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2024-08-22 21:19

#39-後編 著名な海外機関投資家が投資。2027年までに20以上のプロダクト展開をする狙い/株式会社ログラス 代表取締役CEO 布川友也さん

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ゲスト:株式会社ログラス 代表取締役CEO 布川友也さん

株式会社ログラスは、クラウド経営管理システム「Loglass」を筆頭に、新しいデータ経営のあり方を生み出すDXサービスを提供されているスタートアップ🐳 2024年7月にシリーズBラウンドにて70億円の資金調達を発表されました。布川さんのこれまでの軌跡、3児の父としての起業と子育ての両立へのリアルな葛藤、海外の著名機関投資家からも注目されるログラスさんの今と将来像を共有していただきました。


▼トピック

<前編-布川さんの経歴と創業までの道のり、起業と子育てへの挑戦>

・シンガポール在住経験が育んだ国の経済成長への使命感

・家族の影響を受けて、四季報を眺める幼少期

・エリート街道を突き進み、慶應義塾大学経済学部へ進学

・にも関わらず、大学1年目から学校を休み、ゲーム廃人に…!?

・親御さんからの叱責で目が覚めて、水泳部へ入部

・投資銀行での経験とスタートアップへの転身

・ラクスル永見さん、newmo青柳さんに「ハードルが高い」と言われながらもログラスを創業

・共同創業者の坂本さんとの出会いが立ち上げの鍵に

・「シリーズAで3児の父」起業家と子育ての両立への葛藤

・日本型の働き方からの脱却と新しい経営スタイルの模索


<後編-ログラスの事業展開と成長戦略>

・経営管理クラウドサービス「Loglass」の概要と特徴

・Excelやスプレッドシートと連携可能なため導入しやすい

・初期からエンタープライズ顧客に狙いを定めた理由

・低いChurn Rate(解約率)の背景と経営管理ツールのmust have化への課題感

・2027年までに20以上のプロダクト展開を目指す成長戦略

・短期戦略「xP&A戦略」と中長期戦略「AI ERP構想」とは

・海外投資家と国内投資家の投資判断の違い

・目の前の現実を厳しく見て将来の勝利を確信する

・メンバーにとってログラスでの日々が「黄金に輝く1ページ」になるような経営方針

・厳しい海外投資家がいるからこそのグローバルスタンダードな環境


▼ご出演者様/企業様の各種リンク

・HP ⁠⁠https://www.loglass.co.jp/⁠⁠

・採用情報 ⁠⁠https://www.loglass.co.jp/recruit⁠⁠

・資金調達プレスリリース ⁠⁠https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000052025.html⁠⁠

・ログラス公式note ⁠⁠https://note.com/loglass_post⁠⁠

・note「シリーズAで3人の子どもが生まれたCEOは、シリーズBに進みます」 ⁠⁠https://comemo.nikkei.com/n/n8c44cfebec10⁠⁠

・布川さんX ⁠⁠https://x.com/Fukahire109⁠⁠


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・サービスサイト

 https://sugosugi.jp/

・ワタリユウタさん(株式会社wib 代表取締役)

 https://x.com/watari922


▼パーソナリティ

・中山悠里(独立系VCアニマルスピリッツDirector)

 https://x.com/yurinakay

・稲荷田和也 (JobTales株式会社 代表取締役 / StartPodsプロデューサー)

 https://x.com/oinariiisan


▼企画制作

『StartPods』スタートアップ専門ポッドキャスト企画制作(運営:JobTales株式会社)


▼パーソナリティからご案内📣

資金調達を実施されたばかりの起業家へのインタビューを通じて、スタートアップの魅力を発信しています!出演希望のご連絡は、パーソナリティ⁠までDM又はフォーム経由でお願いします!(調達プレスリリース公開に合わせた相談も大歓迎です。)

※現在ご出演希望多数につき、恐れ入りますがご希望に沿えないこともございます…!

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▼問い合わせフォーム(Startup Nowへのお便り)

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サマリー

株式会社ログラスの代表取締役CEOである布川友也氏のインタビューでは、創業以来の経営管理のクラウドサービスの展開や、事業の成長戦略について語られています。特に、企業が抱える経営管理の課題解決に向けたプロダクトの特徴や、競合との差別化について深く掘り下げられています。布川友也氏は、2027年までに20以上のプロダクト展開を目指し、短中期戦略としてXP&A戦略、長期戦略としてAI ERP戦略を掲げています。また、国際的な資金調達を行い、海外投資家との視点の違いを踏まえつつ成長を追求しています。さらに、布川氏は、海外機関投資家の視点から日本のスタートアップ環境について語り、自己成長と出会いの重要性を強調しています。

ログラスの事業概要
資金調達を実施されたばかりの企業家の人生や、事業の裏側に迫る Startup Now 株式会社ログラス代表取締役 布川友也さんへのインタビューの続きをお送りいたします。
前編では、ご両親のお仕事の影響などもありながら、非常に優秀な小中高等を過ごされた 布川さん、そして今も非常にクールな印象が外から見ると思いますけれども、
まさかの大学に入られて、最初ゲーム廃人になられて、大学にもまともに通わずという期間があったという、
この辺りもし前編聞かれていない方はぜひ聞いてほしいなというふうに思っております。
そして25歳にしてログラスさんを創業されて、シリーズAの企業家にしてお子さんも3人いらっしゃる、
そうした企業家と子育ての両立、この難しさ、リアルというのもセキュラリに飾っていただきましたので、ここも必著の内容だったかなというふうに思っております。
後編では、そんな布川さんが仕掛ける事業や組織について迫ってまいります。
ここで、Startup Now を応援いただいている番組スポンサーからのお知らせです。
この番組はスゴ資料の提供でお送りしております。
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事業売却の経験もある代表の渡さんは、10年以上B2Bスタートアップの事業開発を経験されている方です。
私自身もよく経営の相談に乗っていただいております。
資料作成にお困りのスタートアップは、是非、スゴ資料までご相談ください。
布川さん、改めてよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
ちょっと前半、布川さんの生い立ちとかプライベートの辺りが濃厚で、全く事業の話をしていないので、
まずは、どんな事業が展開されているのかというところから、詳しく教えていただけますでしょうか。
はい。株式会社ログラス、2019年に創業以来、経営管理というふうに領域の名前を付けてまして、
具体的に言うと、企業様のCFOとか経営企画の方が、予算を策定する、予実を管理する、経営を分析する、
それに対するアクションプランを可視化して出していくという業務を、総論として我々は経営管理というふうに呼んでいて、
その業務のためのクラウドサービス、ログラスという製品をメインで展開をしています。
これを展開して、もう4年経ったぐらいですかね、という状況になっております。
プロダクト名で言うと、経営管理、人員計画、販売計画、IT投資管理、サクセスパートナーというのがあるのかなと思ったんですけど、
これはプロダクトとして分かれているものなんですか?
はい、ありがとうございます。基本的にサクセスパートナーだけは、いわゆるコンサルティングBPO事業なので、
これはもう、どっちかというと人の人欠商売になっているんですけれども、それ以外のプロダクトについては基本的に分かれている状況で、
ただ、IT投資管理と販売管理、販売計画に関しては、経営管理の応用の使い方みたいな形になっているので、
かなりプロダクトとしては近しいものを運用していて、人員計画はもう全く別のプロダクトとして動いているというものになります。
一番最初のメインのプロダクトというのは、経営管理から始まって、だんだん派生していって、
で、使いこなすのが難しい人にはサクセスパートナーとしてBPOだったりコンサルを提供するみたいな、そんな感じで開発されてきた感じでしょうか。
はい、おっしゃる通りですね。
ありがとうございます。経営管理とか予算策定事業計画みたいなところっていうと、
Excel とかスプシベースで作成しているところもそれなりにあるのかしらと思うんですけど、
こういったものと比較すると、どういったあたりっていうのが大きく違ってくるんでしょうか。
そうですね、大きく変わってくる部分としては、Excel とかスプレッドシートって表計算システムではあるんですけど、
データベースではないですし、何かこうマスター管理ができるものでもないので、
そこが最も大きなシステム化する差分かなというふうに捉えています。
具体的に言うと、例えば経営管理をする上で外せないのが、組織の管理、組織図の管理ですね。
なぜ重要かっていうと、例えばこれ基本数字の話をするので、
A本部の下に1部、2部、3部、4部っていうふうにあったら、
1部、2部、3部、4部の合計がA本部の値にならなきゃいけないんですけど、
Excel でこれを組もうとすると、全ての部署の値を合計する関数を別途組んで、
その計算結果があくまでA本部の値ですっていうふうに持つんですけど、
ただ本質的には、じゃあそこから4部の数字をB本部に付け替えますってなったら、
A本部から4部の数字を抜かなきゃいけないじゃないですか。
なんですけど、それは Excel だと計算式を組み直すっていう作業になるんですが、
システムだとマスターを入れ替える。
つまりA本部から4部を外してB本部に付ければ、値がちゃんときれいに流れるっていうふうにできなきゃいけなくて、
やっぱりそういうことが当たり前にできるようになるのが、システム化する最も大きな株かなというふうに思います。
何か思っていたことと変化したときに、素早く簡単に適応することができるっていうのが、
このプロダクトのすごいところというところですかね。
そうですね。単に変わったときにだけに留まらず、例えば切り口を増やしたい。
経営管理でいうと、課目別、例えば売上高とか人員経費とか給与手当とか、そういう課目ごとに比較したいっていう話もあれば、
取引先別に値を全部集約してみたい。
例えば電通さんにログラスが払ってるお金を広告費だけじゃなく、
例えば他にもコンサルティング料金も払ってるかもしれないですし、システム利用料を払ってるかもしれないですし、
電通に対してはそういうことはないですけど、その値を電通さんに払ってる額としてまとめたいみたいなケースがあるじゃないですか。
だからそういうものを切り口変えながら見ていくっていうのを、
Excel だと毎回人間は手で作り直すわけですけど、システムならそれが一瞬で出る。
こういうメリットがあるかなと思います。
ありがとうございます。
プロダクトを最初開発されたときに、最初からエンタープライズの顧客を狙ってビジネスを始めましたっていうのを記事で拝見したんですけど、
一般的には SaaS の上り方って SMB を相手に少しずつ機能を開発していって、
ある程度エンプラ顧客が満足するレベルまで整ったら、初めてエンプラに行けるみたいなところあると思うんですけど、
なんでログラスさんは最初からエンプラの顧客を狙いたのかってあたり、ちょっと興味深いなと思っているんですが、いかがでしょうか。
ありがとうございます。
これはマーケットの必然かなというふうに思っていて、
具体的に言うと、経営管理って小さい企業ではやらないんですよね。
年間で売上が3億5億しかまだないですよ、みたいな会社さんだったときに、経営管理をするよりかは、まずは売上を伸ばす、KPI を伸ばすことに皆さん注力されるし、
現にログラスも3年前、2年前に経営管理をガチガチやってたかっていうと、やってない状態だったんですよね。
シリーズBをさすがにやらせていただいたタイミングぐらいでは、もう経営管理ちゃんとやってるんですけれども、それこそログラスの上で経営管理やってるんですけれども、
そうでない場合はやらないっていうマーケットの必然があって、エンタープライズに行かざるを得ないっていうほうが正しいかなっていうふうに思ってます。
なるほど。エンタープライズのお客さん達っていうのは、Excel とかスプシーとか以外だと、どんなふうに今までこのログラスさんが出てくる前っていうのは経営管理されていたんでしょうか。
基本的にはExcelスプレッドシートが全体の9割ぐらいですが、残りの10%の人たち、1割の人たちは外資の競合プロダクトを使っていただいてるケースがあったりとか、
あとは、そうですね、BIツールを頑張って運用してる会社さんも多くて、具体的にはビッグクエリーであったりとかのデータベース系のサービスを社内で導入し、
そこにデータを入れる作業も頑張って人力でやり、そこから可視化をするところはBIで頑張ってますっていう会社さんも行っていらっしゃる状況だったので、残りの1割っていうのはそういう人たちかなと思います。
そういった1割のツールとか、もしくはExcelスプシーってすごい使い慣れたツールから、ログラスさんに乗り換える理由というか選ばれる理由、もしくは選ばれ続ける理由っていうのはずばりどのあたりにあるのかなっていうところを教えてください。
ありがとうございます。ということでいうと、誰でも使える経営管理クラウドみたいなことをよく営業の現場で言ってるんですけど、ログラスってExcelスプレッドシートとAPI連携ができる仕組みをベースにしたシステムになっていて、
要は今使ってるExcelとかスプレッドシートを全部排除して、各部署が計算するのもシステム上でやってくれってものではないんですよね。
具体的には、例えば営業部で使ってるシートがあって、そのシートをログラスがデータをマッピングしに行ける、取りに行けるっていう仕組みが整ってまして、
エンタープライズ顧客のニーズ
そうすると営業の現場は今まで通りExcelとかスプレッドシートに入れたいように値を入れていただくんですけれども、その値をスプレッドシート上でワンクリックアドインがあるので、アドインを起動して、
それをログラスのクラウドのデータベースに送信するっていうことができます。ログラス側では送られてきたデータを全部部署から統合して、あとは会計システムとかの実績データを取ってくれば、
もう経営管理ができる基盤が整うっていう仕組みなので、それによって割と外資の製品とも差別化されているし、導入した後、割と運用に乗りやすいっていうところが評価されているポイントかなというふうに思ってます。
なるほど。非常にチャンレートも低いプロダクターだというふうにお伺いしたんですけれども、実際今チャンスとしたら逆にどんな理由なんですかってあたりとか、どうしてこんなにチャンレートって低いんでしたっけってあたり教えてください。
はい、ありがとうございます。まずバックオフィスアースって基本的にチャンレートが低い、相対的に低いかなと思っていて、1回入れて、その事業フェーズが変わったからといって急激に何か変えなきゃいけないかっていうと、
もちろん経費生産とか会計とかありますけど、経営管理はそんなに変わらないものなので、そこに対応できる柔軟さをローグラスとして持ってているので、フェーズが変わってもチャンスされにくいというところはあるかなと思ってます。
なぜチャンスされることがあるのかっていう話を少しさせていただくと、いくつか理由はありますが、これはまだまだ悔しいなと思っているところですが、会計システムとかローム管理系のシステムとかと比較したときに、
まだまだマストハブ度合いが高まりきっているかというと、そこはチャレンジがあると思っています。マストハブになっている会社さんとそうでない会社さんの比較をしたときに、経営管理を経営判断に使っている会社さんをもうマストなので外せないんですよ。
経営のコックピットを見て、例えば投資の差配を変えたりとか、どの部署に利益率が悪いEが偏っているのかっていうのを見れるだけで経営判断が変わるとかってなっていると、チャンスするとかって基本的には考えられないんですけど、やっぱりこう、例えば規模が小さいお客様だったりとか、
あと事業のフェーズが一気に傾いちゃって、経営管理とかそういう次元じゃない状況になってしまった会社さんとかだと、これあっても変えられること少ないよねっていう判断になってしまうんですよね。そういうケースで一定チャーンが出ることはもちろんありますし、それ以外に例えば使いこなせないみたいなベーシックな理由ももちろんあるという形ですね。
なるほど。そうすると、どういう業態業種の人に特に刺さってるんですかって聞こうと思ってたんですけど、業態業種というよりは事業の規模の大きさだったりとか伸びている会社、投資フェーズにある会社みたいなのがログラスさんの中で一番刺さっているお客さんという感じでしょうか。
そうですね。もちろん伸びている会社もそうですし、あと停滞フェーズで事業ポートフォリオをうまくコントロールすることで利益率が変えられる会社っていうところもあると思っているので、逆に落ちていってても、これって事業ポートフォリオ云々の世界観じゃないよねっていう会社さん以外は基本的にはご利用いただけるイメージかなと思ってますね。
ありがとうございます。プレスリリースで2027年までに今後プロダクトを20以上に拡大されていくというところを拝見しまして、すごい拡大のスピードだなと思ったんですけど、今後はここからどんなふうに領域拡大されていくのかなというあたり教えてください。
ありがとうございます。私たちは短期中期と長期でそれぞれ別の戦略を描いていて、まず短中期で言うとXP&A戦略というふうに言ってます。これはFP&Aって最近盛り上がっているファイナンシャルプランニング&アナリシスのFの部分をXでいろんなパターンがあるよっていうふうに変えているワードなんですけど、
要するに私たちログラスが他のSaaSと明確に違うことって何だろうというふうに捉えると、やっぱり会社の過去を扱っているSaaSがほとんどなんですよね、世の中。なんですけど、ログラスは記録をするシステムの用途はそこまで強くなくて、未来の計画を人間が頭で描いたものを描画していくっていうそういうソリューションなんですよね。
なので、未来の計画、あらゆる領域の計画をサポートしていくソリューションを作る。具体的には、例えば製造業ならサプライチェーンがあるので、工場で何ロット生産してそれをどの営業本部で売るのかみたいなものを計画するようなサプライチェーンプランニングだったりとか、あとはスタートアップの世界でも分かりやすい話で言うとマーケティングの計画をどのチャンネルにどれぐらい出して実績がどうだったのかをちゃんとモニタリングしていくとか、こういうソリューションをどんどん思いつくだけ作っていく。
次は長期の話で、長期で言うとAI ERP戦略っていうふうに言ってるんですけど、ERPってエンタープライズリソースプランニングって呼ばれる、世界で言うとSAPとかがやってる領域ですけど、やはり生成AIが出てきて、ここのユーザ体験とか業務のあり方っていうのがどんどんと変わっていくタイミングかなと思ってまして、我々がまるごとERPを全部やるっていうことは多分ないんですけれども、今回我々OBCさん、環状分業やってるOBCさんとも提携していただいて、
彼らが持っている強みを活かしながら、そこで打ち漏らしているような業務フローをAIで解決していきながら、我々としても本当の意味でリソースプランニングができる、未来の計画を立てながら実績も管理できるような、そんなプラットフォームを作っていく。
そのために、今すでに開発着手しているものもありますけれども、割とERPに近い領域もやっていくっていうことかな。
国際的な資金調達と投資家の視点
ERPのほんとにすぐ周辺というか、ERPのちょっと苦手なところをサポートしていくようなプロダクト群を狙っていくという感じでしょうかね。
そうですね。ただもちろんERP本丸がやっているような領域も、必要に応じてはもちろんやっていかなきゃいけないと思っているので、そういう大きいマーケットにおいてAIの利活用、クラウドの利活用を本当にトッププレイヤーとしてやっていく。
これって多分日本で本気でやれる会社ってログラスぐらいしかないかなと思っていて、エンタープライズでちゃんとバックオフィスの機関システムであり、そこに本当に大きいマーケットに特攻できるスタートアップって多分今うち以外ないんで、
そういう意味での7条件の調達っていうのもその期待の表れなのかなというふうに思っています。
なるほど。本当に大きいマーケットを狙っていかれているんだなということがよくわかりました。ありがとうございます。
一つだけ資金調達もすごく特徴的といいますか、珍しい資金調達されているので一つだけお伺いしたいなと思っているんですけど、今回セコイアヘリテージさん、MITさんなど海外投資家、今回から入られているということなんですけど、
キャピタリスト的には国内の投資家と海外の投資家って、どんなところが見ているポイントとか目線って違いますかっていうのをお伺いしたいなと思っています。
はい、ありがとうございます。そうですね、結構面白かったポイントで言うと、日本の投資家の方々は、サースで言うと今の絵を見るケースがすごく多くて、
つまり今あるがいくらですね、それに対するマルチプルがこれぐらいなら許容できますねって議論がすごく多いんですけど、
冷静に考えると、すごい良いとかで成長しているスタートアップって短期間ずつずれたらめちゃめちゃ数字がもちろん変わりますし、
そのプロセスが進んでいったタイミングで、どのタイミングで借金するかとかもわからない中で言うと、結構海外の投資家はFYプラス1で見てくるケースが多くて、
そのFYプラス1のマルチプルに対して、割安割高だねみたいな話をされる投資家さんが結構多かったなという印象を持っています。
なのでログラスに関しても、今のARRというよりかはFYプラス1のARRに対してのマルチプルがこれぐらいなのでフェアバリューですみたいなことを常にコミュニケーションしていたと思いますし、
海外は結構それがそうだよねっていう感じだったなという印象ですね。
すごい耳が痛い話だなと思って聞いておりました。ありがとうございます。
そこはでもやっぱり皆さんの目線の違いももちろんあると思いますし、もちろん今のARRで見た方が投資家的には保守的にリターンが出せるっていうことなので、
そこは別に全然悪いことではもちろんないと思ってますが、結構海外投資家にその話をする、今のARRで見られてますみたいなことを言うと、
いやそれはでもこの爆速成長フェーズだと意味ないよねっていうことはやっぱりおっしゃる方は言っていらっしゃったなって印象ですね。
いやそうですよね。ちょっと未来を評価できる投資家になりたいなと思いました。ありがとうございます。
最後私から一つお伺いしたいのは採用だったり組織についても伺いたいと思います。
このタイミングでシリーズBしかも70億調達されて、本当に人材の採用とかも加速されるタイミングかなと思っております。
率直に今ローグラスさんはどんなカルチャーで、今ローグラスに入るとどんな成長機会があるのかというところをお伺いできますでしょうか。
ありがとうございます。カルチャーとしてはやっぱりこう私たちのバリューの一つにバッドイーゴを目の前の現実を厳しく見て将来の勝利を確信しようというバリューがあるんですけど、
70億調達したから浮かれてるとか、なんかちょっとフェーズ変わって嬉しいみたいな人ってあんまりいないのかなと思っていて、
いい意味でも悪い意味でももう昔から変わらず長期の目線でみんな働いてくれてるし、僕もそういう文化を浸透させようというふうにしています。
なので結構そのビジネスとして本当にお客様に価値のある事業とかサービスを質実合計に届けていこうっていうところが文化としてはあるかなというところと、
あとはですねやっぱり私がずっと言っているのはやっぱり短期でログラスで結果を出すことが全てだと思ってない。
つまりその人の人生、社員とかメンバーの人生にとってこのログラスの3年間5年間が本当に黄金に輝く1ページ、本で言うと、
になっている状態を作ろうというコンセプトで経営をしているので、採用は引き続き結構厳しい目線で見続けさせてもらってますし、
企業文化と成長戦略
それは能力の高い低いじゃなくて文化に合う合わないとか、お互いにリスペクトできるできない、合う合わないっていう視点で見ているんですけど、
それによってすごく文化の統一性とか純度が高いし、その分離職率もすごく低いので、ある意味お互いをリスペクトしながら気持ちよく働ける、
そういう環境を用意しているのがログラスという会社なのかなというふうには思ってますね。
もう1個のご質問があれですね、どういう成長ができそうみたいな観点でいきますと、やっぱり冬の時代なんでみんなすごくしっかり筋肉質に経営はしていくと思いますし、
それはログラスも変わらないと思っているんですが、やっぱり資金っていう、キャッシュっていう名前のエンジンというかガソリンですね、
があるかどうかで体験できる、例えばマーケティング施策とか開発のチャレンジとか新規事業とか、もう全部変わってきちゃうので、
やっぱりその使ったキャッシュとかリソースの分だけ人は成長すると思うし、巻き込むステークホルダーが増えるということなので、
これは経営者である僕もそうですし、メンバーの皆さんもそういうチャレンジングなガソリンが使える環境で働けるというのは大きなポイントというのと、
もう1個はやっぱり海外の投資家ってとはいえすごくシビアな目線で見てくるので、
そういうグローバルスタンダードな目線で見られる経営陣、そこから波及される支持とかコミュニケーションで仕事ができるっていうのは他の日本のスタートアップではほぼない環境だと思うので、
やっぱりいい経験を作ろうためにはグローバルレベルで戦わなきゃいけないし、
日本に数少ない日本語でそういうことができる環境っていうのは本当に日本人にとってもすごくワクワクする環境なんじゃないかなっていうふうには思ってますね。
スタートアップへのメッセージ
ありがとうございます。ちょっとまだまだ聞き足りないところではあるんですけれども、
お時間が来てしまいましたので、最後にこのPodcastのリスナーさんに届けたいメッセージがありましたらお願いいたします。
やはりスタートアップにご関心を持っていただいている皆様だと思うので、
本当の意味で自分のこの時間ですよね、20代、30代、40代、50代の時間を、
あとここから5年とかどういうふうに使いたいのかっていうのは本当に心に問いかけてほしいと思ってます。
それで一歩踏み出すのにためらっている人は、そのためらっている時間分だけやっぱり人生の時間が削られているわけですし、
まさにいいケーキを作ることに貢献できない時間かもしれないので、
何か迷っているんだったらやっぱり踏み出してほしいなと思ってますし、
何か迷ってて何をしたらいいかわからないのであれば、やっぱり出会いの数を増やすために、
こういうPodcastに出ている会社とかそこの経営人であったりメンバーであったり声かけてみて、
どういう気持ちで今来ているのかっていうのをぜひ体感してほしいなと思ってます。
そのきっかけにこのPodcastがなれば嬉しいなと思ってます。
ありがとうございます。前編後編も通じて非常にロジカルでありながら、しかも情熱的という、
稀に見る企業家さんだなと思いながら、そんな深澤さんにお越しいただけたことを大変光栄に思っております。
概要欄にホームページ、採用情報のページ、資金調達のプレスリリース、
そして深澤さんのXやノートのリンクなんかも記載いたしますので、ぜひご確認ください。
パーソナリティからのお知らせです。
スタートアップナウでは資金調達を実施された企業家さんへのインタビューを通じて、
スタートアップの魅力と奥深さを発信しております。
出演を希望される企業家さんいらっしゃいましたら、ぜひご連絡をください。
そして番組のフォロー、SNSでの拡散、感想なんかいただけますととても励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。深澤さん、この度はご出演いただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
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