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2021-05-10 17:04

235.前野伸幸さん(株式会社ホットスケープ)後編

【コロナ禍で見えてきたイベント業界へのプラス面】
コロナ禍でイベント業界は大打撃を受けるなか、すぐにオンラインに切り替えていかれた株式会社ホットスケープ。
この1年間、オンラインでセミナーを開催することで、イベントのデジタル化の可能性が広がったそうです。
そして、イベントの他にも施設設置のコンサルのお仕事も手がけられている前野さん。イベントホールのスマート化も視野に入れて動いていらっしゃるそうです。
イベント業界の為にという想いが溢れている前野さん。やはり、この業界が好き、人を喜ばせることが好きだという基本的な部分がブレずにある方なんだなと思いました。
常に前進を続ける前野さんのお話ぜひお聴きください。
株式会社ホットスケープ

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経営者の志。こんにちは。ナビゲーターの山口智子です。
前回に引き続き、今回もゲストは、イベント企画制作会社の株式会社ホットスケープ代表取締役の前野伸幸さんです。
どうぞ後半のお話もお楽しみください。
前回は、会社立ち上げのお話から、経営面で大切にされていることなどたっぷり伺いましたが、後半ではまず、昨年からコロナの状況の中で、イベント業界といったら大きくダメージを受けた業界ですよね。そのあたりいかがですか、前野さん。
実は真っ先だったんですよね。今、飲食の方々とかも苦しまれていると思うんですけど、観光業とかね。
イベントの自粛が真っ先にさくべられたのが、2月の26日にイベントの開催自粛しなさいっていうのが政府から出たっていうのが、もう1年以上前ですけど、緊急事態宣言の前に実はそれが先に来たっていうのがあって、なんでイベントが狙い撃ちされたのかちょっと今でも不思議なんですが、
いずれにしても、その前の2月の20日ぐらいになんとなくイベントをやるのは控えなさいみたいなのがふわっと出て、正式に26日、我々が実は2月22日に実施するイベントをオンラインに2日前に切り替えるっていうことを実はやったんですよ。
クライアントともだいぶ悩みながら、だいぶ議論を交わしながら、これ実は有料イベントで入場料も取っていたし、500人から600人ぐらいがチケットをすでに買われている状態。今でこそオンライン化して無感覚でやるっていうことは皆さん慣れてきましたけど、当時そういう意味ではかなり挑戦的な取り組みになったんです。
僕らも台本もオンライン用に書き直さなければならないし、用意していた機材もスクリーン3面とかあったのを、実際には当日は関係者とプレスの方だけ一部を呼びしたので、来場するはずの500人はオンライン化するっていうところで、このスクリーンとかをなるべくなくし、機材量を減らした分もオンラインのためのカメラとかスイッチャーに切り替えるみたいなことをやって、
実は我々としては売上は下がらずに済んだ。お客さんから、出撮り者さんからすると、賭けようと思っていた費用に関しては増えることなくオンライン化できた。それから入場料も返金することもなく開催ができた。
それからスポンサーもつけてたんですけど、スポンサーの資料はもうすでに発送も始まってたので会場につき始めてたんですけど、これは一旦封入をアッセンブリをして、申し込まれた方のところにはお届けをするってことをして、スポンサーの方もこういう時代だったので皆さんご理解いただいたので、終始面では綺麗に崩すことなくちゃんと終えたっていうイベントをやったんですよ。
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本当にコロナに最初の対応でしたね。
これを結構皆さん注目されて、実際にどうやったのかとか、オンライン化するためのノウハウが、僕ら今でこそつび上がりましたけど、僕らも最初のトライをしたことで、だいぶこのイベント会社で配信に対してきちんとサポートできる会社ってイメージをつけれたっていうのは僕らにとっては最大の功績だなと思ってるんですけど、それが今につながったって感じですね。
本当に最初の最初にいろんな悩みながらだったと思うんですけども、いろんな規定も聞かせながらガッと切り替えて、そこのスピード感っていうのも前野さんの武器の一つなんですかね。
前回もお話しした通り、これも直取引だからできる技で、間に何社か入ってたらこのスピード感作れなかったんじゃないかっていうのも思います。
そういうことですね。
そういうことですね。
ダイレクトに判断できる同士で話してどうするって決めれたっていうのも大きかった気がしますね。
へー、なるほど。でもその中で去年1年間も経ちましたけれども、だいぶオンラインの方が主流になってきてる状況ですね。
そうですね。特にまた緊急事態宣言が出ちゃったから、どうしても無観客でっていうキーワードが前面に立ってて、テーマパークも無観客という無茶な言葉で出てますけど、
イベントに関しても観客をなるべく入れずにということで進めるっていうところがどうしても世の中的にはここにいた仕方ないかなと思っていて、
ただちょっと思っているのは、実はオンライン化はいずれ来たなと思っているんですよ、コロナに関係なく。
それはそれでメリットがあるので、例えばどこにいても見ることができる、聞くことができるっていうメリットがあったり、
それからアーカイブされていれば特に夕方は忙しくて聞けないっていう方々が夜時間ができた時にちょっと見る聞くってことができるってメリットがあったり、
当然我々やってるのは海外からスピーカーの方々を呼ぶとなると、渡航費から宿泊費からすごいお金がかけたのが非常に安い価格で参加していただけるみたいなこともあったりするので、
こういうメリットはなんとなくコロナ前から分かっていたので、
ホットスケープ自体は配信専門の会社ではもちろんないのでイベントが主軸なんですが、
実は自分たちの学びのためにもコロナの半年以上前に配信機材買ってたんですよ、なんと。
購入してて、当時だとZoomこんなにメジャーじゃなかったんで、ニコ動で送るみたいなことは実はやってたんですけど、
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そこに対してそろそろもしかするとこういう波が来るかもしれないと思って、
自分たちで少しノウハウ蓄積のためにもある程度できるようにしようというので機材買ってたっていうところもあってスムーズに、
実はオンライン化の方にも向けれてシフトできたっていうところも大きなところかなと思うんですね。
そうだったんですね。前々からオンラインは見据えていたわけですね。
そうですね。これは本当にたまたまなんですけど。
実際にオンラインが多くなってきて、リアルとのハイブリッドもやってらっしゃると思うんですけど、
実際やってみてのメリットとか手応えとかどういうところで感じてますか?
リアルのイベントからするとすごく危機感を覚える人も多くて、僕もその一人だと思うんですけども、
今まで例えば1000人参加してたけども、コロナが落ち着いたとしてですよ。
リアル本当に1000人同じような形で同じようにやって戻るかっていうと多分これなくなっちゃってて、
リアルはもしかすると200人300人しか集まらないかもしれない。
だけどオンラインをうまく活用することで外では5000人見るチャンスが出てきたっていうのはこれはメリットだと思うんですよ。
ただリアルイベントだけしか見ないと非常に寂しい結果になっちゃうなと思うんですけど、
ただここの熱量は僕は上がると思うんです。
なんでかっていうと、だってオンラインで家で見れば見れるのにわざわざ足を運んで、
わざわざ会場に来て、わざわざここに時間を費やすってことは、
ここにリアルに参加する価値をきっと皆さん求めている人だけが集まるってことは、
今まで以上にここに活気が出るんじゃないかなと。
むしろその熱量のスクリーンかかった状態で集まるってことは、
イベントの構成とか仕掛け方ももしかすると変わるかもしれないなと思っていて、
セミナーだけ聞いて終わる人たちはここに来る必要はないはずなんですよ。
受け身で参加する人。
ところがそうじゃなくて、能動的な意識で参加して、
情報互換したいとか、誰かと会いたいとかっていう方々に関しては、
セミナーだけじゃなくて、おそらくちょっとしたコミュニケーションのエリアが必要になったりとかする。
ということでホールの考え方も変わってくるとか、
イベントの作り方、構成の仕方が変わる気がしますね。
面白いですね。
そうかじゃあちょっと来年、再来年以降またイベント業界もどんどん変わっていくんですかね。
変わりそうですね。
デジタル化が進んだこともすごいメリットだなと思っていて、
オンラインでセミナーをやると、
今まで取れなかったデータ取れてるってことにも皆さん気づき始めてると思うんですけど、
例えばリアルでやってると来たか来ないかは分かるんですけど、
途中で離脱したって記録あんまり取らないじゃないですか。
オンラインでセミナーをやると何時に入って何時に出たっていうようなログの取り方ができたりとかするっていうのは、
マーケティング的にも使えるデータがおそらく取れるんですよ。
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いくつかセミナー並んでやってて、渡り歩いた人の後追いかけることもできるし。
なるほど。
ウェブマーケティングそういうこと全部やってるはずなんですよ。
実際に申し込んだけど何パーセントが来ていて、
この人がどのくらいここに滞在してどのページを何秒見てたかって取ってるんですけど、
イベントってここまでできないのがオンラインイベントってこれできるんですよね。
そういう意味ではデジタルマーケティングが実際にもう勝手にできるようになってるってところから、
ちょっと僕が期待してるのはリアルの場でも今AIカメラの発達だとか、
自動の顔認識みたいなことがどんどん今進んでいるので、
ここでウェブマーケティングに近いイベントのマーケティングの手法も
だんだん進むんじゃないかなっていう予感がしていて、
そこはちょっと僕としても今デジタル化を追いかけているところの一つですね。
まだまだいろんな可能性が広がるイベント業界ですね。
そうですね。だから決してコロナの影響って良くないことはいっぱい当然起きてはいるものの、
デジタル化の背中を押すっていう意味では非常に未来が近づいたなって気もしてますよね。
本当ですね。
でもイベント業界のこれからも含めて、前野さん、きっといろんな夢がまだまだある方なんだろうなって思うんですが、
前野さんの夢って何ですか?これから。
あまり個人的な夢を語ることあんまりないんですが、せっかく聞いていただいているので。
イベントってかっこよく言うと、人の記憶に残ればイベント屋としてはすごくやりがいを感じるんですけど、
でもやっぱり形に残るものじゃないんですよね。
我々がやっている一つの事業として、イベント施設とかマイス施設とか言われているようなところとか、
こういった施設の設置のお手伝いをすることも最近非常に多くなってきていて、
このイベント関係の施設を作ると、どこかのデベロッパーさんとか建築会社のCMにあったけど、
地図に残る仕事っていうようなキャッチコピーすごくいいなと思うんですけど、
イベントをやっていると形に残せないんだけど、イベント施設はある程度形に残せるので、
自分が作った関わったホールって言えるところを、
実はいくつか作ったんですけど、あと3つ作ったら引退してもいいかなと思っている。
あと3つですか?
あと3つは作りたいなと思っていて、
特にこの後、家事の含む東郷リゾート、IRの設置も日本でいくつか計画が立ち上がるはずなので、
そういったところにも関われるといいなと思っていますね。
あと3つ作るためにはまだまだ社長として頑張っていただいて。
そろそろ引退考えだけならない年齢にはなってきているんですけど、
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もう少し頑張るしかないかなと思っているのと、
実は施設を良くするメリットって、
ここにこだわっているのはなぜかというと、
イベント業界ってなかなか産経って言われているような、
あまり良いイメージが、黒いイメージがあって残業が多いとか、
土日に休めないとかっていうのは、ここはちょっと実は変えたくて、
たまたまホットスケープってビジネスイベントがほとんどなので、
土日結構休める会社なんですよ、イベント会社なのに。
いわゆる講師マン向けのイベントがやっていないので、
比較的残業も少なく済んでいるし、
残業することはなんとなくイベント業界としては、
ちょっと価値みたいな感じている人、昔いっぱいいたんですよね。
なるほど、残業してるぜ的な。
俺朝までやったぞ、もうそういう時代じゃない。
そこは少し業務コントロールも、自分自身もしてもらう必要はあると思うんですけど、
やっていきたいなと思う中で、
実はイベントホールのスマート化って、この残業時間に僕は影響するんじゃないかなと思っていて、
例えば搬入がすごいスムーズにできる会社って、
ホールの借用時間少し縮められたりとかですね、
手間暇のかからない会社ができたとすると、
そういう意味で打ち合わせの会社を減らしたりとか、
っていうので施設側がこの働き方改革に寄与できるんじゃないかなってちょっと僕は思っていて、
そういう意味でも施設に関わってたいんですよね。
なるほど、ただ単にイベントをやるだけじゃなくて、施設含めての総合的なところを見てらっしゃるわけですね。
そうですね、そういうのを、本当に手間暇っていう意味では、施設のあり方って大きなファクターになってるんですよ、きっと。
本当に最後の片付けをどこまでするかとか、
例えば機材の搬入量が減れば、その分働く人たち少し楽にできてあげたりとか、
売上の確保は当然バランスを取らなきゃならないんだけども、
スマートにホールが対応することで、
例えばこの間あったのは大阪の主催者さんが東京でやると、
普通だと打ち合わせ2回くらい来なきゃならないから、今だとオンラインやるからあれですけど、
普通だと新幹線2往復しなきゃならないのを、
電話とメールだけで済みましたってなると、この2往復分、時間もコストもかからなくなるんですよ。
このために在留してたりすること、これ働く時間の中に、移動時間も含めて考えると、
会場側が的確に対応して、
初めてのお客さんともかくとしても、複数利用されてるお客さんに関しては、
ここを楽にさせてあげるってことも、施設のハード面だけじゃなくて、
こういった対応ソフト面でも、利用者を楽にさせる方法があるんじゃないかなってすごく思うんですよね。
15:02
今日、いろいろ発見が、そういった細部のところも含めてのことなんだなって、
すごく勉強になったんですけれども、
今までもちょっとのぶさんと言ってしまいますが、
引退なんていう言葉もありますが、まだまだまだまだ頑張ってください。
ありがとうございます。
これからのイベント業界を引っ張っていく、そんな気がしますので、
本当にいろんなお話ありがとうございました。
ありがとうございました。
これを聞いて、ホットスケープ、また前野さん、話してみたい、
興味あるなという方、いらっしゃるんではないでしょうか。
ぜひ、番組の説明欄のところにホットスケープのURLを掲載しておきますので、
こちらからアクセスしてみてください。
前野さん、今日はありがとうございました。
本当にありがとうございました。
前野さんのお話、いかがでしたか?
お話を伺っていると、前野さん、本当にこのイベント業界、
イベントのお仕事、そして人を喜ばせることが好きなんだなというのが、
すごく伝わってきます。
とてもですね、生き生きと目をキラキラさせてお話しされるんですよね。
やはりその好きという、その根底の部分がブレずにしっかりある方なんだなというふうに思いましたし、
この仕事が好き、楽しい、人のためにという部分というのは、
イベント業界のみならず、すべてのお仕事に共通するなと思い、
私もやっぱりその部分は大切にしていきたいなと改めて感じました。
経営者の志、今回のゲストは、
イベント企画制作運営会社株式会社ホットスケープ代表取締役の前野信之さんでした。
声を、思いを、世界中に届ける。
オエラボ。
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