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有給は限界まで働いた人が押せる非常ボタンじゃありません。壊れないために、元気なうちから予定入れておくものです。
でも、有給を取るとなった瞬間に旅行を入れたり、たまっていた用事を全部片付けたり、せっかくの夏休みを有意義にしなきゃと思ったりする人は多いと思います。
そして休みが終わった夜にこう思うんですよ。あれ?休んだはずなのに全然休めてないな。
今日は有給を豪華に使う方法ではなく、ちゃんと人生に戻す日にする方法を話します。
先に正直に言うと、僕は会社員として働いて有給を使い込んだ人間ではありません。
新卒で入った会社を2ヶ月で辞めています。しかも退職代行を使いました。
だから、会社員生活を知り尽くした僕が教えます、みたいな話はできないです。
ただ、2ヶ月で辞めたという事実から、今は別のことも考えます。
あの時の選択肢は僕の中で、耐えるか辞めるかの2つに近くなっていました。
もっと手前で相談する、仕事から一度離れて自分の状態を見る、という中間の選択肢を持てていなかった。
もちろん、有給を1日取れば全て解決したとは思いません。
職場との相性や仕事そのものの問題もあります。
でも、限界になるまで自分の状態を確認しない働き方は、辞めるかどうか以前にかなり危うかったと思います。
だから僕は今、休みをもう動けない人が取るものではなく、選択肢が2つになる前に自分を取り戻すものとして考えています。
ただ、その後に会社を作って人と働く側になって仕事を頑張りすぎる人も、休むごとに罪悪感を持つ人も見てきました。
そこで気づいたのは、休むのが下手な人ほど、休みの日にまで成果を求めてしまうことです。
有給を取ったんだから旅行へ行こう。平日にしかできない手続きを全部終わらせよう。
読みたかった本も読もう。運動もしよう。部屋も片付けよう。
これ全部やったら普通に仕事なんですよ。会社の仕事が自分で決めたタスクに置き換わっただけです。
僕は有給には3つの使い方があると思っています。
1つは、回復する日。ぼーっとする。体を整える。人に会わない。何も生み出さない。
この日は夕方になって、今日何もできなかった。思わないことが一番大事です。
何もしなかったのではなく、回復するという予定を完了しています。
もう1つは、人生を進める日。病院へ行く。役所の手続きをする。家族と過ごす。
普段は仕事の後ろへ追いやってることを1つだけ前へ進める。
ポイントは、1日で全部終わらせないことです。病院へ行く日なら、病院へ行けた時点で成功。
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そこへ、会社と銀行と買い物と大掃除まで達した瞬間、有給はタスク消化大会になります。
そして、一番価値があるのに多くの人が怖がるのが、空白の日です。起きる時間だけ決めて、その後は決めない。
出かけたくなったら出かける。眠ければ寝る。何も浮かばなければ何もしない。
予定がないと不安になるのは、普段ずっと外側から次の行動を決められているからです。通知が来たから返す。会議があるから話す。締め切りがあるから作る。
空白の日は、自分が本当は何をしたいのかを取り戻す日でもあります。
このままで聞いて、忙しい職場で自分だけ先に休んだら周りに迷惑をかけると思う人もいるはずです。その感覚は無視できません。
自分が休めば、誰かが代わりに対応する仕事もあります。
だからこそ、限界になって突然倒れる前に、休みを先に決めて引き継ぎを小さくしておく方がいいと思います。
一週間前に、休む日に止まる仕事を一つ洗い出す。
前日までに、誰が見ても分かる産業のメモを残す。
復帰した朝に、最初にやる仕事を一つだけ決めておく。
この準備があると、休みの最中に、「あれは大丈夫かな?」と頭の中で出勤し続ける時間も減らせます。
休む人の責任は、休まないことではありません。
休んでも、仕事が壊れにくい状態を作ることです。
そして、同僚が休むときにも、同じように受け取れるチームにしておくことです。
もう一つ、予定のない有休は、もったいないと感じる人もいると思います。
でも、予定がないことと、計がないことは違います。
空白日は、何も考えずに一日スマホを見続ける日ではありません。
成果を出さないと決める。
数値を切る。
会う人を増やさない。
用事を入れるなら、一つまでにする。
何もしないためにも、実は少しだけ計が要ります。
例えば僕なら、前日の夜に通知を止めて、起きる時間だけ決めます。
朝になって、散歩したければ歩くし、眠たければもう一度寝る。
午後になって、何かやりたくなったら、その時に一つ選ぶ。
休みを有効活用できたか、ではなく、自分で次の行動を選べたかで一日を見るんです。
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休みの日まで、情報探し回るのではなく、学ぶ場所を一つに決めるために使ってください。
そして、学ぶ日にすると決めたとしても、一日で全部を理解しようとしないでください。
動画を一つ見る、メモを一つ残す、投稿案を一つ作る、ここで終わっていいです。
休みの日へ、新しい焦りを持ち込んだら、会社のタスクが副業のタスクへ入れ替わっただけになります。
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選択肢を増やす学びが、今の自分を追い込む材料になったら本末転倒です。
有給の一日は、人生を一気に変える日ではなく、自分の主導権を少しだけ取り戻す日だと思ってください。
有給の前日に決めることも3つで十分です。
この日は回復、人生、空白のどれにするか、仕事の通知をいつまで切るか、復帰した朝に最初に何をするか。
ここまで決めたら、当日の自分へ細かい指示を出さないでください。
予定通り休めたか、充実していたか、SNSへ載せられる一日だったかを採点し始めると、
また成果の側へ戻ります。
休みの価値は、誰かに説明できる出来事があったかではなく、
次の日に自分の感覚で仕事へ戻れたかで見ればいいと思います。
ここで一番伝えたいのは、有給を疲れた後の治療にしないことです。
本当に限界まで行った人は、一日休んだだけでは戻りません。
しかも疲れている時ほど、自分がどれだけ疲れているかを正確に判断できなくなります。
だから、最近ちょっと余裕がなくなったなと思った時点で、先に休みを入れる。
休む理由ができてから取るのではなく、休みがあるから無理をしなくて済む状態を作る。
有給の使い方で、その人の仕事への姿勢まで変わると思っています。
ちゃんと休める人は、仕事の自分の集中力が有限だと知っています。
有限だと分かっているから、本当に大切な場面へ力を残せます。
反対に、いつも全力でいようとする人は、肝心な時に力が残っていません。
ゲームで言えば、ボス戦の直前まで雑魚的な必殺技を使い続けている状態です。
頑張れることと頑張り続けることは違います。
有給は仕事から逃げる日ではありません。
長く働き、長く人生を続けるために、自分のHPを戻す日です。
休む理由は、休む日が来た時に考えれば大丈夫です。
来月のカレンダーを開いてください。
回復する日、人生を一つ進める日、何も決めない日のどれかを一日だけ先に入れてください。