1. その感動、言語化するまで発酵中。
  2. #11『私の息子が異世界転生し..
2023-01-26 30:59

#11『私の息子が異世界転生したっぽい フルver.』のマンガの凄さを語る

#マンガ #おすすめマンガ #私の息子が異世界転生したっぽいフルver
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サマリー

彼の息子が異世界転生したっぽいについてのフルバージョンのマンガの凄さを話します。このマンガは、原作自体のテーマやストーリーの展開、構成、漫画家との協力による面白さ、キャラクターの魅力や視点の深さが、読者を引き付ける要素となっています。

脚本と原作テーマの面白さ
なんと、これは1年と4ヶ月ぶりぐらいの収録になるんですけども、なんか久しぶりに、感動したものとかについて話そうかなと思います。
今日はね、私の息子が異世界転生したっぽいについてですね、ちょっとタイトルだけ気になったから一瞬止めて確認しましたけど、
という漫画があって、そのフルバージョンの方について主に話したいなと思います。
もちろんね、これまでもいくつか気になる漫画とか、別に他は映画とかあるんだけど、また改めてちょっと分解しようかなと思うし、
分解の軸はそれぞれ毎回ちょっと違うとは思うんだけど、今回は本当に漫画としての面白さをちょっと分かる限り読み解きたいなというふうに。
思っています。
で、そうね、ネタバレが入るかもしれないんです。そんなに強いネタバレはしないと思うんだけど、
終わりがとかなんか話すかもしれないので、気になる人は事前に私の息子が異世界転生したっぽいのフルバージョンっていう5巻ある漫画を読んでください。
わざわざフルバージョンとか言っているのは、原作者の方が1冊でフルバージョンとかついてないバージョンの漫画っていうのを出してて、
それをそれで本当に最初作った原作で、その後、これ門川から出てるんだけど、小学館からミックスピリッツでね、連載で漫画家さんが入って、
ストーリーとかも少し肉付けというか変更も入ったバージョンっていうのがフルバージョンっていう形で出版されてます。
もちろん電子書籍も出てるんで、手に取ることは容易かなという感じですね。
もう1年以上経ってるんで、前どんな感じでやってたかっていうのもあんまうっすらとしか覚えてないんだけど、
今日もっていうのかな、3つポイントを分けてそうかなと思ってます。
3つって分けたかるのは病のようだけども、まあまあいいかなと思って。
この漫画の面白さ、面白いんだけど、面白さを作ってるものの要素で3つはあるなっていうのが、
1つは脚本というか原作自体のテーマとか、剪定だったりとかの面白さっていうのが1つと、
2つ目が構成、漫画家とか編集が入ったことによる面白さっていうのがあって、
3つ目が、ちょっと待ってね。
なんかちょっと目も見ながらタドタドしくなるけど、3つ目が深さの作り方っていうのかな。
が巧みだなっていうので、キャラクターとかね、視点っていうものの取り方がいいなっていうところかな。
繰り返すと、自分で思い出すと、1つがテーマ自体性について、原作のテーマ自体性というところと、
あと2番目が構成の巧みさっていうところと、3番目が視点の深さっていうところにあるかなっていう。
思ったっていうことだね。
これから1つずつ話して、ちょっと振り返ってまた思ったことを話すっていう構成でいこうと思うけど、
テーマ自体性でいうとね、タイトルにも入っている通り、異世界物って、僕は好きなんだけど、
ラノベーの中では特にここ数年流行っている、主人公が現実の世界で死んじゃったりして、異世界転生しましたっていうね、
そういう物語で、今すごいブームになって、むしろいろんな王道じゃなくて、いろんなパターンの話っていうのが出てるところだから、
ついつい異世界ってどうこうとか、私の息子がっていうから、お母さんが転生して息子を探すみたいな、そういう系の話なのかなってつい思うんだけど、
なんか完全にリアルな話なんだよね。
ここは最初のあらすじとかもあるんで、ある程度そこまで気にする方は本当にもうこれ以上は絶対進まずに、まず最初漫画読んでくださいっていう感じなんだけど、
冒頭でね、息子を亡くした母親っていうのが出てきて、
それで主人公は、息子を亡くした母親の高校の頃の同級生なんだけど、ほぼ付き合いがない陰キャの東京に出てる人で、
地元でそのお母さんは、いわゆるギャルみたいな感じで陽キャなグループにいて、
そのグループ内で結婚して子供を産んでみたいな感じで接点もなかった人なんだけど、
そこに訪ねてきて、異世界も詳しいよね、転生したいんだけど、みたいなところから始まる。
その先リアルの中で話は展開していくんだけども、
もちろんキャッチーな異世界転生っていうテーマが出てくるところもあるんだけども、
ただ扱ってるのはすごい普遍的な子供への愛情だったりとか、
あとは陰キャの主人公の成長の物語だったりとか、
それに挑戦して成長していくっていうようなところとか、
人との付き合いとかでも誤解というか、
人の付き合いっていうのは100%同調みたいなことってないんだけども、
そのすれ違いだとか、そういった本当に普遍的な人間のテーマを扱いつつ、
舞台として世界転生っていうものが絡んで、そこはそこできっちりと作り込んでて、
多分ね、本人とか作り手の方も、それはそれで関心があるとか楽しいっていう思ってる人なんだなっていう感じなんだけど、
そこのテーマが、もちろんメジャーに連作してるからっていうのはあるけども、
すごくニッチなところじゃなくて、王道のテーマを扱いつつ舞台の中で変わったスパイスっていうのが効いていて、
かつね、今はどうしても特にコロナでのオンラインに移っていく職場とか、
僕自身はそれをすごく感じやすい環境にはいるけども、すごく分断された感じとか相互理解っていうところに課題っていうよりも、
僕自身の古さっていうのはあるけども、昭和的なというか、もはや時代は2つも変わったんだよね。
昭和的な少し人情とか、そういうものが人付き合っていいよねっていう枠組みの中で、
物理的にも今離れていて、分断みたいなものが起こっている。世界も言ってみれば分断が進んでいるように感じるところで、
一体自分はどうしたらいいんだろうみたいな悩みとか傷をみんな抱えていると思うんだよね。
そこをすごくキャッチーな息子を亡くした母親が異世界転生を目指すみたいなテーマから入りながら、
その過程でやっぱりすれ違いっていうのが起きているっていう何かをやろうとしたときに、
そこにもまた理解っていうのがなかなか生まれずに傷ついていくっていう、孤独を感じるっていうところが、
すごく誰にでもある傷っていうのを思い起こさせるというか通じていて、そこがすごく時代を捉えているなみたいなことを思うんだよね。
たぶん原作の方の感性とか、あと即時性というか、文章のスタイルとか、原作なんで念のために書いてるんだけど、
視点の鋭さっていうのかな、センスの良さみたいなのがあるよなっていう風に感じたところがある。
もちろんね、僕自身は、そういう意味だったらビッグスピリッツっていう雑誌のターゲットの読者だし、
その中でも漫画読むからっていうのもあるかもしれないし、僕自身も何か言ってみればいいんちゃなカテゴリーに属して、
何のべて異世界転生物好きとか、すごくテーマに合致してる人ではあるけども、
一方で親でね、子供への愛情とか、もしも失ったことがあった場合とかを考えると、
なかなか耐えきれないような思いっていうのはあるよなって心もあって、すごく入り込みやすい設定なのはあるけども、
とはいえテーマの選定、時代性っていうのが合ってるよなっていう風に思うのが一つね。
これ、前の話してるスピードと全然違くゆっくりだけど、ちょっとスピードアップはしていこうと思います。
構成とストーリーラインの巧みさ
2つ目は構成だね。
これはちょうど原作バージョンとフルバージョン2種類出ていて、原作の人っていうのがどういう構成で最初考えていて、
もちろん時間が経って読み返すからこそ良くなったっていうブラッシュアップもあると思うけど、
割と多分これは編集の目とか、あと漫画家さんと一緒に話してやることありますとか書いてあるんで、
漫画家さんの構成力っていうのが出てるんだなって思うんだけど、
一つはストーリーがね、すごく綺麗め良くなっているんだよね。
あと物語がすごいわかりやすくなっていて、
僕は別のノートとかでも書いてたけども、
すごくいわゆるヒーローズジャーニーみたいな、ハリウッドとかで使ってるストーリーライン、
最初にどうしても日常からは旅立たないといけなくなって、スターウォーズとかそれこそそうなんだけど、
その先細かい試練とか妨害みたいなものにあいながら、
新しい力とか自分の中にあった力っていうのに目覚めみたいな出会いがあって、
少しだから成長したりとかがあって、
大きな障害っていうのが目の前に立ちはだかって、それを乗り越えて、
元の自分、元いたところに物語とか成長を持ち帰るっていう物語だね。
もちろん物理的に何か変わるっていうこともあるんだけども、
肝は神話の研究とかしたところから変わるんだけど、
いろいろ宝物とかも手に入れてることもあるかもしれないけど、
一番肝なのは経験とかそういうことをして、
結果として自分が何か変わるとか、
それも自分の能力が変わるというよりも自分の見方が変わるっていうので終わると。
やっぱりその過程が僕は完結した間の発行で読んだっていう感じなんで、
最後まで見通せたのはあるけども、すごく一巻目でね、
フルバージョンの方だと一巻目の方で最初に旅立たなきゃいけないんです。
突然訪ねてきて異世界転生しなきゃいけないって言われて、
その後やりつつ話が進んできて、
小さい障害とかその次に出てくる障害っていうのが匂わせて、
2巻目、3巻目と立ちはだかるものとかがつきつつ、
息子を亡くした母親が持っている最大の試練っていうところに当たっていくっていう風に進んでいて、
間の切れ目っていうのもあれも毎週やってて1巻で何話か進むんだけど、
ちょうど1巻、2巻ぐらいのところは結構きっちり作ってあって、
もうね、巻の終わりの引きで次の展開っていうのが出てきたりとか、
かなり綿密に構成された形になっているよね。
で、その漫画家さんの力量もあるよなって思うのは、
漫画ってやっぱりストーリーをどうやって小回りして、要は場面を切り取って、
それをできるだけ少なく情報量を少なめにしつつ、
でも感情の動きをきっちり伝えるかっていうところだと思うんだよね。
そこがすごく場面の切り取りとか、
個人的な感想としてはちょっと比較的丁寧にはコマを拾う感じはあるけども、
でもすごくスムーズに読めて、スムーズに物語、キャラクターの感情に入力できるし、
構成だったりとか、あるいはそこに少し加えられたちょっとしたシーンだったりとか、
場合によっては原作者にフィードバックがいて、エピソードが加えられたりとか、
そういうことによって物凄く物語として完成度が上がっていて、
これが原作のものが出ていて見比べられるが故に、より変わった面白さを感じられるけど、
僕もフルバージョンだと原作版読んで、原作版も5冊ぐらいあるのかなと思ったら、
全然1冊でコンパクトにまとまっていて、
でももちろん話の大きなストーリーラインというのがあるんだけど、
何かそこに加えられたり、あと習慣ゆえの順調とかも感じたりはするけど、
フルバージョンは物凄くデザインというのかな、構成が整理された感じだなというふうには思う。
なんか余計なエピソードとかね、
エピソードにやっぱりキャラクターごとのノーターみたいなのもあって、
キャラクターと視点の深さ
メインの2人、お母さんのキャラクターと、主人公の陰キャの人のキャラクターと、
それを組み合わせる人っていうのでも、主人公の親とか、
あるいはお母さんの方の旦那だったりとか、友達グループだったりとかっていうのが出てきて、
そこはそこで深掘りすると話は膨らむんだけど、
ストーリーラインがわかんなくなるんだよね。
そこの辺は抑えつつも、とはいえキャラクターがちゃんと立って物語が動くように少し描かれたり、
過去のことが描かれたりとか、
すごく後から手が入って物語をきっちり進めた感っていうのが感じられて、
そこがまたグッと集中できるところかなっていう風に思ったかな。
3つ目が最後に、キャラクターの関連性とか、
リアルとある程度の異世界っていうものとの複線っていうの、複雑さっていうのかな。
深さがやっぱり巧みだなっていうのは、最初は主人公視点なんだよね。
途中で話が深みになるときにお母さん視点に移ったりとか、
一瞬周りの人に移ったりとかもあるのかな。旦那さん視点とかもあるけどね。
その視点がね、サブストーリーっていうのが進んでいくところもあったり、
ストーリーラインもね、その旅が一つじゃなくて、
もともとは息子を亡くした母親のメインで扱われているタイトルにもなっている物語がありつつ、
サブストーリーで主人公自体の成長の物語っていうのも出てくるし、
あるいは周りの取り巻く母親のほうの友達の成長の物語も出てくるし、
物語の構成と絵の良さ
その絡みっていうのがまたいいなっていうのと、
あとはそのテーマがね、
テーマが異世界転生っていうテーマを扱ってるんだよね。
言ってみればなんかこれって王道のラインから見ると結構スパイスみたいな感じで舞台設定なんだよね。
だから異世界転生ってチャッチで出てるけど、
入り口で喚起したら全然強めても弱めてもいいっていう感じ。
途中はあんまり出てこないんだけど、
たまにスパイスとしてそれでもやっぱりそういう転生のことが出てくるんだけど、
そうするとちょっと余計なものにもなってきちゃうところなんだが、
なんかこうちょうどねその異世界転生が持っている、あるいは異世界転生っていうのに惹かれる人が持ってる心情として、
なんかね、多分僕ともそうだけど現実逃避感みたいなのがあるよね。
ラノベとか小説自体にもそういうもの、そういう感覚っていうのは一つあるのかもしれないけども、
小説、娯楽小説というかな。
なんかそういう目の前のところから少し目を逸らしたいとか、
あるいは目の前の世界でできてないこととか悩みを抱えているときに、
異世界転生っていうのはなんかね、知ってる人も知らない人もいると思うし、
深みについてってどこまでっていうのはあるけども、
言ってみればなんかこう別の世界でリセットして、
かつなんかこうね、チートとか言うけども、
なんか特別な能力とかついて、
自分はすごく有利にその世界で生きることができるっていう、
感じのたてつけっていうのが、
割とベースになるストーリーと思うんだけど、
なんかそういう願いみたいなね、
僕らの、僕の世代だとね、ゲームが流行ってリセットっていう概念が流行ったときにすごくリセットしたいなって、
なんか感覚ってあったと思うし、
あるいはアニメの中でね、
これも異世界転生ものからっていうのはあるけども、
アニメに限らずか、
なんかその当時ちょっと前はタイムリープみたいなものも流行ったけど、
なんかこうね、人が持ってる根源的な、
もっと上手くやりたいとか、
そういう欲かもしれないし願いみたいなものがあって、
そのスパイスがちょうどなかなか壁に当たってうまくいかない、
あるいは壁を乗り越えようとするときに、
少し絡んでくるっていうので、
すごく全体的に関係ないものっていうのはないけども、
織り込まれているような、
いろんな線が織り込まれているような、
そういう深さを感じるところにすごく面白さを感じるかな。
ものすごい完成度が高いっていう感想になる。
そういう意味だと、
最後サブとしたけど、絵もいいんですよね。
シンプルな線で、なんかしっかり描いてて、
パースっていうのかな、バランス。
なんか人物がちゃんと描けてて、
背景も、
授業紙にきっちり載ってるからってあるんだろうけど、
背景もすごくちゃんと描かれていて、
個人的な見方にはなっちゃうけど、
あんまり色はないっていうかね、
すごく頭に入ってきやすい。
もちろんキャラクターごとの表情とか、
そういうところに個性はあるんだけど、絵としては。
ただ全体としてすごくリアルな物語を読みやすい絵になっていて、
キャラクターと背景とかの、
その線の密度みたいなところが、
なんか割と近くて、
キャラクターだけによる感じでもないし、
ちゃんとそこの紙の中というか、
画面の中というかにリアルな世界を感じつつ読めて、
すごく没入感が高い漫画だったな。
でも実際僕はちょっとね、
移動する電車の中でずっと読んでたんだけど、
結局最初1巻目はね、1巻無料だから、
ちょっと気になるタイトルで、
それこそね、他異世界も好きだったんで、
異世界に転生するお母さんの話を読むのかなと思って読んだら、
全然違くって結構ね、最初は息子の死とかを扱うんで、
テーマもシリアスなんだけども、
なんか気になって結局そのまま息を見して、
その間すごく没入して、
気がついたら移動してたみたいな感じなんだけど、
すごい完成度の高い漫画だなと思って、
そういう意味でせっかくなんで取り上げようと思うし、
逆になんか押し勝つ的なこともしようと思ったし、
なんかこうね、1年以上ぶりに、
そういう意味だとこういう見返すようなこともした感じ。
ちょっと今日は、いつもの構成だと、
確か以前までは10分か15分くらい喋って、
もう一度振り返ってまた10分か15分って深掘りしていくんだけども、
ちょっと割とこれは事前に3点くらいあるかなと思いつつ、
まとめた話でした。
じゃあ何か繰り返すと、
私の息子が異世界転生したっぽいフルバージョンがね、
そういう意味ではテーマに時代性があって、
すごく物語としての構成に優れた、考えられたというか、
しっかり整理された物語の構成で、
キャラとかあるいはテーマとかの工作っていうのかな、
ストーリーの工作っていうのが、
すごくそれぞれが無駄がない関連性を持ちながら、
ちゃんと絡み合ってて深さを持ってて、
かつ絵もすごくリアルに没入しやすい良い漫画なのかなと思って、
すごく良い作品を読んだなっていう風に思いました。
というわけで、ぜひここまで聞いて読んでない人もなかなかいないと思いますが、
もし興味を持つ人がいたらもちろん読んでください。
めちゃめちゃそういう意味だとよくできてて物語としても、
ドラマとかすぐに目に浮かぶ感じもあるんで、
周りにもすべてお視覚してくれればという風に思うという感じで、
僕自身もすごく心動かされて、こうやって何か作るっていうことをしたっていう、
そんな感動も伝わればいいなという風に思います。
というわけで久しぶりの感動について語るっていう回でした。
またこれまであったもの、出会ったものとかも含めて収録はしようと思うので、
次また何か出たらTwitter等で告知するので、興味があれば見てください。
それではありがとうございました。
30:59

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