新規事業の現状
はい、みなさんこんにちは、みきです。
今日は新規事業をテーマにちょっと話をしてみたいと思います。
自分で新しい事業をゼロから生み出す。
一昔前だと、わりともう自分が属する会社の中で、
わりと大きな規模で新しい事業のことを考えたりとか、
その中のあくまで自分は一員という立場で、
いろいろと提案をしたりとか、そういう選択肢しかなかったかなというふうに思うんですけども、
最近本当にSNSとかスマホで自分でいろいろ発信できたり、
完結できたりっていうことがすごく簡単にできるようになった時代ということで、
個人で自分で自分らしい事業を作って、それを発信する、成立させるみたいなことが
どんどんできるようになってきた時代かなというふうに思っています。
そんな中で私もイギリスの大学院に留学をしてから、
帰国して就職をせずに独立するという、自分で頑張っていくという道を選びました。
その時はコロナが来てたっていうこともあって、
本当にこれで自分は起業するぞとか、何かビジネスを立ち上げるぞみたいな大きな意識で動くことはできてなかったんですけども、
少なくともこれからは自分のアイデアで、自分らしい事業をゼロからスタートして、
社会で生きていきたいと、そういう決意のもとで独立に至ったという部分があるんですけども、
そこからまずプレインという名前で、海外一番のテーマにした事業を発信、スタートをして、
それで数年やってみて、そこに私がこれまでずっとやってきたサッカーっていうものを掛け合わせて、
海外かけるサッカーっていうコンセプトをステップアウトという名前でスタートして、
それがこのポッドキャストの名前にもなってるんですけども、
それで今活動をしているところもあり、今年からアメリカに行く機会ができて、
そこで小学生向けのサッカースクール、ステップアウトサッカースクールというものも、
ステップアウトから派生した形でコンセプトをそのまま引き継いでサッカースクールをスタートできたりとか、
日本では名古屋で社会人のサッカーチーム、名古屋インターナショナルFCを去年仲間たちと立ち上げたりとか、
全然まだまだこれからなんですけども、少しずつそういった形で自分がスタートする、
ゼロから何かを生み出すっていうことを少なくともできてきたんじゃないかなというふうに思ってます。
事業の分析手法
そこに至るまでの自分の過程だったりとか考えみたいなものを、
今日お話ししていけたらと思うんですけども、
その前新卒で入社した会社では営業をしてたんですけども、
営業とは別で2年目3年目ぐらいになって、
会社の新規事業を考えてみようみたいなプロジェクトが立ち上がって、
そのメンバーに入る機会がありました。
そこで営業自体も新規開拓だったので、
新しいお客さんを見つけて会社の持つリソースとお客さんの課題を照らし合わせて、
合う部分で提案をして売上に結びつけていくみたいなこともやってたんですけども、
もう少し経営に近いところで会社として新しい事業を生み出すには、
どんなことができるかなというようなことを学びながら、
その中で考えて提案してうまくいったらそれが採用されるみたいなプロジェクトが立ち上がって、
その中でやっていた時がありました。
その時にもう本当に基礎的な新規事業を考える上で大切なこととか、
使えるフレームワークとかですね。
よくいろんなところで言われていると思うんですけども、
そういったものを私自身も学んで、いくつかここでも紹介をすると、
例えば3C分析。3Cは3つのCということで、
一つ目がカスタマー。市場とか顧客の規模とかニーズとか、
そうしたお客さんの行動をちょっと読み取ってみたりとか。
二つ目がコンペティター。競合ということで、
そうした同じマーケットに向けて似たような事業をしているところがどれだけあるのかとか、
それぞれどういったことをやっているのか。
最後にカンパニー。自分たちの会社のこと。
今までの売上、市場シェア、持っているリソースとか、
そういったものを整理して、そこからどこにビジネスチャンスがあるのか、
新しい機会が生み出せるのかっていうことを見てみたりとか、
あとはファイブフォース分析とかもよく聞きますよね。
5つの脅威。既存競合他社、新規参入企業、代替品の存在、
買い手の交渉力と売り手の交渉力。
こうした自分たちの周りに存在するいろいろなステークホルダーなり、
競合他社のことをリサーチして、自分たちのポジションとか、
どこに向かっていけば新しい売上を作れそうかとか、
そういったことを考えると。
他にもいろいろとあると思うんですけども、
そうしたよく言われているような基本的なことを学び、
もちろんイギリスではMBAに行ったので、
大きな枠組みで自分がそういった会社のマネージャークラスになったときに、
新しい事業っていうものはやっぱり必要ですよね。
会社が成長し続けるために。
そうした視点でいろいろ考える機会っていうのはこれまでにもあったんですけれども、
会社ではやっぱりマーケット調査から入るんですね。
自分たちの立ち位置もそうですけども、市場が優先。
お客さんの購買行動とか、
こういう時にこういう試作を出したらこれだけ買ってくれたとか、
今こういうところにニーズがあるとか、
それによって自分たちの売り上げがどうなのか、
競合他社の売り上げがどうなのかっていうものを数値化したりとか、
マップの中に書き出したりしてみて、
じゃあ次これが来そうだなとか、
ここニーズはあるけどあんまり商品が出てないから、
ここにちょっとターゲットを絞って新しい商品企画してみましょうとか、
そういった考え方になると思うんですけども、
なんか私自身それをすごく、
もちろん会社にとっては真っ当なやり方というか、
それが正しいということはもう従順に分かってたんですけども、
なんか私自身ちょっとどこかしら違和感を感じながら、
その場を過ごしていたっていうのが正直な気持ちとしてあって、
じゃあそれが何だったのかっていうと、
本当に会社の持っている強みとかビジョン、
なんかそれをしっかりとブレずにやることができてたら、
そんなマーケットとかそっちに合わせなくても、
本当にいいもの、本当に自分たちが信じて、
ここが強みだって言えるものを追求してやれば、
そんなに広げなくても、
もうそこで完結してやるっていうことが、
自分たちにとってもハッピーだし、
本来自分たちがそんなに強くない、
元をたどればそこまで親和性のないところに、
ビジネスチャンスだからっていうことで、
市場だけを見て新しいサービスとか商品を企画するっていうことが、
そこまで私自身共感できなかったんですね。
じゃあ自社分析、自分の会社の強みとかリソースにフォーカスを当てて、
そこから新規事業を発展させていくっていうこともあったんですけども、
もう割と大きい会社だったから、
これまでだいぶ成長してきた会社なんだろうなっていうこともありましたし、
なかなか会社が持っている課題とか悩みを自分ごとにして、
共感しながら考えるっていうのが、
私にとっては当時すごく難しかったんですね。
だから何か他人ごとに感じるのに、
自分らしい事業の重要性
そこ一生懸命新規事業っていうことを考えて、
割と大きな枠組みでそれを考えていくっていうことがちょっと難しくて、
じゃあ何かどうやったら自分らしい、
本当に自分から生まれる新しい事業っていうものができるのかなっていう、
きっと私自身それをやりがいに感じて、
周りの人がどうだからとか、自分の属する会社とか、
他社がどうだから、市場がどうだからっていうことで、
自分の今後をそうやって関わって決めていくっていうよりかは、
本当に何にもない真っさらなところから、
私自身のこれまでの経験だったりとか、
強みとかユニークな部分、
そういうものを生かして、
ゼロからやってみたいなっていう気持ちに至ったので、
イギリスから帰国して、
自分でゼロから何かを立ち上げるっていうことに進んだのかなっていうふうに感じています。
で、少し話したんですけども、
じゃあ何を元に新しい事業を生み出すのか、
そういうヒントとなることっていうのを、
私の場合、何を参考にしたか、何を大事にしたかっていうと、
自分の内側から出てくるもの、もともと自分が持っているものとか、
他の人にはなくて自分にあること、ユニークなこと、
それは性格でもいいと思いますし、
これまでやってきた経験の中で、
ちょっとユニークだなって思えることとか、
考え方、同じことをしてても、
なんか自分はこう感じる、周りと違うみたいなところに、
新しいものを生み出すポテンシャルっていうものがあると思ってました。
なので、そうした自分のオリジナリティ、
人と違うところ、そこにフォーカスを当てて、
そこから事業も作っていくと、絶対なくならないじゃないですか。
外から考えて、本当は自分はそこにあんま共感してない、
親和性がないのに、それがビジネスチャンスだからって言って、
新しいユニークなものを作っても、
それは他の人も真似できる。
きっと自分よりも誰か別の人がやった方が、
売れてしまうっていうリスクがあると思うんですね。
ただ本当に自分から生まれるもの、
自分と切っては切り離せない、みたいなものをベースに作ることができたら、
自分は自分であり続けるので、それはもう無意識に生きてたとしても。
だからそこと繋がる何かをベースに事業を作れば、
それが一番強いんじゃないかなっていう風に私自身感じて、
時間をかけてそれが私自身何なのか、
キーワードにすれば何なのか、
でもそのキーワードの中でも実際どういったことが具体的にあるのかっていうものを、
もうすっごい時間かけて考えて、
少しずつ少しずつ形にしてきて、
ようやく周りの人たちにも理解できるような状態に、
分かりやすくなってきたかなという風に思うんですけども、
もう3年4年ぐらいかかっているので、
本当に長い時間かけてゆっくりゆっくりやってきたなという風に思っているんですが、
そうですね、その時間の中でやっぱり私が一番フォーカスしてきたのは経験。
自分がこれまでどういった経験をしてきたのか、
その経験の中でどういったことを感じて、
何を人生の中で大事だと思って生きてきたのか、
何に価値を感じてきたのか、
このあたりがすごく私らしい事業っていうものを生み出すにあたって、
すごくフォーカスを当てた部分ですし、
大事にしてきた部分だと思うので、
それをちょっと次の回で、経験にフォーカスする。
経験に基づく事業構築
そこから事業を組み立てていく。
そうしたことをちょっと次回話をしてみたいと思います。
今日は自分で新しい事業、オリジナリティを生かして何かを生み出す時に、
大事だと思うことイコール、
それは自分の内側から出てくるものにフォーカスを当てて、
そこから組み立てていくこと、積み上げていくことだと。
外ばっかり見ない、マーケットばっかり見ない。
その方が美味しいんだけど、うまくいきそうなんだけど、
結局それは誰でも他の人でもできることかもしれない。
自分の内側から出てくるもの、ユニークなもの、
オリジナリティから作っていくと、周りの人はなかなか真似できない。
なりたくてもなれないっていうものが生み出されるんじゃないかっていうことを、
今日一番最後伝えたかったことかなというふうに思います。
はい、それでは次回、経験にフォーカスする。
そこから新しい事業を考えてみるというテーマで話していきたいと思います。
はい、じゃあ今日はこれで終わります。
ありがとうございました。