの器はですね、
ずっとねくり回してきた人間としては、
ここが一番面白いところかなと。
本の構成と最後の問い
読んだ人が手を入れて、もっと良くしていける。
隠してね、こういうことを隠して、
すごいっしょっていう風にやるよりもね、
中身を見せて真似してもらった方が早いと思っています。
あとですね、本の流れも少しだけ紹介しておこうかなと。
クロードコートとは何かから始まって、
環境を整えて初めての指示書を出して、
繰り返しの作業を自動化する。
そこから本の革新判断基準を言葉にする。
そしてそれを運用するに入っていきます。
後半では分身に実際の仕事を任せていくところ、
分身の成長を記録していくところまで扱って、
最後はツールの外で何を見せるかという話で締めています。
最初の一歩は一行を書くところからで大丈夫です。
あとはですね、これ最初に言っておきたいかな。
この道具はお金を払って動かす道具です。
分身の体力をトークンと呼ばれるもので、
課金して補助していきます。
つまり自分の体力をお金で買える時代になったんですよ。
無料の範囲で様子見しているうちは
分身はちゃんと立ち上がってくれません。
そこは正直に本の冒頭でも書いています。
はい、というわけでクロードコートでもう一人の自分を作る
12月8日火曜日の発売日です。
Amazonなどで予約受け付けてますので
よろしければ是非にという感じですね。
AIにはもう慣れたけど何だか聞いても
悪いなっている気がするという方にこそ
手に取ってもらえたら嬉しいかなという感じです。
声がカレカレですね。
最後に皆さんにも一つだけ問いを投げておきます。
あなたはどんなもう一人の自分が欲しいですか?
はい、こんな感じで終わります。
ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。
はい、最後に喉がカレカレになってきましたけど
はい、忙しいな。
でも来週頑張ってまた喋りたいと思います。
松浦四木でした。
早いんでしょうがないですよね。
もう一回いきますよ。
松浦四木でした。
それではまた。
12:14

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