英会話講師との出会いと祖父たちの共通点
田舎社労士さだきちの路傍観察日記 第12回 続・チェーンブレイク
わけあって、都会の会社を退職したさだきち。 よくさだきちゃんって呼ばれるんですけど、日々をぼーっと観察して考えたことを話してるポッドキャストです。
10分くらいで終わります。 今から十数年前くらいかな。
マンツーマン形式の英会話教室に通ってました。 目的は英言順位級を取ることで順位級に向かって辞めたんですけど、
そこでたまたまですね、
イギリスマンチェスター出身の男性講師と
よくレッスンをさせていただきました。 すごく繊細で背が高くて、
割とグッドルッキンな感じで、 中身がね、考え方がマッチョな
イギリス紳士っていうよりは、
マンチェスターだけどシニカルな都会人よりみたいな感じでした。
なよなよっていう感じの人でしたけど、 とても
レッスン優しくていい先生でした。 マンチェスター言うなでとって言うと、
本当にまたかうんざりだみたいな顔をして言い上がりました。
そういう感じの人でした。 その先生と
中国で戦ったかもしれない二人の祖父
ひょんなことから家族の話になったんですね。
よく話を聞いたら、どうも同年代に、
我々のおじいちゃんは中国にいたという共通点を発見しました。
先回お話しした通り、私の祖父両作は満州事変に一陸軍の御兵として参加しています。
なので、もしかしたらって感じで。
同時期にね、彼の先生のおじいちゃんもイギリス軍の兵士として、
階級は聞かなかったんですけど、中国にいたことがわかりました。
私たち二人ギョッとして、
ひょっとして、うちらのおじいちゃん戦ってた?中国で?みたいな話になって、
二人でギョッとしました。
でもね、私が、うちのおじいちゃんが中国は泥の国だと言って戦争体験を語らなかったマディカントリーって言うと、
彼のおじいちゃんもどうやら戦争体験を語らなかった。
そういうタイプだったらしくて。
おじいちゃんに、戦争ってどうだったの?って子供の頃彼は聞いたそうなんです。
そしたら、I was always hiding 隠れんぼしてたよ、ずっとって言ったそうです。
それを聞いた瞬間、そりゃ生き残るわって、二人で。
シニカルな笑いというか、大爆笑とまではいかないんですけど、
うちらのおじいちゃんらしいね、みたいな感じで、私たちは笑い合いました。
二人とも生きて帰ってきてるから、私たちがいるわけで。
そしてその二人のおじいちゃんは、隠れんぼや泥の国という言葉で戦争を伝えましたが、
戦争の悲惨な部分は、私たちに伝えることはついそうありませんでした。
今年かな、は15年戦争、日本と中国の戦争になった年、1931年からちょうど95年という年になります。
私がそのイギリス人の英会話講師とおじいちゃんについて笑い合ったのは、
日英同盟を我々は結び直したわけですけれども、
10年前、85年以内、ずいぶん長いスパンの話と私は感じます。
私たちのおじいちゃんは、中国でひょっとしたら敵同士として戦っていたのかもしれません。
戦争の記憶と世代間連鎖
戦争は殺し合いですから、私のおじいちゃんも彼のおじいちゃんも、
何らかの形で直接的な暴力に加担していることは間違いないと思います。
そして彼らは生き残って祖国に帰りました。
戦場でまみえた清算な墓碑を胸にしまって、そして戦後を生きました。
彼らは私たちに戦争を伝えませんでした。
私たちのおじいちゃんは、戦争を伝えないことで家族の平和を守りました。
聞いたことがあるんですけど、この戦争の記録を私たちが忘れるには、3世代4世代かな、かかるそうです。
そしてその戦争の記録、元をたどっていくと、今のこのDVとかですね、
家庭内での不協和っていうのは、そこに炭を干していることが少なくないそうです。
私たちのおじいちゃんは、家族に戦争を伝えないことで、早い段階でチェーンブレイクに成功しました。
チェーンブレイクという考え方
チェーンブレイクという概念は、最近知ったんですけど、
それが学術的根拠がちゃんとあるかどうかは別として、
虐待などの世代間連鎖をその台で食い止めようとする、または食い止めた人みたいな意味らしいんです。
チェーンブレイカーというそうです。
私たちがこうやって平和に笑いあえるのも、おじいちゃんたちが早めにチェーンブレイクをしておかげだと思います。
私たちはチェーンブレイクし続けたいし、し続けるんだと思います。
私たちのおじいちゃんもヒーローだし、私も彼もヒーローなんだとその時思いました。
あなたのヒーローはどんな顔をしていますか?
田舎シャロー氏貞吉のロボ観察日記 第12回続チェーンブレイク
この話の続きはまた明日。またね!