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2023-11-03 11:53

638.近藤文隆さん(元税関)

【生きているだけでグローバル】

輸入をされている方は必聴です!
関税は当たり前に支払っているかもしれません。
関税は税収をふやすというより、国内の産業を守る意味が大きいので、その意味を理解することで税率を下げられる可能性があります。

そして、輸出入を理解することが経済の仕組みを理解することになります。
ぜひ、輸入業をしている方は近藤さんに相談してみてください♪

special thanks to 藤本明義さん

【今回のゲスト】
元税関 近藤文隆(こんどう・ふみたか)さん
Facebook: https://www.facebook.com/fumitaka.kondo.71

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サマリー

税関の近藤文隆さんは、税関の仕事について話しており、関税の役割や見直しの可能性について説明しています。

近藤文隆さんの自己紹介と税関の仕事
声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志。
こんにちは、こえラボの金田です。今回は、元税関の近藤文隆さんにお話を伺いたいと思います。
近藤さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まず、自己紹介からお願いいたします。
元税関の近藤と申します。約30年近く税関で勤務しまして、
現在は、その税関で得た知識と経験をもとに、
関税を削減するアドバイスであったりとか、知財のアドバイスをスペシャリストとしてしております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
なかなか私も、税関の方と知り合う機会なかったんですけど、
税関のところでは、どんなことをやってられるのか、まずそのあたりから教えていただけますか。
税関の仕事ですか。
そうですね。
税関の仕事というと、皆さんの空港のイメージがあるんですけど、空港の税関職員というのは一部であって、
主に移入される貨物を審査する審査官であったりとか、警察官であったりとか、
他にも、もちろん空港もいますし、港にもありますし、
他にも税務署と一緒で税務調査を行っている職員もいますので、
他にも海外との協力という面でしている職員もおりますし、
皆さんが思っている以上、もう想像を超えるような界の仕事をしております。
そうなんですね。じゃあ結構、海外との取引するときは結構関わることって多くなるっていうことですかね。
関税の意義と見直しの可能性
そうですね。ほぼ時間が関わっているって言っても過言ではないと思います。取引をすることによってしておりますので。
そもそも、関税っていうのはどういったものなのか、何となくはわかるんですけど、
ちゃんとわかってないかなっていうところもあるので、その辺りも教えていただけますか。
ありがとうございます。関税って言うと、すごくブラックボックスなイメージがありますね。
税って聞くと、すごくよりわからないものっていうイメージが皆さんにあると思うんですけども、
特に税って聞くとすごく高いものだとか、どんどん上がっていくっていうイメージがあると思うんですけども、
そもそも関税という目的がそもそも違っていて、税収、所得税などがあって、
皆さんがよく税は高いなと思っているものとは全く趣旨が違っていて、
そもそも輸入されてくるときに、それにコストとしてかけることによって国内産業とバッティングしたときに、
国内産業が負けない程度にコストを増大させるための調整する機能を持った特殊な税金と思っていただければいいかなと思いますね。
そうなんですね。だから、そういった国内の産業を守る意味が、この関税の方にはあるっていうところがあるんですね。
そうですね。例えば、関税がかからないものの代表である機械類があるんですけど、
なんで機械類にかからないかというと、機械類に関して国内産業が強いからこそ、
輸入されてきたものに対して、強いものなので守る必要がない。やれば関税をかける必要はないよね。
ということでかかっている。逆に食品、例えば海外から安いものが生えてきてしまったら、
日本の食品税が少し高めになってしまうので、そうすると安いものが生えてきてしまうと、
国内の農家さんたちが困ってしまうから、食品税はちょっと高めにかけようねという、
あくまで調整、産業の度合いによってかけていくということが主な目的なので、
税収のためではないので。
なるほど。
そうなんです。そこで実は関税は高くないと思っていただければいいと思います。
そうなんですね。やっぱりこの辺りをしっかり理解した上で、いろいろ輸入してるときに、
関税かかってくるなーって思ったのも、もしかしたら見直しできるかもしれないっていうことですかね。
そうなんです。実は関税は見直すポイントがたくさんあって、
例えば消費税のように、例えば買いました、もう10%です。もう即決まるものではないんですね。
へー。
というよりも、いくつかのファクター、要素によって、もういくらでも変わる要素があるんですね。
そうなんですね。
例えばどんな商品なのか、どんな素材なのか、どんな製造方法なのか、
どこの最終加工地、原産庫から来たのか、その原産庫と日本はどんな関係によって違うのかによって、
税率がものすごく変わるんです、それによって。
あーそうなんですね。じゃあそのことを知ってないと、もしかしたら必要以上に高い関税払ってるかもしれないっていうことですか。
そうなんです。ほとんどの方が分からないから分からない、もう来れば払いますというだけで皆さんいるので、まさにそこに当たるんですね。
近藤文隆さんの志と将来の活動
へー。じゃあ近藤さんはそこをいろいろアドバイスしてくれるお仕事っていうことですかね。
そうです。まさにそこを紐解いていって、それはこういうことですよ。こういう成り立ちになってるから変わる可能性がありますよ、
もしかしたらもっと見直せるんじゃないですかというアドバイスをしております。
なんか具体的にはどれくらい関税変わったりとかするものなんですかね。
そうですね。分かりやすい事例で言うと、あるセレクトショップさんがありまして、ヨーロッパから女性用の洋服をインストールしました、高級服を。
で毎回だいたい12%関税がかかってたんですけども、
僕がやってることは経済連携協定ということを活用していく。まさにさっきの5つのファクターの中でどうやって見ていくかっていう対象品目なのか、
じゃあどうやって満たしていくのかっていうところをするんですけども、それを踏まえて活用したことによって無税になりました。無税で輸入されることになりました。
そうなんですね。じゃあ12%がゼロになるってことは、この分が売買してる人にとっては利益になってくるってことですね。
そうなんです。まるまる企業としては数百万台が、皆さんが一生懸命見えるところで、例えばよく言われるんですけど、ゼリーさんのところにお願いして、ギチギチガチガチやってますよって言われてる方がいるんですけど、
そう皆さんが見えてるところ以外のところであっさりと変わる可能性があるとしたらというところなんですね。
そうですよね。これ企業にとってはもう1%でも削ろうと思ったら結構苦労していろいろ見直して削減とかってやったりとかしてるところが、
この入ってくる輸入の部分でそれだけ12%も変わってくるとかなり企業にとっては大きいんじゃないかなって思いますね。
思います。もちろん12%、もともと12%って高いところが無税になったっていう分かりやすい事例でお話してるんで。
でもスーパーセットですね。
そうなんです。スーパーセットそうなんです。1%でもおっしゃる通り下げたいと思ってるのが、違うところから元から下げられたら、見直しできたらと思ったら、
たらかなもともちね的な嬉しいことですよね。
そうですね。これ結構あれですか、輸入してる方とかだともしかしたら関わる関係する可能性は結構いろんな業種によってあり得るってことなんですか。
あり得ますね。もちろん。
じゃあぜひそういったところの方とかぜひご相談いただければな。
そうですね。特に税率が高いと言われている食品であったりとか、アパレルであったりとか、アパレル商品、洋服であったり洋服であったりとか。
あとは家具とか、いわゆる関税がかかってくると言われているもの。
いわゆる機械類以外のものであればそういう可能性があるので、一度ご相談いただけると案外いろんなことが見えてくると思います。
そうですね。
この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ近藤さんの志についても教えていただけるでしょうか。
ありがとうございます。
私自身はですね、長年前官で働いてきて思ったことは、そもそも一般の人はどこの国でものが作られて、どうやって運ばれてきて、そもそも自分たちの目の前にあるのかっていうことに感じて、
あまりにも無頓着だなというのはすごく感じていて、それを僕はある意味給料をもらいながら学ばせて、気づかせてもらったと。
すごく大事なことに気づかせてもらったなと思っていましたので、そもそも皆さんが食べているもの着ているもの、
僕小学校で講演したことがあるんですけど、もう食べているものもそうです着ているものもそうです。
タグ見てもらえばそうです。全部外国から原材料製品とも来てます。
なのにあまりにも僕たちは当たり前に生きている。
に急にものが高い高いと言われる。でもそこに科学については何にも考えようとしない。
それこそが僕は生きた社会化じゃないかなと思ったんですね。
なるほど、そうですね。そうしていくといろいろな社会のことも成り立ちだったりとか仕組みとか勉強になってきますね。
そうなんです。生きてるだけでグローバルなんですね。
全く関係がないって言われた人でもご飯食べるじゃないですか。洋服着るじゃないですか。
となって生きてるだけでグローバルなんですね。
そういうことなんですね。
それを少しでも言うというキーワードから広げていって皆さんに伝えていくというのが僕の使命じゃないかと。
与えられた使命生きている使命じゃないかなと思ってそれが思いとしてやってあります。
そうなんですね。やはり今後はセミナーとかそういった講演会とか
そういったところでいろいろ伝えていくこともやっていくということは予定はあるんですか?
そうですね。まさにこの声ラボで出演していただいた機会もそうですし
やっぱりこうやって僕自身は話すことが大事だと思ってますし
伝えていくこと、興味を持っていただくこと、そこから税関でこういう仕事をしてるんだ
なおかつそこからもちろんその結果でキーワードでメリットがあればいいかなと思いますし
さらにその先にこういうふうに生きてるんだなっていうのを子どもさんに伝えていただきたいと思います。
そうですね。ぜひぜひ今日のお話を聞いてもっと近藤さんにいろいろ教えてもらいたいとか
あとはいろいろセミナーとかそういったところもやってもらいたいということがあれば
このポッドキャストの説明欄に近藤さんのFacebookのURLを掲載させていただきますので
ぜひそこからお問い合わせしてこのポッドキャストを聞きましたということでお問い合わせいただければなと思います。
今回は元税関の近藤文鷹さんにお話を伺いました。近藤さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
11:53

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