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2025-03-04 19:32

創業以来のスパゲッティコードと格闘!システム大刷新×スクラム開発の現場のリアル【前編】

#34では初めて、当社のクライアントである佐川ヒューモニー株式会社⁠⁠の皆様とラジオ収録をしました!

今回は、長年愛されている電報類似サービス「VERY CARD」の大規模システム刷新プロジェクトの裏側に迫る!ということで、スクラム開発に挑んだ現場はどんな状況だったのか?

創業以来長年使い続けてきたシステムの課題、ウォーターフォール型からアジャイル型への開発手法の転換、そしてスクラム開発のリアルな実践談をお届けします。

(本収録は、ラジオ運営初の出張ラジオに挑戦しています。)

▼今回のゲスト

<佐川ヒューモニー株式会社>

  • 小林ひろあきさん(システム部 次長 / プロダクトオーナー)
  • 金子隆二さん(システム部 主任 / 開発チーム担当)
  • 菊地たかしさん(システム部 / データ連携担当)


<スパイスファクトリー株式会社>

すなみじゅん(開発部門 / プロジェクトマネージャー)


■プロジェクトの概要と事例

「VERY CARD」創業以来のシステム基盤大刷新とさらなる使いやすさの追求 

【対談インタビュー記事】長年利用したシステム刷新とアジャイル型のスクラム開発への挑戦


佐川ヒューモニー株式会社
様は、「さまざまなライフステージにおいて人と人を結ぶサービスとして選ばれる企業」を目指し、顧客の「思い」に寄り添う企業として進化していくことを理念としています。今回の「VERY CARD」刷新プロジェクトは、この企業理念に基づき、チーム一丸となり、長年利用したシステムを刷新し、UI/UXを改善することでユーザー体験を向上させ、満足度をさらに高めることを目指しました。

「VERY CARD」は、結婚、出産、入学、卒業など、人生の様々な節目に、大切な人に想いを伝える電報類似サービスです。かつては電話で申し込むのが一般的だった電報サービスですが、近年ではインターネット上で簡単に申し込みができ、豊富な商品から選ぶことができるインターネット電報サービスも活用されています。


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今回のお話は、前編・後編でお届けします。後編の配信もお楽しみに。

サマリー

このエピソードでは、佐川ヒューモニー株式会社が創業以来使用していたシステムの刷新プロジェクトについて述べています。特に、古いシステムの問題点であるスパゲッティコードと、スクラム開発を用いたリニューアルの試みが中心テーマです。さらに、スパゲッティコードとの戦いを経て行われたシステムの大刷新とアジャイルスクラム開発の実際について詳細に説明されています。新しい技術の導入やチームのチャレンジ精神が際立つ内容となっています。

プロジェクトの概要
皆さん、こんにちは。スパイスファクトリーのラジオ(仮)です。この番組は、日々のスパイスになるようなお話をということで、火曜日の朝10時にスパイスファクトリーの今をお届けする、みんなで育てて成長するラジオ。番組を通じて関わった皆さんと一緒に番組を育てながら、成長過程も含めて公開していきます。
パーソナリティは、スパイスファクトリーで取締役CSOをしている流郷彩乃がお届けします。よろしくお願いします。
そして、今日はスペシャルゲストをお迎えしております。初めて、当社のクライアントであり、プラダクトラウンジまでクラックをともにした、SGホールディングスグループ、佐川ヒューモニー株式会社様から、小林ひろあき様、金子龍二様、木口たかし様です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そしてもう一名、弊社のエンジニアであります、すなみじゅんさんにもお越しいただいています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。それではですね、簡単にお一人ずつ自己紹介をしていただきたいなと思うんですけど、お名前とご所属と、今回のプロジェクトの役割とかもちょっとお話しいただけたらなと思ってます。
小林さんから自己紹介をお願いいたします。
はい、改めまして小林ひろあきと申します。よろしくお願いいたします。
私はですね、佐川ヒューモニーのシステム部の次長をやらさせていただいております。
今回のプロダクトオーナーという位置づけで参画をさせていただきました。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。それでは金子さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。金子龍二と申します。システム部の主任をやらせていただいております。
はい。
本プロジェクトでは開発チームの一員として弊社側システムの調査とかっていうのを思いやらせていただきました。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。それではもう一名、木口さんですね。よろしくお願いします。
はい、木口と申します。システム部の中では一般ということで一般社員をやらせていただいてまして、
このプロジェクトの役割に関しまして、最初は大きなテストの実施、画面単位であったのでその実施を行って、
今はデータ連携の部分を佐川ヒューモニー側の担当として行っております。よろしくお願いいたします。
はい、ありがとうございます。私も今日緊張してまして、なぜかというとこんな大人数でしたのは初めてでして、
そして今回ですね、皆さん見えてないと思うんですけど出張ラジオっていう形でさせていただいているので、
機材を佐川ヒューモニー様のオフィスに持ってきまして、皆さんにマイクの前でお話ししていただくという初めての試みなので、
リラックスしながらいきましょう。
話していいのか、うなずいているだけ見える。
そうですね。まだ津波さんの自己紹介が終わっていないので、
はい、お願いいたします。
スパイスファクトリーの開発部門ですね、具体的なDSDDに所属しております、津波淳と申します。
DSDDでは基本的にはエンジニアだったりとか、プロジェクトマネジメントみたいなところをしているんですけれども、
今回佐川ヒューモニーさんの刷新プロジェクトですね、ではプロジェクトマネージャーとして参画させていただいておりました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ではまず初めになんですけど、小林さんの方から今回のプロジェクトについてお話ししていただいてもよろしいですか。
概要というような形と、佐川ヒューモニーで今使っていたシステムなんですけれども、
創業以来20年超使い続けていて、ずっとシステムの方を改善改善という形で、ビルに例えれば増築増築というような形で作っていたんですけれども、
もういい加減やっぱり20年経っているというところで、年数も経っているというところから。
20年ですもんね。
はい、そうなんですよ。システム20年は長い方だと思いますので。
大人になっちゃいますもんね。
なのでそれをお客様の方に安心安全で、より使いやすいサービスにしていこうというところで、今回システムの方を刷新しようというところでプロジェクトを立ち上げたというようなところになります。
ありがとうございます。今の小林さんのお話をお聞きして、金子さん、菊池さんいかがですか。
リニューアルの経緯
今回自分はあまり作る側というよりも、まずは弊社のシステムがどうなっているのかというところの調査が必要だったので、
そこの調査に基本メインとしてずっと入っていたという感じで。
調査してみるとやっぱり20年、いろいろな人がいろいろな手法でいろいろなやり方で増築していったものだったので、やっぱり統一性も何もないですし、
なんでこんな作りをしているんだろうとか、なんかすごい見づらいというか読みづらいというか、
システムをやっていた人だったらわかると思うんですけれども、すごいスパゲティなシステムになっていたというのがあったので。
いろんな人のいろんな苦労がシステムからわかるということですね。
そのプロジェクト自体は構想というのはどれくらいから始まっていたんですか。
リニューアルしないとなみたいなことが始まって、多分どういった方と一緒にパートナーを組んでやっていこうかなというところで、
今回スパイスファクトリーを選んでいただいたかと思うんですけれども、構想段階はどれくらい前だったか。
構想はですね、実は5年くらい前からやらないかというような話が上がっては消えた。
結構20年となると腰が重たいですよね。
そうですね。
どの会社もだと思いますけど。
もういよいよメンテナンスするにも構想がかかりすぎちゃう。
調査してもどこまでこれ影響するんだろうというところで今回こぎつけられたというようなところですね。
じゃあなんというか、小林さん的には悲願の。
そうですね。
なるほど。
ちょっと不覚にもですね、キックオフするときちょっと勘極まっちゃったというか。
そうなんですか。
ちょっと詰まっちゃったんですよね、お話ししているとき。
それは皆さんご覧になられたんですか。
私そのときはまだ入ってなかったのでした。
かもしれないですね。
ありがとうございます。
それくらい重いのこもった、構想5年前くらいからこういった形でリニューアルしたいなというふうに思っていて
やっとのことでリニューアルをしようというふうになったということですけど。
小林さんのほうから改めて今回のプロジェクトに対する概要をちょっとご説明いただいてよろしいですか。
スクラム開発の挑戦
今回のプロジェクトに関しては大きく分けて2つのフェーズで実施をしました。
まずは今まで使われていたプロシステムを引っ越しというか新しい基盤に乗せ替えようというところで
同じように使われていたものを基盤自体を切り替えるというふうなところをざっくり言うとそういうところをまずしました。
その後ですね、今回2つのフェーズに分けた2つ目のほうでは個人の電報サイト
特に一般のユーザー向けが使う電報サイトのリニューアルみたいなところを行ったというふうなところですね。
基盤の乗せ替えと消費者の皆さんがお使いになるECサイトのリニューアルをやっていますか。
そうですね、言葉の定義として正しいかどうかはざっくりそんな感じです。
私が説明しててちょっと違っていたら申し訳ないですけど。
はい、ありがとうございます。
今回初めてのスクラム開発に挑戦されたとお聞きしているんですけど
そこに至るまでってスクラムでやってみようという感じだったのか
いや、その前にいろんな仕様書をしっかり書いてウォーターホール型でやろうみたいないろんな開発の手法があると思いますけど
どういった開発の手法でこのリニューアルに向けて歩みを進めようと思われたんですか。
そうですね、最初は本当にウォーターホールでしたね。
スパイさんに対する依頼もウォーターホールでやっていこうかなというところだったんですけど
お願いをする時にもアジャイル開発でとかスクラム開発でとかっていうようなキーワードもいくつか出てたんです。
最初はパッケージを使ってリニューアルしようかという話だったので要件をしっかり決めてというようなところだったんですけど
なかなかそういうわけにはいかないぞというところでフルスクラッチでシステム構築し直そうよというところから
じゃあスクラムでやってみませんかというところでスクラムに挑戦したというようなところ。
どうですか。最初スクラム開発って聞いて怖かったのかやってみようかみたいな感じだったのかというと。
そうですね。私自身は別にこんなにスクラムとかそもそもアジャイル開発だとかというところにあまりこだわりはなかったというか
どっちでもいいやみたいな形だったんですけどもやっぱり進めていくと今回のプロジェクト合ってたかなというところは感じていますね。
それこそカネコさんとかウォーターホールで行こうと思ってたのにスクラム開発に変わったぞみたいなところのおっとみたいなエンジニア的な目線で何かなかったですか。
特にはあまり違和感はないかなというところはあったんですけどもやっぱり今回結構弊社としては大規模なプロジェクトの中で
システムのリニューアルとアジャイル開発
初めてって言っていい大規模なのにさらに初めてのアジャイル開発を取り入れると。なかなかストロングなやり方だなという風には感じはしましたね。
佐川ひもりさんかっこいいなって思ったんですよね。すごい大規模であるということをお聞きしていてその中でまたさらに新しいことをやってみるというすごい挑戦心というかチャレンジ精神が豊かな会社なのかなと思ったんですけど
実際今回リニューアルを行ってみて率直なご感想というか大変なこともあったんじゃないかなと思うんですけれども一旦リニューアルの節目を迎えてどういったご感想をお持ちですか。
そうですね確かに開発をしている最中というのは非常に大変なことも多くあったんですけれどもそれこそすなみさんにいろいろと助けてもらってこういう調整しましょうああいう調整しましょうって助けてもらいながらかつ初めてのアジャイルスクラム開発というところで
自分もプロダクトオーナーとして右も左も分からない状態の中始めたんですけれどもでも徐々に出来上がっていく様が見れる。ウォーターフォールだと全部出来上がって初めてこうなるのかというような感じなのでそこがアジャイル開発していく中で徐々に出来上がっていく様が見えていくというのは何か作っているぞという喜びというのも出てきたかなというところで
なので徐々に徐々にベリーカードというところのサイトがちょっと画面が変わってきた機能がついてきた申し込みまで行けるねみたいなところが見えてきたのはすごくやりがいがあったかなというところですね。
いかがですか。
そうですね。技術的な部分とかでも新しいことに非常に今回の話に取り入れていて。
スナミさんが大きく二つのフェーズに分かれているとおっしゃっていたと思うんですけど、まずフェーズ一つ目の引っ越しの部分に関しても今流行りのクラウドの技術を用いた基盤に今回引っ越しをしていますので。
その技術に携われるというのもすごい、ちょっと自分一年半だけ前職があったんですけど、そちらでは経験できなかったことなので非常に新鮮でトレンドの技術を使えるってすごい良いなという勢いで働いている中でも感じますし。
二つ目のフェーズの方ですね。そちらでもやはり今まで自分では全然使っていなかったような技術、ツールであったりとかそういったものもいろいろ駆使しながら日々業務に与えているので楽しみながら今回のプロジェクトに参画できています。
はい。今のお話をお聞きするとすごく嬉しくないですか?私が言うのおかしいんですけど。
そうですね。前向きに取り組んでいただけていたというか、みんなわからないことにもかかわらず挑戦をしてくれたので、そこは良かったかなというところは思っています。
すごいですね。すごい先入観かもしれないんですけど、すごい前のめりに新しいことに挑戦していく3人の皆様みたいなところを拝見していると、すごい会社の社風もそういう新しいことにチャレンジするという感じなんですか?
そうですね。もともとがベンチャーな会社であったので、グループに参画したのも17年と比較的新しい方。グループの中の全体としては新しい方なんですけど、ベンチャー機質がまだマインドとしては残っているのかなという。
まずやってみようみたいなところに当たっていて、まずやってみようというのがおそらくなんですけれども、アジャイル開発に向いていたのかなというふうには思いますね。
そうですよね。実際にすなみさん、佐川ひふもりさんとご一緒にプロジェクトをされてどうでしたか?
今回アジャイルでスクラム形式でプロジェクトを進めていくにあたって、基本的にそれぞれ役割としてロールがあると思うんですけれども、なかなか文化を受け入れてもらうために、
結構同じ目線、同じ土俵に立ってとにかく良いサイクルを回していくというか、そこのフラットな目線で進めていくのが重要なんですけれども、そこに至るまでのスピード感というところが結構早かったのかなと思っていて、
そこは結構今回、ひとえに電報サービスの個人向けのサイトといっても、営業の方がいたりとかカスタマーセンターの方がいたりとか、ステークホルダーがすごい多いプロジェクトではあるんですが、
それをPOがひとまとめにするって結構大変なんですが、そこを小橋さんの方がPOとして決めてくれるというか、もうこれでいきましょうというようなところを、その意思決定までのスピード感みたいなところは、
ある種意思を持って決めてくれているところが、こっちもやりやすかったところもありますし、そういうところも同じ目線というか、同じ開発スピードになるための良いサイクルとして良かったなというか、だからそういう方の下で働いている方は優秀だなと思います。
スクラムマスターの資格取得
そばよいですね。
なんかちょっと私小耳に挟んだだけかもしれないんですけど、POの資格を取りに行かれたとお聞きしたんですけど。
POというかスクラムマスターです。
スクラムマスターの方の資格を。
ちょうど昨日火曜日水曜日ですか。行ってきました。
ちょうど?
ちょうどです。
なるほど。じゃあシステムのリニューアルを終えてから行ってきたんですか。
そうですね。ちょっとPOとして活動はしていたんですけど、やっぱりスクラムマスターも面白そうというか、津波さん見てて面白そうだなとか。
津波さん見てて面白そう。
角崎さんも見てて。角崎さんはすごく前向きにやられていたので、あんだけ楽しくやれるといいなと思いながらスクラムマスターをちょっと取ってみようかなとかって思って。
いい刺激になったみたいですごく嬉しいですね。本当にありがとうございます。
はい。ありがとうございます。
じゃあそろそろ大丈夫そうですかね。
はい。あっという間にお時間が来てしまいました。この番組は360度デジタルインテグレーターとしてDX支援を事業展開しているスパイスファクトリー株式会社がお送りしています。
それではまた次回。お楽しみに。
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